鍵キャラで801
0001名無しさんだよもん2008/01/04(金) 11:16:38ID:kLHUTSviO
イケメン揃い
0004名無しさんだよもん2008/01/04(金) 11:42:54ID:u3FQghmV0
CLANNADなんて作中に801ENDあるしな。
岡崎って一度決めたら相手が誰であれ、とことん尽くすなぁ。
春原もプラグで開発されて、男の中の女の部分が目覚めてくれると嬉しいな。
0007名無しさんだよもん2008/01/04(金) 16:44:50ID:AC0Le9gr0
久弥×だーまえ
「ジュンってさ、俺が居ないと駄目だよね。これからはデパスなんて使わずとも、
すぐに寝入っちまうくらいクタクタにさせてやるよ」
0008名無しさんだよもん2008/01/04(金) 17:20:43ID:wenWTrWFO
すでに801板に鍵スレ立ってるぞ
まぁ、こっちは男視点のホモネタ用に使うならありかもしれん
0010名無しさんだよもん2008/01/04(金) 17:57:47ID:AC0Le9gr0
>>8
801板に男が行くのは、女性専用車両に間違えて乗ったような気まずさを感じる。
0011名無しさんだよもん2008/01/04(金) 18:21:23ID:3NK/4h980
801版に行ってみた。
>>1乙くらいしてみたかったが見えない壁に阻まれて書き込めない
0012名無しさんだよもん2008/01/04(金) 19:11:03ID:z7HNrCa20
エロゲー&ギャルゲーで萌えようスレと鍵キャラで801スレを覗いてみた
…なんか、野郎には会話に入りずれーよ
0014名無しさんだよもん2008/01/04(金) 20:05:07ID:L/2DtXBd0
春原、理樹以外でも萌えられるから腐はすごいな
0021名無しさんだよもん2008/01/05(土) 17:56:28ID:mSCyP4ZsO
>>18
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d294731.jpg
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d294732.jpg
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d294734.jpg
0024名無しさんだよもん2008/01/06(日) 13:37:47ID:ye1skgYPO
理樹と恭介は公式スタッフにラブストーリーって言われてるな
岡崎と春原は春原BADで春原が開発されかけてキスされて暗転するな
公式ではこれくらいかな?
0025名無しさんだよもん2008/01/06(日) 21:20:42ID:8BbdrZ1AO
祐介×朋也萌え
0030名無しさんだよもん2008/01/13(日) 22:30:14ID:iYN0l57TO
いやいっそ理樹たん総受けのめくるめく
ハーレム化キボン
0032名無しさんだよもん2008/01/13(日) 23:06:52ID:yHSTdewa0
春原「芽衣に手を出すなっ!やるなら僕をやれよっ!」
0034名無しさんだよもん2008/01/14(月) 19:37:56ID:WzcashOwO
>>30
理樹きゅんは総受けだよな。
男共にぐちょぐちょにされる理樹きゅん…
0035名無しさんだよもん2008/01/16(水) 23:21:16ID:MfdYRhbA0
同じ801輪姦でも
理樹は(主にリトバス男共に)愛でられかわいがられながら仲良くにゃんにゃん
春原は(主にラグビー部とサッカー部に)蔑まれながら鬼畜レイプ
がしっくりくる
他の男共に関しては興味ないからしらん
でも一番の名器はおそらく筋肉
0036名無しさんだよもん2008/01/16(水) 23:31:17ID:NUfGZo0c0
岡崎は無駄に顔がきれいだから無理矢理フェラチオさせたいとは思う
0037名無しさんだよもん2008/01/17(木) 08:25:00ID:tKM/zrXB0
前に春原BADネタで鬼畜岡崎×春原見たな
春原はおもいきり犯したいタイプ
0038名無しさんだよもん2008/01/17(木) 15:08:28ID:00dybu9d0
春原は「変態」「淫乱」とか言われながらサッカー部に犯されて欲しい
0039名無しさんだよもん2008/01/17(木) 15:49:11ID:iAxr6HHk0
おっとこの流れは高槻先生の出番だな?
いっそのこと理樹もまとめて高槻×理樹・春原3Pで
しかし春原はこっち系でもこういう扱いかよ……分かるけどな
0040名無しさんだよもん2008/01/17(木) 15:57:42ID:dwIeBXXNO
高槻は男でもイケるのか?
春原はもっとやれって思うが理樹きゅんは可哀想だ
0042名無しさんだよもん2008/01/17(木) 18:03:01ID:W6uJWSEN0
恭介×理樹本が欲しい
出してる神はいないんだろか
0043名無しさんだよもん2008/01/17(木) 22:30:24ID:3EjNIdW10
>>42
ちょっと探したけど女性向けならサイトは結構あるみたいだな
本はわからん
0044名無しさんだよもん2008/01/18(金) 01:49:37ID:iBv5NeuH0
リトバス801本はこれから増えるんじゃね?
地道に女性向けチェックしとけば見つかるかもな
しかし男の理樹好きで恭介×理樹好きとかはいそうな雰囲気だけど
男の春原好きで岡崎×春原が好きだって奴はほぼいないよな
春原スレ見ててもラグビー部とかサッカー部にまわされろとか
俺(モブ)じゃなきゃ嫌だ岡崎は嫌だって奴ばっか
かくいう俺もナシではないがマグロ漁船に叩き込まれる春原とかの方が断然見たいんだけど
0045名無しさんだよもん2008/01/18(金) 02:07:02ID:qMRtW1Jp0
むしろ岡崎をそういうシチュにほおリこみたいけどな
刑務所でもいいけど
0046名無しさんだよもん2008/01/18(金) 02:14:08ID:hJ3S2fKXO
春原の相手が岡崎なのは別に構わないが
エロメインのヒロインの同人誌のように単なるチンコ役に徹して欲しい
0048名無しさんだよもん2008/01/18(金) 04:44:05ID:sKU8GRLHO
あげとく
0049名無しさんだよもん2008/01/18(金) 09:43:21ID:L65j2fY90
リトバスの801本はオンリーで三つほどあった
理樹本はもっとあったと思う
春原の801本はアニメがあるし増える可能性ゼロではないけど
そんなにないだろうな…
0050名無しさんだよもん2008/01/18(金) 12:37:27ID:hJ3S2fKXO
春原の801は求める方向性が男と女で違うから単純に801本が増えてもな…
0052名無しさんだよもん2008/01/18(金) 14:29:02ID:L65j2fY90
>>44みたいなのが男の意見
女なら岡崎×春原萌えに行くだろうって事じゃないか?
まあ俺はどっちでもいいから春原陵辱本が欲しい
0053名無しさんだよもん2008/01/18(金) 14:29:17ID:hJ3S2fKXO
>>51
女→岡崎×春原とか春原×岡崎とか
男→俺×春原、岡崎はすっこんでろ

全員が全員そうだとは言わないが、こんな傾向が強い
ラグビー部orサッカー部×春原なら案外どっちでも楽しめるかもな
0054 ◆3HZkTdIfMA 2008/01/18(金) 21:00:51ID:WWA0kAVF0
   ___l___   /、`二//-‐''"´::l|::l       l! ';!u ';/:::l ', ';::::::l ';:::::i:::::
   ノ l Jヽ   レ/::/ /:イ:\/l:l l::l   u   !. l / ';:::l ', ';:::::l. ';::::l:::::
    ノヌ     レ  /:l l:::::lヽ|l l:l し      !/  ';:l,、-‐、::::l ';::::l::::
    / ヽ、_      /::l l:::::l  l\l      ヽ-'  / ';!-ー 、';::ト、';::::l:::
   ム ヒ       /::::l/l::::lニ‐-、``        / /;;;;;;;;;;;;;ヽ!   i::::l:::
   月 ヒ      /i::/  l::l;;;;;ヽ \             i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l   l::l:::
   ノ l ヽヽノ    /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;',               ';;;;;;;;;;;;;;;;;ノ    l:l::
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   __|_ ヽヽ   /イ//l::l ヽ、;;;;;;;ノ....      し   :::::::::::::::::::::ヽ /!リ l
    | ー      /::::l';!::::::::::::::::::::  u               ', i ノ l
    | ヽー     /イ';::l          ’         し u.  i l  l
     |       /';:';:!,.イ   し    入               l l U
     |      /,、-'´/ し      /  ヽ、   u    し ,' ,'  l
     |        /l し     _,.ノ     `フ"       ,' ,'  ,ィ::/:
     |       /::::::ヽ       ヽ    /     し ,' ,' / l::
     |      /::::::::::::`‐、 し      ',  /    u   ,、-'´  l,、-
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   .・. ・ ・. ・
0056 ◆3HZkTdIfMA 2008/01/18(金) 22:42:44ID:WWA0kAVF0
ごめんなさい言ってみたかっただけです。

ところでどうでもいいんだけど801ってタイトル何か違わね?
801ってのは腐女子の愛する男性の同性愛であって、
男がかわいい男の子で抜くのはもっと違う何かだと思うのです。
0057名無しさんだよもん2008/01/18(金) 23:26:22ID:gWYdNTex0
苦しいながらも○○×○○って単語はでてるから美魚ちんもきっと許してくれるよ
0058名無しさんだよもん2008/01/18(金) 23:27:17ID:GIEZYcBO0
普通にヒロインに萌えていた筈が気づくと理樹に萌えていた
リフレインで確定した

畜生理樹きゅん萌える
0060名無しさんだよもん2008/01/19(土) 03:31:18ID:v8wyb5j/O
男でも抜ける鍵の男キャラと言えば理樹と春原がツートップ
でもファン層はかなり違う感じだよな
0062名無しさんだよもん2008/01/20(日) 01:17:44ID:nz8XwiPz0
氷上はなんかしらんが罪悪感をかんじるから無理な気がする
理樹は抜いた事はないが女装イベントもあるし素材があってやろうと思えば抜けると思う
春原はつい最近はじめて抜いた……俺×春原のエロDNMLとエロコラで……
それで取り戻せない何かを失ってここを見つけてきてしまった
0063名無しさんだよもん2008/01/20(日) 09:17:55ID:mvCefjimO
801板の方のスレ行ってきたが
恭介×理樹だけじゃなくて
理樹×筋肉とかもあってびっくりした

女の考えはよくわからん…
0065名無しさんだよもん2008/01/20(日) 11:16:41ID:KcAyz+4XO
男女間で801溝があるからここがある訳で何を今さら
0066名無しさんだよもん2008/01/20(日) 11:29:09ID:eSqcqCXr0
>>63
ただ、801板であって腐女子板ではないんだよな。
もしかしたら腐男子の書き込みかもしれんぞ。
0068名無しさんだよもん2008/01/20(日) 20:12:26ID:nz8XwiPz0
俺にはそっちはナイけど本当にガチの人の中には
真人が掘られる方が興奮する奴もいるかもしれないよな
0069名無しさんだよもん2008/01/20(日) 20:23:19ID:vhGXbbh80
理樹×筋肉とかいうのは別にエロじゃないんじゃないか?
男と違って女はエロに直結しない
0070名無しさんだよもん2008/01/20(日) 20:31:19ID:oj6cghcw0
容姿より性格で決めるところがあるな
攻めっぽい性格とか受けっぽい性格とか
ただその攻め受けの判別も個人個人の独自の判断基準
(好み)によるんだろうが
0071名無しさんだよもん2008/01/21(月) 00:30:36ID:7kc4NQCb0
801とはちょっと違うかもしれないがせっかくだから聞いてみたい
女化(反転って奴か)はアリか?
男キャラが好きな男という同志に聞いてみたい
0072名無しさんだよもん2008/01/21(月) 02:20:23ID:ZD7iQ2q6O
アリだがその編は反転スレの管轄だな
とりあえず、岡崎が男なら春原にはやりたくないが、女なら春原とくっつけたいと思う
0073名無しさんだよもん2008/01/21(月) 08:10:29ID:7kc4NQCb0
そっかああああ………聞いといてなんだけど俺はナシなんだ
俺は春原が好きなんだけど女装とかいけるから
興味もって反転ネタを見てみたんだけど男じゃないとダメだった
それがちょっとショックでここにいる男キャラ好きな男に聞いてみたかったんだ
春原スレとか理樹スレとかのぞくと男じゃないとダメみたいな人達がいたから
少し安心したけどいってる奴が男かわかんなかったから
0074名無しさんだよもん2008/01/21(月) 11:50:28ID:YAINddvj0
個人的には女装ネタは好きだが女化(反転?)は無理だ
なんか別物になるんだよなあ
0075名無しさんだよもん2008/01/21(月) 12:36:45ID:1s1W5aa30
女化無理ってその設定自体が無理ってこと?
俺はギャグならアリだけどエロはナシ
まあ春原ならなんでもいい気もしてくるけど…

理樹は元々女っぽいからエロかうまいギャグ以外じゃ必要性を感じないな
0076名無しさんだよもん2008/01/21(月) 13:42:04ID:Kd2wNdPJO
春原と理樹は男のままの方が可愛いから女化するのはもったいないと思ってる
春原と思ってみなければ陽子たんはアリだけど
男のままの方が萌えるからやっぱりどっかひっかかりを感じちゃう
反転は空気な男キャラ(スレ違いだけど葉系主人公とか)だと結構面白い
0077名無しさんだよもん2008/01/21(月) 13:55:38ID:WNookVjM0
そういや葉鍵キャラじゃなくて、鍵キャラだな。
イケメン揃い、っていうのが理由か。葉キャラも脇役にイケメン居るんだがなぁ。
0078名無しさんだよもん2008/01/21(月) 14:41:24ID:ZD7iQ2q6O
岡崎女化は好きだが春原女化はそうでもなかったりする
なんで岡崎は女化した方が萌えるのかよくわからんが…
0079名無しさんだよもん2008/01/21(月) 21:09:04ID:TJgfipYk0
色々な奴がいるって事なんだな!同じような奴もいる事が分かって良かった
後801の話とあんまり関係ない話をふって申し訳なかった

>>77
最初の方を見ると元々801板に鍵スレが立ってて、そっちは女ばっかで気まずいから
こっちに男用を立てたって感じみたいだな
0081名無しさんだよもん2008/01/21(月) 21:50:19ID:aZ+W1ra30
岡崎は根っこが女々しいからな……
春原は男の子だし
0082名無しさんだよもん2008/01/25(金) 03:55:20ID:ZyRTHDn4O
朋也イケメン過ぎワロタ
0084名無しさんだよもん2008/01/25(金) 11:11:19ID:Y0OH0T510
春原「岡崎がどうしても必要なんだよっ!
岡崎じゃなくちゃダメなんだよっっ!!」
春原可愛いよ春原
0086名無しさんだよもん2008/01/25(金) 21:05:44ID:UUxLK11iO
春原は精一杯抵抗する所をグチャグチャに泣かせたい
一瞬助ける振りをして嘘って言って呆然とさせたい
0087名無しさんだよもん2008/01/26(土) 09:52:54ID:BMK6soBR0
ラグビー部、サッカー部、工業高校、そして合唱部にバスケ部……
春原は集団に喧嘩売りすぎだからまわされんだよ
0088名無しさんだよもん2008/01/26(土) 12:46:18ID:Tw+aMnVoO
春原は最初は嫌だ嫌だって抵抗するけど
体は正直で最終的にはところてん
0090名無しさんだよもん2008/01/26(土) 22:58:55ID:jQIvq+NJ0
無いと判っていたけど書店巡りしてきたよ……マジ無いな、鍵801本
つかやっぱり女性向け店舗に行かないと無いのか?
通販サイトでハルヒの801本はたくさんあったのに
店舗に並んでなかったからやっぱりそっち方面に行かないとだめなんだな……
0091名無しさんだよもん2008/01/27(日) 01:53:31ID:sTxXpqr20
鍵801本は鍵ゲー扱ってる腐女子のサイトの通販くらいでしか手に入らんよ
あとはオンリーとかコミケとか
それでも春原の801本は見つからないけどな
0092名無しさんだよもん2008/01/27(日) 02:21:32ID:5EoeKph40
春原のがほしいんだけどな
この際絵が良ければ腐女子向けのでもいい
でもエロは絶対に欲しいな
0093名無しさんだよもん2008/01/28(月) 09:56:28ID:XrRiBlft0
女性向けって男が読むのはやっぱりキツいもんなの?
読んだ事ないんだけど何向けでもいいからあれば手を出してしまいそうだ
0094名無しさんだよもん2008/01/28(月) 11:28:58ID:dGjrT6z70
腐女子向けでも恭介×理樹は割と平気だった
でも春原好きは腐女子向けはきついかもしれない
0095名無しさんだよもん2008/01/28(月) 12:32:49ID:wwDQN1rO0
恭介×理樹あるのか…それやっぱイベントで買ったのか?
女性向け店舗に入る勇気がねえwwつか有る確証無しには近づけない
可能なら個人ではなく店舗通販で買いたいが今の所見かけた事が無いんだよな
0096名無しさんだよもん2008/01/28(月) 13:02:38ID:zpzWf6e4O
理樹スレでコミケであったってのは見たけど店舗にある程数はでてないんだろうな
恭介×理樹は理樹が女っぽいし公式が匂わせる部分あるから
BLっぽくても割りと男も抵抗少なめなんだよな
春原は可愛いけど男の子だしファンが性欲と独占欲丸出しだからなw
普段の扱いが酷いからか感情移入できないから主人公に引っ込め!っていう奴等だから
801はともかく女性向にはあわなそうだ
0097名無しさんだよもん2008/01/28(月) 15:04:23ID:F9enTar8O
朋也と春原をくっつけたくない理由は独占欲と言うよりも
朋也の特性上、渚以外と結ばれても最終的に朋也が早死にする
それは朋也に恋愛感情が無くても、春原にとってとても辛い事だろう
春原が悲しむ姿は見たくないんだよ
だから朋也と春原をくっつけるのは嫌なんだ
まぁ、春原はガチホモであって欲しくないと言うのもあるが
0098名無しさんだよもん2008/01/28(月) 17:12:49ID:0EpSyzlx0
マルチエンディングに慣れてるせいなのか?
女性向の人は二次創作でどんなホモカプ書いてても「これは捏造だから」と割り切ってるよ
0099名無しさんだよもん2008/01/28(月) 17:23:06ID:de+NFzYTO
>>97
朋也は渚以外とくっつくと早死になる特性があるのか?
幻想世界の影響?
渚は朋也+光がないと長生きできないのは分かるが。
0101名無しさんだよもん2008/01/28(月) 20:41:18ID:Vx2A+8q30
イベントで女性向けの本を買おうとすると、
「801だけどいいんですか?」って聞かれることが多くて恥ずかしい
ここで「理樹きゅん萌ですから!」って爽やかに言ってみたいぜ
0102名無しさんだよもん2008/01/29(火) 00:20:05ID:t0DX6PHa0
根本的に朋也は渚の夫だからなあ
春原が原作のようにへたれでヒネてて面白くて可愛くて格好よい神キャラだったら
誰と絡んでいてもいいと思う

あとやっぱり春原のはノーマルでいて欲しい
ホモやるとしたら春原BADのノリがいい
0103名無しさんだよもん2008/01/29(火) 00:31:53ID:wmIunfg30
何がなんでも原作準拠な奴は同人誌は楽しめないよ

まぁ鍵の同人が盛り上がらないのは
儲の気質のせいなんだろうな
0104名無しさんだよもん2008/01/29(火) 01:10:20ID:M3nOlCZkO
原作に愛が無い俺設定の同人は本当にイラッとくるからな…
春原は一番好きだしエロネタも見たいがやっぱり渚あっての「CLANNAD」なんだよ
その辺で春原萌えの腐女子と男オタは分かり合えないのかもな
0105名無しさんだよもん2008/01/29(火) 02:32:57ID:ryvx7Eak0
単に春原萌えで春原の801エロ本が見たいだけだから
そんな深くまで考えた事ないな…
渚あってのCLANNADとかどう考えても春原エロ本とはクロスしないし
原作は大好きだけどそれとは別物と考えてる
まあ俺春原とかガチホモ春原とか春原が別人すぎるのはナイけどな
0107名無しさんだよもん2008/01/30(水) 00:00:03ID:F60uDeSd0
そーなの?
こっちが空気よんで住みわけしたんだから
そっちにもあんまり乗り込んできてほしくないな
でも春原のエロ本は作ってください
0108名無しさんだよもん2008/01/30(水) 00:21:07ID:x1KoIYcC0
801エロ見たい男オタは女性向けに探しに行けばいい
傾向が合わないとかぐだぐだ言ってるならお前が本を出せばいい
とこのスレ見て思った

向こうはカップリング合わない腐女子同士でも上手くやってるんだし
わざわざ分けんでも良かったけどなあ
0109名無しさんだよもん2008/01/30(水) 00:23:47ID:F60uDeSd0
暴れる春原をなだめながら体をずみずみまで洗うなんてマジ興奮するな
春原がヤらせてくれるなら10回に1回は掘らせてあげてもいいよ
0110名無しさんだよもん2008/01/30(水) 00:27:05ID:F60uDeSd0
おっと春原スレと誤爆した、悪かった

>>108
読みたいだけで書きたいわけじゃないから本を出せとかいう理屈がわからんのだが
0111名無しさんだよもん2008/01/30(水) 00:39:01ID:k4emJhs90
とりあえず、女が来てるようなら言っておくが、
俺達が801本買うときいちいち「801だけどいいんですか?」って確認しないで欲しい
女に男向けの本売る時に「男性向けですがいいですか?」なんて確認しないだろ
内容なんて見ればわかるし、買いたくて買ってるんだから余計なお世話だ
0112名無しさんだよもん2008/01/30(水) 00:54:01ID:zCqByFkq0
彼女らなりのアプローチなんじゃない?と言ってみる。
お前顔はそんな悪くなかったりしない?
0113名無しさんだよもん2008/01/30(水) 00:58:58ID:39h1BT6n0
つかギャルゲで801本を出すという行為が領域侵犯してるような気がしてるんだよ
心細いんだよ

>>110
無いものは自給自足が同人活動の原則
0114名無しさんだよもん2008/01/30(水) 01:58:03ID:fNckCLDh0
恭介×理樹本が読みたいと思ったけど>>113の理由で遠慮してきた
でもどんなに待っても未だに虎通販でも見当たらないので自給自足する事にした

6月の東京オンリーあたりには他にも誰か作ってるだろうか
0115名無しさんだよもん2008/01/30(水) 03:14:58ID:/WoiDJddO
>111
そりゃ女性向買う俺達のほうが特殊なんだから
あっちが自重することじゃないだろ
0116名無しさんだよもん2008/01/31(木) 21:07:56ID:lnQaAjQM0
昔から801は作ってナンボけなされてナンボの世界…。
徹底的に叩き潰される覚悟の無い奴が作ること読むことがおこがましい世界。
罵詈雑言刃傷沙汰もちらほらと。
とジャニーズや某格ゲーのお姉さまがたは仰ってました…ある意味関心した世界だな。

ここの連中はその「覚悟」があるのかね?

0117名無しさんだよもん2008/01/31(木) 21:30:08ID:PfAUTYMl0
同人活動の原則やら覚悟やらなんでそんな話になってんの?
ここではもっと気軽にハァハァしたいんですけど、そんなにダメですか!
0118名無しさんだよもん2008/01/31(木) 23:42:55ID:41+VRBHd0
お姉様方に虐められてもいいってんなら、それも一つの生きる道じゃない?
0119名無しさんだよもん2008/01/31(木) 23:44:43ID:41+VRBHd0
っていうかさー。
「徹底的に叩き潰される覚悟の〜」とか「罵詈雑言刃傷沙汰も」とか
鍵っ子の世界でもそのまんま言える事じゃん。
まあ、ここ数年はすっかり大人しくなったとは言え。
0120名無しさんだよもん2008/02/01(金) 08:59:27ID:aO7EfWYj0
>>116
流行りや京アニ人気で恭介×理樹や春原全般で書いてるゆとりの小娘連中とは年季が違うし
こちとら葉の初期の三部作や宅時代から10年近く活動してる
つーかブースを荒される覚悟も無い奴が悪い、逆に>>117に気軽にハァハァ出来ると思うほうが甘いんだよ!と
自分の事を棚に上げた京アニ春原節で説教できるwww


0121名無しさんだよもん2008/02/01(金) 13:14:31ID:xoFCjPh6O
あーもーどうでもいいや!勝手に語ってろ
理樹きゅんが恭介にいたずらされるちょいエロ本が欲しいな
まだ801での18禁エロには躊躇してしまう
0122名無しさんだよもん2008/02/04(月) 17:12:29ID:nQnlgOujO
理樹きゅんよりも小さい頃の恭介に萌えた俺異常W
0123名無しさんだよもん2008/02/05(火) 09:30:18ID:kppDDLVYO
恭介×理樹読みたいけど、腐の方々がギャルゲで801本を出すのを遠慮してしまい結局読めないなんてことがないと良いんだが
0124名無しさんだよもん2008/02/05(火) 14:07:46ID:T73d5s6vO
6月オンリー辺りで出てないか探してみるかな
>>121程度なら読んでみたい
0125名無しさんだよもん2008/02/05(火) 20:25:57ID:6NJW6BQ70
理樹萌えより春原萌えの方がガチホモ耐性は高そうだ
0126名無しさんだよもん2008/02/05(火) 23:59:58ID:AE1CME8S0
まあ春原は可愛いけど見た目も声も完全な男の子だしな
それでもいい
0127名無しさんだよもん2008/02/06(水) 23:07:19ID:0q4V/6DeO
春原スレとか現状801エロスレと化してるしな
正直そんな流れが少し羨ましい
理樹きゅんのハード801エロとか少し見てみたい気持ちもある
0128名無しさんだよもん2008/02/07(木) 00:35:45ID:5yUcLiwO0
春原はアニキャラ板に総合スレ的な存在があるから葉鍵は変態隔離スレとしてうまく機能してるんだよ
1つしかない理樹スレで801全開だったらダメな奴がひいちゃうから無理だろうな
0129名無しさんだよもん2008/02/07(木) 12:22:03ID:KGPYg99LO
りっきゅんは萌えるが何か聖域だ、恭介か姉御の嫁だ
しゅのはらは俺自らがぐっちゃぐちゃに犯したいけど
0132名無しさんだよもん2008/02/12(火) 21:36:13ID:T2TB8cv00
りっきゅんは恭介の嫁なんだとラストで理解した
0134名無しさんだよもん2008/03/11(火) 10:17:00ID:eboijkD0O
保守ってみるか
0136名無しさんだよもん2008/03/11(火) 14:19:46ID:KGs+g3N20
敬介は?
いたるが橘×国(逆だったかも)のラフ残してるし
0137名無しさんだよもん2008/03/13(木) 13:49:14ID:RWyvzyteO
>>135
つ【ポテト】


もしくは観鈴パパン
0142名無しさんだよもん2008/04/12(土) 09:14:31ID:/xhopZ+8O
0148名無しさんだよもん2008/04/25(金) 13:37:27ID:Nd2cMjt40
やおいが好きならSSSを買った方がいいと思う
0149名無しさんだよもん2008/05/07(水) 00:06:20ID:FhP8c+0Z0
5日の京アニオンリーで春原ガチ陵辱本があったな。
絵は上手かったんだけど買えなかった俺テラヘタレ。
0150名無しさんだよもん2008/05/07(水) 00:40:04ID:4UqnZjry0
俺は通販待ち
決してヘタレだからじゃねーぞ行けなかったからだからな!
0151名無しさんだよもん2008/05/07(水) 00:47:08ID:L6xJTARg0
やっぱり売ってる人が女性だと躊躇してしまうな…
AV借りるとき店員が女性だったら借りにくいのと同じで
0154名無しさんだよもん2008/05/07(水) 17:11:26ID:7wgGVWjoO
最近春原でばっかり抜いてたから春原が男キャラって事忘れてた
女キャラじゃないって感覚はあるんだけどな
0157名無しさんだよもん2008/05/25(日) 13:27:55ID:3k8gNHUqO
理樹たんハアハア
0161名無しさんだよもん2008/06/13(金) 23:05:23ID:tdgSyZOlO
どーせ盛り上がってきてもまた住み分けできない腐女子が乱入してきて
何様のつもりかしらんが覚悟だとか原則とか説教しだして水刺すんだろ?
0162名無しさんだよもん2008/06/24(火) 05:15:28ID:RW+pK3HK0
そういう意見があるから来るんじゃないかなーと思いつつ
理樹(*´Д`)ハァハァ
0164名無しさんだよもん2008/06/24(火) 22:04:09ID:ivGRGpqn0
是非ともお聞きしたいものだよな。呼んでみるか。
0165名無しさんだよもん2008/07/12(土) 16:30:02ID:wbHV7/6mO
保守しておく
0166名無しさんだよもん2008/07/24(木) 11:16:01ID:P7n6fiwRO
明日だ期待保守!
0167名無しさんだよもん2008/07/24(木) 12:38:18ID:uPnxus480
保守ついでに俺が見た中で最高のサイトをだな…
なんていうか理機きゅんハァハァ

ttp://wwwb.ncv.ne.jp/~47-haru/index.html
0169名無しさんだよもん2008/08/12(火) 17:09:57ID:Hh2mz3Wf0
りっきゅんが女装絵を出したと聞いて這ってきました
0170名無しさんだよもん2008/08/14(木) 23:31:15ID:dJur3sIGO
しかし残念ながら全く盛り上がらないのであった
0171名無しさんだよもん2008/08/27(水) 20:03:16ID:vDO8mZ66O
理樹たんにハアハアしつつ保守します
0172名無しさんだよもん2008/09/26(金) 12:21:06ID:UhM8w2pYO
保守です
0173名無しさんだよもん2008/10/24(金) 19:49:16ID:eMcGaIGzO
恭介×理樹萌え保守
0174名無しさんだよもん2008/11/17(月) 07:04:20ID:IHzHSWFPO
保守
0177名無しさんだよもん2008/11/30(日) 21:05:22ID:RiL1SD14O
ほす
0179名無しさんだよもん2008/12/07(日) 17:55:38ID:rZBTX9KPO
冬は春原に期待してる。ていうか気になったんだが実際春原本買う人ってやっぱ男性が多いのか?E.G.O.3行った人とか居たら教えて欲しい。
0180名無しさんだよもん2008/12/09(火) 17:37:01ID:sndO14450
同人繋がりで知り合いの女の子に聞いたらそうだってさw
女の子もだけど男も買うらしいね

