「鉄は熱いうちに打て」
与謝野 昌子(主婦 46歳 東京都)
鉄は叩けば叩くほど、丈夫になる。男は厳しくすればするほど有能な兵士になる。
花は愛でれば愛でるほど、美しくなる。女性は大切にすればするほど優しくなる。
今の若い男たちは、「女男平等」や「ジェンダーフリー」などといった美辞麗句に踊らされて、本来の男としての責務を忘れていないだろうか。
男が自ら進んで女性の為に死ぬことのできない社会は不幸である。
世界の歴史を見て欲しい。男が女性の為に死ねない時代の男たちの目は輝いていただろうか。
男は女性のように大事にされて、人との触れ合いや身の回りの幸せを感じて安楽に過ごすことが生きる目的ではない。
男は女性に安楽を提供する為に、死ぬまで働き続けるのが役目であった筈である。
いまこそ終身婚役制度を導入して、成人男子に女性を扶養させるべきである。これこそ少子高齢化、不況問題、ニート問題、失業問題を解決する、まさに理想的な手段ではないだろうか。
職に就かない、職を選り好みする贅沢な男たちをきつい、汚い、危険な労働につかせ、さらに家事全般の義務も負わせ、女性は働きに出る必要も無く、家事で疲弊することも無く、友人たちとの付き合いや、趣味や自分磨きに勤しむのである。
こうしてこそ、男たちは女性に対する慈しみの感情を呼び起こすことができるのではなかろうか。
その為には、男児を幼い頃から厳しく躾け育てるべきである。体罰も躊躇することはない。寧ろ、率先して痛みを与えることで、将来の過酷な労働に慣れさせる育児を推奨する。
我が家でも、就職を目前に控えた息子を、毎日のように鞭で打って鍛えている。
こうして、男たちは本来の自分の責務を自然と身に付けてゆくのだ。
鉄は熱いうちに打つべきだ。