しかし、ラミレス監督は「確かにミゲル・カブレラは素晴らしい選手だが、彼はMLBで
1年を通して戦うためにキャンプで調整をしている。現役時代の自分もそうだったが
シーズンの初めに決してピークには持ってこない。WBCを戦う3月時点でのミゲル・カブレラの
完成度はおそらく40%。日本の投手が80%の仕上がりなら十分に抑えられる」と母国を
“辛口分析”した。
実際にベネズエラは毎回、スター選手を揃えながらWBCでは09年の3位が最高
(13年の前回大会は1次ラウンド敗退)。ただ、日本は世界が注目する二刀流・大谷翔平投手
(22=日本ハム)の不参加が決まり、下馬評は低い。それでもラミレス監督は「メジャー組や
大谷が出ないものの日本の投手力は素晴らしい」と指摘。投手陣が最少失点で抑え、筒香嘉智外野手
(25=DeNA)、山田哲人内野手(24=ヤクルト)らの打棒が爆発すればベネズエラはもちろん
米国、ドミニカ共和国も退けられるという。
ラミレス監督の予想が的中することを願いたいが…。