俺もだけど^^
0181名無しさんだよもん2009/01/11(日) 18:00:02ID:M+4Yt5z+O
保守?
0182名無しさんだよもん2009/02/05(木) 19:30:06ID:KU0eXRXxO
保守してみる?(∵)
0183名無しさんだよもん2009/02/09(月) 20:38:42ID:U90XJa+gO
0188名無しさんだよもん2009/03/05(木) 14:32:22ID:dmwzVz2PO
0189名無しさんだよもん2009/03/20(金) 07:16:17ID:E1yVJyLhO
保守(∵)
0190名無しさんだよもん2009/04/07(火) 13:01:02ID:zYK96rxSO
過疎ってるな保守
0193名無しさんだよもん2009/04/08(水) 13:57:43ID:eVGpAeyyO
クラナドだと男キャラは皆結婚してるから難しいな
0195名無しさんだよもん2009/04/17(金) 23:57:38ID:USq99KB6O
ところで、朋也×春原と春原×朋也のどっちがいいの?
0197名無しさんだよもん2009/04/19(日) 03:52:30ID:hiWWuZLR0
岡春というか春原は受!というのが持論だが
劇場版の朋也はそれ以上に受オーラを漂わせている
夢の中のピエロ×劇場版朋也はガチ
0198名無しさんだよもん2009/04/22(水) 15:24:23ID:XQI0xX66O
 トンカン、トンカン。
「で……俺たちは何をしてんだ……」
 岡崎がベニヤ板を押さえながら訊いてくる。
「入学式の準備だねぇ」
 金槌で釘を打ちながら僕は答える。
「なんでそんなことをしてんだ……」
「それは罰ですねぇ」
「なんで罰受けてんだよ……」
「それは僕が授業中、カーテンにくるまって隠れてるのを先生に見つかったからだねぇ」
「おまえ、アホだろ……」
 呆れた声で岡崎がそう言い、はぁっ……と溜め息をついた。
 面倒臭そうな顔をしながらも、黙々と作業を手伝ってくれる。
 伏し目がちだがその真剣な表情に、僕は思わず見とれてしまっていた。
「ん?」
 視線に気付いたのか、岡崎がこっちを振り向く。
 いっけね。
 僕は金槌を握りしめ、慌てて作業に戻る。
 トンカン、トンカン。
 岡崎はまだこっちを見ているだろうか。
 僕の行動を怪しんではいないだろうか。
 様々な考えが頭の中を巡ってしまい、作業どころではなかった。
0199名無しさんだよもん2009/04/22(水) 15:25:24ID:XQI0xX66O
 トンカン、トンカン。
「あいたっ」
 しまった。
 突然走った痛みに気付いて指先に目を向けると、左手の人差し指の爪に少しヒビが入り、そこから真っ赤な血が流れ出していた。
 釘と間違えて、指を金槌で打ってしまったのか。
「春原!」
 異変に気付いたのか、岡崎が声を上げた。
「大丈夫か、春原。ちょっと見せてみろ」
 すぐに僕の側に駆け寄ってくる。
「い、いや。別にいいって、このくらい」
「いいから」
 手首を掴まれ、怪我の部分をまじまじと見つめられる。
 なんだか恥ずかしい。
「ダメだな、これは。よし、保健室行くぞ」
「えっ……ちょ、岡崎……!?」
 僕が上げる疑問の声も聞かず、手首を握ったまま岡崎が走り始めた。
 放課後の校内を手を繋いで一緒に走る二人。
 ……どうしよう。
 誰にも見られていないことを祈るばかりだった。
 その時、不意に岡崎が立ち止まる。
「いや、まずは水で洗い流すのが先か」
 よく見ると、岡崎の額から一筋の汗が垂れていた。心なしか焦っているようだ。
 もしかして、僕のことを大事に思ってくれているのだろうか。
 そんな夢を見ずにはいられない。
 方向を変え、再び走り出す僕と岡崎。
 二人の繋いだ手の間には、体温とは違う別の熱さがあった。
0201名無しさんだよもん2009/05/13(水) 10:45:06ID:vhIp+JG2O
 六月なかば、雨の土曜日。
 一時間ぶりにゲームセンターから出た時、雨は変わらずに降り続いていた。
「……ん?」
 ふと、異変に気付く。
 店に入るまでさしてきた傘をちょうど入り口の傘立てに入れておいたのだが、それがなくなっていた。
「ちっ……」
 おそらく盗られたのだろう。
 全く止みそうにない曇天の空模様を見上げながら、軽く舌打ちをした。
「ん、どしたの?」
 そんな俺の様子に気付いたのか、春原がこちらを振り向いて尋ねてきた。
「別に」
 素っ気なく言葉を返す。
 傘を盗まれた苛立ちからか、半分八つ当たり気味になってしまったかもしれない。
「……あれ?おい、岡崎。傘は?」
 しかし、俺の口調を気にするでもなく、心配そうな表情で訊いてくる春原。
 濡れた傘を店内に持ち込むこいつを非常識だと思って置いてきたのだが、店には悪いがその方が正解だったのだろうか。
 傘を盗まれたことが何だか格好悪い気がして、そのまま黙っていた。
0202名無しさんだよもん2009/05/13(水) 10:47:18ID:vhIp+JG2O
バサッ

 春原が自分の傘を開き、雨の中へ歩き出した。
 そして、入り口の屋根の下で立ち竦んでいた俺にこう言った。
「ほら、早く行こうぜ」
「んなっ!?」
 少しだけ腕を伸ばして傘を俺の方へ差し出す春原に、思わず変な声を出してしまった。
「僕の傘の中に入れてやるからさー」
「何で俺がお前の傘の中に入らないといけないんだよ」
 よりによって春原と相合い傘なんて、その……恥ずかしすぎる。
「いいじゃん、別に。減るもんじゃないんだし」
 ……減るんだよ、緊張とかで主に俺の寿命が。
「あれー?」
「……何だよ?」
 春原の顔がニヤつく。
「岡崎、お前もしかして照れてんの?」
「て、てっ、照れてなんかねぇよ!」
「じゃあ、いいじゃん。それにこのままだと風邪ひいちゃうかもねー」
「くっ……」
 雨は一向に止む気配がない。
 それどころか、心なしか強くなっている気さえした。
0203名無しさんだよもん2009/05/13(水) 10:48:29ID:vhIp+JG2O
 辺りを見回す。
 こんな強い雨の中なら当然といえば当然なのか、通りには俺と春原以外誰の姿も見えなかった。
 ……仕方ない、か。
 変に意地を張っていて良かったことなんて一つもなかったのだ。
 ゲーセンの軒先から春原の傘の下に移動する。
「わかったよ」
「え、いいの?」
「あぁ、風邪はひきたくないからな。ただ……」
 春原が右手で持っていた傘を、俺は左手で掴んだ。
「この傘は俺が持つからな」
 そう言い放って、雨の歩道をスタスタと歩き出す。
「えっ、いや、ちょっとー!僕が濡れるんですけどー!?」
「お前がボーッとしてるからだろ。ほら、早く来いよ」
「ま、待てよ岡崎ー!」
 春原が俺のすぐ隣を歩く。
 そう、これぐらい近付かないと傘の恩恵から外れ、雨に濡れてしまうのだ。
 俺はさりげなく傘を自分の方へずらす。
 すると、無意識なのか春原も肩が触れ合うくらいに俺に寄ってくる。
 その様子にドキドキしつつも、それを繰り返しながら一緒に帰ったのだった。
0204名無しさんだよもん2009/05/14(木) 15:37:32ID:shL+LeyVO
同じ傘に入って寄ってくる春原想像したら物凄く可愛いな!
0205名無しさんだよもん2009/05/25(月) 18:02:41ID:WrJt2B6I0
盛り上がってる所すまんが
今更ながら
スパコミで出てた春原18禁本を買った人の男女率が
知りたいんだが、気が向いた時で構わないんで
教えて下さい。
0206名無しさんだよもん2009/05/25(月) 21:02:58ID:PeMkASm4P
スパコミは女向けイベントなんだから女の方が多いだろ普通に
0207名無しさんだよもん2009/06/03(水) 12:13:41ID:6KHvtXo7O
男がエロ萌えハァハァな鍵の男キャラは主に春原と理樹だが
この二人のファンの質は何かが決定的に違うんだよな…
具体的にわかる奴いる?
0209名無しさんだよもん2009/06/27(土) 07:56:35ID:Ycp2zsKtO
保守
0210名無しさんだよもん2009/06/28(日) 02:40:25ID:vLcrAOe/O
こんなスレあったのか
すげーありがたいわ
理樹とか春原とか、萌えるし抜けるけど
801板はBLっぽいから苦手だったんだ
0211名無しさんだよもん2009/07/08(水) 19:41:20ID:qWOxCYEyO
>>210
801板に鍵スレなくないか?よくわからんが

最近になって恭介(小)に目覚めたよ
勝ち気で人なつっこそうでエロい感じがたまらん
マウントポジションで俺のを楽しそうにしゃぶってほしい
0212名無しさんだよもん2009/07/16(木) 03:29:46ID:WSSI7WHr0
>>211
ギャルゲー&エロゲーで萌えよう@801 11本目
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1243563757/
のスレの>>44>>58に書いてあったのだが、
鍵ゲーで801 3
http://yomi.bbspink.com/801/kako/1199/11992/1199290298.html
で落ちて後継スレもないので、ギャルゲー&エロゲーで萌えよう@801 11本目
に合流というような話になってるらしいよ。

Leaf、AQUAPLUSで801
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1240412763/
ならあるみたいなんだけどね。


0213名無しさんだよもん2009/07/19(日) 18:12:57ID:IobpihwAO
>>212
なるほどな、さんきゅ

しかしちょっと見た感じ、801版のギャルゲエロゲスレで鍵の話は微妙そうだな…
俺は過疎っててもやっぱりこのスレにいることにするわ

さっき鈴2〜リフレインみてたんだが、謙吾と恭介の組み合わせも良い
子供の頃に、(謙吾のジレンマに代わって)謙吾の親父に勝負挑む恭介とか、
謙吾が病んでる恭介の部屋にくるシーンとか、茶番とか、
クールで対等な関係にみえてさりげなく謙吾も恭介に甘ったれてる
0215名無しさんだよもん2009/08/07(金) 08:30:38ID:YpZpFZjxO
保守。
0217名無しさんだよもん2009/08/07(金) 17:42:16ID:XDHykwLZO
おお、俺以外にも携帯いるんだな嬉しいよ

よく知らないんだけど鍵のBL扱ってるサークルって、3日目に来るのか?
2日目だったら行く気しないんだが…
0218名無しさんだよもん2009/08/07(金) 23:25:26ID:YpZpFZjxO
>>2173日にありますよ。さすがに数は少ないですが。
逆に2日目では自分は見掛けた事ないです。
0219名無しさんだよもん2009/08/08(土) 00:40:30ID:xoMzfTECO
>>218
まじで3日目にあるのか、さんきゅ
あとレスがみおちん声で再生されたgj

今年日曜なんだよな…行くの迷ったがやっぱ行くかな
0220名無しさんだよもん2009/08/10(月) 19:00:54ID:T3HPizmXO
このスレ的には春原か理樹あたりだろうな。というか
鍵でBLって言ったらこの2人ぐらいしか分からん。
たまに岡崎受けとか見るけど。
0221名無しさんだよもん2009/08/11(火) 09:27:00ID:5+sWS5S1O
だろうな、そして春原なら岡崎、理樹なら恭介ってのが王道らしいぜ
まあ当然っちゃ当然だが

謙吾本を読みたいよ俺は
受けとか攻めとかどっちでもいいからさ
幼馴染み連中や古式やかなたんにくちゃくちゃにされる、ツンデレ謙吾が見たいんだよ
0222名無しさんだよもん2009/08/12(水) 00:57:03ID:UczyOwcX0
春原はラグビー部サッカー部などのモブや「俺」も需要があるような
理樹は幼馴染連中に愛されろこのヤロウって感じがする
0223名無しさんだよもん2009/08/12(水) 09:21:43ID:Bm14lELM0
>>221
なぜさささはスルーなんだとツッコもうとしたが
確かにさささが謙吾をくちゃくちゃにするのは想像しづらいw
0224名無しさんだよもん2009/08/14(金) 21:46:26ID:4720jBfyO
>>223
俺はささみ好きだけど、謙吾はささみの勢いに素で引きそうなんだよな…


さっき姉御ルートやってたらさ、月曜に雨ふってて
「忌々しい雨だ、外で遊べないじゃないか」って
謙吾怒ってやがんだぜ、子どもみたいだよな
その直後に恭介が「よしよし、晴れたら遊ぼうな」言ってたけど
0226名無しさんだよもん2009/08/21(金) 14:53:06ID:OCSO12cRO
おう行ってきたぜ夏コミ
リトバスのBLサークルはなんだかんだ10近くあったんじゃないか?
もっとあってもいいけど、女性相手だといかんせん試し読みができない…

BLといえるかはわからんが、背水の陣の理樹本は飛ぶように売れてた
買ってるのが野郎ばっかだったから紛れこめてよかった
0227名無しさんだよもん2009/08/21(金) 23:56:17ID:ZXzOtghVO
クラナドは…春原は1サークルだけ18禁があったな〜。
0228名無しさんだよもん2009/08/25(火) 11:04:19ID:U8VLWAsdO
春原あったのか、見逃した…


今週のナツブラで理樹×恭介のBL本の話になってたけど、
俺は恭介×理樹しか見たことないんだが実際にあんのか?
それとも民安の言う通り、受け攻め逆だったんかな
よくわからんがあるんなら見てみたい気もするぜ
0229名無しさんだよもん2009/08/25(火) 18:11:38ID:6gGRA9U8O
少なくとも俺は一度も見た事はないな…
恭介×理樹はあった
0230名無しさんだよもん2009/08/25(火) 19:53:48ID:Us8pdYQsO
同人誌では見たことないね理樹×恭介は




りとばす。ではちょっとそれっぽいネタあったけど。
0231名無しさんだよもん2009/08/25(火) 22:06:40ID:U6Mf6tG90
春原は受けじゃないと嫌だが理樹はどっちでも萌える
0233名無しさんだよもん2009/08/25(火) 22:53:46ID:LBK1I9pp0
理樹は同人で読むとしたら恭介×理樹だな
春原の相手は岡崎よりモブの方がいいんだが
そういう本は無いのか
0234名無しさんだよもん2009/08/25(火) 22:55:16ID:T+6yRl7R0
春原とモブっていうとあれか
ラグビー部とかサッカー部とかかw
0235名無しさんだよもん2009/08/26(水) 10:58:30ID:lAqJRPiUO
理樹の相手は恭介でも別にいいと言うか恭介がいい
春原なら岡崎でも別にいいけど読みたいのは俺×春原だな
別ジャンルだし古いネタだがリースのいる日常みたいな春原エロが切実に欲しい
0236名無しさんだよもん2009/08/26(水) 23:54:25ID:NvanHPAyO
>>229-230
さんきゅ、やっぱリスナーの間違いだったのかもな

りとばす。は買ったけどまだ読んでねーやw
歌鳥さんは謙吾を贔屓してくれてるっぽいから買ったんだけどな…
今から読むか
0238名無しさんだよもん2009/09/01(火) 02:41:02ID:BxgodsN4O
やべえな、ナツブラの理樹かわいすぎだろ…
「恭介!チュー」とか狙いすぎにしてもかわいいな
クドとちゅっちゅしてんのも最高

民安ほどとは言わないから、緑川もリトバスネタを覚えていればいいんだが
ぶっちゃけ恭介の演技も忘れてる様に聴こえるから寂しいぜ
0239名無しさんだよもん2009/09/18(金) 22:19:38ID:xpUe3cCTO
保守してみる。
0241名無しさんだよもん2009/10/01(木) 14:48:17ID:e4AYAQErO
>>237
遅レスかつ俺>>230じゃないけど
たぶん「りとばす。」1巻の、眠れる森の理樹の話かと思うぜ

鈴や沙耶が理樹を助けにいこうとするんだがツルの毒に負けて、
誰かにキスされて理樹が目覚めたとき、そこには恭介がいましたとさって話
そんで恭介が「ファーストキスだったから責任とって俺を嫁にもらってくれ」みたいな
こと言ってた気がする(いま手元になくて細かいことわかんねえや)
0242名無しさんだよもん2009/10/12(月) 21:16:54ID:QaaQ/pM/0
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253310.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253322.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253329.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253342.gif
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http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253390.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253404.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253407.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253413.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253425.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253432.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253435.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253441.gif
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org253443.gif
0243名無しさんだよもん2009/10/14(水) 01:46:41ID:1f2HbjxgO
>>242
悪い、見れなかった
ただのマルチか?見れたやつに何だったのか聞きたい
0245名無しさんだよもん2009/10/14(水) 13:03:41ID:1f2HbjxgO
>>244
お前が知ってる画像とそうでない画像の違いが、俺にはわからんw
つまりはこのスレ的な画像だったんかな、ちょっと見たかった
0247名無しさんだよもん2009/11/10(火) 08:24:25ID:Hl+j4XoMO
保守します
0248名無しさんだよもん2009/12/16(水) 07:17:40ID:0MIFBfFfO
保守(∵)
0249名無しさんだよもん2010/01/02(土) 00:03:59ID:mCZpOyum0
>>228
昨日のコミケでかなり少ないけど理樹×恭介を扱ったサークルを見つけて大いに滾った。
上記もいいけど茨道な「俺×恭介」にも心揺れているこの頃。
0250名無しさんだよもん2010/01/28(木) 08:10:30ID:vWUyYPLBO
0251名無しさんだよもん2010/02/07(日) 07:36:49ID:Eq6HAhrKO
0252名無しさんだよもん2010/02/27(土) 14:14:13ID:/Uc0uxz9O
0253名無しさんだよもん2010/02/27(土) 23:46:03ID:tThkbgUZO
理樹が葉留佳ルートを何回も周り段々オヤジの晶に興味を持つ
・・・晶はあっきーがはるちんの髪の色をしてるみたいな絵なんだろうか
0254名無しさんだよもん2010/03/03(水) 02:17:07ID:2Sr7Tr9K0
同じ会社の眼鏡ゲーネタっぽいのあったよね
眼鏡で性格変わる謙吾見てみたい
0255名無しさんだよもん2010/03/26(金) 06:59:19ID:EXEfAHE7O
保守
0257名無しさんだよもん2010/04/27(火) 02:52:01ID:jyKfidDZ0
向こうの姉様方は盛り上がってるけど
こっち的にはどうなんだろうか
0258名無しさんだよもん2010/04/27(火) 19:35:39ID:CEicv+PBO
ちょっと検索しただけで日向×音無の画像が結構見つかって笑った
0261名無しさん@そうだ選挙に行こう2010/07/10(土) 08:29:25ID:NiTj1I1NO
(∵)
0263名無しさんだよもん2010/09/06(月) 08:40:09ID:4Z2V/C7RO
保守してみる
0264名無しさんだよもん2010/09/26(日) 22:47:22ID:QckHRxri0
すげえ久しぶりにきたけどスレあってよかった
俺×恭介は萌えるな、基本的に理樹か謙吾視点で捉える派だから大いにアリだ

鈴を利用して恭介苛めも良いし、俺の上にのっかってご教授してくれても構わない
0265名無しさんだよもん2010/10/23(土) 19:45:58ID:LS5hHBx5O
恭介最高!
0266名無しさんだよもん2010/11/14(日) 12:40:17ID:kyMdKTYgO
(21)
0267名無しさんだよもん2010/11/28(日) 02:36:44ID:Knq7OF/X0
Rewriteへのワクワクが止まらない
そしてリトバスはいつアニメ化するんだ
0268名無しさんだよもん2010/12/25(土) 13:09:11ID:Xz9GiRUI0
Rewrite体験版おもすれーwktk止まんねー
吉野は受け!!
0269名無しさんだよもん2011/02/03(木) 15:37:58ID:5HVIV6lWO
保守ってみるテスト
0270名無しさんだよもん2011/03/13(日) 08:18:05.48ID:OJ6ZQY8ZO
0271名無しさんだよもん2011/03/14(月) 17:55:58.48ID:7rGtjXZAO
恭介「時間はもうない…」

恭介「鈴を巻き添えにしたいのか…」

その言葉でようやく、我に返る。

僕は、鈴を守らないといけないんだ。

恭介「早くいけえぇぇ!!!」

恭介「もう迷うな!とっとといけぇーーー!!!!!」

その怒声が背中を押した。

理樹「鈴っ」

僕は鈴を呼んで、その手を掴んだ。

鈴「何が始まる!?」

理樹「何もかもが。ずっと止まっていた何もかもが」

僕らは、走り出す。

僕らは校門を駆け抜けた。
0272名無しさんだよもん2011/03/14(月) 18:12:47.02ID:7rGtjXZAO
………。
……。
もう…声はしない…。
いったか…。
……。
終わった…。
…永遠の一学期が。
やり終えたんだよな、俺は…。
喜んでいいんだよな…。
よかった…。
世界の輪郭はもう朦朧としている。
それとも白濁しているのはおれの意識のほうか…?
もう…なんでもいいや…。
やることはもう何も残っていない…。
はは…
手持ちぶさただ…。
俺は校舎を見上げる。
頼んだぞ…
理樹…。
0273名無しさんだよもん2011/03/14(月) 18:14:35.79ID:7rGtjXZAO
「……け」

…声がした。
なくなりかけていた俺の意識を必死に留める。
なんだ…?

「……うす…」

また聞こえた。
誰だ。
今この世界には俺しかいない。
真人も謙吾も消え、そして理樹と鈴を現実の世界へと送り出した。
俺一人だけのはずだ。
まさか……
足音が聞こえる。
唐突に、後ろ側の教室の戸が開かれた。

理樹「恭介!」
0274名無しさんだよもん2011/03/14(月) 18:27:07.34ID:7rGtjXZAO
……。

なぜだ。

どうして、まだここにいる…。

理樹「よかった…、まだいてくれた」

理樹はそう言うと、ホッとしたような安心の表情を見せた。

恭介「理樹…何をしてるんだ」

思わず、言葉に剣幕さが混じる。

恭介「お前は鈴と一緒にここから出ていったはずだろう」

恭介「こんな作りものの世界じゃない、本当の世界に」

恭介「なのに、どうしてまだ…」

理樹は何も答えない。
0275名無しさんだよもん2011/03/14(月) 18:39:37.05ID:7rGtjXZAO
恭介「そうだ、鈴は。鈴はどうした」

理樹「…鈴ならちゃんと向こうへ行ったよ」

理樹「校門で鈴の背中を突き飛ばすかたちになっちゃったけど」

てへへ…と困ったような顔をしながら頬を人差し指でかく理樹。

恭介「じゃあ、今…向こうには鈴一人だけだっていうのか…?」

あの恐ろしいバスの事故。
その現場に、一人だけ。

恭介「それならお前も早く…!」

理樹「……がいるから」

激しく詰め寄ろうとすると、俯いた理樹がボソリと呟いた。

恭介「…何だって?」

理樹「恭介が…」

理樹「ここに恭介がまだいるから!!」

恭介「…ッ!?」
0276名無しさんだよもん2011/03/14(月) 18:54:54.40ID:7rGtjXZAO
恭介「な…何を言ってるんだ、俺のことより早く…」

理樹「ダメだよ、恭介…」

恭介「何が…」

理樹「恭介を置いていくなんて、僕にはできないよ!」

理樹が悲痛な面持ちで叫んだ。

恭介「…あのな、今のこの俺は、この世界と同じで虚構の存在なんだ」

恭介「真人も謙吾も…もう誰もいないから、この世界ももうじき消える」

恭介「俺達と違って理樹と鈴は向こうでは無事なんだ。だから、他のことなんて構わずにどうにかして生き延びることだけを…」

理樹「…違う!違うよ!!」
0277名無しさんだよもん2011/03/14(月) 19:06:51.67ID:7rGtjXZAO
恭介「理樹…何が違うっていうんだ」

理樹「今、恭介が言ってたじゃないか」

理樹「僕と鈴とは違って、恭介達は無事じゃないんでしょ…?」

恭介「それは…」

理樹「みんながいないのに僕達だけで生き延びるなんて、できっこないよ!」

理樹「…恭介達の酷い姿なんて見たくない」

理樹「そんなのは現実なんかじゃないよ」

理樹「…この世界も、恭介一人じゃなくて僕と二人なら少しは長く保つよね?」

理樹「ほんのわずかでもいいよ…。この世界が壊れる、その最後の時まで僕は恭介と一緒にいたいんだ」

理樹「恭介…離れたくない…」

恭介「理樹…」

恭介「まったく…」

………。

……。
0278名無しさんだよもん2011/05/12(木) 22:30:56.49ID:O80WMM+pO
久々に来てみたが
やはり恭介×理樹は鉄板だな・・・
0279名無しさんだよもん2011/06/03(金) 16:02:00.64ID:24Sk+Hc9O
ほっしゅ
0280名無しさんだよもん2011/06/03(金) 18:55:25.59ID:EpLDLORC0
わっふるわっふる
0281名無しさんだよもん2011/06/11(土) 15:22:41.37ID:/smfbQd/O
「……け」

…声がした。
なくなりかけていた俺の意識を必死に留める。
なんだ…?

