「おにい、勃ってるん?」
「いいや、今は」
その妹の質問にどういう意味・意義があるのかは不明である。
精神的な牽制の意味はあるのかもしれない。
おにいなんていう呼び方も初めて聞いた。
何か設定入っているのだろうか。
やはりここは正攻法、ブラウンのタンクトップをゆっくりとめくり上げてみる。
さすがにちょっと怯えがあるのか腹筋に力がこもっていて少し割れている。
どうやらうちの血筋は腹筋が割れやすい家系のようだ(母親は知らんが)。
右胸の上に薄いアザがあるだけで、まさに透き通るような肌の白さとキメ、
そして乳房の形、全体のプロポーション、どれをとっても自分の歴代の彼女では
足元にも及ばないものだった。
「きれいだな」
「いや、恥ずかしい」
いつの間にか妹はクッションを少し上に上げていて鼻と口は晒されていた。
さすがに息苦しかったのだろう。
その様がまた妙に色っぽいけれども、実は妹はまだ高3だった。
春からは専門学校へ通うことが決まっている。
兄としては正直悔しい気持ちもあるのだが、彼氏がいることも知っている。
「ここで彼氏とエッチしただろ?」
言い終わるか終わらないかのタイミングで妹の乳首を口に含んだ。
さすがにピンクとは言えないが赤みが強く乳輪も絶妙な面積だった。
「ん、あ、え、・・・ちょっとぉ、舐めてる?」
口が塞がっていてその質問に答えることはできない。
同時にもう一方の乳房を揉みしだいた。
「やったんだろ、彼氏とここで?」
左揉み、右吸いから右揉み、左吸いに変える瞬間に訊いた。
妹は顔からクッションをどけていて、首を少し上げていた。
目が合った。
かまをかけたわけではなく、実のところその情報ありきで行動に移した次第なのだ。