少し時間できたので・・・

ごっこ再開から少し経ってのテスト期間中だったと思う。
学校帰り、当時同じ部活でそこそこ好きだったの女子と色々寄り道してたら
最終的に俺の家で一緒に勉強すると言う我慢汁不可避の奇跡の運びになるも
家に入ると既に姉が帰宅していてその上何でかご機嫌斜めってた。
そもそも姉には当時同じクラスに彼氏がいて、テスト期間中は概ね彼氏の部屋でお勉強が恒例、
当然そっちに時間を割き、親が帰る時間まではどうせ家には帰ってこないだろううとたかをくくっていた。
ちょっとヒス状態の姉から色々と用件(覚えの無い)があるからと凄い剣幕で捲し立てられて結局彼女を帰すはめになったが
何となく彼氏と『何かあった感』を感じとり、特に用件の嘘に腹も立てずその理由も聞かず、
項垂れてすごすごと自分の部屋に戻ろうとすると何故か一緒についてきた。
ついムラってごっこを再開したった自分で言うのも何だが、何か例えようのない気持ちの悪さを覚え、正直、
部屋から直ぐに出てって欲しかった。気まずい空気の中、特に何するわけでもなく二人してずっと無言のまま。
自分の部屋に初女子ゲストというせっかくのチャンスを棒に振ってしまい、その上姉のご乱心の対応に腐心し考えを巡らせてた。
すると堰を切ったように姉が制服とスカートをゆっくりと脱ぎそれを持ってそのままウオークインクローゼットのハンガーにかけにいった…
と思ったら、クローゼットの扉を内側から器用に締め、そのまま籠ってしまった。
始めはそのおかしな行動に困惑したが、そこで気が付いた。
それは押し入れ中の出来事を俺に連想させているのではないのかと思い、つい最近の寝たふりの件もあって確信し少しおっきし
すぐさまクローゼットに入った。
姉は扉を締め切りたかった様だが思いのほかクローゼット内が寒いので少し半開きにした。
やや薄暗い中で長袖の黒のカットソーにタイツの姿でぺたん座りの悪い笑みを浮かべた姉に何だか途轍もなく欲情した。