「……うす…」

また聞こえた。
誰だ。
今この世界には俺しかいない。
真人も謙吾も消え、そして理樹と鈴を現実の世界へと送り出した。
俺一人だけのはずだ。
まさか……
足音が聞こえる。
唐突に、後ろ側の教室の戸が開かれた。

真人&謙吾「恭介!」

恭介「お前らかよ!!」
0282名無しさんだよもん2011/07/11(月) 17:53:36.61ID:f7FqhwYL0
咲夜×瑚太朗に目覚めそうだ
0284名無しさんだよもん2011/07/11(月) 20:30:36.13ID:D5xdEVhK0
咲瑚太で江坂さんが瑚太の「お父さんみたいな存在」
で出てきたら咲耶(がちはやルートでやってたこと)
ブーメランで面白いなと思った

戦地から帰ってきたときの江坂さんとの会話が好きだ
0285名無しさんだよもん2011/07/18(月) 23:56:38.32ID:zXCt8LRK0
1周した時点では私的にこうなった

攻:江坂、咲夜
受:吉野、今宮、洲崎
リバ:瑚太朗
0286名無しさんだよもん2011/10/01(土) 09:10:58.55ID:l4VMoalT0
(∵)
0287名無しさんだよもん2011/10/01(土) 14:20:32.39ID:6EmaTeIC0
Σ(∵)
0288名無しさんだよもん2011/11/19(土) 16:37:49.37ID:OGYU6bgi0
Σ(∵)Σ
0292名無しさんだよもん2011/12/09(金) 00:56:41.87ID:bwJ1g1VVO
恭介×理樹で今ちまちま書いているんだが、書きあがったらここにうPしていいか?
長くなりそうなんだがw
0294名無しさんだよもん2011/12/11(日) 01:46:57.72ID:YGJs5N0uO
レスありがとう
もう少しで完成するよー
全員登場させたら普通に本がつくれそうな長さになってきたから、削ったり削ったり、あとは削ったりして調整します。こっちに時間かかるかも
携帯からだから読みづらくならないか心配
02952922011/12/12(月) 22:59:27.42ID:D+UgmTfDO
とりあえず、何日かに分けてうpします。文章書いたの小学生のとき以来だwヘタクソだが萌えてくれると嬉しい
ひとつずつが長すぎたり、読みづらかったらすまないです
02962922011/12/12(月) 23:09:18.78ID:D+UgmTfDO
いつも一緒にいた。すぐ近くに当たり前のように

「理樹は…本当にだれが好きなんだ」
部室には女子メンバー。午後のお茶会に花を添えるのは、恋愛話。もちろん全員が理樹のことを好きなのは合意のうえである。
「鈴くんが(空気を読まずに)何度きいても誤魔化されるからな」
「だって、気になる」

誰かを選んで、みんなの関係を悪化させたくない。理樹はそう考えてるのではないか。しかしそれだと理樹に全員の気持ちを知られてることになる

「うーん…理樹くんの一番大切なひと、この中にはいないんじゃないかなぁ?」
「わふっ!わたしたちの他にリキと仲の良い方がいらっしゃるのですか…?」
「理樹くんはわたしたちの知らないところで、わたしたちが知らない子といちゃいちゃしてるってことですかっ」
「ほう。もしやそれはウチのクラスの…。確か彼女は理樹くんのことが好…」
「なんだっ誰だその相手って!」
「リキに…リキにそのようなお相手が…」
「そんなぁ理樹くんはわたしたちのおもちっモゴモゴ…なのにーー!」
「ほわぁっちちちっ違うよぉーわたしが言いたかったのはー」
来ヶ谷の言葉に動揺を隠せない全員…いや、一人静かに立ち上がる人物がいた
「『この中にはいない』そう…おっしゃいましたね」
なぜだろうか。この少女の目に『何か』が見える
「う、うんっ言ったよぉ…」
小毬にもそれが見えるのだろう。すこしばかりおびえながら返事を返した
―ほんの2、3秒だったが、美魚を見る全員に緊張が走る
「この中、つまり女子の中。直枝さんが好きな相手…それは…男性っっっ」
一瞬「またか…」と言いたげな空気に…
「うんっそうだとおもうよぉ」
包まれたかに思えた。だが、それに応えた小毬の言葉と
「やはりそうか。実はそうではないかと思ってた。」さっきのはほんの冗談だという来ヶ谷の言葉
あるものは叫び、あるものは言葉をなくし、またあるものは目を輝かせた
02972922011/12/12(月) 23:14:39.24ID:D+UgmTfDO
「なっなんでそんな話になってるのさーっ」
ここは女子寮の西園さんとクドの部屋。例の如く僕は『とりあえず』女装させられてこの場にいる。
「なに、少年の恋愛方面はどうなっているのかと思ってな」
「だからってなんで女装なのさっ」
する必要ないよねっ?だいたいなんで僕が男好きだなんて話に…
「男好きとは言ってませんが…そうですか、直枝さんは完全にそっちの人だったんですか」
「いやいやいや!」
ってゆーか頭の中で考えてることに反応しないでよ…
「リキ…」
「ん、どう…したの?クド」
少し涙目に見えるクド
「わたしは、リキが誰のことを好きでも…応援しますからっ」
その言葉と笑顔に来ヶ谷さん、西園さん、葉留佳さん、小毬さんも笑顔になる。そこで気付いた。そうか…みんな、僕のことを思ってこんなことしてくれてるんだ。こんな…女装とか…

…一瞬で感動が疑問に変わったんだけど…
「理ー樹くんっ細かいコト気にしちゃダメデスヨっ」
…僕って顔に出やすいのかなぁ…だって、これってみんなには僕が誰のことが好きなのかバレてたってことだよね。その証拠にずっと黙っている鈴を見る。鈴は小毬さんの制服の袖を掴み、部屋の隅に座っていた
幸い鈴の顔は強張ってるとかじゃなくて、普段通りだけど
『きしょい。近づくな』
そう言われても仕方ないんだ。だから、誰にも言えずにいた
「鈴、ごめんね…だまってて」
「え?」
でもこうやってみんなわかってくれたから…きっと鈴もわかってくれる
02982922011/12/12(月) 23:23:55.95ID:D+UgmTfDO
「みんな、ありがとう…だけどいつから気づいてたの?僕が………きょ…恭介のこと…っ…好きだって…」
気づかれてたことも恥ずかしいけど、言葉にしてみるとすごく恥ずかしいっ

…………あれ?
………………みんな
なんでそんなに静かなの?もしかして僕の好きな相手、知らなかった…とか…っ!?
「うーんと…2ヶ月くらい前だよぉ。修学旅行で海に行ったでしょ〜そのときから、かなぁ」
「最近の君たちの仲の良さにはお姉さん、あてられまくりだ。ふふっ…友情が愛情に変わるのに必要な少しのきっかけがあった…ということか?」
「いや、付き合ってる訳じゃないんだけど…」

あぁ良かった。自分から暴露してしまうっていう最悪な展開にはならなかったようだ
って…小毬さんっそのときなんだけどっ僕が恭介のこと好きなんだって自覚したのって
なんかやっぱりすごい人だなぁ

他のみんなは「ホントだったんですネ」「こまりちゃんがいったとおりだ…」「わふー…」「…(ぼたぼたぼた)」と呟いたり鼻血を出したりしていた
02992922011/12/12(月) 23:59:40.35ID:D+UgmTfDO
あの日…海で恭介と約束した。泣かない…泣くのは今だけだ

いつも一緒にいた。すぐ近くに当たり前のように
いなくなってしまうなんて考えたこともなかった。考えられなかった。考えたくなんかなかった。
それでも…考えずにはいられなかった。
クラスメイトが一人、また一人と退院して学校に帰ってきた。でも恭介はなかなか帰って来なくて…遠くの病院でお見舞いにも行けなくて

恭介がいなくなってしまうことが嫌だった、なによりも

だから…嬉しかった…海の冷たさと恭介の体温が、此所が夢の中じゃないって教えてくれて…

ほんとうにあんしんして…

なみだがつぎからつぎにあふれてきて…とまらなくなって

優しく撫でてくれる手のひらに、目に、恋を…した
03002922011/12/14(水) 00:48:03.72ID:t73GrjGLO

二人を助ける為なら何でもする
いつまでも笑っててほしい。お前らが幸せでいてくれることが俺の幸せなんだから

理樹と真人の部屋。だが理樹は女性陣に呼び出されて不在だ
「呼び出し…そういや謙吾、お前今度は一年の女子だったってな」
謙吾は俺達の中で一番モテる。呼び出されて告白なんて日常茶飯事だ。
「あぁ付き合う気は全くないと言ったがな」
そのハッキリ断るあたりはさすがに慣れてるというべきか
「なんでこいつばっかりこんなにモテんだよぉー筋肉の量も質もオレの方が上じゃね?」
むしろそれとその言動のせいで女が寄りつかないんだと思うんだが…
「理樹っちもモテるよな、ウチの女子全員からだろー?」
それは理樹以外、承知の事実だから隠すこともなく真人は言う。そもそもあいつらは理樹を中心に集まったわけだしな
……
「「そうか。理樹は男だったな」」
俺と謙吾は同時に言う。ぶっちゃけ今更、理樹が男でも女でも関係ない
「理樹はかわいいからなぁー守ってやりたくなるっていうか、かまってやりたくなるっていうか。いくつになっても根は甘えん坊なやつだよなぁ。何かあったらすぐに泣きついてきたり。
でもな…最近はそんなことも無くなって…俺が望んでたことだし、良かったとは思うさ。でもやっぱり少し寂しいかもな…。
あ、そうだ、きいてくれよ〜さっき理樹がな、すっっげぇかわいいことを…ん?なんだお前らその顔は」

03012922011/12/14(水) 00:55:02.23ID:t73GrjGLO
俺を見る謙吾と真人の顔は『またはじまった』と言わんばかりだ
「いや、別になんでもない。続けていいぞ」
「はっっ!筋肉さんがオレを呼んでるっっ…ふんっ…ふんっ…ふんっ」
自分でもわかってるんだが、どうも昔から理樹の話をはじめるとこうなっちまう。
鈴に聞かれたときには言われてしまった『お前ホモだろ。ド変態。』と…。だからこんな自分は謙吾と真人の前でしか出せない
「恭介、お前だってモテるじゃねぇか」
自重しようと黙っていたら真人がそんなことを言い出した
「はぁ?俺がいつモテたんだ?」
「…お前気づいていないのか?教室で漫画読んでるときとか、いつも遠くから女子達に見られてるじゃないか」
漫画読んでるとき…?
「まさか風紀委員か?くそっ俺の漫画を没収しようと…」
二木のやつ…恩を仇でかえす気かっ

「こいつは全く…ここまで色恋沙汰に疎いとは」
「オレ以下だな」
「自分のこともわかってないとか驚きだな」
「…はっ!オレ以下とかスゴくねぇか!?」

アホがなんか言ってるが、俺だってさすがに自分の気持ちには気づいてるさ
つい数日前だが、俺はそれを思いしらされた

ただの夢によって
03022922011/12/14(水) 01:13:25.21ID:t73GrjGLO
どうも292です。…読んでくれてる人いるのか…
質問なんだが、どの程度までの描写がいいかな?それによって先の展開をなおしたり次の話を考えるかも。
ぶっちゃけエロも書けるんだが…w
03032922011/12/15(木) 01:21:28.69ID:460fHdJ/O
夢の中にいながら夢だということを理解できる感覚。暗い部屋。膝を抱えて座っている俺。俺の前に立っている理樹の目には…涙。
そうか…あのときの夢か…
俺は…今度は我慢することなく理樹の手を引き、抱きしめていた
「きょうすけっ…」
「理樹…」
思わず強く抱きしめてしまう。こうして助けてやりたかった。
でもどうせこれは夢だ。俺がいつものように眠ってみてる夢。少しだけ力を弱めてゆっくり理樹の体を離してやる
「…僕ね…」
理樹が目に涙をためながら見上げてくる
「僕…恭介のことが」

…トメラレナイ

「恭介の、ことが…」

「好きだ」
それは理樹ではなくて、俺の口から出た言葉だった
「好きだ…理樹」
「あ……きょ…すけぇ」
ついに涙をこぼしてしまう。俺は理樹の頬を両手で包み……
「…っ」
理樹が驚いているのが両手と唇を通して伝わってくる。
「…はぁっ」
一度唇を離すと苦しかったのか理樹は息を吸い込んだ。

ドウセ……ユメナンダ

俺はもう一度理樹に唇を重ねる……さっきよりも深く

ナニヲシタッテ…カマワナイダロ…?
03042922011/12/15(木) 01:27:17.70ID:460fHdJ/O
「ぅっ……んぅっ」
強引に唇を重ね続ける
細かい感触なんてわからない。こんなこと、したこともないし、これは夢だから。
また息苦しくなった理樹が酸素を欲しがって口を開いた
「きょ……はぁ…ん、ちょっ…んっ…!」
無理矢理口の中に舌をねじ込む。逃がさないように、手を理樹の後頭部と背中に移動させ、きつく抱きしめる。
俺の腕の中でだんだん抵抗をしなくなる理樹が愛しくて…
もっと………
「理樹…」

「………… 」


「……」
時刻は午前1時前。
なんて夢を見ちまったんだ俺はっ…自分の意思で理樹に…。
それだけでは足りなくて、理樹を床に組み敷こうとしたところで目が覚めた

……理樹
理樹に会いたい。今すぐに
『起きてるか?』
そんなメールを送った数十秒後
『起きてるよ。予習してた。どうしたの?眠れないの?』
相変わらず真面目だな
『少しだけでいいんだ会って話さないか?』
そう返信した
03052922011/12/15(木) 23:12:47.04ID:460fHdJ/O
11月ももうすぐ終わる。今夜は一段と冷えるな…。理樹との待ち合わせ場所に行く途中、自販機で温かいコーヒーとココアを買う。
寮の近くだと見つかる可能性があるから、校内とは言えその場所まで数分歩く。買った飲み物が少しでも冷めないようにと、コートのポケットにそれらを入れた

「恭介、お待たせっ」
ベンチに座ってた俺の背後から理樹の声。俺の頬には何やら覚えのある温かさ。振り返った俺が理樹の手の中に見たもの
「はいっ今夜は寒いねー」
差し出されたそれと、理樹の手の中に残るもう一つ。二つ共、俺のポケットの中から温かさを伝えてくるものと同じだ。
「恭介はコーヒー飲んでも普通に眠れるんだよね。なんか羨ましいや」
ここに来るまでの自販機は一つじゃない。
「好きそうなの選んだよ」
コーヒーなんて、どんだけ種類あると思ってんだよ…
「恭介?」
普段ならあまり買わないメーカーの、種類のものなのに

「…はははっ」
「…?どうしたの?恭介…うわっ」
理樹の頭を撫でてやる。髪がぐしゃぐしゃになるくらいに。理樹の、少しクセのあるやわらかな髪は撫でてるこっちも気持ち良くて
俺がポケットから取り出した物を見て、理樹も驚いていた。

本当はもっと前から気づいていたんだ。でも気づかないふりをしていた。こうして、短い時間でも理樹と話してることが嬉しい

そろそろ寝ないとマズイような時間になり、寮へ歩き出す
03062922011/12/15(木) 23:22:15.69ID:460fHdJ/O
ふとさっきの夢を思い出す。…あれは俺の願望なんだろうか…理樹の唇を見る。
ドクン……
「じゃあここで。おやすみ、恭介」
ドクン……
「えっ……ぁ……」
俺は理樹を抱きしめていた。驚いた理樹は反射的に身体を離そうとした。そして顔をあげた理樹の、まだココアの甘い香りのする唇に俺は
『きょーすけ』
……鈴っ!

出来ない…俺が守りたい大切な二人を、その俺が傷つけてどうする…
「ぁ……」
俺は理樹の前髪をかきあげて、額にキスした。身体を離すと理樹は真っ赤になっていて
「…おやすみ、理樹」
別れ際、一瞬見えた理樹の表情の中に、さみしそうな色が見えた気がしたのは、それだけ理樹が俺を慕ってくれてる、という俺の自惚れからだろうか
自惚れであっても、俺はそんな一瞬だけで嬉しい。それで充分だ。俺は…二人を守るために…自分の気持ちを殺したってかまわない
03072922011/12/15(木) 23:31:04.05ID:460fHdJ/O
「ふぁぁ…」
明日の予習も終わったし、そろそろ寝なきゃ

ヴーーッヴーーッ
ん?…メールかな?こんな時間に誰…
「あ…」
恭介…
『起きてるか?』
そんな簡潔なメールにも嬉しくなって、多分こんなことだけでも今の僕は赤くなってるんじゃないかな…
寮から離れた場所で今から会うことになった。なっなんだろっ…僕になにか話があるのかなっ
ドキドキする胸をおさえつつコートを手にとる。かっ顔、変じゃないかなっ…鏡を見る。
「しまった…」
勉強中ジャマだなと思って、前髪結んでたんだっけ。でもっ気づいて良かったよっこんなちょんまげ姿で会うとか恥ずかしすぎるっっ
急いでついてしまった癖を水で濡らして直す。深夜だとか気にしてる余裕も無く、ドライヤーで乾かす。よし、大丈夫だ。恭介待たせちゃったかなぁ

僕の期待に反して、話っていうのはいつも通りのただの会話だった。…いやいやいやっ!変なことは期待してないんだけどっ
驚いたのは、恭介が僕が飲みたいって思って買ったココアを既に買っていたこと。
コーヒーを飲んだら眠れなくなるから、僕は夜はコーヒーを飲まない。それは恭介だって知っている
だけどここまで来る途中にある自販機は一つじゃない。その分、他の温かい飲み物なんてたくさんある。
僕はココア好きとかいうわけでもないし、むしろあまり飲まない
それなのに…恭介は僕が欲しいものを当てていたんだ
03082922011/12/15(木) 23:37:12.26ID:460fHdJ/O
寮まで帰ってきて、階段までやってきた。僕の部屋は1階だから、ここで恭介とは別れる
「じゃあここで。おやすみ、恭介」
「…」
さっきから口数が少なくなってたのには気づいてた。どうしたんだろ…元気ない…

「えっ……ぁ……」
一瞬、何がおきたのかわからなかった。僕は…恭介に抱きしめられていた
驚いて身体を離そうとしてしまう。僕を見おろした恭介は多分…僕の唇を見ていて…すぐ近くからコーヒーの香りがした

「ぁ……」
前髪をかきあげて額にキスされる
いつの間にか閉じていた目を開くと、さっきまでとは違う、あの海で見せてくれたような本当に優しい笑顔
「…おやすみ、理樹」

キ…キスされるのかと思った…そっか、おでこ…あはは
そりゃそうだよね…恭介にとって、僕は…幼なじみで親友で、弟みたいなものなんだから

……あれ?胸が…痛いよ…
僕、また弱くなっちゃったのかな…ただ、ホントウのことを考えただけなのになぁ…

もう恭介の姿は見えない。こんなことで泣きそうになって…ごめんね…。今泣いても、誰にもわからない
でも泣くわけにはいかないんだ
0309名無しさんだよもん2011/12/17(土) 09:38:59.30ID:AjSBUjPk0
>>302読んでるよ。
エロい話だと?!

けしからん!もっとやれ!・・・・是非やってください。
楽しみに待ってます
0310292です2011/12/17(土) 10:24:07.24ID:DCpni0iNO
>>309
ありがとう…こんなに連投して…なんか申し訳ないなと心が折れそうだったww
この話はあと半分くらい。視点を変えるからどうしても長くなる…
最後までよろしくー
03112922011/12/17(土) 22:44:20.21ID:DCpni0iNO
翌日
「恭介!おはよー」
学食の入口で待ってた理樹は俺を見つけるや否や、とびきりの笑顔で手を振って駆け寄ってきた。手をつながれた俺は、そのまま理樹に手をひかれて歩く。
「今日の朝ごはん、食べたいのが2種類あってさぁ〜。ねぇ恭介、半分こしよっ」
もちろんだ。そんな顔で言われたらな
休み時間
窓から教室に降りると、小毬がお菓子を振る舞っていた。
「お、俺にもくれよ」
「あ〜恭介さーん。じゃあコレ、どー……」
「はいっあーん」
条件反射で口を開ける
パクっ
うん。甘いな。
じゃなくて……っ
「恭介、美味しい?」

あぁ、いろんな意味で美味い……。目の前にはすごくかわいい、またもやとびきりの笑顔の理樹
視界の端になにやら赤いものが広がってる気がするが、そんなもんは気にならないくらい…………かわいい…………
……
…………
………………
はっ!!!やべぇっ召されるとこだったっっ
つーか今の誰かに見られてたかっ?

広がってた赤いもの…血の海の中に倒れてるのは来ヶ谷と西園。やっぱりな…
小毬には当然見られたが、残りは…
…良かった。見られてないみたいだ
「…」
何故か謙吾に思いきり睨まれた
03122922011/12/17(土) 22:49:26.86ID:DCpni0iNO
そして放課後。自室
その後の休み時間も昼休みも、理樹はいつも以上に俺にべったりだった。
いや、そりゃ嬉しいさ。嬉しいんだが、昨日までとは状況が違うんだよ…マジで意識しちまうから……
あーっ!昨夜誓ったばっかりだってのに、すぐに妙な気分になるっ

待て…もしかして理樹は俺の事を…………
いやっ駄目だっ。俺は理樹と鈴にくっついて欲しいんだ。鈴も理樹のことが好きだからな

…鈴も、か。…認めるさ。俺も理樹が好きだ。だからこそなんだ。冷静になれ…
『僕、鈴と付き合うことになったよ』…あぁ
『僕、鈴と結婚するよ』……あぁ、良かったな
『恭介は僕のお義兄さんだね』…………ぐっ
『恭介…おにいちゃん』……………ぐおぉぉぉおっ落ちつけっ素数を数えるんだ……2…3…4
『だっ…ダメだよっ恭介おにいちゃん…っそろそろ鈴が…帰って来ちゃうからぁっ』
うがあああああああああああっっっ!!!


ダメだ……限界だ…

「理樹いいぃぃぃっ好きだああああああああ」
「恭介?」


時が止まった

「どうしたの?こんな時間から部屋にいるなんて。わっ…顔、真っ赤だよ!?」

叫んだのが……心の中で…良かった

真人…こんなことをしょっちゅう言えるなんて…初めてお前を羨ましいと思ったぜ。
03132922011/12/17(土) 23:06:43.92ID:DCpni0iNO
恭介は自分の部屋にいた。床に座って、ベッドの上に置いた枕に顔を埋めてた。
上げた顔は赤くて。どうしちゃったんだろ…あんなに顔赤くして…
「もしかして風邪?熱あるの?あ、昨夜のせいじゃ…」
寒い中に居たから…きっとそうだ!


風邪なんかじゃないんだ、お前の事を考えて妄想が暴走した。なんて言えるわけがない
「熱はかろうよ」
理樹が部屋に入ってくる。確かに熱はあるだろうが…
ガッ!
「うぁっ!?」
「理樹っっ」


痛…………く…ない
僕の足下からは漫画が崩れて倒れるバサバサという音。そうか、これにつまずいちゃったのか。
周りにも積まれてただろう漫画が、連鎖的に崩れる音
「…大丈夫か?理、樹……」
恭介が助けてくれたんだ。まったく…ちゃんと片付けてよね…恭……介っ…
すぐ目の前に恭介の顔
仰向けに倒れた恭介の上に僕がのっかってる。このままだと恭介は動けない
…僕は…動ける

あのさ、恭介…


このまま…キスしても、いい?
03142922011/12/17(土) 23:08:57.58ID:DCpni0iNO
お約束
そして理恭風味
03152922011/12/19(月) 10:50:15.08ID:GHeHH9cYO
こつん…
理樹の額が俺の額に触れる
「……ちょっと熱いかもね」みんなで遊んでたんだ。恭介も呼ぼうと思って来たんだけど、どうする?休んどく?

その状態のままそう訊かれて「そうだな…」とだけ応えた

顔を離した理樹は……泣いていた。涙は流していなかったけど

身体を起こした俺たちは、何も言葉も交わさないまま見つめあった

ふたりの為に俺は気持ちを隠そうと思った。それは間違いなのか?
理樹にこんな顔をさせているのは…俺なのか…?

泣いちゃ、ダメだよ…やくそくしたのに…
涙を堪える限界を感じて、僕は恭介に抱きついた
それと同時に恭介も抱きしめてくれた。苦しいくらいに強く



「恭介…、しばらくこのまま抱きしめてもらってていい…?」
恭介の匂いのする胸に顔をうめる

「俺も、しばらく抱きしめてていいか…?」
理樹の匂いのする髪に顔をうめる


それだけの言葉のやり取り
今はただ、目を閉じた
03162922011/12/19(月) 10:59:44.29ID:GHeHH9cYO
理樹がきょーすけのことを好きだと知った
少し淋しくなった。理樹が誰のことが好きなのか、すごく気になってたから

その相手があたしだったら…
こまりちゃんだったら?クド…くるがや…みお…はるか…。みんな理樹が好きだ。あたしはみんなのことがすきだから、理樹が誰のことを好きでもわかる気がした

だがまさか…きょーすけだなんて
…きょーすけが嫌いなワケじゃない。ショックなのには他の理由がある…と思う
男同士とか、そんな理由じゃない。あたしが小さいころから一番近くにいた二人がいっぺんに遠くに行ってしまう気がして

うん…そういうことか
でも、あたしはきょーすけのことも…

だいすきだ

ぜっぜったいに言ってやったりしないがっっ!

あいつらは昔からベタベタして仲が良かった。きっときょーすけも理樹のことが好きなんだろう

うーみゅ…なんかよくわからなくなってきた…

今がショックでも結局…理樹が、きょーすけが、幸せになってくれるなら
あたしは嬉しいんだろうな
03172922011/12/21(水) 17:03:14.75ID:EGCNSTwPO
それから俺たちは、何もなかったかのように振る舞う…かと思った。理樹は――逃げようとしなかった。
それまで通り、まっすぐに俺を見て…目があうと少し赤くなって微笑んで。
俺なんかよりも余裕がある
…いや、そんなわけない。理樹だって不安なんだ。ちゃんと言葉で伝えてやりたい。
俺はまだ鈴を言い訳にする気か?

数日後。部室
俺は理樹以外のバスターズメンバーに囲まれていた。
何故だ。俺は仮にも上級生。先輩だぞ、年長者だぞ、元リーダーだぞ。何故地べたに正座させられてるんだ…
全員が俺を見下ろしてる。あの能美や小毬でさえ…
俺の目の前、みんなの中心にいるのは…鈴
お兄ちゃん何かしたか?妹よ…

「きょーすけ、理樹に好きだって言え」

「…………は?」
耳がおかしくなったみたいだ。鈴がこんなこと言うわけない
「理樹のこと好きなんだろ」
「……………ぐっ」
いつものように誤魔化すか…だが俺としたことが、8人から発せられる威圧感に何も言えなかった。
「言っとくが、ネタはあがってるんだ」
…そりゃそうだろ、そっちには普段の俺の言動を知っている謙吾と真人がついている。だが鈴以外は喋らない。なんだ…何か企んで…
いや、こいつらのことはよくわかってるつもりだ。俺をはめようとか、考えたとしてもだ…理樹を利用したりはしない

…俺は立ち上がる。誰もそれを止めない


鈴は…真剣なんだ
03182922011/12/21(水) 17:10:18.34ID:EGCNSTwPO
対峙する俺と鈴。再び問われる
「好きなんだろ、理樹のことが」



「あぁ、好きだ」
あの日の…抱き合ったあの時に見た理樹の、泣き顔、を思い出す
「お前の言う意味で、の『好き』だ。」
本音をぶつける。
「俺は理樹を…鈴、お前にだって渡さない」




「理樹は、自分の部屋にいる。お前のことを待ってる。」

俺にかけられた言葉は鈴のその一言だけだった
その言葉をきいて俺は部室の外に出た
今は少しでも早く、ここからいなくなるべきだと思ったから

俺の背中を押してくれた代わりに傷ついた、最愛の妹と最高の仲間たち

謝ったりはしない。ただ…


ありがとな
03192922011/12/21(水) 23:02:11.98ID:EGCNSTwPO
理樹の部屋。ノックをするが、返事がない…いないのか?ドアを開けて、中を見る
理樹は…いた
ベッドにもたれ掛かって、寝息をたてていた

待たせすぎたか…風邪ひいちまうぞ?
理樹?

起こすのが勿体ない気がして隣に座る
久しぶりだな、理樹の寝顔。理樹の頭を自分の肩に乗せてやる。理樹の手に自分の手を重ねる

理樹の手、暖かいな…
ずっとこのままでいたい
けど、早く起きろよ
俺さ…すごくお前に言いたいことがあるんだ



……ん…?あれ…僕、寝てた?
鈴に部屋で待ってろって言われて…いつの間にか寝ちゃってたんだ

手が何かに包まれて暖かい
頭に何かがのっかっててちょっと重いけど
身体の横が何かに触れてるみたいで暖かい…

少し身動ぐと頭の上の重さがなくなって……

目を開いて…そこに見えたのは…………


0320どうも292です2011/12/21(水) 23:24:45.13ID:EGCNSTwPO
さて、これで終わりです。
完璧超人恭介が恋愛に関してはウブでヘタレ(笑)理樹の方がどこで得たのか、経験値は高い。
最後がこんななのは、続きも作ってあるからなんだが…
鍵キャラ全般の801スレだから、恭理ばっかりってのも良くないよな
一応、ここに書いていいのか?ってくらいエロいwのも考えてるが、またその内に
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
0321名無しさんだよもん2011/12/26(月) 23:10:26.62ID:JKW3Rf2aO
つまり俺達が他のカップリングの話もしてればまた恭介と理樹を書いてくれると
0322名無しさんだよもん2011/12/28(水) 19:52:41.75ID:JQcsJ1GaO
俺は全力で恭理を推すぜ
なにしろ理樹が男とは思えん程可愛いからなあ…
これはやはり有りだ
0323名無しさんだよもん2012/01/02(月) 12:02:55.50ID:oxfL2BlbO
全クリしたあとに主題歌が恭介視点だと知り、歌詞中の僕=恭介、君=理樹だと気づいたときの衝撃ったらなかった
0324名無しさんだよもん2012/01/04(水) 21:22:52.77ID:D591dRIgO
人を好きになるのって、すごいことなんだと思う。確かに考えすぎて、思い詰めてしまうことだってあるけれど。大好きなその人が笑いかけてくれるだけで、心の中が暖かくなるんだ

目を開ける。いつもの僕の部屋。眠っていたのはベッドの上では無いけれど。
「…起きたか?理樹」
聞き間違えるはずの無い、その人の声。最近はその声を聴くだけで、ドキドキするようになって…だけど今感じているのはそれだけじゃなくて、なんだろ…安らぎ…かな

「…なんか…寝ちゃってたみたい」
まだ少しぼんやりしている
「恭介…肩…ありがと」
まだ頭を起こしたくなくて、そのままで話し始める
「手も……あったかい」
目線は自分の手に重ねられた、僕よりも大きいその人の手に向けられる

あの日、僕の気持ちはきっと恭介に知られた。ちゃんと告白したワケじゃないけど、あんな風に泣きついて、抱きついて…僕は弱いままじゃないか……
0325名無しさんだよもん2012/01/04(水) 21:28:07.53ID:D591dRIgO
「理樹、お前は………強くなったな」
え…
考えてたのと正反対のことを言われる
「強くなったよ……本当に」
恭介…何を言ってるの…
「それに比べて俺は、自分がこんなに弱いなんて思わなかった」
―――恭介が…弱い…?
「ったく…マジでお前らには驚かされっぱなしだ」
「お前…ら?」
「あぁ…」
顔を上げて、恭介の方を見る。目が合った恭介の顔は笑顔で、少し…赤い…?
「でも僕…泣いちゃったよ…恭介にすがって……約束…し…」
重ねられた恭介の手に少し力が込められた
「ごめんな…理樹」
もう片方の手が僕の頭を撫でる。その「ごめん」は…どっちの意味?それは考えるまでも無かった
「辛い思いをさせて…泣かせて……悪かった」
そのまま抱きしめられる。昔から手を繋いだり、撫でられたり、抱きしめられたり、そういったスキンシップは普通のことだった。
でも今のこれは違う。すごくドキドキして…心臓の音が恭介に聴こえちゃいそうなくらいに。
0326名無しさんだよもん2012/01/04(水) 21:31:00.63ID:D591dRIgO
言わなきゃ………
「恭介…」
恭介を見上げる
「…僕ね…」
ちゃんと…言わなきゃ…
「僕…恭介のことが」
声が震える。涙まで浮かんでくる
「恭介のことが……」

「好きだ」
……っ
「好きだ…理樹」
「あ……きょ…すけぇ」
耐えていた涙が溢れだす。そっと恭介の両手が僕の頬を包んで、親指で涙を拭われる。その動きに僕は目を閉じた…
「正夢に…なっちまったな…」
吐息が唇にかかるくらいの距離で、恭介がそう呟いた。「なんのこと?」そうききたかったけど…次の瞬間には…口はひらけなくなってて。そんな疑問はふわふわした気分に流されてしまったようだった

人を好きになるのって、すごく幸せなことだと思う。大好きなその人が側にいてくれるだけで、心の中が暖かくなるんだ
僕もその気持ちを与えることできるかな?

