友人の方に向き直った妻は、静かに抱き締められました。
意外にも、先に口を開いたのは妻の方でした。

「あぁ、なんかこんな風にギュッてされたの、久しぶり…」
『そっか。なかなかいいもんでしょ?』

その後もしばらく無言で抱き合う二人…
不意にヒロが妻に囁きました。

『キスは?』

少し間を開けて、妻は小さく頷いたのです。
私の目の前で、妻は友人と唇を重ねました。
何度か唇を合わせた後、妻は口をこじ開けられ、
友人の舌の侵入を受け入れてしまいました。
二人の息遣いと唾液の絡まる音だけが響きます。

「うっ…う‥うん」
妻は舌を吸われながら、心地よさそうな声を出していました。    つづく