先日の早朝、都内某駅の男子トイレの個室に入り、和式便器を跨いだところで、正面の間仕切りに紐のように細長く丸まったトイレットペーパーが何本かぶら下がっているのを発見した。
覗き穴だ。合計7〜8個くらい、3段階の高さでそれぞれ2〜3個ずつ開けられていた。
一番下は、便器内の様子を、真ん中は、屈んでいる時の顔と立ち上がった時の陰部の様子を、一番上は、屈んでいる全体像を覗くためであろう。
一番上は、間仕切りの向こう側の洋式の個室からこちらを見下ろすように斜めに間仕切りの板をくりぬいてある。実に芸が細かい。
洋式の個室に人は居なかった。
もし人が居て、穴を塞ぐペーパーが全然ない状態で、屈んでから覗き穴の存在に気付いたのでは塞ぎきれないのは間違いない。
自分としては、排泄行為自体は皆似たような姿になるだろうし、陰部だって健康ランドや銭湯、温泉の浴場でさらすのと同じようなものと考えられなくもない、と思う。
ただ、好んで穿いている白ブリーフ(BVDセミビキニ)の上げ下げを目撃されるのは、自分の隠れた嗜好を暴かれるようで、これは恥ずかしいなと思った。