「あのね恭介……僕も恭介のこと、大好きだよ」
0327名無しさんだよもん2012/01/04(水) 21:34:22.72ID:D591dRIgO
自分でもモヤモヤしてたんで、つい…勢いで続きをうpしてしまった…ごめん
恭理は最高だっ
0328名無しさんだよもん2012/01/27(金) 11:22:56.11ID:i7Qg1DTnO
過疎ってるな
0329名無しさんだよもん2012/02/02(木) 00:56:00.70ID:Rpt2THcSO
純愛イイヨーイイヨー
少女漫画チックで良いな
0330名無しさんだよもん2012/03/17(土) 15:53:45.20ID:7wGVVW0b0
ほっしゅ
0331名無しさんだよもん2012/05/01(火) 19:42:41.41ID:eRsOiM/G0
保守
0332名無しさんだよもん2012/05/13(日) 11:19:00.07ID:pDVAQDITO
久しぶりに来た
すごく久しぶりに↑の自分が書いた話読んだ
読みづらいしヘコんだ…スレ汚してすまんかった
ところで今エロ書いてるんだが需要あるかな?
0334名無しさんだよもん2012/05/17(木) 00:23:29.82ID:m9qDfIqrO
おぉっ人がいた!
わかったぜ!今行き詰まってるが必ず完成させるからなー!

リトバスもアニメ化するし恭理好きがもっと増えれば良いな
0335名無しさんだよもん2012/05/21(月) 16:11:28.74ID:IDKiTSiq0
>>333さんのために懲りずにうpします
まず本格的なエロ投下の前に前回の恭理話の続編的なものを

pcで見たら改行ひどかったんだな…今度から気を付ける
0336名無しさんだよもん2012/05/21(月) 16:20:39.23ID:IDKiTSiq0
叶わない想いだと思ってた。
考えれば考えるほど辛くて、切なくて…
それなのに、僕の大好きな人はその日、僕のことを好きだと言ってくれて
…僕も好きだって伝えて…

今はこんなにも幸せだよ…恭介…


「…ん…」
僕の部屋。真人は出かけてていない。部屋には僕と恭介と…キスの音。
「はっ…ちょっと待って…苦し……っ」
「…ダメだ、待たない」
何度もキスされる。そしてその行為は、いつものように段々エスカレートしていく。
「っっ」
恭介の舌が僕の口の中に入ってくる。僕の舌を恭介の舌がとらえる。
そのまま絡められ、擦り上げられ、吸われる…
「はっ…ぅぅんっ」
背筋をぞわっとしたものが駆け巡り、思わず変な声を出してしまった

嬉しそうな声で問われる
「なんだ…?今の…気持ち良かったのか?」
「…………ぅん…」
素直に頷いてしまう
「じゃあもっとキス…するな?」
0337名無しさんだよもん2012/05/21(月) 16:24:54.38ID:IDKiTSiq0
…がぅ……ちがうよ。もっと別の……して欲しい

恭介は僕のことを大切にしてくれる。
そのせいか、付き合い始めて一ヶ月たつのに、キス以上のことはしたことがない。

僕の方がこんなに焦れるとか…なんか恥ずかしい
でも……

「も……キス…いいから」

「恭介…僕ね…」

「…………良い…よ」

恭介は驚いた顔をして、
「良いって…お前」
少し困ったような顔になる。
「こういうことだぞ…」
「ぁっ」
そのまま耳にキスされる。シャツのボタンを上2つだけ外されて
キスは首筋にそって下に移動していく
僕だって、怖くない訳じゃないし、すごく恥ずかしい…どうしても体が震えてしまう。
だからきっとそれを、無理してる、って受け取ったんだ
0338名無しさんだよもん2012/05/21(月) 16:30:43.78ID:IDKiTSiq0
ちゅ…という音を立てて、鎖骨の辺りから恭介の唇が離れる

「理樹……嫌なら止めるから」
頭を撫でられる。この人はいつもこうだ…いつも…本当に優しくて、優しすぎて…

「嫌じゃないよ…」
そのせいでこっちがヤキモキしてるなんて…全然気づいてないんだ

「…………恭介に……」
僕は残りのシャツのボタンに手をかけて…

「………あげる…よ」

それを、外した…
0339名無しさんだよもん2012/05/22(火) 20:44:26.15ID:gMS+V5Sp0
「…ん……きょう…すけ…ぁっ」
ガチャッ
「理樹ーきょーすけ知らない…か……」
「はっ…ん」
…え?……鈴の声?―――ま…さか……
「もぉ〜鈴ちゃーん、ノックもしないで開けたら理樹くんびっくりしちゃ……う」
小毬さんの…声
恭介も僕も、あまりにも突然の事に動きを止める

ぱたん…と、ドアの閉まる音

うーんと…落ちついて状況を整理しよう…

恭介は服をちゃんと着ている。
上着は脱いでネクタイは緩めてるけど、まぁ格好だけなら見られても問題はない。
そして、僕。シャツのボタンは全て外れている。
シャツは肩から落とされ、かろうじて両腕に引っかかっている状態になっている。
今恭介には胸のあたりを…まぁ…その…うん……
ドアとの位置関係は全然全く死角にはならないという徹底ぶり。
これって真っ最中を見られたってことだよねー……
全てを理解した次の瞬間、僕たち4人の叫び声が寮内に響きわたった…
0340名無しさんだよもん2012/05/22(火) 21:04:20.06ID:gMS+V5Sp0
「理樹くん、恭介さん、……ごめんなさい…」
「うぅ…ごめん…」
「いやいやっ……鈴も小毬さんも、なんかこっちこそごめんなさいっ」

男子寮の廊下で叫んでいた鈴と小毬を、周りに配慮して理樹は瞬時に部屋に入れた。
なんというか、ピンチの時でも冷静な判断だな。
周りの連中は「相変わらず騒がしいな」くらいにしか思わなかっただろう。
でもその後の事は考えて無かったらしい。
3人揃って真っ赤な顔で謝りあっているようだ

「きょーすけ…怒ってるのか…」
「……いや、怒ってはいないが」
因みに俺は、見られたことなんかより未遂で終わったことに不機嫌な訳だ。
理樹のベッドで布団を頭まで被って…まぁつまり……拗ねている。………悪いかよ…クソ…
向こうからわからない程度の布団の隙間から、様子を伺う。
さっきの理樹はマジでヤバかった。そりゃあ俺だってそういうことは…何度も考えたことはある。
だがまさか理樹から誘われるとは。
『恭介に…あげるよ』か…
あー…ヤバいな。部屋には鈴と小毬がいるってのに…
こいつらは俺が布団から出られない理由はわかってないだろう…良かった
0341名無しさんだよもん2012/05/22(火) 21:24:05.85ID:gMS+V5Sp0
「安心しろ、鈴くん。恭介氏は男の子の事情で出られないだけだ」
「わたしもお二人のその現場、目撃したかったです…!」

「待て。なぜお前らまでいるっ」
布団から勢い良く出る。おかげで急速に萎えたからな、結果的にそれには感謝だ
「いやなに、学生寮というエロシチュでこれ幸いとエロ行為をはたらこうとする気配を感じてな、
来てみたら案の定…」
「わたしも…素敵な予感に誘われて来ました」

何だかんだでいつもの俺達のノリになっていく。
来ヶ谷たちに色々つっこまれている理樹を見ていると、理樹もこっちを振り向いた。
さっきのことを思い出したんだろう…恥ずかしそうに目をそらす理樹。
だがすぐにまたこちらを見て、尚更真っ赤になる
かわいすぎだろ……お前

その後の俺ときたら、理樹とどうやって二人きりになるかとか、
来週のクリスマスの予定の練り直しだとか、
そんなことしか考えられなくなっていた
0342名無しさんだよもん2012/05/22(火) 21:37:05.74ID:gMS+V5Sp0
以上です
リアルタイムで書いてたので最後のとこが季節外れ
今後うpしたいエロはこれとは繋がってないです

恭理しか書けないけど誰かネタをください…w
0343名無しさんだよもん2012/05/23(水) 01:55:03.30ID:ijCbHy2X0
凄く良かった
何か滾るものがあるな…やっぱ恭×理は鉄板
0344名無しさんだよもん2012/05/23(水) 19:09:15.56ID:mpPEVfeN0
>>343
書いた甲斐があった…その最初の六文字がすごく嬉しいよ…
読んでくれた人ありがとー

ではこの勢いでエロうpします!生まれて初めて書いたエロが801てw
因みに長いです
0345名無しさんだよもん2012/05/23(水) 19:10:59.55ID:mpPEVfeN0
「……け……おきて…」

ん…なんだ…体の上に何か…乗ってる?

「きょ…けぇ、きょうすけってば」

「…」
…あぁ、なんだ夢か。夢に決まってるな。
だってあり得ないだろ、こんなの

「ごめん、起こしちゃって…」
もしこれが夢じゃないなら
「恭介、僕の身体、なんかおかしくなっちゃったみたいなんだ…」
少しばかり…いや、
「お願い……たすけて…」
結構ピンチなんだが…
0346名無しさんだよもん2012/05/23(水) 19:12:58.61ID:mpPEVfeN0
すっかり定番になったメンバー全員での賑やかな夕飯を終えて、
今夜から連休を利用し実家に帰るという真人と謙吾を見送る
「お前ら二人仲良く帰省か。なにかあるのか」
「ふっ、それはな、鈴…」
「帰りたくねぇよぉー理樹ぃぃーっっ」
「たったの2日じゃないか、大袈裟だなぁ。暑苦しいから離れてよ…」
真人が帰りたくなかろうが、家の事情らしいんだが…何故謙吾まで。
「真人、どっちが先に到着するか勝負だっ!!」

なるほど。走って家に帰るのか。で、勝負したいからついていくと。
荷物抱えたデカい男が二人、昼間に全力疾走するよりは夜の方が人目も無いし良いか。
公共の交通機関を使わないのは、まぁ当然だ
「いやいやいやっ!」
すかさず理樹がツッコミを入れる。謙吾ではなく、俺に
…流石だな理樹
0347名無しさんだよもん2012/05/23(水) 19:14:36.95ID:mpPEVfeN0
「…勝負……だと?…へっ!!受けてやるぜっ!!」
あっさりとノせられた真人が抱き締めていた理樹を離す。

………何だ?今なんかほっとしたような…
俺がそんなことを考えてる間に真人と謙吾の二人は消えて行った。
そして俺達も各々部屋に戻ろうということに
理樹と一緒に寮に帰ろうとしたが、理樹は女子達に連れていかれた。
…あーあ……がんばれよ…理樹…
俺は一人、その背中を見送ったのだった

男子寮は風呂場は共同だ。改装が済んだら女子寮みたいに部屋にも付くんだろうが…
ぶっちゃけ男の風呂なんてどっちでもいいよな
風呂からあがり、服を着る。
服の一番下に置いていた自分の携帯が、着信があったことを知らせていた。
「…っ!?」
着信…20件…ほとんどが鈴からだ
…何があった
0348名無しさんだよもん2012/05/23(水) 19:18:04.43ID:mpPEVfeN0
「きょーすけーっっ!!!」
突然入口のドアが開いた
「きょーすけ…っ…いたっっ!!」
「鈴っ」
周りの奴らも驚いていたが、鈴はそんなことにも構わず裸の男どもを掻き分けて脱衣場の中に入ってくる。
「きょーすけっ…きょーすけっ」
「鈴…落ち着け、何があった?」

「……理樹が…」
「…っ」
「理樹が……倒れた…病気は治ったハズなのに」
「ナルコレプシーで…倒れたのか?」
「たぶん違う。…理樹、苦しんで…倒れたんだ」

救急車を呼ぼうとしたが、とりあえず俺に知らせようと来ヶ谷に止められたらしい。
…鈴は来ヶ谷を疑う事なく、俺を呼びに来てくれたわけだが…
0349連続投稿なので携帯から2012/05/23(水) 19:27:00.17ID:2yFAUHeHO
「あ、恭介さんっ」
「能美、理樹は?」
理樹の部屋に入ると、そこには能美と小毬、あとはベッドで寝ている理樹だけだった。
「はい。何度か苦しそうにしていましたが、だいぶ落ちついたみたいです
…ただそれほど高くはないですが、熱があるようで…」
「さっきまでゆいちゃんたちもいたんだけど…
女子寮の門限があるから、先に帰って上手く言ってくれるって…」
「…そうか」
来ヶ谷、三枝、西園…か。
十中八九なにか企んでるな…
「理樹…」
ベッドで寝ている理樹の頬に手をあてる
「確かにいつもより熱いな…」
吐息が触れるほどに顔を近づけて、頭を撫でてやる。
「けど、そんなに深刻な状態じゃなさそうだな」
あいつらが何かを企んでいるとしたら、少なからず理樹の体調はこれ以上悪くならないってことだ
「……理樹」
俺は理樹の髪に顔を埋めた
「一応、今夜俺はここに泊まるから、お前らはそろそろ…」
振り向くと小毬と能美は真っ赤になっていた。なんだ?
「そうか、理樹はもう大丈夫か…良かった」
鈴だけはいつもの顔色だ。
「じゃああとは任せるぞ。でもなにかあったらちゃんとしらせてくれ」
「あぁ、解った。鈴…ありがとな」
「っ!?」
0350名無しさんだよもん2012/05/23(水) 19:27:50.21ID:mpPEVfeN0
女子寮への帰り道
「小毬さん…」
「…うん…クーちゃん」
「どうしたんだ?二人とも顔が真っ赤だ」
「恭介さんと理樹くん…二人はとっても…す、素敵な関係だね〜…」
「……あぁ!さっき、きょーすけが理樹にベタベタしてたことか?あんなのいつものことだ」
「「…」」
「むしろ抑えてた方だな。
あの変態馬鹿兄貴は理樹の頭とかほっぺたとか肩とかしょっちゅう触るしチューもするし」
「「……」」
「さすがに今は口にはチューしたりしないけどな。
小さい頃は泣いてる理樹を慰めてるときにしてたのを、偶然見たことがある」
「「…………」」
「あとは、そうだな…」
まさか鈴による暴露トークショーが始まっているとは、その時の俺が知るわけもなかった
0351名無しさんだよもん2012/05/23(水) 22:18:54.83ID:mpPEVfeN0
12時。そろそろ電気消しとくか…
朝、起きたら一応理樹を病院に連れて行かないとな…。休日診療をやっている病院も調べてある。
まだ理樹は眠ったままだが、目が覚めたときに気づけるようにベッドのすぐ横の床に布団を敷いた。

もちろん来ヶ谷には電話をして問い詰めた。
『あぁ、その通りだ。わたしたちが…何か、を理樹くんにしたんだ』
「…ふざけるな」
アッサリと認めた来ヶ谷に、嫌でも怒りを覚える。
どんな理由があったとしても、理樹は今でも熱が下がりきらなくて苦しんでいるんだ。

「お前ら…俺の大切な理樹に何をしたんだ」
『フフ…俺の、大切な…か。』
「……なんだ…?当然だろ」
当たり前のことを何故繰り返すんだ?こいつは
『いや、なに…悪いようにはしていないさ。理樹くんを思ってしたまでの事』
理樹の事を…思って?
『それに恭介氏、君の為でもある』
「…」
『まぁがんばってくれたまえ恭介氏』
0352名無しさんだよもん2012/05/23(水) 22:26:09.69ID:mpPEVfeN0
そこで電話は切られた。意味は解らないが、とりあえず大事には至らないってことだ。

「ん…」
「っ…理樹?気がついたか?」
ゆるゆると理樹の瞼が開かれる。
「恭介…」
「どこか痛むところとか無いか…?」
「だいじょぶ…だと思う。…あ、少しクラクラするかも…」
理樹は起きあがろうとしたがかなわず、また横になる。
「まだ熱があるからな…無理して起きなくていい。ほら、飲むか?」
飲みやすいようにストローを挿したペットボトルのスポーツドリンクを差し出す。
「ありがとう…。…恭介、床に寝るの?」
床に敷いた布団に理樹が気づく。
「あぁ、上だと真人の臭いが染み付いてるからなぁ」
笑いながら答える。
「因みにこっちの布団は自分の所から持ってきたヤツだ」
「そこまで嫌がらなくても…」
だって、アイツ布団の上でも筋トレしてるんだぜ…

「あの、恭介…こっちで一緒に寝よう?」
0353名無しさんだよもん2012/05/23(水) 22:32:28.99ID:mpPEVfeN0
「え…あぁ、俺は構わないが。狭くならないか?」
「平気だよ」
理樹が掛布団を持ち上げる。具合が悪いときは人が恋しくなるって言うからな。
いや…それって風邪のときだったか?まぁどっちでもいいだろ

それなら…と、俺は理樹の布団に入り、なんとなく自然に理樹を抱き締める。
「あ…」
理樹も驚いたようだが、俺の背中に手を回して擦り寄ってくる。
可愛いな…

なんだ…胸が…ドキドキする
心地よいくらいの、心拍数の上昇
いつもより高い、理樹の体温
いつもと同じ、理樹の匂い
「きょうすけ…」
聴いたことがないほどの甘えた…声
理樹…

そっか……俺、理樹のこと…………


0354名無しさんだよもん2012/05/25(金) 12:11:03.43ID:/ZZhxG4k0




「たすけて…恭介」
起こされた俺の身体の上に乗っているのは、理樹だった。
俺の身体を跨いで、上半身の体重を俺の胸に預けている。
だが様子が普通じゃない。
瞳を潤ませて、顔を上気させ、身体と息は奮えている。
そして理樹は身体を起こし、膝立ちの状態で俺を見下ろした。
月明かりに浮かぶその姿は、寝起きの俺の頭を一気に覚醒させた。

さっき…ついさっきだ。眠りに落ちる直前、理樹に対する自分の気持ちに気づいた。
そんな事があったばかりだってのに…

理樹は多分今…シャツしか身につけていない
少し丈が長いからだろう、かろうじて裾は理樹の下を隠せているようだ

だったんだが…
0355名無しさんだよもん2012/05/25(金) 12:17:12.52ID:/ZZhxG4k0
「恭介…見て…」
理樹が…………シャツの裾を…持ち上げて…
「理…樹…っ」
「こんな…ずっとこんななんだ…」
「ずっとって…」
「恭介が眠ってから…1時間、くらい…」
1時間も…
あいつらが理樹にしたことって…
「なかなか収まらないから…自分で…っ…してたんだ……でもっ……イケな…て」
最後の方は声が小さくなっていったが、ちゃんと聞き取れた。
自分でしている理樹か…
…マズイ…想像しちまった…っ
顔が熱くなるのを感じる
…それで俺に助けて欲しいって……まさか
「ねぇ恭介……して…?」
0356名無しさんだよもん2012/05/25(金) 12:36:10.50ID:/ZZhxG4k0
「ふ…んぁっ……あぁっ」
ダメだろ……こんなの
「はっ…はぁっ」
頭じゃ解ってるのに、俺の手は…
「ぁっ…恭介ぇ…」
名前を呼ばれるとヤバイくらい、クラクラする…
気がつくと俺の上にいたはずの理樹を俺は押し倒していた。

「…っ!!」
これ以上続けてはダメだ…
「止めよう…理樹」
「…え…っ」
理樹が泣きそうな目で俺を見上げる
「なんで…やっぱり…男にこんなことするの…嫌…?」
「違う…男だからじゃない。お前……だから…」
「…っ」
一気に理樹の瞳に涙が浮かぶ。しまった…
「まっ待てっ誤解するなっ!理樹が嫌なんじゃない!」
今にも泣きだしそうな理樹の目を見つめて言う。
0357名無しさんだよもん2012/05/25(金) 12:43:59.93ID:/ZZhxG4k0
「こんな状況を…利用したくない」
「利用…?」
理樹のことが大切なんだ
――――守りたいんだ
「俺は…理樹のことが好きだから…」
「っ!」
「だからお前の本心を無視して…出来ない。こういうことは…お前が本当に好きな相手と、することだろ?」
俺は理樹の太股に腰を押し付けた
「あっ…」
「これ以上したら、俺も我慢出来なくなる…」
もうすでに、結構ヤバイけどな
理樹に俺の現状を知らせる為に押し付けたものの…
思いの外…刺激になってしまった

「僕…僕も…」
理樹…?
「僕も、恭介が………好き。だから…」

「我慢なんて…しなくて、いいよ?」

そのときの理樹は凄く……綺麗だった
0359名無しさんだよもん2012/05/26(土) 00:23:11.91ID:/9PWIQVK0
>>358
がんばるぜ

読み直すと自分は理樹にかわいいことを言わすのが好きらしいなw
誘い受けバンザイ
続きいきまーす
0360名無しさんだよもん2012/05/26(土) 00:34:52.11ID:/9PWIQVK0

「……っ」
柔らかい…理樹の……唇…
初めは触れ合うだけ。
だがそのうち、ついばむように…たまに、舌で舐めてみたりと変化をつけていく
「んっ…はっ…ねぇっ何かそれ……やらしいよ…」
「……仕方ないだろ?エロいこと…してるんだから」
シャツの上から理樹の身体を撫でる
「…ぁっ」
手が胸の上をさすったとき、理樹の口から声があがった
「尖ってる…気持ちいいか?」
そこに指先を引っかけるように刺激を与える
「ふ…っぅ」
押すように、撫でるように

そこへの愛撫は続けたままキスを続けて、喘いだ瞬間に開いた唇の隙間から舌を入れた
…深い、長いキス
怯える理樹の舌を優しく吸って俺の口の中に誘う
舌で舌を擦りあげながら、緩急をつけて胸の愛撫を続ける
「んんっ…んぁ…っむ……ふっ」
理樹の感じている声が、俺の口内に消えていく

だんだん理樹がキスに応えはじめてきて、二人で奏でる濡れた音がやけに耳に入ってくる。
0361名無しさんだよもん2012/05/26(土) 00:47:49.29ID:/9PWIQVK0
「……っ………はっ」
もっと…もっと欲しい
理樹…っ

俺の片手は理樹のシャツのボタンを外し、外し終わるとその手を脇から腰に沿って下げていく
そして前に…さっき与えていた刺激を、その動きを…
「あぁっ…!あっ…」
シャツの前を完全に開ききって、染まる肌を見せつけられる。

俺の愛撫に喘ぐ理樹
先端から出てきたそれはもう、俺の手を濡らしていた。
0363名無しさんだよもん2012/05/27(日) 14:22:49.04ID:fWMJFYmdO
待たせてすまんです
続きは今夜か明日くらいに最後までまとめて書き込みたいと思います
今更エロシーン書き直してた

俺、このうpが終わったら…
ママンに梨剥いてもらうんだ…
0364名無しさんだよもん2012/05/28(月) 01:06:51.78ID:RoMFqYsc0
理樹のそこは、俺の手に握られ、擦られ、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てている
「ふぁっ…あぁっ…やぁ…」
理樹も淫らに腰を揺らし、俺の与える快楽に溺れている
でもこのまま、もっと…気持ちイイこと、しような?理樹…

俺は理樹の脚を掴み、開いていく。
閉じてしまわないように脚の間に自分の身体を入れて
そして濡れた指を理樹の後ろに…
「っ!やっ…そこ、はっ!」
「大丈夫だ……力…抜け」
優しく囁いてやる。理樹が怖がらないように
指を少しずつ動かし、そこを解す
「っ……んぅっ」
優しく、時間をかけて入れていく
中に入った指をゆっくりと、探りながら動かす

「……あぁっ!はぁ…っ!」
指があるところを突いた時、理樹が大きく喘いだ。
ここ…か?
「あ…っ!あぁ…んっ」
指を増やし、何度も抜き挿しをして理樹を感じさせてやる
0365名無しさんだよもん2012/05/28(月) 01:16:32.62ID:RoMFqYsc0
もっと馴らしてやりたいが……限界だ
この後にする事を考えると、心臓が痛いくらい激しく鼓動する
理樹が感じる場所…そこを…指じゃなくて…

落ち着け…俺…
「理樹っ……もう……」
自分でも驚くほど声が奮えていた
「挿れて……良いか?」
指をゆっくり引き抜き、服を脱ぎすてた俺は、理樹の上に覆い被さった。

「は…ぁっ……ん…うん……っきて……恭介ぇ…っ」
「りき…」
俺は自分のモノを掴み…先程まで俺の指で開かれていた理樹の、ソコにあてがった。
腰を…押し付けて…
理樹の中に、入っていく
「はぁ…っ!んっ…くぅっ!」
「…っ」
っ…!キツ…っ
「っ……ーーーっ!!」
理樹が声にならない声をあげる
「理樹っっ……」
俺にも余裕などなく、途中からは殆ど無理矢理、理樹を貫いた
0366名無しさんだよもん2012/05/28(月) 01:22:39.24ID:RoMFqYsc0
「はぁっ…はぁっ…」
「…大丈夫か…?」
涙を流す理樹をキスであやす
額に、目尻に、耳に、首筋に、唇に…
痛くないわけ、ないよな
もっと俺に余裕があればこんなに泣かさないで済んだのだろうか…

「きょ…すけぇ…」
暫く動かずにただ、理樹にキスし続けていると、か細い声が俺を呼んだ。
「いいよっ…もうっ…平気だから……動いて……」
そんな事を言われて、更には理樹の熱い内壁に締め付けられて、
我慢なんて……

「ひぁっ…!あっ…あぁっ!!」
「理樹…り…きっ!!」
理樹の様子を確かめながら、乱暴にならないように、俺は腰を揺らし始めた
0367名無しさんだよもん2012/05/28(月) 01:26:43.41ID:RoMFqYsc0
この辺り、だよな…
さっき理樹が感じた場所を探す。
「ぁあ…んっ…!イヤっ…だ……そこっ…ヤだよ…っ」
その場所を見つけ、突いた瞬間、理樹が高い声で喘ぐ。
…嫌?
「俺はすごく…イイ……理樹は…良くないのか?」
もう一度、その場所を突く
「ふぁ……っ!」
「理樹、お前……嘘つくの、下手すぎるだろ」
思わず笑ってしまう。

理樹は感じている
痛みよりも……。
だから、そろそろイイよな?
俺は理樹の腰を掴み…理樹を…本能に従って………犯した

「あぁ…っ!あぁぁぁっ!」
「…っ……く…っ理樹…すげぇ…エロい顔」
「や…っだ…そんなっコトっ…んはぁっ…言わないでよ…っ」
理樹が手の甲を顔にあて、隠そうとする。
そうやって恥じらう理樹もイイが、俺はそうさせない。
「ダメだ。全部…見たい」
0368名無しさんだよもん2012/05/28(月) 01:34:11.37ID:RoMFqYsc0
手を俺に押さえられ、顔を隠す術を失った理樹は、それでも俺の視線から逃れようときつく目を閉じて顔を反らす。
「理樹」
一旦動きを止め、名前を呼ぶ。
「理樹も俺のこと……見てくれないか?」
「……!」
身体を合わせてから、一度も理樹は俺の目を見ていない。
恥ずかしいからなんだろうが、そんなのさみしいじゃねーか…

