数日して彼女から手紙が届き、先日のデートへの丁重な礼が述べられ、またお会いするのを楽しみにしています、と結ばれていた
デートの別れ際の蕩けるようなキスを思い出し、すぐに電話をかけると、両親が数日旅行に出かけ一人では淋しいので、「良ろしければ遊びにいらっしゃいませんか?」と訊かれた
仕事の都合があるので金曜の夜でも構いませんか?と言うと、「ではご夕食をお作りしてお待ちしています」と彼女はしおらしく言った
大邸宅で可憐な令嬢と二人きりで夕食を共にできることに、俺は期待を膨らませた