この見詰め上げる仕種がクセ者で、何か反論言ったなら、手に負えなくなる女の武器を遣われる。 この時も早速
「それに最後に一緒に入った日っ覚えてるよね?!」
早速始まった断定調な物言いで、下手に言い方一つ間違えると、此処ぞとばかりに遣り込められてしまう
「中学校入学式前日でお兄ちゃんのおウチだよね?!なかなか眠れなくってお兄ちゃんに腕枕して貰いながら
漸く寝れたと思ったら直ぐ朝で、お兄ちゃん運転で一旦家戻って、三人して中学校行って入学式出たよね?!」
・仕事で先帰ったって言われてた
・その日から毎日家にも、居ないし帰ってない
・実母は、夜昼区別なく忙しいらしいと言う
・それにしては土日となく帰ってないのはおかしい
・義姪なりに調べ回って、騙されていた事に漸く気付いた
・その後は心当たりある所隈無く泣きながら探し回った
・皆一様に口重かったが、 居なくなったのは貴女の為なのよ!と諭された家の人から俺の居場所を教えてくれたが