「恭……介…?」
理樹がゆっくり顔をこちらに向ける
「ぁ…」
目が合い、小さく声をもらす
「…恭介……恭介だね…」
理樹は安心したかのように柔らかく微笑む。
手の拘束を解くと俺の首に腕を絡めてきた
「…理樹っ」
「んあぁぁっ…!」
突きながら、二人の間で触って欲しいと言わんばかりに主張している、理樹の前も扱く
「そ…んなぁっ……一緒にっ…しちゃっ…だめぇっ…!」
んなこと言いながら…腰、動いてるぜ?…理樹。
0369名無しさんだよもん2012/05/28(月) 02:14:39.30ID:RoMFqYsc0
ギシギシとベッドのスプリングが軋む
理樹はもう、鳴き声を我慢することもなく、あげ続けている。
俺にすがり…腰を振り…中は俺を締め付ける

一瞬頭の隅で、絶対に隣の部屋に聞こえてるだろうな…と思ったが…どうでもいい
ただ、理樹の可愛い声を聴かせるのは癪だが…

「きょうすけぇっ…!もうっ…イクっ……イっちゃうよぉ…!」
「あぁ…っ俺も…」
理樹の中に…
「あぁぁっ…!あぁっ!!」
鈴口から白濁液を出すと同時に後ろを締め付けられる
「くっ…」
低く呻きながら、理樹の奥に叩きつけるように熱を放った
0370名無しさんだよもん2012/05/28(月) 02:22:35.83ID:RoMFqYsc0
俺達はベッドの中でまどろんでいる。
「ん…」
俺は今にも眠ってしまいそうな理樹を抱きしめ、キスをする。

ふと、子供の頃を思い出した。
あのとき、理樹は泣いていて、慰める俺の言葉も届いていないようだった。
なんとしても理樹に笑って欲しくて…それでも駄目で…そのうちに、涙さえ止められれば良いと思って
…驚かせてやろうと、キスしたんだ。
涙が止まるまで何度も…。当然だが今してるような意味ではないけど。

泣き止んで俺を見る理樹
『こんなこと、結婚する人としか…しちゃダメなんだよ…』
どこで得た知識なんだろう。
『じゃあ…大人になったら、するか…結婚』

「…恭介…?何…考えてるの?」
「ん?なんだと思う?」
「えっと…」

「初めて……キスしたときの…こと?」
「…!」
「僕も、思い出してたから…あのさ恭介…」
理樹の目が閉じていく。呼吸が深くなっていって…
「こんなやり方して、ごめんね……大好き…だよ」
0371名無しさんだよもん2012/05/28(月) 02:35:06.70ID:RoMFqYsc0
来ヶ谷が言っていた。理樹の為、だと。
そして、俺の為、だと…

理樹は全部知ってたんだな。
腕の中で寝息をたてている俺の親友…いや、恋人…か
聴こえてるかわからないが、言わずにはいられなかったその言葉を囁いた。

「――――――――」
世界中で、理樹にだけ届くように……


目が覚めると、室内の様子は朝のものとは違っていた。
日光の差し込む角度から、多分昼前だろうな…とぼんやり考える。

「んん…」隣から声
「おはよう。理樹。」
「…………」
ただただボーっと俺を見てる理樹。
そんな理樹の顎の下に指を滑りこませ、素早く唇を奪う
「……!」
理樹は真っ赤になって
「ぅ…あ……おはよ…」――うつむいてしまった
「体、平気か?」
「…!!」―――更に赤くさせてしまった
「…へ…変な違和感はあるけど、痛いとかは…。あう…っっ!!」
「今日はあんまり動かない方がいいな」
よしよし、と撫でてやる
0372名無しさんだよもん2012/05/28(月) 02:44:44.09ID:RoMFqYsc0
「今、何時……わっ…お昼…」
「あいつら、心配してるかもな」
俺はベッドから出て、机の上の理樹の携帯と、下の布団に転がっている自分の携帯を取ってくる。
どっちも着信があったようで光っている。
「ありがとう恭介。みんなからたくさん来てる気がするなぁ…。…あれ?一件だけ?」
「俺もメールが一件だけだ…」
送信者は…西園…なんか嫌な予感がする…
まだメールは開かず、送信者を確認しただけのところで俺は…理樹を止めるべきだったのかもしれない。
心の準備、という意味で。
「西園さんだ。ちゃんとメール送れるようになったんだね。しかも添付ファイルまである」
俺は自分の携帯の画面を確認する…添付…画像……写真…!!
「理樹っ!開くな……!」
「………………」
理樹は画面を見て、青い顔で笑顔のまま固まっている…遅かったか…
俺も画像を開く。固まっている理樹の携帯を覗く。同じ画像がそこにはあった。
「なっ…なっ…なっっ!何だよこれーーっっっ!!?」
理樹の絶叫。
画像は俺達の写真だった。
寄り添って眠る俺と理樹
今朝この部屋に忍び込まれて撮られたらしい。全く気づかなかったぜ…
しっかし俺…幸せそうな寝顔してやがるな
「とりあえず服、ちゃんと着ておいて良かったな」
「…そうだっ…パジャマに着替えてる…いつの間に!?」
「まあ少しだけだ。触ったのは」
「!!?」
真っ青になったり真っ赤になったりする理樹を横目に
俺はこの画像を待ち受けに登録した。
0373名無しさんだよもん2012/05/28(月) 03:03:44.57ID:RoMFqYsc0
「おめでとう。良かったな理樹くん」
「おめでとーデスヨっお二人サンっ」
「おめでとうございます…素敵です…」
…どこぞのアニメの最終回か?これは
「えっと…っ…あー…うー……」

俺は、来ヶ谷、三枝、西園を呼び出した。
こいつらがやったこと、間違いなく媚薬の類いだろう。
理樹の気持ちに気づいたこいつらは、今回の話を持ちかけたらしい。

で、問題は理樹に『何を』与えたか、だ。理樹に怪しい物を飲ませやがってたりしたら…ただじゃおかねぇぞ…
「恭介っケンカはダメだよっ」
殺気を感じとった理樹が俺をなだめる。
「でもな…理樹。お前あんなに…」
「…!!」
理樹が顔をぼっと音がなりそうな勢いで赤くする。
「あんなに?…それはどんなだ?」
「あんなに…ってくらいの効き目ってことですかっ?」
「まさかの…直枝さん襲い受け…!」
「はあはあ…恭介…っもう僕、我慢出来ないよっ!がばぶちゅっ……てとこか。やるな、少年」
「わーっわーーっっわーーーっっっ!!!」
「もはや理樹くんが攻めかもしれませんヨ」
……と、なると…
「恭介氏が…」
「恭介さんが…」
「恭介が…」
「……やめてくれ」
0374名無しさんだよもん2012/05/28(月) 03:10:08.90ID:RoMFqYsc0
「理樹くんにあげたのはこれだ」
来ヶ谷が栄養ドリンクのような物を取り出す
「これははるちんが手に入れたんですヨ〜。このキャラクターがミョーにアヤシくて良い感じでしょ」
俺も知ってるキャラクターだが、こうしてみると明らかに精力増強剤的なマスコットキャラになるな
だがこんな土産物屋なんかに普通に売ってそうな物であんなになるのか…?
「理樹くんは純粋だからな。こんな物でも効き目抜群だったんだろう」
「まさか、倒れる程とは思いませんでしたが」
「ちゃんとはるちんたちも飲んだんですヨー。何ともなかったですケド」
「えぇっっ!?そっ…そうなのっ!!?」
理樹は気持ちからそうなったってことか…かわいいヤツめ

俺はパッケージに書かれてるコイツの成分を見てみる。
「……」
「ん?どうしたの?恭介…」
「なぁ……なんか…ゲームに出てきそうな名前があるんだが…」
素材…的な
「え?なに…?」
俺はその名を読み上げる

「トナカイホーン」
0375名無しさんだよもん2012/05/28(月) 03:21:34.53ID:RoMFqYsc0
以上です!
オチはナツブラ第14回を聴いていただけるとわかるかと
ちょっともう自分でも恭理はお腹いっぱいだ…

まだストックあるんだが
0377名無しさんだよもん2012/05/28(月) 21:39:18.29ID:8yx++AP10
>>376
いつもレスしてくれる人か?
ありがとー…貴方のおかげでやり遂げることができたんだ

あと801板のkeyスレに宣伝してくれた人、読んでくれた人もありがとう!!
BLどころか本すらまともに読んだこともない俺の文章なんて、女性視点での評価は厳しいだろうなぁ
0379名無しさんだよもん2012/05/28(月) 23:55:52.05ID:BMVakn9LO
鍵ゲーは男向けではあるけど一応801だしいるだろ
別に男だろうが女だろうが荒らされなきゃ良いや
0380名無しさんだよもん2012/05/29(火) 00:03:52.14ID:Dv2Tyt930
いや、良かったわ
実にいいもの読ませて貰ったありがとう
恭理はやっぱいいもんだわ・・・
久々に覗いたら絶妙なタイミングだったようだな
0381名無しさんだよもん2012/05/29(火) 00:17:49.93ID:tIBHQvtiO
単なるエロじゃなくて二人の恋愛を書いてるとこがまた
0384名無しさんだよもん2012/06/04(月) 01:01:51.36ID:kAjwLVWIO
受けの女体化は有りか無しか
俺は非エロから微エロくらいまでなら有りなんだが
0385名無しさんだよもん2012/06/04(月) 17:25:13.68ID:RC1saTSEO
自分は基本的に性転換ネタは「もしもこのキャラが異性だったらどんなキャラになるか」とお遊び程度に留めているから恋愛ネタはあまり考えたことが無い。
が、萌えられたらアリ。
0386名無しさんだよもん2012/06/04(月) 18:03:40.32ID:9bM28AYK0
後天的女体なら801らしい
最初から理樹が女だったら本編開始時点で恭介と付き合ってそうなんもだが
0387名無しさんだよもん2012/06/04(月) 23:14:15.81ID:kAjwLVWIO
リトバスメンバーの性別が逆だったらと考えると…
恭子×理樹子の百合にハマる自信がある
もう設定が萌えるんだ
男だとか女だとかどうだっていい!俺は恭理が好きだから!
だからずっと(ry
0388名無しさんだよもん2012/06/04(月) 23:26:26.19ID:hPme67d50
>>387
お前とは気が合いそうだ・・・
なんつーかこいつらは元の設定がいいんだよな
0389名無しさんだよもん2012/06/04(月) 23:44:07.40ID:kAjwLVWIO
>>388
うむ。同志よ…恭理はたまらんな
今度はこのネタで書くかな。あ、でも百合じゃスレチかぁ
0391名無しさんだよもん2012/06/07(木) 01:25:44.66ID:Pk6piEdT0
お姉さま方の中には恭理ではなく理恭を好んでらっしゃる方もいるみたいだが
ここには理恭好きいる?
つまりあれだよな、えrの場合だと理樹が恭介に突っ込・・・うーーーん・・・考えられん
0392名無しさんだよもん2012/06/07(木) 02:14:08.09ID:CLQ8Blb00
考えられないのは勝手だけど何故わざわざここで言う?
理恭好きいることわかってんなら控えろよ気分悪いです
0393名無しさんだよもん2012/06/07(木) 02:17:29.56ID:BjAQOPVQ0
女性の好む801では可愛い少年が体格がいい男に突っ込むとかもあるようなんだが
ちょっと理解が出来ないので個人的には苦手な部類かな・・・すまん
リトバスの男共と理樹のあの関係性を考えると余計にありえんなあと思うのだ
0394名無しさんだよもん2012/06/07(木) 02:36:32.36ID:CLQ8Blb00
>>393
いやだから、それをここで言う必要全くないでしょって言ってんの
身内間で言うなら勝手にやってりゃいいけど、ここはそういうの好きな人もいるんだよ?
理恭ありえないよね〜って話で盛り上がりたいのか?それ楽しい?
それよりお前の萌えを語れよ
0395名無しさんだよもん2012/06/07(木) 02:37:24.29ID:/dUVGHWyO
いろんな人がいるならいろんな好みもあるだろうし、意見も違うだろ
それで良いじゃないか
別にここはみんなが仲良く語り合えなきゃいけない場所ってわけじゃないんだから、
嫌な意見ならスルーすればいい
言っておくが>>392を責めてるわけじゃないぞ
0396名無しさんだよもん2012/06/08(金) 11:19:00.22ID:fEZqUjSPO
あまり自分アピールしたくないんだけど言わせてくれ
俺が書くのって恭理ばっかだし正直理恭派や他のCP派のヤツには悪いって思うよ

でも過疎っててどうしようもなかったここにまた人が戻ってきてくれて嬉しいんだ
CPを叩いたり、それに反論するんじゃなくて、好きに萌えを語ってくれていいんだぞ
それで新しいCPに萌えたりもいいじゃないか

ただ完全に恭理オンリーな流れを作ってしまったのは俺だな…謝る。ごめんな
0397名無しさんだよもん2012/06/08(金) 17:34:04.34ID:tY9QChU50
>>396
覗いた時に久々の投下に出逢ったのは嬉しかったし読んでいても面白かった
それについて謝る事なんてないんだぞ
元々過疎り気味だから流れ云々は色々と仕方ない部分もあるし気にする事はない
あとは>>395も言ってるのと同意見だしな
0398名無しさんだよもん2012/06/08(金) 18:27:12.05ID:Uvku8l7G0
恭理でも理恭でもどのCPでも、自分の萌えを思う存分吐き出せばいいよ
それに関しては萌えれば便乗するし、そうじゃなければスルーすればいい
ただ、○○が嫌いとかそういうことは言わないほうがいいんじゃない
0399名無しさんだよもん2012/06/08(金) 23:08:23.19ID:fEZqUjSPO
ありがとう
すっかりスレを私物化してるんじゃないかって不安だったんだ
俺心配性なんだわ…いつもこんな文章読んでも面白くないって言われるんじゃないかなって
だから救われたよ
愛してるぜ…>>397
あ、俺はホモじゃないぞw
>>398
そうだな…俺もまだまだ自分の萌えを吐き出させてもらう!
また新しいヤツも書いてるからさ、好きなヤツは読んでくれれば嬉しい
0400名無しさんだよもん2012/06/09(土) 11:35:56.09ID:/IFX3nOu0
なあ・・・この流れでなんなんだが>>399に萌えた・・
>>377とかも一人称や語尾を脳内変換して、たみーの理樹きゅんボイスで再生してみろ・・・

俺は恭介だったらしい
0401名無しさんだよもん2012/06/09(土) 20:53:26.82ID:eEglGCAOO
脳内変換が変な方向にいって
理樹が自分で恭介に攻められる話を赤くなりながら書いてる妄想をしてしまった
恭介にこうされたい、こう言われたいと…悶々と
0402名無しさんだよもん2012/06/10(日) 00:28:34.55ID:whJCvWVn0
話がリトバス一色だけど、やっぱみんなリトバスが好きなん?
咲夜のいるRewriteとかはどうなん?
春原は?
0404名無しさんだよもん2012/06/10(日) 01:41:28.29ID:yS8P4C97O
吉野のツンっぷりも好きだ
咲夜も吉野も、ふたりとも明らかに瑚太朗好きだろwとゲームやりながら思ったわ

AB日音好きな同志はおらんかね?公式のイラストで手を繋がれたのを見たときの衝撃
0405名無しさんだよもん2012/06/10(日) 16:21:22.94ID:LUn3NBRE0
>>402
リトバスは元からBLっぽいネタが多いし想像しやすい

蔵、リトバス、ABのそっち系のネタは流石だーまえって思うよ
笑えて、しかも男キャラが良すぎて萌える
0406名無しさんだよもん2012/06/11(月) 00:54:34.54ID:AlnMM+Lq0
理樹スレに理樹を襲いたがってるリアル男共が繁殖してるぞ
0407名無しさんだよもん2012/06/11(月) 01:38:08.12ID:yQXgcEya0
咲夜と瑚太朗の関係はいいよな
ABはデレた直井を可愛いと思ってしまった・・・
0408名無しさんだよもん2012/06/11(月) 02:32:32.86ID:P7DfRQw60
直井可愛いよなー
音無さんに従順な直井わんこ・・・萌えるわ

・・・恭理新作を近々
よろしいでしょうか・・・
0410名無しさんだよもん2012/06/11(月) 13:37:36.80ID:aq940JMm0
>>409
早っ
今回のネタは苦手な人もいるかもしれないと言っておきます
過去レスのアレです
04114102012/06/12(火) 00:20:39.13ID:+M1DxvEL0
では最初に言っときます
今回は「恭理、理樹女体化エロ」です
完全な男同士じゃないと嫌な人はスルーしてください
一気に完結させた方が、書き込みたいのに書けないって人が出なくて良いと思ったのでそうしますね
相変わらずのつたない文章ですが、おつきあい下さい
0412名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:24:17.09ID:+M1DxvEL0
これは漫画か?
とりあえず普通に生活していて、こんなことが起こることはまず無いと思う。
俺の目の前に一人。大きな瞳にはうっすらと涙。因みに言うまでもなくすごくかわいい。
そんな人物は俺の恋人なんだが、いつものこいつとは決定的に違うところがあるようだ。
「恭介ぇ…ど…どうしよう……」
話をきくと、バイオ的なアレが原因らしい

「僕……女の子になっちゃったよーっ!!」

俺と理樹の関係は、仲間たちはもちろん、校内のほとんどの人間に知られている。
そういう噂は流れるのが早い。
もちろん冷やかされたりもしたが、逆に堂々とイチャイチャしてやったら誰も何も言わなくなった(因みに理樹にはその都度怒られた)
ついでに付き合い出してからよく俺の部屋に理樹を泊めている。
で、その時はいつも隣の部屋に泊まってくれている俺のルームメイトが、
その部屋よりも離れた部屋に引っ越すと言い出した。(その後何故か理樹に怒られた)

そんなわけで一人部屋になった俺は女になった理樹を匿える訳だ。
「理樹が女に…」
俺は理樹を頭のてっぺんからつま先まで眺める。理樹の服装はいつもの男子制服
「うぅ…あんまり見ないでよ」
「理樹…ヤバい。大変なことに気づいた」
「えっ!?」
理樹が不安そうに俺を見る
「お前……」
俺は…重い口をひらく
0413名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:26:18.88ID:+M1DxvEL0

「………どこが変わったのかよくわからな…ぶっ!!」
「恭介のばかっ!」
理樹の手の平が顔面に押し付けられた
「変わっちゃってるよっ…色んなトコが…っ!!」
色んなトコ…
「……〜〜〜っ!!」
目の前の理樹がみるみる内に真っ赤になっていく。
言っておくが、別に俺は理樹の体の変わったであろう場所は見ていない。
理樹の自爆だ。
「全部、確かめたのか?」
理樹を刺激しないように、俺は敢えていつも通りのトーンで問う。
「うっ……ぅん………」
消え入りそうな声
「そっか」


理樹には悪いが、俺にとっちゃ理樹が男だろうが女になろうが、良い意味でどうでも良かったりするんだが…
「きょ…すけぇ…ひっく……」
前言撤回
理樹を泣かすやつは敵だ
バイオ田中……お前を殺す
0414名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:29:56.51ID:+M1DxvEL0
「…………はぁ……」
俺の横には深く溜め息をつく理樹。
理樹の体をなんだと思ってやがるんだ…あの野郎

あの後、2分足らずでバイオ田中を捕獲した。
理樹になだめられ、俺は罪を犯すこともなくすんだわけだ。

「こんなに上手くいくとは…そうさ!直枝くんの食事にこの僕がちょっとだけ隠し味を加えさせてもらった
棗くんだって、直枝くんが女の子になって少しは嬉しいんじゃないのかい?」
……確かに…いつも可愛い理樹だが、更に可愛さが増したか?……なんかこう……ロリっぽいような
「恭介ぇ…」
っ!!!!!!!!
「俺のことはどうでもいい。それより理樹の体を戻しやがれっっ!!」
「ぐぉっ!」
田中の脳天に一発。
「わわっ乱暴はダメだよっ」
理樹、お前…自分の体をこんなにしやがった相手を…
「直枝理樹子ちゃん…僕をかばってくれるなんて…キミは、女神だ」
…理樹は俺だけの女神でいてくれれば良い
というわけでなんかムカついたからもう一発殴っとこう
「うぐぅっ!!」
「恭介っ!」
「これが最後さ。俺だって殴るのは好きじゃない。で、戻る方法をとっとと言え」
「……へ?」
………
ちょっと待て。なんだ……その反応は…
「まさかとは思うが、田中…」
「いやっ!ちゃんと元には戻れるさ!!戻れる……ハズっ!!!」

薬の効力が……切れれば
だとぉぉぉおおおおおおお!?
0415名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:33:23.59ID:+M1DxvEL0
「僕、どうなっちゃうのかなぁ…薬の効力ってどのくらいなんだろう」
ベッドに座る俺の隣で理樹は不安そうに俯く。
そんな理樹の手を優しくとり、いつもしているみたいに指を絡めて繋ぐ。
「大丈夫だ。俺がついてる…」
子どもの頃から何度も言ってきた言葉。この言葉が一番、理樹の不安を掻き消すと知っているから。
「…うんっ」
あぁ…俺が守りたい笑顔だ。

事故の一件から、俺は理樹と鈴への過保護を止めた。
さっきの言葉、もう言わなくなった「俺がなんとかしてやる」
ただ…な、鈴はともかく、理樹とは恋人同士。どうしても甘やかしたくなっちまう

「うだうだ考えててもしょうがないよね!
こんな普通には経験出来ないこと、いっそのこと楽しんで…いや…ちょっと無理があるかな」
あはは…と理樹が笑う。
…強くなったな…
「恭介が…」
「ん?」
「恭介が…いてくれるから」
頬を染めながらまっすぐ俺を見つめる瞳
思わず吸い込まれそうになる……
「…僕は」
理樹の瞳に見とれていると、いつの間にか…すごく近くに理樹が……いた
「…っ」
唇に柔らかくて暖かい感触
理樹からなんて
「珍しいこともあるな…」
「……嫌だった?」
一体どこでそんな誘い方覚えてきたんだ
「んなワケ……ないだろ」
0416名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:36:03.48ID:+M1DxvEL0
低い声で囁いて、理樹の顎に手をかけ…そしてそのままキスをする
「ん…っ」
何度か角度を変えてキスをしていると、理樹が奮えた
そして俺は理樹をそのままベッドに……

ふにっ
……ん?
ふにっふにっ
…………なんだこれ…柔らか……………
「!!!!!!」
ヤバい……コレはっっ
瞬時に理解はしたが、すぐ行動にうつせないでいる
手が離れてくれねぇっ!!
「理……樹………?」
恐る恐る、理樹の様子を伺う……
「ーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!」
これ以上ないって程に真っ赤になっている……多分、俺もだ…
ふにっ
だあああああっっ!!?俺の右手ぇっっ!!
「きょぉぉぉすけぇぇぇえ…」
「まっ待て!理樹!!不可抗力だっ!!ベッドに倒そうとしたら胸を押すだろっ
いや…肩でもいいのか…とにかくっすぐ胸を揉むとか、あり得ないことくらい俺にだって解るっ
確かに一瞬理樹が女になってることがすっかり飛んじまっていたかもしれないが…」
胸……見ただけではあまり無いように思えたが、コレはなかなか……
……ごくっ
あ…しまった……つい
「………恭介の…バカぁぁぁぁぁぁあああっっ!!」

その日の夜、理樹は上のベッドから降りてきてくれなかった……
0417名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:43:40.25ID:+M1DxvEL0
次の日。
今日は日曜日。授業はない。今俺たちは俺が買ってきたパンを部屋で食べている。少し遅い朝食だ。
「……なぁ、理樹?」
「………」
話しかけても理樹は俯いて、ただパンを咀嚼するだけ。
まだ怒ってるのか?
でも理樹の様子は怒ってるのとはなんか違うような気がする…
理樹の長い睫毛、伏せたその奥に見える瞳は何か思い詰めているように見える…
「っ……!」
俺はいてもたってもいられなくなり、理樹の頭に手を乗せた
「無視するなよ…昨夜のことはマジで謝る。だから、頼むから泣かないでくれ」
「……な…泣いてなんか……」
涙目じゃねぇか
俺は理樹を抱きしめようとした

「いっ……嫌…だ…っやめてよっ!さわらないでっ!!」
ドンっと腕を突っぱねられる。女の体では力が弱いだろうが、俺の体はいとも簡単に突き放された。
「あ…っ」
その瞬間の俺は、どんな顔をしていたんだろうか。俺を見た理樹が声をあげる。
「ごめっ…ちが…う…」
何がどうなった…
そうか、理樹は俺を拒絶した
「り…き」

怒らせたのは俺なのに
傷つけたのも…俺なのに
何やってんだ、俺は

「わりい…表出てくる」
こんなツラ、これ以上理樹に見せられねぇ…
「っ……恭介…!」
理樹の呼び止める声は聴こえていたが、それに構わず、ドアを閉めた。
0418名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:48:59.46ID:+M1DxvEL0
日曜日の学校
運動部文化部問わず、部活の奴等もいるため校舎の鍵は開いていた。
「…私服で入ってるのがバレたらマズイか」
生活指導だの風紀委員だの、この学校はいちいちうるさいからな……いや、真人と謙吾っていう強者がいた

苦笑しながら手近な空き教室に入る。手近と言ってもこんな休みの日には殆ど人が来ない地帯だが。
この教室も席は10程度で、残りのスペースは何かの資料を保管しているだろう本棚が占拠してる
俺は適当に席に座る。こんな空き教室でも掃除はしているみたいで埃っぽさはない。

「理樹…」
昨夜、俺があんなことをしたから怯えちまったのか?
でも…それだと……今更って気もする。アレか、女の体だからこそ防衛本能が働いたのか?
……答えには近い気がしてもどうもしっくり来ない。
理樹が泣きそうだったからだ
元の姿に戻れるかが不安?
昨日の理樹を見る限りそれは無い。
『いっ……嫌…だ…っやめてよっ!さわらないでっ!!』
理樹の拒絶の声を思い出す。怯えて……本気で嫌がっていたな…肩まで震わせて

なんだってんだよ…
違うって……なんなんだよ
あんな風に嫌がられたことなんて、この十年間一度も無かった
付き合い出してからなんて特に…
…あ、ヤバいな…冗談じゃなく――泣きそうだ
机に突っ伏してみると、簡単に涙が出てきやがった
袖口が濡れていく。
俺が泣いてどうする。
0419名無しさんだよもん2012/06/12(火) 00:57:21.53ID:+M1DxvEL0
はっ…女々しいな。俺らしくもない
恋愛ってのはこういうものなのか?幸せなのに、ふとしたきっかけでいくらでも悪い方へ考えてしまう
俺、理樹のことになると、ここまで弱くなっちまったんだな…理樹が側で笑っていてくれないと…ダメだ

「恭介っ!」
突然の声に顔を上げて、教室の入口を向いてしまった…涙も止まらないままで。
「きょ…きょうすけ…っ」
「……あ」
理樹…今お前、どんな顔してるんだ?よく見えねえよ……はは…
涙を拭っていると、俺の頭を優しく理樹の腕が包み、抱き寄せられた。額が理樹の肩に乗る。
「ごめんなさい……っ」
「なんで、お前が…謝るんだ?」
「恭介を、傷つけた。あんなこと言うつもりじゃ無かったんだ」
「けど、元はと言えば俺が…」
「違うよ……!んと…厳密に言ったら違わないのかもしれないけど…僕が……変なこと、考えちゃったせいだよ…」
変な…こと?
「恭介が……女の子の僕を好きになったらどうしよう…って」

……………へ?
「あ…だから…恭介は、女の子の僕と…ああいうことしたいのかなって…」
……………はい?
「女の子の方が…良いのかなって…。あのままえっちなこと……しちゃって、恭介が女の子の方が良いって思ったら嫌だなって…」
つまり、簡単に言うと……

「…ぶふっ」
「!!?なっ…なにっ?何で笑うのさっ!?」
理樹に抱かれたまま、耐えきれずに笑う。
だってよ…お前、それって…
顔をあげて理樹と向かい合う。額をくっつけて、俺は思ったことを口にする。
0420名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:01:12.13ID:+M1DxvEL0
「自分に……妬いたのか?」
「……んぇ?」
おいおい、なんてマヌケな声だ
「妬い…た?…ヤキモチ…。自分にっっ!!!?」
自覚した理樹が真っ赤になる。湯気が見える気が…いや、確かに出てる
「あぅぅ…」
俺から離れた理樹は俺に背中を向けて両手で真っ赤な顔を隠した。
「ヤバいな……」
「え…?」
俺は理樹を引き寄せ、椅子に座っている俺の膝に乗せる。
「ぁ………恭介…」
「理樹、俺…すげえ……嬉しい」
すぐ目の前にある理樹の耳に唇を寄せて囁く
ちゅ…と音をたてて首筋にキスをする
「……ん…っもうっ!なにさ…さっきまで泣いてたクセに」
「はははっ…そうだな」

「なぁ理樹…お前はお前だろ…」
「……うん…そうだよね」
理樹の耳を食み、指で喉元をさする。
「んっ……くすぐったいよ…っ」
その指で顎をとらえ、後ろを向かせる
「こんなことしたいって思うのは…お前だからだ」
「…ん………っ!」
強引に理樹の口を開き、舌をねじ込んだ
そのまましばらく口内への愛撫を続ける。片方の手は理樹の体を支え、もう片方は理樹の手を握る。
身体の変わっている部分には触らないように。
「ん……ふぁっ…ぅ……ん」
理樹の甘い声がきこえてくると、俺は口を離した。
0421名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:05:08.47ID:+M1DxvEL0
ふたりの間を繋いだ糸が落ちていく……
「あ……っ」
もう一度首筋に吸いつき、今度は手を理樹の脚にのばす。
「ぁっ…」
脚の前面をゆっくりと膝から上に擦っていき、途中で下げていく…外側は腰の辺りまで擦る
そんなことを繰り返しているとそのうち、呼吸を乱した理樹が俺にすがってきた。

「恭……介ぇ…なんか僕……変…」
「どうした?」
「力…入らなくなってきたし……こっ……こっち…」
脚を擦り合わせる動き。
あぁ…気づいてたさ
「ん?こっち…か?」
理樹の脚の内側に手を入れる。
コクン…と頷いた理樹は恥ずかしそうにしながらも、俺が手を動かしやすいように脚の力を緩めた。
「……っ」
「この辺が…変なのか?」
「違……もっと…上のほう…」
「上か?」
手を前腿に移動させる
「あ…違ぅ…っ…そっちじゃ……」
理樹が焦れったそうに身を捩る
「恭介…っ…いじわる…しないでよ…っ」
「はは…バレたか」
「ふっ…」
こっちを向かせて、一度キスをする
「なぁ、理樹……悪いが、もっと意地悪しなきゃいけないんだ」

「俺は……触らない。触ることは出来ない。」
0422名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:09:11.20ID:+M1DxvEL0
「……ぇ」
男の体だろうが女の体だろうが、理樹は理樹だ。それは変わらないし、気持ちが変わるわけでもない。
だけどこの姿は理樹の本当の姿じゃないから。
「…理樹だって、本当は嫌だろ?」
「そ……それは…」
図星だな。自分に妬いてたくらいだ。
「でも……僕…もう…っ」
理樹が泣きそうな目で見てくる
「そうだな……」
「え?ぅわっ」
俺は理樹を抱き上げて、本棚の影に移動する
これからすることが万が一教室の外から見えたらヤバイからな

理樹を床に座らせて、その後ろに俺も座った。
「な……に?」
「我慢…できないんだろ?」
俺の体にもたれかかってくる理樹の背中を支える。手を理樹の膝に添える
なんとなく予想がついたんだろう。振り向き、見上げた理樹の瞳が揺れた。
「自分でしてみろ…理樹」
「……え…っ…やっ…ヤだよ…っ!できな…ぃ」
理樹の瞳から涙が零れた。
「わかん…ないっ……どうすればいいか…それに…こんなに近くで恭介に見られて…」
「俺の方が女の体なんてわからないぜ。けど理樹…お前は自分の体じゃないか」
手を理樹のベルトにかけて外してやる。
ボタンを外しファスナーも下ろして…手をひく。服は脱がさない。
「大丈夫だ。俺は体を見たりしないからな。……触りたくなったら、触ればいい。良いトコくらい、わかるだろ?」
俺が理樹にしたことは3つ。キスと言葉と変化のない部分のみを触ること。
肝心な場所なんて触らなくても、理樹を限界まで追いつめるなんて簡単なことだった。
0423名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:11:34.69ID:+M1DxvEL0
「ふぁっ…!」
くちゅ…という音が耳に届いた
「な…に…これっ…?こんなの…知らっ…あぁっ……!」
音は徐々に激しくなっていき、理樹の身体も熱くなってくる。
「気持ちいいか…?理樹…」
「ぅん……うんっ…はっ…気持ち…いっ……よぉ…っ」
蕩けそうな理樹の表情は明らかに俺を誘っていて…それでも俺は耐えた
下着の中で動き続ける理樹の右手。左手の甲で口元を隠し、声を抑えようとしているが、ほとんど役に立ってない。
「ふ…っ恭介ぇ…恭介も…」
「…っ!」
理樹の左手は下りて、服の上から俺に触れた
「ぁ……お…きく…なってる」
「…そりゃあ…理樹のこんな姿見せられたらな」
「かた……ぃ」
忙しなく呼吸する理樹
たどたどしく擦るその左手の動きに、耐える限界を感じる
「……はっ…っ」
…ヤバイ――――理性が……

そのとき
「だ……めっ…僕っもう……っ」
理樹が背中を反らす
「恭介…きょうすけぇぇっ!……あ…っぅんっ!」
俺は理樹があげる声を口で受け止める
「んんっ…!ん……っーーーーっっ!!」
0424名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:14:19.11ID:+M1DxvEL0


「は……っは………ぁっ…」

「そんなに…良かったのか?」
「………ん……」
「なんつーか……すごかった…な」

「そん…な………見ないでよ…」
「…なんでだ?こんなに…可愛いのに」
「恥ずかしいよ……」

「その手……」
「え…?」
「指…凄いことになってるな」
「………っ!これは…っ」

「ごめんな……理樹」
「え…恭介……?」


「俺……もう限界みたいだ…」



俺は理樹を床に寝かせた
耐えられない…あんな理樹を見て、耐えられるわけがない……
0425名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:15:59.15ID:+M1DxvEL0
「服、脱がすな?」
「…え………あっ!?あの…っちょっと待ってよ……ねぇ…っ!恭介っ」
理樹が着ているパーカーのファスナーを下ろす
「恭介っ待っ…て……」
理樹が力の入らない手で俺の手の動きを止めようとするが、そんなのは抵抗のうちにも入らない
乱暴なことはしたくないが、少々強引にパーカーの下のTシャツを胸まで捲った…

……ん?なんか昨夜揉ん…触ったときより小さい気がする…
あ…そうか、重力だな…仰向けになってるからか?
「……きょうすけ…」
それにしてもぺったんこだ…普段と変わらないくらいに
「恭介…僕」
「…………」

「戻れた……みたい」




…呆気にはとられたものの、理樹は理樹のままが一番だ
残念とは思わない
それよりも理樹を傷つけなくて良かった

その後…結局周辺の拭き掃除やら服の洗濯やらは必要な状況にはなるわけだが…
「信じらんないっ!」
「う…悪かったって…」
「酷いよ!教室なのに…あんなに何回もっ……」
だってよ…んなの…理樹が煽るのが悪…
「何?何か言いたそうだけど」
「いえ…何でもありません」

またお約束のように理樹に怒られた
0426名無しさんだよもん2012/06/12(火) 01:21:26.71ID:+M1DxvEL0
以上です
思ったよりも長くなったなぁ

どうしても理樹子のままの挿入は…書けなかったです
0429名無しさんだよもん2012/06/12(火) 21:51:58.15ID:61llfbud0
お疲れ
いいもの読ませてくれてありがとう
特殊設定ものは初めて読むので個人的に>>426の配慮が助かった
しかしこの二人の関係は最高だな・・・
0430名無しさんだよもん2012/06/14(木) 02:08:35.06ID:WLbfhrkD0
おそまつさまでした
これまで一度区切った分も1作と数えると5作も書かせていただきました
書き込むときは恥ずかしくても、どんなに書いても飽きないんだ…満腹にはなるw
恭理は俺の初めてをことごとく奪っていくな…くそぅ…最高だっ!!
0431名無しさんだよもん2012/06/16(土) 23:49:55.27ID:/Sf9Ih5GO
これだけ書いてくれてる>>430のスペックが知りたい
無理ならいいですが
04334302012/06/17(日) 14:15:25.49ID:KECN/2OO0
>>431
スペック知りたい人がいるとは・・・20代です。それ以上はちょっと言えない
>>400さんが言ってるけど理樹っぽいとこはあるか・・・背は低くて声も普通の人よりは高い
801にハマったのはリトバスが初めてだけど昔、姉所有のBLCDを聴いて演技の凄さにトラウマにw
今は平気だろうけど後にも先にも鍵801以外では唯一のBLです
・・・緑川攻めだったな・・・うん、納得した
04344302012/06/17(日) 14:21:04.76ID:KECN/2OO0
>>432
あ・・・ごめん答えちゃった・・・
04374302012/06/20(水) 00:30:26.50ID:rjvPyigI0
では内緒にしておきます
答えたところで面白くもなんともないと思うし
0438名無しさんだよもん2012/06/20(水) 03:10:59.19ID:JCRijmqsO
うむ
なんかわかった気がするがきっと気のせいだ
次の作品も首を長くしてお待ちしてます
0439名無しさんだよもん2012/07/02(月) 10:14:49.88ID:VM7ngfiXO
リトバスアニメの男衆のキャラデザが少女漫画だのBLだの言われてる
おかげで妄想しまくりだよ…同人誌増えたら良いな
0440名無しさんだよもん2012/07/15(日) 12:11:26.76ID:GKQy59hlO
ほしゅ
0442名無しさんだよもん2012/07/19(木) 00:05:27.51ID:Hl40aIsiO
これはやはり自給自足しか無いのではなかろうか
0443名無しさんだよもん2012/07/20(金) 00:04:01.62ID:KtQMAKdv0
やっぱ女性の801書き手さんにとっては
三日目参加という事自体が躊躇されがちなのではないか
ま、あくまで勝手な想像だけどな・・・
0444名無しさんだよもん2012/07/20(金) 01:02:45.67ID:8q4R8ikn0
同人誌出してみたい…でもいろんな意味で勇気が出ないんだ
そんな俺みたいな人も多いと思うな
0445名無しさんだよもん2012/07/29(日) 08:29:28.24ID:nu1XfUDs0
即売会の顔出しが嫌なら、これからは電子書籍という手もあるよ
0446名無しさんだよもん2012/07/29(日) 15:25:36.48ID:2aGT7BiVO
801本を男が売ってたらみんな買いづらいんだろうか
0448名無しさんだよもん2012/07/29(日) 23:57:58.50ID:2aGT7BiVO
客が女性だとするとってことな
当たり前だけど801は女性中心の世界だからな
でも男でも好きなものは好きなんだ
0449名無しさんだよもん2012/08/05(日) 06:56:43.31ID:CKqAx3NV0
確かなソースは無いけど、恭理の同人じゃ男の買い手の方が多かったらしい
0451名無しさんだよもん2012/08/05(日) 23:57:34.93ID:IZ/Qa4+zO
>>449
それらしいことが書いてある同人誌持ってるぞ
『間違えて買う人が出ないようにタイトルからBLだとわかる本にした
だけど実際はほぼ男性に買われていった』
ということだ
0453名無しさんだよもん2012/08/06(月) 14:21:26.44ID:sOqqrCdgO
そろそろ投下がほしいですな・・
別に催促してるんじゃないんだからね!
0454名無しさんだよもん2012/08/09(木) 00:19:19.24ID:Vli2GQzy0
今週のにゃつめきょうだい
きょーすけが理樹の中に入ってるぞ
0455名無しさんだよもん2012/08/09(木) 10:10:16.55ID:pAd9iMdRO
まさかと思ったらまじだった
しかも理樹の方から恭介を掴んで入れてる
かわいいな
0458名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:37:49.22ID:12BGnLjB0
出来ましたー今回は特に難産だった
最近あんまり人いないみたいだな・・・一気にうpするかね
0459名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:45:29.10ID:12BGnLjB0
僕たちは3年生になった。
恭介は僕たちよりも1年早く卒業して、就職した。今は一人暮らしをしていて、たまに僕も会いに行ってる
っていうのは、だいたい恭介がこっちに来る事が多いからで。
仕事も大変だろうに、恭介は時間を作って来てくれる。

「そっか、理樹は進学するのか」
外は雨。こんな日は出かける気にもならず、寮の部屋で恭介と二人、まったりと過ごしている。
大学のパンフレットをお手製のちゃぶ台の上に広げる。
「うん。ここの大学なら頑張ればなんとか」
レベルもそこそこだし…場所も…恭介の近くに行けるから…なんて…ね
「でも、真人がさぁ…自分もここに行くーって言い出して」
「…だろうな」
「最近必死に勉強してるよ…今も図書室か食堂で小毬さんたちに勉強教えてもらってる」
言ってから、図書室で騒いだ真人たちが怒られてる様子を簡単に思いつく。
「じゃあ食堂だろうな」
恭介も同じことを考えたのだろう。微笑み合う。

パンフレットを読んでいる恭介。その間の沈黙…
「なぁ…ここの大学、受かったらさ」
恭介に声をかけられ、そっちを向くと…真面目な顔

「俺のとこに来ないか?一緒に暮らそう。理樹」
0460名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:47:17.38ID:12BGnLjB0
まさか理樹に…断られるとは…
とりあえず平然を装ったが、内心、動揺しまくりだ
「恭介…ありがとう。嬉しい…」
「でも……ごめんね」

――――理樹はずっと考えてたようだ。
これまで誰かが一緒にいなければ生活できなかった。
例えば、ナルコレプシーで倒れたときに頭でも打ってしまったら、風呂の中だったら、火を使っていたら。
多少は薬で抑えられるとはいえ、もしものことを考えないわけにはいかなかったんだ。
周りの人間が…というか、主に俺が
だけどナルコレプシーは治った。理樹は乗り越えた。
だからこそ進学を期に、今まで人に頼っていた分も一人で頑張ってみたいんだ……と

気持ちはわかる。解るが……俺…一応プロポーズのつもりだったんだが
確かにまだちゃんとした言葉は言って無かったけどな…

ポケットの中に手を入れ、小さな箱に触れる

渡すだけなら…とも思ったが、今はまだコイツは渡さない方がいいのかもな
理樹がこっちを見ていない隙に、俺はこの箱を自分の荷物の中に隠した。

いつかその時が来るまで
0461名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:55:47.07ID:12BGnLjB0


今日で入試も終わり、後は発表を待つだけになった

『試験終わったよ。頑張れたと思う。真人は…なんか先に帰っちゃったみたいだけど』

「受験に集中しろ」
そう言われて半月くらい会えずにいた恭介にメールを送る
普段だと会わなかった間はメールや電話を頻繁にしてたけど、流石にここ最近はメールくらいで
…声を聴いてない

そう思った瞬間、手の中の携帯が震えた
着信。相手は…恭介!
あ、どうしよ…久しぶりだから…嬉しいっ

「もしもしっ恭介?」
我ながら男らしさなんて皆無な表情だったと思う
周りに人がいないのを良いことに、今の僕はきっとすごく恋する乙女だろう

『……』
あれ?
「恭介?」
電話通じてるよね?
『………り……き…ぃ…』
!!?
弱々しい声
「もしもし?どうしたの!?今どこ!?」
『……家……たすけて…くれ…』
プツっ…
電話が―――切れた
0462名無しさんだよもん2012/09/07(金) 00:58:50.91ID:12BGnLjB0
「バカ!」
こんなに焦ったのなんて、きっと初めてだ。
なりふり構わず急いで恭介の家に来た僕を待っていたのは…
「いったいいつから…」
「一昨日…かな。病院には行った」
風邪をひいて寝込んでいた恭介
会社も休んでいたらしい
「…薬、飲んでる?」
「………点滴された」
答えになってない
「薬は?」
「…………」
目を反らされる。この人は…
「ご飯、ちゃんと食べてる?」
「………ウィダー的なヤツなら…」

キッチンに行き冷蔵庫を開ける…見事に何もない
入ってるのは調味料類と飲み物、それとウィダー的なヤツが1つ
「ちゃんと食べなきゃダメだろっ!何10秒チャージしてるのさ!」
「いや…食欲無かったからさ…つい」
「これだけじゃ……2時間しかキープできないんだよ!!!」
「マジかよ…っ!?」
…今の恭介にツッコミを期待した僕がバカでした…
とりあえず…お米はあったから、お粥作って食べさせて、何がなんでも薬を飲まそう
しょうがないなぁ…
0463名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:02:56.35ID:12BGnLjB0
「…ごちそうさまでした」
「はい。薬」
行儀よく手を合わせた恭介にすぐさま薬の入った袋を渡す
因みに中身は2回分しか減ってなかった
「良いことを思いついたぜ…理樹が口移しで…」
「は?」
「何でもないです…」
大人しく薬を飲む恭介

「理樹…怒ってるよな」
「え…?」
「風邪ひいたこと言わなかったし」
いや…どっちかっていうと…
「恭介が自分のこと、大切にしなさすぎなことに怒ってる。恭介はいつも、僕のことばかりじゃないか…」
だから、入試直前だった僕を心配させないように、風邪のことだって言わなかったんでしょ…
「理…」
「ほらっちゃんと寝ないとっ…!」
「…なぁ…添い寝…」
「ダメっ」
即拒否したことに、恭介は面白くなさそうな顔になる

さっきの薬の件といい、恭介ってこんなに甘えん坊だったっけ?
なんか…かわいい
こんな恭介知ってるの…僕だけなんだろーなぁ
手を恭介の頭にのばす
「…っ」
「ちゃんと寝ててね?僕一度帰らなきゃいけないけど、すぐ戻ってくるから。明日までならここにいられるからさ」
あはは…いつもと逆だね。僕が恭介の頭を撫でるなんて
「…早く、帰ってこいよ」
…だから…かわいいんだってば…しかもやけに色気が…

どうしよう…僕も…重症みたいだ
0464名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:08:37.26ID:12BGnLjB0
静かにドアを開ける
スーパーに寄って買い出しもしてきたから少し時間かかっちゃった
恭介はちゃんと寝ているみたいで寝息が聞こえる
枕元に漫画。読んでたな…まぁ、コレくらいいいか…
あ、すごく汗かいてる
拭かないと。
お湯で濡らしたタオルを準備する
服…脱がさなきゃいけないよね…
こんな明るいとこで…恭介の………はだっ…裸…っ
なに動揺しちゃってるんだっ僕はっっ!拭かなきゃっ!!
えいっ!と意味不明な気合いを入れて、ボタンを外した

「………ぁ」
ドキドキ…
「……………はっ!」
見とれてないで拭くんだ僕!恭介の裸なんて見慣れてるじゃないか…!
…いやいやっ変な意味ではなくて!
「…あれ?」
左胸の傷痕、まだ残ってる…この傷が一番危なかったみたいだもんね
バスから投げ出されたときにガラスが刺さったって恭介は言っていた

「…っ!!」
一瞬、あの絶望的な光景がはっきりと思い出された
燃料が流れるのを食い止めるため、バスに凭れかかる恭介
あのとき…恭介は上着を脱いでいて、それ越しに凭れてた

そういえば………なんで…恭介の右手に血が付いたガラスがあったの?
鮮明な記憶。間違いはない
これじゃ恭介は……上着を脱いだ後に、刺さったガラス片を抜かなきゃいけない
0465名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:22:23.17ID:12BGnLjB0
あれ?違う…恭介が這いずった跡があったじゃないか
そもそも、胸にガラスが刺さってたら這いずれないよ
そうなるとガラスが刺さったタイミングがわからない…

残る可能性は……上着を脱いでから―――刺した……?
ゾクっと悪寒が駆け巡る

うそ…まさか……
でも恭介なら…有り得る

「ん……っ」
「あ…」
……起こしちゃった
「り……き…?おかえり」
「う…ん。ただいま」
「体、拭いてくれてるのか…ありがとな」
どうしよう…訊いてみても良いのかな?
「恭介……この傷痕」
「……え…」
「残っちゃった…ね」

こんな弱ってる時に訊くなんて卑怯だよね…でも気になるんだ
「………自分で…刺したんだよね?」
「…!なん…で…っ」
その反応を見て解ってしまった
「え…本当にこの傷………自分で…?」
「……っ!」
恭介もその一瞬の失態で、今更隠すのは無理だと思ったんだろう
「そう……だな…」
0466名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:40:23.78ID:12BGnLjB0
…なんでそんなこと…
「僕のせい…なの?」
「理樹」
理由はわからないけどあの時の恭介は僕と鈴の為なら……自傷だってするだろう
「なんでさ…っなんで恭介はいつも……」
僕のことばっかり…
「傷痕…消えないよ」
「別に構わないさ」
「僕が構うっ!!」


「な…そこにある俺の鞄、取ってくれないか」
え?
机の上の鞄
「本当は今日仕事の後で会いに行こうと思ってたんだけどな」
起き上がった恭介に渡す
「なぁ…もし理樹が俺みたいな野郎の傷なんかに責任を感じてるならさ…」

「コレ、受け取ってくれ」

素っ気なく渡された物
片方の手のひらに収まる、小さい箱
「開けてみろ」
「…………うん」
手が、震えてる
何となく、わかっている、から
それでも、箱を開けて実物を目にした瞬間、嬉しさで胸が苦しくなって
「…………これ…って」
はっきりとその物の姿が見えたのは一瞬
なぜだろう…すぐにボヤけてしまった
0467名無しさんだよもん2012/09/07(金) 01:46:05.96ID:12BGnLjB0
「貸してみろ…手も、こっちな」
手をとられる………左手

それは最初少しだけ冷たくて、でもすぐにあたたかくなった
…薬指にはめられたシンプルな銀色のリング
いつ指のサイズなんて測ったのさ…
「次は理樹の番」
恭介はもうひとつリングを取り出し、僕の手に乗せる
好きな指にはめろと言われて両手を出された
…僕だって……同じ気持ちなんだよ?

繋いだ二人の左手の薬指に、お揃いのリング
思えば、初めて恭介にひいてもらった手も、ひいてくれた手も…この左手同士だったっけ…

「了承……ってことで良いのか?」
「…まだ何も聞いてないよ?」
微笑む
「あ…そっか、そうだな…」
恭介…ちょっと緊張してる…?
僕は繋いだ恭介の左手を、そっと自分の頬に触れさせた
見つめた恭介は見たこともないくらい凄く真剣な顔で
0468名無しさんだよもん2012/09/07(金) 02:12:19.72ID:12BGnLjB0
始めは少し不安そうに揺れた瞳。でもすぐにいつもの頼れる自信に満ちた表情になる
僕が大好きな、恭介だ
「やっぱり俺には…さ……君の力が…必要なんだ」
「あ…」
その言葉は―――
「俺の帰る場所を、ずっと…守り続けてくれ…」
その言葉たちは、あの日から、僕が大切にしてきたものだ
そして新たに、大切になる言葉…

「結婚しよう…理樹…」

「はい…」
即答。余計なことを考える間もなく、するりと出てきた。
「わ…っ」
いきなり強く抱きしめられた
あ…あれ?涙…が止まらない…

同性の結婚…よくわからないけど
…多分、いろいろ大変だろうけど
そんな考えよりも、恭介となら…一緒に幸せになれるって自信があるから
「理樹…」
「恭介…」
「「………愛してる」」
0469名無しさんだよもん2012/09/07(金) 02:19:31.59ID:N+xnE00EO
すみませんPCから書き込めない…
なんかえらい時間かかってるんでいったん区切ります
まだまだ続くのじゃよ
連続投稿規制め…
0470名無しさんだよもん2012/09/07(金) 03:46:11.09ID:haJANFP30

やはりこの二人は良い
続き楽しみに待ってます
0471名無しさんだよもん2012/09/07(金) 19:58:46.04ID:nV45ynyX0

「なぁ、今更だけど理樹…風邪うつるぞ」
「いいよ、別に」
だって………離れたくない。少しでもくっついていたいよ…
離さないと言うように背中に回した手に力を込める
「じゃあ、せめて服着替えたいんだが。俺、汗かいてるし」
あ、そうだよね…僕は平気だけど恭介の方が気にしちゃうよね
しぶしぶ体を離す
「…」
そういえば恭介の服、前開けてたっけ。僕が

その事実を思い出したおかげで、我に返った
なんかすっごく恥ずかしいシチュエーションな気がする!
意識してるの、恭介に気づかれないようにしないとっっ

「ん?…どうしたんだ〜?理樹ぃ〜」
うわっなんか楽しそうな声っっ
「いやいやっどうもしないよ!恭介っ、熱は?着替えて寝てなよ!」
恭介の着替えを取りに…っ
「もう治った」
恭介にあっさり捕まった僕はそのままベッドに引きずりこまれ…
「かっ風邪!うつるから!」
「別に良いんだろ?」
あぁっしまった!
「待ってよっ…やっぱりまだ熱あるじゃないかっ!ダメだよ!!」
直後、恭介の目が妖しく光った
0472名無しさんだよもん2012/09/07(金) 20:02:51.69ID:nV45ynyX0
「何が、ダメなんだ?」
うっ…墓穴っ!?ど…どうしようっ
「…だけ」
え?
「キスだけ……だから」
すごく優しい瞳で見つめられて何も言えなくなった
ベッドに寝かされた僕の額にそっと唇が落とされる
甘く…場所を変えながら幾度も繰り返されるそれは、だんだん唇に近づいてくる
そして…唇に………



『筋肉筋肉ーっ!!』
「!!!!?」
なにっっ!!?真人!?
『筋肉わっしょい筋肉わっしょい!!』
「悪い……俺の携帯だ」
「なんてモノを着信音にしてるのさ…」
そしてなんで録音してるのさ…真人もノリノリだし
『ふっ…筋肉さんから電話だぜ…』
『いくぜっ!マッスルっ!!』『マーンっ!』
『マッスルっっっ!!』『マーーーンっ!!』
『きーーんーーにーーくーーー』
『マーーーーーーーーーーーーーーーーーンっっ!!!!』
「理樹…電話出てくれ。今俺が出ると……暴言吐きそうだ」
ムード台無し
0473名無しさんだよもん2012/09/07(金) 20:07:54.95ID:nV45ynyX0
「もしもし」
『恭介ー生きてるか〜?』
「真人…僕だよ、理樹」
なんか自分の声が不機嫌な気がする。真人は悪くないのに…ごめんね
『お?理樹か!恭介出られないのか?』
「うん…ちょっと…」
ガチャ
別の部屋のドアが閉まる音がした。この音はお風呂場だ…シャワーの音も聞こえてきた。熱大丈夫なのかな
「恭介今シャワー浴びてて…」
『そうかヤってたのか』
「ぶっっっ!!!くっ…来ヶ谷さん!?」
『やってたって何をだ?』
『鈴くん、よーく聞くんだ…理樹くんと兄上はな、ついさっきまでそれはそれは濃厚なセック…』
「してないからーっっ!!!!」
『節句ですか?リキ達はお祝いをしていたのですか?』
『複数形にすると…わかります…』
『美魚ちん…鼻血』
『ふぇ?…せっく………す?……ほわぁぁっ!!』
『茶番だあああああああっ!!恭介ぇぇぇえええっっ!!!』
向こうはみんな集まっててハンズフリーで僕の声は全員に聞こえているみたいだ。
聞こえているはずなのに、僕の声は届いてくれなくて、しばらくの間みんなは盛り上がっていた
…悪い意味で
「ところで風邪ひいてる恭介に電話って、何かあったの?」
やっと会話が成立できそうになった
真人には一度帰ったときに恭介が熱を出して寝込んでいることは言ってある
普通は何かあれば僕に電話するはずなんだけど…
『ただの嫌がらせだ』
と、来ヶ谷さん。いやいやいや…
『違うぞ。あのな、今日な、きょーすけが理樹にプロポ…』
『うわぁっ!鈴ちゃんっ!まだだったらどうするんデスかっ!!』
……そうか…みんな…知ってたんだ
0474名無しさんだよもん2012/09/07(金) 23:45:22.49ID:yCLmWZIj0
その時、暖かいものに後ろから包みこまれた
恭介…
「話、続けてろ」
携帯を当ててる耳とは反対側から囁かれる
『おい理樹、鈴が言ったことは何も聞こえてないな?』
「……っ」
恭介が……耳を舐め…っ!
『おーい、理樹ぃ?』
「…あっごめっ!ちょっ…聞き取れっ……ぁっ」
恭介っ何を……
『うーん?電波の調子が悪いのかなぁ』
『リキの声が途切れ途切れになっています』
手…が…身体を撫でて……
『てことはあたしが言ったことも聞こえてないよな!?そうだよなっ理樹!』
「ん……、なに…?」
『…聞こえてなかったようですね』
『良かった…危なかった……良かった』
安心している鈴には悪いけど、それどころじゃないよ…っ
気づかれないように…しなきゃ…
服を脱がされる。片手は携帯で塞がってて声も出せない…ろくな抵抗も出来ず恭介にされるがままになっている

バレてしまったらどうしようと、自分の呼吸音にすら怯える
遂には下も脱がされた…
「……んぅっ!」
じゅっ…と音をたてて吸われる
「ふーん……理樹はこういうのが好きなのか」
みんなに聞こえないように囁く恭介の声
口に含まれ、ぬるぬるとした舌の動きに腰がはねる
0475名無しさんだよもん2012/09/07(金) 23:53:38.19ID:yCLmWZIj0
初めてじゃないし…どこをどういう風にするのが僕が感じるか、恭介は全部知っていて
焦らし方、とか…
「んあぁ…っ」
声……出ちゃ…!
ギリギリで携帯を口から離したけど、聞こえてないよね?
『おい鈴!気をつけろよな!恭介に口止めされてっだろ!プロポーぐはあっっ!!!!』
『言うなバカーーーっっ!!』
……良かっ…た…聞こえてない……

「そんなに息荒くしてるとバレちまうぜ」
「!?」
恭介の指が……後ろに…っ
「ナカ、めちゃくちゃ熱くなってるな」
「だ……め………」
「ほら、こっちで…な」
ベッドの上に四つん這いにされ、背中に恭介が覆い被さってきた。一度は抜かれた指がまた入ってくる
「んんっ…!」
枕に顔を押しつけて、口から漏れてしまう声を抑える
「向こう、全員いるんだろ?」
「む…ぅぅっ」
さっきから声聞こえてるしな…と。僕の中で激しく動く指。
みんなが今どんな話をしているのか…もう…わからない…
「……聞かせてやろうか」
恭介はそういうと、指を抜いて代わりに熱いものを触れさせた
「な…に……?」
ダメ…やだ………もぅやめ…て……

「俺と理樹の…____」

心の中では待ちわびていた快楽に
―――貫かれた
0476名無しさんだよもん2012/09/08(土) 00:11:03.58ID:l0kIdqGU0
「っ…!ぁ…ん…っ」
声……出ちゃうよ…!携帯、ドコ…?出来るだけ口から離さなきゃ…
「よう。お前ら」
恭介!?
「あぁ、理樹が携帯の調子が悪いって持って来てな」
そん…な……
「ん…んんっ!」
いつの間にか恭介は携帯を手に、みんなと話してる。僕のことを…犯しながら
イヤだよ…もしみんなに聞かれちゃったら…!

イヤ…なのに……………気持ち…良い……っ
「ぁぁ…んっ」
こえ……声が……
必死に枕を抱き締めて声を殺す
枕、恭介の匂いがする……あぁ…どうしよう…僕、溶けちゃいそうだ…

「ふぁあ…っ!!」
一瞬力が抜けてたところに強く突かれて、声をあげてしまった
…何度もソコばっかり…!こんなのっダメ…っっ
「んあっ!あぁ…っきょ…っすけぇ…!!」
無理だよ…っ声……もうっ
「…悪ぃ…俺…」
「ふ…っああっやぁ…」
聞かれちゃう…みんなに…こんな…恭介にしか聞かせたことが無い……イヤらしい声…
「理樹、すげぇ可愛い……本当に…本当の意味で俺の…」
そっと左手をとられ、薬指の指輪に口づけをされる
その様子を目で追っていた僕と恭介の視線が絡む

もう
なんにもかんがえられないや
0477名無しさんだよもん2012/09/08(土) 00:19:58.14ID:l0kIdqGU0

少し眠っていたらしい。喉…痛い……風邪をうつされたわけじゃない。
声、出しすぎた…
マズイって!絶対聞かれたよっ!
「くかーー」
隣で眠っている恭介。枕元の携帯をコッソリ見てみる。まさかまだ通話中ってことはないよね?
「ぁ…」
当然、通話は終わっていたけど、待ち受けが見えた
人の携帯の待ち受けなんてそうそう見ない
恭介のことだから、昔見せてもらったように漫画のキャラクターなんだろうな、と思ってたけど
「これ、あのときのだ…」
恭介ってば…
「もうっ恥ずかしいなぁっ」
携帯落としたりしたらどうするのさ!
でも…僕ってホントに
大切にされてるんだなぁ…

「もしもし…来ヶ谷さん?」
アレを全部聞かれていたとして、一番動じなさそうな人に電話をかけた
『理樹君、待っていたぞ』
う……やっぱり聞かれてた…?
『相も変わらず全員勢揃いだ』
「えぇっ!!?」
みんなの声がする
そこまでしなくても良いよ!て言うか僕と恭介がそういうコトもしてるって知ってるじゃないか!
プロポーズのことも…
「あ…」
『恭介さんなんて言ったんデショーネ』
『わふードキドキしますー』
『うー…くちゃくちゃ緊張してきたぞ』

みんなが待っていたのって…
0478名無しさんだよもん2012/09/08(土) 00:38:20.99ID:l0kIdqGU0
「みんな、ごめん……言えない」
その言葉はメールの文章で読んだりしたら、きっとガッカリしちゃうようなものだ
だけど、僕の言い方は幸せだということを隠しきれなかったみたいだ。
「電話じゃなくて直接、報告させて」
もう言ったも同然だけどさ
やっぱり違うよね
指輪も、見てほしい。
僕と恭介のことはリトルバスターズメンバー全員が応援してくれて
見守ってくれて…本当に感謝してるんだ

それから少し話していて、電話をかけなおした理由を思い出した
思い出してしまった
思い出さなきゃ良かったよ…
「あの〜、さっきの電話…」
『なんか電波悪かったよな。急に切れちまったぜ』
電波のせいになってる
ごめんなさい電波様。貴方は全く悪くないんです…
「いや、そういうことじゃなくて…」
『恭介にエールを贈ろうと思ったんだがな。一言も話せず終いだった』
え?恭介と話してない…?
『恭介さんの体調はーいかがですか〜?』
『こんな寒い日に、しかも熱があるのにシャワーだなんてな。本当にバカだな』
『好きな人といるんです…身を清めたくもなりますよ、鈴さん』
『うおっ!西園!鼻血やべえよっっ!!』

みんなの反応は(一部を除き)とてもアレをきいていたとは思えない
0479名無しさんだよもん2012/09/09(日) 01:56:01.73ID:rZI2N7Yx0
電話を切って寝室に戻ってきた
恭介…僕を騙したんだ!ひどいよ!
「………りき…」
「え?」
寝言?
「……はぁ………っ」
今のは僕じゃないです。魘されている恭介です。
って、今の声いろいろとダメでしょっ…吐息だけで、何これ…あはは…は

「えっ…とぉ……」
さっきしたのに…ウズウズしてきた
僕のばかっっ!何考えてるのさ中学生でもあるまいし!それに恭介は病人で!
病人…で…っ

僕の名前を呼びながらこの声って…何の夢みてるのさ
いやいや、そういう夢ではないだろうけど
「……理…樹…」
もう…反則だよ…
恭介の額に手を当ててみる。熱が上がってきた、ワケじゃないね…

………イイ、よね?騙してくれたお返しだよ
ベッドに上がって、恭介にキスをする
舌で唇を舐めたり、唇を擦り合わせてみたり
いつも恭介が僕にするように……慣れてないからちょっと難しいけど…いやらしく

「……ん…?」
赤い瞳が開かれて、そこにはしたなく欲情している僕の姿が映った
「な…理樹…っ?」
なんか初めてのときを思い出す
0480名無しさんだよもん2012/09/09(日) 02:01:09.66ID:rZI2N7Yx0
「きょぅすけぇ…おはよ」
ちゅる…と、わざと音をたてて唇を吸う
服の上から、恭介に僕のモノを押し付ける
「えっ…あ…っ」
まさか僕がこんなことするなんて思わないよね…恭介、びっくりしてる。
あぁ…でも、どんな表情でも…カッコイイなぁ
僕が腰を動かすと、二人が擦れあってだんだん…熱く、硬くなっていく
「恭介、気持ち…い?」
「あぁ……イイ…」
多分僕、今までで一番イヤラシイ気持ちになってる
恥ずかしい…よ……恥ずかしいけど…
もう…恭介を求めてる
恭介を早く感じたい…
ナカに……っ
「僕……僕っ」
「ぁ…理樹」

僕…興奮してる…全ての行動が、もどかしい
恭介を脱がして…下だけ脱いだ自分の後ろに宛がう
「恭介が…足りない…」
腰を、落としていく
「あれだけじゃまだ…足りないっ……よぉ…っっ」
馴らしもせずにいきなり挿入させる。
でも、その行為を激しく求めていた僕の身体は、恭介の肉棒を容易くのみ込んだ
0481名無しさんだよもん2012/09/09(日) 02:04:07.04ID:rZI2N7Yx0
根元まで、いつもとは違う角度で入れられたソレはとても熱い
「っ…はっ…理樹っ凄…く…っ」
「あぁっ…!!やっ…だめだよ…ぉ」
恭介の手が僕の腰を掴み、下から何度か突く。でも僕はそれを止めさせた

ゆっくり…深呼吸して…
「はぁ……はぁ……あのね、僕が動くから…恭介は動いちゃ……ダメ」
今の自分に出来る限り、色っぽく…言葉を紡ぐ
「僕が恭介を、気持ち良くしてあげたいんだ…」
そう言った直後
「あ…っ」
僕のナカの恭介が…
「あは…どうしたのさ…?ますます……おっきく、なっちゃったよ?」
「は…っ…理樹が悪い……こんなっ……っはぁ…っ」
「ふ…っ」
後ろを締め付けると僕の下で恭介が喘いだ
「恭介って、こんなふうに攻められるの…弱いんだ」
「な…っ」
だって…当たり前かもしれないけど、いつもは恭介、こんな声出さないのに…
「こういうのも…いいかも…ね?恭介」
0482名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:01:44.91ID:INglJlDi0
「んぅ…っあ…あぁ…っ!」
「は…っ…」
恭介の視線を感じる。恭介の上で見せつけるように腰を振って喘いでいる淫乱な姿
「理樹、そのまま俺の膝の横辺りに手、ついてみろ…両手な」
「え…こぅ…で良いの…?」
繋がったまま言われた通りに体制を変える。上体が反らされる
「動いてみろ」
「う…ん………あぁ…っ!」
「な?理樹の一番イイとこだろ?」
「ひゃ…っ!恭…すけぇ…動いちゃ…だめだってばぁっ」
体制を変えたことでより強くその場所に当たるようになると、ぐりぐりとソコを抉るように恭介が動く
「ほら…ここな。突くとすげぇ締めてくる。お前、ヤらしいな」
「はぁっ…はぁ…っ恭介に…良くなってもらいたいのに…っ」
「安心しろ。理樹が気持ちイイと、俺も…イイ…」
下からゆっくり抽挿しながら、恭介が言う
「この角度だと、見えるな」
「え…?あ…んっ!」

「ん?これ……」
な……に?
ずちゅっ
「ひぁ…んっ」
「なんか出てきてるぜ…?音も…」
ずっ…ずちゅっ…
「…ぅ…くぅ…んっ出て…って」
そうかさっきのっ…まだ残って…
「ちゃんとキレイにしとかないとダメだろ」
そんな…ぁ…出したのは…恭介なのに…
「コレ…なんだろうな…?理樹…」
「…え?」
0483名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:03:45.54ID:INglJlDi0
背中に布団の柔らかい感触
目の前には、優しい表情でしっかりと僕を見る…欲望を隠しきれない瞳
一瞬のことだった
あっさりと上下が入れ替わり、完全に恭介に組み敷かれていた
着ていた大きめのセーターも捲り上げられて、脚を上げられて、その部分を見せられる

「なあ、見えるだろ?理樹から出てくるこの白いヤツ…何かわかるか?」
何って……言わなきゃ…ダメなの…っ?
「お前が欲しいものじゃないのか?」
ずる……っと、恭介が入っているモノを抜こうとする
や…だ……っ!
「言うっ…から…!…ちゃんと言うから…やめないで…」

「恭介の…せー…えき…っさっきの、だけじゃ…イヤだ…」

「もっと………ほしい…よぉ…っ」

その瞬間、意識がとびそうなくらいの衝撃に襲われた
それは紛れも無く、快楽で
「ふ……っあぁぁ…っ!!!!!」
びくびくと身体が奮える
ギリギリまで抜かれていたそれに、上から何度も突かれて……
僕は…達してしまった
0484名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:05:15.24ID:INglJlDi0
お腹の上に自分の熱を感じる
「一人で先にイっちまったな」
「はぁ…はあ……ごめん…なさ…」
恭介の手がお腹を、飛び散った僕の精液を撫でる
そうして、ソレが付いた自分の指を舐めた
「まだ…濃いな…」
「ば……ばかぁ…そんなの舐めないでよ…!」
「可愛いなぁ…俺の理樹は」
「っ…」
俺の、と言われることが…嬉しい…
「…ここんところ、受験だの俺の仕事だのでウチに泊まることも無かったし…二ヶ月か」
え…二ヶ月?そっか…そんなに…
「んあぁ…んぅ」
恭介がさっきまでとは違って、ゆっくりと動き出す
少しもどかしいけど、逆に恭介を感じられる…
「そんなに長い間してなけりゃ、足りなくもなるよな?」
優しく…優しく……
「恭介ぇ…」
「ったくお前は…んな可愛い顔されたら…もう、限界まで止められそうもないぜ…」


「俺だって…理樹が足りない」

その言葉は、愛しさと繰り返される快楽に支配された脳内に、甘く響いた


0485名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:10:43.20ID:INglJlDi0
ぴぴぴぴっ
体温計の音。
「こうなるとは思ったけど…」
表示は38.5℃高熱
「まぁ、こうなるよな」
恭介の嬉しそうな声
だけど、
「ホント…ばかだ…また熱上がっちゃったじゃないか」
ベッドに横になる風邪ひきさん。見事にぶり返したようで
「けど寧ろ普段より調子が良い気が…今なら空も飛べるぜ!
ひいぃぃぃぃぃぃやっほーーーーーーいっっ!!」
「うん、熱で頭がおかしくなってるんだね。けどもう夜だよ。静かにしようね。」
笑顔で返す
僕はと言えばうつされた様子もなく、少し…いや、かなり体力が消耗してるくらいだ
「おかしいな…風邪ってキスすりゃうつるんじゃないのか?」
何さその漫画によくある展開…
「運動して汗かいて熱が下がる、とかね」
漫画あるあるに乗っかってみた
「ん?」
「………いやいやいやっ!」
通じてなかったっ!!!
「なんだ?運動?」
少年のような純粋な瞳で見られる
あぁ…恭介が読むような漫画にはそんな描写…無いよね
僕だって西園さんの薄い本を借りて読んだりさえしなければ…!
「忘れて…気にしないで…お願いします」
「???」

なんか自分が汚れている気がした…
0486名無しさんだよもん2012/09/10(月) 02:27:59.82ID:INglJlDi0
しゅーりょーです
前々回の子供の頃の約束があったんで、結婚させてみた
より親密になったことで、相手に新たな一面を見せちゃう的な部分が書けたらと
難しかった…玉砕
ちょっとエロばっか続いたんで、次回があったら恭理が付き合う以前とか書いてみたい
あと、他の人が書いた801も読みたいですw
どなたかよろしくお願いします



0487名無しさんだよもん2012/09/10(月) 21:54:11.19ID:Gy4N47Kd0
>>486
お疲れ様!いつもありがとう
やっぱり愛がある恭理はいいね
プロポーズもエロも萌え滾った
0488名無しさんだよもん2012/09/11(火) 17:36:31.98ID:3GHbzlW50
>>486
激しく燃えた!

自分もアニメ始まったら恭理のSSかDNMLでも書こうかなと思ってる
04894862012/09/12(水) 02:37:36.01ID:KLjGz9490
毎回のことながら、投下してるその時は恥ずかしいですな
>>487
こちらこそ、いつも読んでくれてありがとう!
>>488
DNMLとはなんぞ?だったが、すげー!
これで恭理つくったら西園さんがお亡くなりになってしまう
0490名無しさんだよもん2012/09/12(水) 19:04:01.98ID:ClHznovL0
リトバスDNMLは何気に腐系の作品も多いんだよな(コメディ物が多いけどw)

>>486
リキがかわいすぎるぜこんちきしょう…!!
04914862012/09/17(月) 02:11:58.13ID:O0lxEKoHO
↓なんか新しいの出来たんで
勢いだけで書いたからどこか変なとこがあるかもしれん…
0492名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:12:26.62ID:ZnIiG6Os0
夏休み終盤。駅前のファーストフード店
まだ午前中だが外は暑い。
待ち合わせの時間よりかなり早く着いた俺は、既に氷が溶けて薄くなった炭酸飲料を飲んでいる。
不味い。さっさと飲んどきゃ良かった
俺が待つのはひとつ年下の幼なじみ。高校受験を控えた親友だ。

「恭介」
女子のような可愛い声で名前を呼ばれる
「お、時間ぴったりだな理…」
声の主に視線を向けるとそこには…
「理樹…?」
「う…そういう反応すると思ったよ…」
元々少女のような顔だちの理樹
久しぶりに会った理樹は、肩に届くほどではないが髪が伸びていて、仮に女だと言っても違和感が無いくらいになっていた
しかも服装からも男、女どっちにも見える
「こんなに伸ばしたの初めてだし、僕だってさっさと切っちゃいたいよ…暑いしさ」
思い出した。7月始めの頃、理樹に課したミッション失敗の罰ゲームだ
その日から夏休みいっぱいは髪を切らないこと。前髪はOK
罰ゲームなんて普段はやらないが、自分があまりにも不甲斐ないからと理樹自身から要求した
内容は、まぁ俺の思いつきだ。
可愛い理樹が髪を伸ばしたら益々可愛くなるんじゃないかと…
「恭介…もしかして、忘れてた?」
ちょっと不機嫌になった顔がマジで可愛い
「結論。理樹はどんなでも可愛い」
「は…はい!?」
0493名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:13:49.76ID:ZnIiG6Os0
「今年の夏休みは全然遊べなかったね…」
今俺が通っている高校は進学校だ。
理樹たち3人の幼なじみと俺の妹は全員「恭介がいるから」と同じ学校を選んでくるという確信があった。
受験勉強がどんなに大変で、夏休みも遊べなかろうと

昨年、俺が高校を決めた理由
進学校なのは俺に合わせたことであいつらの将来の進路を狭めてしまわないように
全寮制なのも家の人に気を使い続けていた理樹の為だ

「その分来年からは二年間、毎日一日中一緒に遊べるぞ!」
「いやいや、授業受けようよ」
あはは、と理樹が笑う
ふと、横の方から視線を感じた。
なんだ…?視界の端でそれを確認する
俺たちの席から2つ隣、同年代くらいの男2人組は理樹を見ていた
「…理樹、そろそろ行くか」
「え?うん、そう…だね」
くそ…人の親友をやらしい目で見てんじゃねぇよ…
0494名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:16:22.72ID:ZnIiG6Os0
着いたのはゲーセン。今日は特に予定があるわけじゃない
「恭介、なんか…怒ってる?」
う…気づかれてたか
「いや、全然」
お前男共に見られてたぞ、なんて言ってもな
「うーん…なら…良いんだけどさ」
明らかにしゅんとした理樹。たく…仕方ないヤツだな
「ほら」
理樹の手を掴む
「恭介…」
「人多いし、はぐれないようにな」
ぎゅっと力をこめて握ると、理樹も握り返してくる
「もう…はぐれないってこんなところじゃ」
恥ずかしそうに、だけど嬉しそうに
正直俺もいつまでもこんなに過保護なのはどうかと思う
だが、こんな可愛い笑顔を見せられると…

多分、余程の切っ掛けでもない限り、理樹を突き放すことは無理かもしれない
それはいつか訪れる
きっと
無理矢理そう思い込む

今はまだいいだろ…たくさん甘やかしてやっても
それに…俺が、理樹から離れたくない
0495名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:19:18.59ID:ZnIiG6Os0
腰の高さ程のクレーンゲーム。
上から覗きこむと景品は中身があまり見えないカプセルに入っている
「恭介が好きな漫画に出てくるグッズ…かぁ。他の物もあるみたいだけど」
筐体には景品の種類がいくつか貼られている
「俺の心眼をなめるなよ!カプセルなんざ透けて見えるぜっ」
クレーンを目的の場所に止めることに成功。
目当てのカプセルを捕らえる
あとはしっかり掴んでいてくれれば…

「やった〜!すごいや恭介!」
俺の手元には景品のカプセル。
良かったね!と理樹も喜んでくれる
「よっしゃー開けるぜっ」
パカっ
「…」
「……」
これは……
「ディ〇ニーのネズミカップルだな…」
「ネズミって言わないでよ!」
キャラクターのモチーフが付いた黒いヘアゴム。意外とおしゃれだ
「くっそー…俺の心眼…」
「痛い…なんかいろいろ痛いよ恭介…」
こんなもの取ってもなぁ
「鈴にあげる?」
「…ネズミなんかやったら嫌われる」
そうだね…と理樹
……いや、待てよ
0496名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:24:53.95ID:JLeFSRjb0
「理樹、ちょっといいか」
「え…っなにっ?」
理樹の髪を手櫛でとかして纏める
子供の頃、鈴の髪もこうやって結んでやることもあったから手慣れたモノだ
「きょっ!?きょきょきょっっ…!」
「大丈夫だって、落ち着け」
やっぱ少し長さが足りないか
結構後れ毛は出ちまったが理樹は元が良いからな、なかなか上手く出来た
「やっぱ似合うな。涼しいだろ?」
短いポニーテール
「涼しい…けど…女の子みたいじゃないか…」
赤い顔で俯く理樹はすごく可愛い

…一体今日の俺は、何回理樹の事を「可愛い」と思っているのか
「可愛い」
考えたそばから出ちまった
「もっ…!もう!なにさー」
嫌がってはいてもほどこうとはしないんだな
「……よしっ理樹、こっちだ」
理樹の手をひいていく
0497名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:26:51.71ID:JLeFSRjb0
ゲーセンの一角
ここは本来男だけでは入れない場所
周りにはカップルやら女グループやら
「店員さんに止められなかった…それどころか笑顔で挨拶された…僕って…」
「お、結構いろいろあるんだな」
プリクラとよばれる写真シールの機械
どれが良いのかなんて俺も理樹も全く解らない
「これにしようぜ」
理樹の背中を押し、カーテンの中に入る
「えぇっ撮るのっっ!?」
「当たり前だろ」
なんでここに来たと思ってるんだ?
「いやいやいや!」
「俺、理樹と撮ってみたかったんだ」
「えっ……うー…でも」
理樹の言葉は無視して無理矢理金を入れた
「あぁ!もうっ恭介!ヤだってばー!」
「観念しろ、俺一人で撮らせる気か?」
理樹が逃げないように片手で抱きしめるように捕まえておく。
細かい設定は適当
「ほら、撮るぜ。ちゃんと笑うんだぞ?」
正面を向いたまま、ぐいっと俺の顔に理樹の顔を近づける
「わっ…ちょっ」
「理樹」
「え?」
「ずっと一緒にいような」
「……うんっ」
完成したプリクラの中の理樹は、笑顔だった
0498名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:29:47.41ID:JLeFSRjb0
歩きながら、半分に分けたプリクラと、もうほどいて手首につけたヘアゴムを交互に見る理樹
「気に入ったのか?」
「まっまさか…!もう髪なんか結びたくないし!」
バッグの中にプリクラをしまうと、急に立ち止まった
「でもね…」
夏の日射しが強くなった気がした

眩しい…


「大切にするね」


…きっと暑いからだ
理樹の頬がほんのり赤いのも
俺の顔が少しだけ熱い気がするのも…



「俺も帰ったら早速部屋に飾るぜ」
「えぇっ?ルームメイトさんいるじゃん!!ダメだよーっ」
「そうか、飾るものじゃないしな。なら生徒手帳にでも貼るか」
「もっとダメーっ!!」
0499名無しさんだよもん2012/09/17(月) 02:42:14.31ID:JLeFSRjb0
というわけで短めだけど
理樹また受験生
因みにこの話は>>296からの俺が初めて書いた話と繋がってます…ヘアゴム…

前回まででそろそろ書き込むの自重しようかなと思ってたけど、ダメだったよ…
0500名無しさんだよもん2012/09/17(月) 03:18:48.91ID:DyescABp0
>>499
こういうほんわかした話もかわいいな
あと個人的には恭理大好きなんでむしろ思う存分書いてくれると嬉しい
05024992012/09/22(土) 00:49:44.36ID:pRcpc8SJ0
>>500>>501
ありがとう
そう言ってもらえるとホント書いてて良かったって思うよ
もし、こういう話が読みたいとかあったら是非書かせて頂きたいです
0504名無しさんだよもん2012/09/23(日) 00:20:37.51ID:DGFcB9/I0
原作からそんな雰囲気あるし妄想するのに無理が無いからかな
あと理樹がめちゃくちゃかわいいし
0505名無しさんだよもん2012/09/23(日) 01:49:07.70ID:MoKCDEp00
そうそう。だから理恭がまじで理解不能だわ…
0506名無しさんだよもん2012/09/23(日) 01:56:12.44ID:qFadkqy0O
でもさ、上にある理樹の襲い受けも理恭っぽくはあるよね
こだわりのある人からしたら違うんだろうけど
0507名無しさんだよもん2012/09/23(日) 16:28:58.85ID:AjrUXWLM0
久々に覗いたらまた投下されてて嬉しいぜ
やはり恭×理は良いものだな・・・
0508名無しさんだよもん2012/09/24(月) 01:35:01.11ID:KrhQaJNl0
>>507
おかえりー
それとありがとう

恭理ばっかり書いてる俺だけど…初めて理恭書いてみた!!!
エロは無いです…ドぬるいです
0509名無しさんだよもん2012/09/24(月) 01:37:32.61ID:KrhQaJNl0

虚構の世界
もうすぐ消えてしまうあの人
その時叫んだ、言葉
「僕は恭介が好きだからっ!」
思わず自分の口から出たその言葉の本当の意味に気づいたのは
帰ってきたあの人が、それまでと変わらず傍にいてくれたからで

なのになんで…
「もし理樹と鈴が付き合ったら…」
「理樹のお兄ちゃんってのも良いな!」

僕は恭介にとって
ただの友達なの…?


またこの夢
僕と鈴が付き合って、結婚して。恭介が本当の「お兄ちゃん」になる
恭介が僕と鈴をくっつけたがるのは昔からだ
最近は特にそういうことを言ってくる
鈴のことは可愛いと思う。でもそれはイコール恋愛感情じゃない
そんな世界もあったかも、とは思うけど
今の僕はもっと…胸が痛むほどの大きな気持ちを知ってしまったから
0510名無しさんだよもん2012/09/24(月) 01:42:05.03ID:KrhQaJNl0
恭介の部屋で、恭介と二人きりで漫画を読んでる
いつもなら、幸せな時間。
だけど今日は…

これまで、言うか言うまいか…真剣に悩んだ
僕が気持ちを伝えることで関係が壊れてしまうんじゃないかって
「理樹…?どうした…」
なんでそんな優しい目で見るのさ…
「最近、元気ないぞ」
誰のせいだと思ってるの…
恭介の手のひらが僕の髪を撫でる
恭介の…顔が……近い
「きょう…すけ」
「ん?」


「好き…」
一瞬、時が止まった
恭介は少し驚いたみたいだったけど
「俺も理樹が好きだぜ」
いつもの屈託のない笑顔で言われる
――――違う。そうじゃない
「好きなんだ…恭介のことが……!」
真剣に、恭介の目を見て言う
止められない
「ぇ……な………んっ!」
強引に、戸惑う恭介の唇に自分の唇を重ねた
恭介の力なら
嫌なら…僕の事、突き放せるよね
0511名無しさんだよもん2012/09/24(月) 01:46:54.00ID:KrhQaJNl0
「…どうして嫌がらないの?」
「……わかん…ねぇよ…理…樹………っ」

――好きだよ

――もうずっと、恭介のことしか見てないんだよ
僕があの世界を創ったとしたら、そこで恭介とずっと…そう、思ってしまう

辛い…苦しい…

……泣きたい

「理樹…」
「っ…」
優しい声と、優しく触れる手
恭介の気持ちも考えないでこんなことしてるのに
「…そうか。そうだったんだな…ずっと……気がつかなかった」
抱きしめ返される
「鈍感だな…俺」


「俺も理樹のこと、好き…みたいだ」
0512名無しさんだよもん2012/09/24(月) 01:55:09.91ID:KrhQaJNl0
以上です
これも理恭ってことで良いのかは知らないがw
理樹を追い詰めることで攻めっぽい雰囲気にしたのは逃げだったかもな
正直すまん
次からはまた恭理書くよ
0515名無しさんだよもん2012/09/30(日) 00:44:54.80ID:ho0y0PczO
自分のホモ妄想力が足りない・・・これはマズイ死んでしまう
誰かオラに力をわけてくれ!!
0516名無しさんだよもん2012/10/02(火) 22:33:32.43ID:TKsN7aQ/0
修学旅行の時みたいに風呂でキャッキャウフフしてる恭理が見たいです
0517名無しさんだよもん2012/10/11(木) 22:20:47.78ID:7q3kFDrn0
>>516
書かせていただきます!もう少し待っててくれ
アニメ理樹可愛いし恭介もかっこいいな
どんな意味ででもたくさん絡んでほしいぞ
0518名無しさんだよもん2012/10/12(金) 00:18:44.52ID:WqTYUSnO0
>>517
おおありがとう!まさか本当に書いていただけるとは
ゆっくりで構わないのでお願いします!
雑な要望で申し訳ない
0519名無しさんだよもん2012/10/26(金) 16:58:10.12ID:6cxwoAVg0
>>518
お待たせしました!風呂でイチャイチャです
ついでに>>336-341の続きにしてしまったw
今更ですが自分が書いてる恭理は二つ時系列があります
いつか一冊ずつ本にまとめたいな
0520名無しさんだよもん2012/10/26(金) 17:00:38.40ID:6cxwoAVg0
男子寮のお風呂場
「あれ?真人たちいないや」
先にお風呂へ向かっていたはずの真人と謙吾
二人のものとわかりやすい服は脱衣場のカゴには見あたらない。他の生徒が3人入っているみたいだ
「どうする?待ってる?」
「待たなくても良いだろ。寒いし早く入ろうぜ」
12月22日クリスマス目前。時刻は夜の10時を過ぎている
今日は男メンバーだけでクリスマスパーティーの作戦会議をしていた。
どうやって鈴たち女子を喜ばそうか、サプライズ大作戦
女の子はこういうイベント、大好きだもんね
「ワクワクするなー!なぁやっぱり花火打ち上げようぜ!」
ここにもイベント大好きな人がいた
「もう…犯罪になっちゃうからダメだってば」
そんなことを言いながらも、内心ワクワクしている僕がいる
恭介なら秘かに、僕が思い付かないようなことを考えているに違いない

出会ってから10年間、ずっと変わらない…。楽しそうに話すその笑顔に引き寄せられ、見とれてしまう
「……理樹」
「えっなにっ?恭介っ」
見とれていたの、バレた?
「そんなにじーっと見られてたら少し脱ぎづらいんだが」
「…あわわわっ!!ごめんっ」
だって!ずっと見ていたかったんだ!……脱ぐところをじゃないよっ!?

―――そうだ。恭介と付き合い始めてから一緒にお風呂に入るの…始めてだ…
しかもついこの間…未遂だったけど僕から恭介を誘ってあんなこと…
大丈夫、だよね?お風呂には他にも人が…
ガラガラっ
「ふぃーー…おっ?棗!これからか」
「おぅ」
………3人とも出てきた
なんだろ少ーしだけ…イヤな予感がする
0521名無しさんだよもん2012/10/26(金) 17:02:58.24ID:6cxwoAVg0
「おい理樹ーなんでそんな遠くにいるんだ?こっち来いよ」
恭介から一番遠い場所に座ってシャワーを頭から浴びる
僕を呼ぶ恭介の声が聴こえないフリをして
あぅ…でもきっと恭介は僕が何を考えてるかお見通しなんだ
……あんなコトをするのとはまた違って、一緒にお風呂に入るなんて恥ずかしい
昔と今は違うんだ。意識してしまう…

「こーらっ無視するな」
ピタッっとシャワーのお湯が止められた
隣に座った恭介に振り向く
正面から近づいてきた手に頭を撫でられると、直ぐに泡がたってきてわしゃわしゃと心地よい力加減で洗われる
うわ…この感じ、懐かしいなー。恭介にシャンプーしてもらうなんて何年ぶりだろ
目を閉じて恭介の手の動きを感じていると、眠くなってしまうほどだ
「きょうすけ…」
「ん?」
眠ってはいけない、と目を開けようとしたけれど
「…ぅ…ん…気持ち…いいよ……」


あれ?

ふいに手の動きが止まった。顔を見上げてみる
「どうしたの?」
「…なんでもない。気にするな」
シャワーのお湯を出して洗い流される
さっきまでの気まずさは何処へやら。
「ありがとう。あ、ねぇ恭介、次は…」
やっぱり恭介は昔のままだよね
「僕が、してあげる」

「…………ぐはっ」
0522名無しさんだよもん2012/10/26(金) 17:07:46.06ID:6cxwoAVg0

お互いに髪を洗い終わり、理樹に背中を擦ってもらっている
頼むからもう、エロいことは言うんじゃないぞ、理樹
……俺の脳内が勝手に変換してるだけだが。
仕方ないだろ…理樹に言われたら…
「ぅわっ」
「っ!どうした?」
後ろの理樹が声をあげた
「うー…ボディソープ足そうとしたら…顔に飛んじゃって…」
「……顔に…」

考えるな
想像するな
振り向くな
耐えろ俺

つーかすげぇ角度で飛んだな
「んぁ…口にも入っちゃったよ…苦い」
……ぐおお…っ駄目だ。さっきの理樹を見ただろ
せっかく安心してくれたのに、こんなことで暴走するわけにはいかない

…免疫ねぇんだよっ!悪ぃかっ!!!


ふー………少し落ち着こう……
0523名無しさんだよもん2012/10/26(金) 17:13:20.67ID:6cxwoAVg0
「はい恭介」
バブリースポンジ(三枝命名)を渡される
「恭介の番だよ。洗いっこって楽しいね!」
お前……自分がくすぐったがりな事忘れてるだろ…

「あはっ…は…はぁっっ!やめっ…!ぅひゃ…はは…っ」
「ダーメーだ。動くな。洗えないだろ」
「だっ!…だってぇっ…くすぐ…っ!あはっ…ひゃっ」
あひゃひゃと、色気なんて微塵も感じさせない声で理樹が笑う
これで良い
いつ誰が来るかもしれないこんなところで…そーいうワケにいかないからな。

「理樹〜、ほーら、バンザーイ」
「ん?バンザーイ」
ごしごし
「ぅやっはぁっっ!」
「ぶっ…あははっ」
なんだよその声
つーか引っかかるなよ
マジで可愛いなぁ…お前

泡を流してやって、湯船に浸かる
何となく背中合わせになる
「恭介…」
0524名無しさんだよもん2012/10/26(金) 17:29:39.28ID:6cxwoAVg0

付き合うって言っても、普段の自分たちを変えなきゃいけないわけじゃない
そりゃあ…キスしたり、抱き合ったりしてるけど
恋人であるのと同時に、僕たちは親友なんだ
「僕、変に意識しちゃってた。恭介を信じてなかった
 何かされるかも、とか考えちゃったんだ……」
恭介を振り返る
「……」
正面にまわる
「…………」
目を見てくれない。うーん…かなりわかりやすい人だ
「恭介」
「すまん……そういうことしか考えてなかった」
かなり素直な人だ
この大量の汗、お風呂のせいじゃないよね
余裕が無いのは恭介も同じだったんだ……
「ぷっ………ははっ」
そう思ったらつい笑っちゃって

近づいて恭介の額の汗を手で拭いながら濡れた前髪をかきあげる。いつもは見られない恭介のおでこ
「お前…少しは警戒しろ」
「さっきたくさんしたよ…でも……言ったじゃない」
恭介に…あげる……って
「恭介だったらいいよ」

湯船の中で…抱きしめられた
0525名無しさんだよもん2012/10/26(金) 17:35:05.02ID:6cxwoAVg0
肌と肌が直接触れ合う。こんなにくっついたことなんて無い
他に人のいないこんな時間でも、お風呂のお湯はまだ凄く温かい。
僕を包み込んでくれている人の温もりも、とても暖かくて
「のぼせ…ちゃい……そ…だよ…」
体温が上がっているからか、全身が脈打ってるみたいだ
「俺も、だ……」
恭介の心臓の音も速くなっているのに気づく

…少しだけ、奮えていたのはどっちの唇だっただろう…
気がつけば自然と触れ合っていた

「ぅ……んっ!ん、はぁっ…」
キス…いつもより激しくなるのが…早い
恭介すごく…ドキドキしてるよ…胸に当てた手から伝わってくる

どうしよう
僕、どうすればいいのかな…?
「ぁ…んぅ!」
耳を恭介の指が擽った
「声…響いてるぜ」
顔を少し離されると、さっきかきあげた恭介の濡れた前髪が落ち、そこから雫が僕の顔に落ちてきた
ポタリ…ポタリと
そしてここが寮のお風呂場だと思い出す
このまま、ここで…しちゃうのかな……
夜も遅いこんな時間…もう誰も来ないだろう
「っ…!」
僕の腰に恭介の手が触れるとそのままお湯の浮力も手伝って、僕の身体は軽々恭介の膝の上に乗せられた
0526名無しさんだよもん2012/10/26(金) 17:38:57.89ID:6cxwoAVg0
背中を支えられて腰を撫でられて…恥ずかしくて見ることは出来ないけど、自分が反応してきてるのが解る
下を見ないようにちょっとだけ上に視線を向けると、恭介と目があってしまった
「あ……」
やっぱり……かっこいいなぁ…
つい見惚れていると、恭介は優しく微笑み、もっと…腰を引き寄せられた

「っ!!」
下の方。僕たちの間で触れ合う初めての感触
「これっ…て…ぁ…ぁん…っ」
そっ…か、男同士だとこんなコト…できるんだ
「ふぁ…っん…」
僕の腰を押さえたまま、恭介が動くと、お湯の音が浴室に響く

これ…もう……してるみたいだよ…
「理樹、気持ち良いか?」
「…ぅん…気持ち…い…っ」
キスを交わすと身体中…熱くて、暑くて、のぼせちゃうよ…
あ…でも…涼しい風が…心地良い……


―――――風?

僕と恭介が気づいたのは同時だったようだ
浴室の入口。そこに呆然と立っている、よく知っている幼馴染二人……

あー…またこの展開かぁ…
今度は状況を整理するまでもない
はい、せーーーのっ


男子寮のお風呂場から僕たち4人の絶叫が、寮内に響きわたった……
0527名無しさんだよもん2012/10/26(金) 17:58:26.20ID:eBS2PfK10
ヤらせませんwww

待たせた挙句こういうものが出来ました…
また誘い受けとかすみませんw
0528名無しさんだよもん2012/10/26(金) 19:03:30.50ID:V7A/ubgJ0
オチわろたww

>>527
理樹が可愛くてニヤニヤしながら読んでしまったw
本当にありがとう!おもしろかったです!
0529名無しさんだよもん2012/10/27(土) 13:04:39.36ID:REwJ2t9tO
>>527
乙乙!新作待ってた
すごい萌えさせてもらったよ
読みやすかったし、なんかどんどん文章上達してないかw
0530名無しさんだよもん2012/10/29(月) 01:49:21.13ID:Zrgx3dE70
>>528>>529
ありがとう!
最初携帯で書き込んでたんだけど
改行ナニソレで今読むと読みづらいことこの上ないな…
文章書くのも少しは慣れてきた気がするんで、読みやすさを気にしつつ
理樹は可愛く、ウチのアホな恭介ももう少しかっこよく書けるようにがんばりますw
0531名無しさんだよもん2012/10/29(月) 12:09:44.43ID:46IHfefv0
最近このスレを見つけてやっと全部読み終わったが恭理は素晴らしいな…
0533名無しさんだよもん2012/11/11(日) 20:52:36.42ID:2uKov7DGO
今まで鍵板に801スレあること知らなかったが、まさか恭理を書いてる神がいらっしゃるとは…ごちそうさまです
俺は時風×女装理樹で妄想したりするけどあんまり見ないな…おいしいシチュだと思うんだが…捕まえられて性的にお仕置されるみたいな
最中に理樹が「たすけて恭介」って泣くの聞いて嬉しいような辛いような気持ちになればいいよ
でもなんか話的に恭介が黒くなりそうだなぁ
とにかく泣いてる理樹君がみたいです
あと虚構世界に二人きりで残って「ずっといっしょだよ恭介」みたいな病み理樹BADとかも好きだ
でも勿論幸せスパイラルな恭理が一番好きですヨ!
05345302012/11/13(火) 03:46:03.15ID:htb055gQ0
みなさん、読んでくださってありがとうございます
新規の方まで…!やべぇ恥ずかしい…

>>533
時風×理樹も好きです
理樹のことは大切にしたい、けど鬼畜スイッチ入っちゃってやめられないとまらない的なのとかいいなー
『恭介』じゃできないような酷いコトをさせたい…
0535名無しさんだよもん2012/11/14(水) 20:03:58.71ID:7GuSu4qc0
繰り返しの中

自分が死ぬ未来をわかっていて、なんで気づいてしまったんだろうか

みんなを裏切りたくない
理樹を、苦しめたくない

だけど想いは加速してしまう





必要以上に関わらない方がいい
何度目かの世界、そう思って過ごしていた
今なら、遊びたいのに素直になれなかった意地っ張りな誰かさんの気持ちがよくわかる

ただ、どんなに意地を張っていても
「恭介」
人懐っこい笑顔でそう呼ぶんだ…お前は…

「わっ恭介!?」
いつもみたいにふざけるように、じゃれあうように理樹を抱きしめる
ここが弱いんだよな…
理樹の顎の下を擽る

お前はここにいる
肉体の存在が虚構でも、魂は偽りではない

理樹は、ここにいるんだ
それだけで愛しさが溢れる
0536名無しさんだよもん2012/11/14(水) 20:07:04.46ID:7GuSu4qc0
いくつもある世界の、たった一つくらいは…
…一度くらいは良いだろうか…?

――許されるだろうか……俺の願い


――――理樹
二人だけの、世界を創ろう




どれだけの時間が過ぎたのだろう
何ヶ月も経っているかもしれないし、もしかしたら数日なのかもしれない

――何故、わからないのか
いや…興味がないんだ
この世界ではもう、理樹のこと以外……考えたくない

「きょぅ、すけっ……ねぇ、また………するの?」
「…嫌、か?」
恥ずかしそうに、理樹は首を振る

俺の力だけで維持できる世界は狭い
仲間たちは誰もいない
理樹もそれに気づかない
俺たちだけが存在する

そのおかげで、理樹との距離はいつも近い
「ん……っ」
耳の後ろ、うなじにと口づけると、腕の中の最愛の人が…ひくりと震えた
0537名無しさんだよもん2012/11/14(水) 20:09:22.25ID:7GuSu4qc0
やっと、想いが伝わった

理樹が俺のことを見てくれた

俺を、求めてくれた

「―――あぁ…っ…あっ…!」

心、身体
繋がることを許してくれた


いつか終わる

「理樹…」

終わらせなければ

「理樹っ……」


いつものことだ
愛を貪り合って
悦びに満ち溢れて

罪悪感…後悔…
数を重ねる毎に麻痺していく

このまま忘れることが出来れば


幸せなのかもしれない…
0538名無しさんだよもん2012/11/14(水) 20:11:12.03ID:7GuSu4qc0
恭介……寝ちゃった?



……僕が



終わらせ……ないよ…




「ずっといっしょだよ恭介」
0539名無しさんだよもん2012/11/14(水) 20:20:42.65ID:7GuSu4qc0
>>533
妄想が膨らんで仕方なかったもので…勝手に使わせていただきました
何でもできるBADって良いですなー
0540名無しさんだよもん2012/11/16(金) 23:57:41.54ID:jSkaJZvvO
>>539
おお…!ありがとう…ありがとう…っ!
背徳感と絶望感の中の究極の愛…美しい
なぜか恭介がうろたえたり弱ったりしてるとテンションが上がる俺がいる
0541名無しさんだよもん2012/11/17(土) 01:23:40.82ID:FvsEIyAK0
>>539超乙
明るい恭介×理樹もいいがたまにはこういう暗いバッドエンドな空気もいいもんだな
まあ基本は野郎共と馬鹿やりつつ恭介×理樹という黄金パターンで
0543名無しさんだよもん2012/11/22(木) 22:35:27.26ID:Y2liaXjt0
自分が恭理を書けるのはみんなのおかげです
マジで感謝

>>540
振り返ってみるとなんか弱い恭介だらけだったw
・鈴を言い訳に
・寝込みを襲われる
・理樹に嫌われたと思って泣く
・風邪
・BAD

いろいろ書けるようになりたいものですね…
0544名無しさんだよもん2012/12/05(水) 07:02:11.39ID:gID5Y3XLO
アニメから入ってゲームでどっぷりはまった新参者だけどこんなスレがあったとは感動だ!
ヒロイン達の話は公式派生で読めるけど理樹と恭介の話はなかなか読めないから嬉しいよ
恭理小説書いてくれてる人マジありがとう!
女体化もBAD風味も良かったがやっぱりプロポーズ話が一番好きだぜ
0548名無しさんだよもん2013/01/20(日) 21:45:04.83ID:cfyPVfbn0
アニメ良かった!てなわけで投下します
>>526からの続き、クリスマスイブの恭理です
イブ当日に投下したかったんだけど完成間近に誤って全削除…シニタクナタヨorz
0549名無しさんだよもん2013/01/20(日) 21:47:36.53ID:cfyPVfbn0
12月24日
明日25日は仲間たちみんなでクリスマスパーティーだ
しかしその前に俺は今日、学生最後のイブを初めて恋人と過ごすという重大なミッションを遂行する
手元にある封筒…これが今回のミッション

――――二時間程前
「恭介さん、お話があります」
「やは〜ちょいと良いですかっ?」
俺は西園と三枝に呼び止められた
「メリークリスマス…イブです。この後、午後の御予定は?」
「理樹とデートだ」
誰にも邪魔はさせないぞ。何かを企んでそうな二人
「ち・な・み・に〜簡単にデートコースなんてきいちゃっても良いデスカ?」
「別に構わないが」
まさか付いて来たりはしないだろう
……ボカシ気味に言わせてもらうがな


「うっわ…イブのデートがソレ?恭介さん、乙女心わかってなさすぎ!」
「正気ですか?酷すぎます」
マジか…
「だいたい…最初から《アニメショップに行く》なんて、ふざけているのですか?」
「発売日なんだ仕方ないだろ」
スクレボの新刊とOVAの発売日。今日に限り、同時購入で特典CDが付いてくる
「やっとだ…やっとこの日が来た!昨夜はネットでフラゲ情報を指くわえて見てたんだぞ!」
「恭介さんが何言ってんのかよくわからないですケド…スクレボと理樹くんどっちが大切なんですか!?」
「理樹に決まってるだろ」
確かに普通のヤツならイブのデートにアニメショップはと思うだろう
しかし俺の可愛い理樹はそんなこと気にしないさ
0550名無しさんだよもん2013/01/20(日) 21:52:28.29ID:cfyPVfbn0
そうだな…はじめだけ少し拗ねた素振りで…
『もう…いっつもコレなんだからなぁ恭介は』

そして俺を上目遣いで見上げる。その頬は赤く…
『でもそんな子どもみたいなところも…大好きだよ』

俺の袖を掴み、少し背伸びをした理樹の唇が…俺の頬にそっと―――触れる



「これだぁっ!!!」
「うひゃあっ!?なんですかっイキナリ!」
好きなものは好きなヤツと共有したい。この機会に理樹がスクレボを気に入ってくれると嬉しい
「俺の実家で見終わった後はちゃんと夕方から出かけるぞ。有名なイル…」
「わたしなら雑誌やテレビで紹介されるような場所のイルミネーションを見に行くのは、嫌です」
…なにっ!?
「はーいはーーい!はるちんも同意〜!周りに人がわんさかいるとこでムードも何も無いですヨ!」
三枝からまさかムードという単語が出るとは
「しかもカップルだらけでしょうし、テレビ局のカメラもあるかもしれませんよ?直枝さん…気にしてしまうかもしれません…」
…確かにそれは一理あるかもしれないが…
「直枝さんは少しでも、恭介さんと二人きりになりたいはず」
西園は封筒を手にしている。
そこには俺も知っている、とある有名な場所の名前
「これはわたしたち八人からのクリスマスプレゼント、もとい、ミッションです。
 …愛しい恋人を、幸せにしてあげてください」
0551名無しさんだよもん2013/01/20(日) 21:56:37.37ID:cfyPVfbn0
一人、寮の近くに停めた車の傍で理樹を待っているとメールの着信があった
『from 来ヶ谷   30秒後、目にしたものが条件だ 自信作だぞ。フフフ』
つまりコイツを使うにはその条件とやらを飲まなければならない、全てが等しくミッションということか

……
………
「恭介、おまたせ……」

腰までの長い髪
ショートコートにふわふわの白いマフラー。下はスカート
「うぅ…こんな格好変だよね!着替えてくるっ…!あ…っ」
俺はその場から逃げようとする理樹の手首を掴んだ
「す……」
「えっ…?す…?」

「っっっっっっげぇ可愛いぜっ!!」
「な…っうわっ!?」
あーーーっ!チクショウ!!なんでこいつはこれほどにまで可愛いんだ!
見た目が可愛いのはもちろん、嫌々女装させられて恥じらう様子がまた…
「う…ぐぅ…」
理樹が鳴いた
気がつくと力一杯抱き締めていたため、苦しかったに違いない
抱き締める手の力を少し弱める
「よし理樹、さっそく行くか!」
ドアを開け、理樹を助手席に乗せる
「あ…やっぱり、この格好のままなんだね…。ねぇ、今日はどこに行くの?」
「あぁ、ホテルだ」

「…。ほてる?…ホテ……
 ……ホテルっ!!?」
0552名無しさんだよもん2013/01/20(日) 22:02:08.39ID:cfyPVfbn0
車は東京方面を目指して走る
「ぁう…そんな……いきなり…まだ昼間じゃないかっダメだよ……っ
 いやいやいやっ!僕は恭介ならいつでも嬉しいんだけど…寧ろこんなふうに強引な方が…ってうわぁーーーーっっ!!!」
さっきから何独り言言ってるんだ?こいつは
真っ赤だし…暖房ききすぎか?

あいつらから貰った物、有名ホテルの宿泊招待券だ
イブの夜にこんな一流ホテルの部屋なんてよく取れたもんだ
「チェックインの時間まで少しありそうだな。なぁ、そっちに行く前に買い物したいんだが」
「えっ!…あ、うん。良いよ。何買うの?」

…電話できくところによると、部屋には再生機器もあるらしい。俺は諦めていないぜ
「今日、二人で楽しむ為の物だ」
「たたっ楽しむって!きょおすけ!?なに言って…っ」
高速に乗る手前。信号に引っ掛かり、車を停車させた俺は理樹に振り向く
しっかりと理樹の目を見て、俺のスクレボに対する熱い思いを伝える

「やっと、夢が叶う。ずっと…欲しかった」
「っ!……そん…なに?」
「あぁ。ダメだとわかってても……その事ばかり考えちまうんだ…」
自嘲気味に言う。見る前からアニメの出来に期待を持ちすぎてはいけない
「恭介が…そこまで思いつめていたなんて……
 …分かったよ、行こう…!そういうお店に入るの初めてだし…恥ずかしいけど…っ!!僕、がんばるからっ!」
0553名無しさんだよもん2013/01/20(日) 22:08:05.02ID:cfyPVfbn0
「…」
「……理樹?」
買い物を済ませ、車は高速を走り出す
「あの……理樹さん?」
「何さ」
声低っ!怖ぇって!なんでこんなに不機嫌なんだよ…
おかしい。俺の予想と違う…やっぱイブだからか?理樹も乙女なのか?
「はぁ…」
隣から溜め息。俺はそんなに理樹をがっかりさせてしまったのだろうか
「恭介、だもんね…そりゃそうかぁ…」
声のトーンが戻ってきたことに安心する
「クリスマスに怒ってちゃ、サンタさんも来てくれないよね」
「…すまん理樹…こんな日にスクレボ買いに行くの、嫌だったよな」
しかもイブのアキバだ
「ううん…それは別に。だってさ恭介の趣味だし。ただ…ちょっと…恥ずかしい勘違いしちゃって」
勘違い?
「そっそれよりっ!どう考えてもこの格好ひどいよ」
「いや可愛いぜ。マジで似合ってる」
本音を言ってしまえば普段通りの理樹とデートしたかったが
「そうじゃなくてね、酷かったんだよ?下着まで無理矢理全部脱がされて着替えさせられてさ…お化粧まで」

「……は?」
おいコラ待て………
「今なんて言った」
「お化粧?」
「その前」
「下着まで………脱がされて」
「誰にだ」
「みんなに押さえられて…来ヶ谷さんに脱がされた…」
0554名無しさんだよもん2013/01/20(日) 22:10:59.20ID:cfyPVfbn0
「ちょっ…!恭介!?スピード出しすぎっっ」

来ヶ谷…いや、アイツら全員…許せねぇ…
「はや…はやすぎるって!ねぇっ」

寄ってたかってかよわい理樹に何て事を…っ

「もう事故は嫌だよおおおぉぉぉぉぉ…」


「うぇっ…気持ち悪い」
部屋に通されてすぐ、理樹がベッドに倒れこんだ
「車酔い大丈夫か?」
理樹の華奢な背中を擦ってやる
「誰のせいさ…」
「自分を見失っていたんだ…本当の自分は何処に在るのか、俺は今何処に居て、何処へ向かうべきなのだろうかと…」
「…うぇっぷ」
「正直すまん」
相変わらず理樹のことになると歯止めがきかなくなるな、俺
「ぅー………ぷっ…ふふふっ」
ベッドに顔を埋めた理樹から笑い声
「でもちょっと…楽しかったかも」
言いながら上げた理樹の顔はちょっと…というよりも本当に楽しそうで

キスしたい

考えた瞬間、俺はある重大な事実に気づき動きを止めた

クリスマスイブ+二人きり+ホテル+泊まり+理樹の反応=……

おそらく気づいてなかったのは…俺だけに違いない
0555名無しさんだよもん2013/01/20(日) 22:23:50.45ID:cfyPVfbn0
「すごい…!美味しそうだね!」
ルームサービスのディナー。これもアイツらが予約していたらしい
「夜景も綺麗…」
ホテル内の水族館やらを楽しんでいるうちに外はすっかり暗くなり、
部屋からは夜景と街を飾るクリスマス仕様のイルミネーションが見えた
「…特等席だな」
等と言いつつも外は適当に眺めた俺は、景色に夢中な理樹を見る
理樹の着替え、持ってくればよかったな
しかしホテルの人と接する理樹を見てるとこっちで正解だったのだろう



まぁ…後で脱がせば…

「ぐは……」
「ん?どしたの?」
「何でもないぞ」
これまで理樹にはアホな自分は見られていない…はずだ
カッコイイ恭介お兄さんでいなければ
「恭介!ケーキ!ケーキ食べようよ!」
「あぁ、切り分けるか」
料理よりも先にケーキに目が行くとは、可愛いヤツめ

「マジ美味ぇ…」
侮りがたし有名パティシエのケーキ
「上に乗ってるチョコは半分こしような!」
「恭介…料理も食べなよ」
0556名無しさんだよもん2013/01/20(日) 22:33:21.61ID:cfyPVfbn0
理樹と過ごす時間は楽しくてあっと言う間だ
すっかりスクレボの存在なんて忘れてしまっていた

「そろそろ風呂入るか」
「っ!」
何気なく言っただけで解りやすく理樹が反応する
変な意味で言ったんじゃないんだけどな
「一緒に入るか?」
「ぇっ…!?いいっ一人で入れるから…!」
顔を赤くして拒否する理樹
確かに俺も…今理樹の肌を見てしまったらきっと抑えがきかない

「な、理樹」
あと少し我慢するから、これだけ先にさせてくれ
「ん…っんぅ……」
一度だけの短い、深いキス
「はぁ…っ」
唇を離した直後の理樹のとろんとした表情

…このまますぐにでも抱きたい…
けれど

「この服も…髪も、今日は終わりだ…ちゃんと、いつもの理樹で戻ってこいよ?」
そう言って理樹を離した
0557名無しさんだよもん2013/01/20(日) 22:41:16.60ID:cfyPVfbn0
ホテルと言われて舞い上がった
二人で楽しむ為の物と聞いて『大人』な想像しか出来なかった
先日のお風呂の一件から僕の頭の中はそればっかりだ…
「僕…ヤらしいなぁ」
女装を解き、シャワーを浴びながら呟く

みんなといるときとは全然違う恋人モードの恭介は、普段にも増してかっこよくて大人っぽくて、何より色気がある
…だからそんな恭介が悪いんだよ…
「最近キスも……すごいし」
求められているのがわかるキス
さっきのだけでもちょっと力が抜けてしまった
あのまま続けてたら腰…立たなくなってたかも
「エッチしたら…どうなっちゃうんだろ」
このあと恭介に僕のカラダ、いっぱい…いっぱい触られちゃうんだ…
ボディソープの泡で包まれた身体に手を這わす
洗ってるだけ……だよ?
首筋から腕。胸に……
「ぁ…あ……っ」
片手はそのまま胸を触り、片方を下肢へと下げていく
だ…め…何してるんだ…っ僕…
「はぁっ…恭介が…ココを……こっち…も」
前に触れた指を後ろに滑らせて、その場所に触れる

こんなとこに…入る…の……?

「っ!!」
どうしよう…怖い……

「…きょうすけ」
0558名無しさんだよもん2013/01/20(日) 22:50:44.42ID:cfyPVfbn0
こういうときはどんな顔で待っていればいいんだ
落ち着けるわけもなく部屋の中を歩きまわり、たまに目の合う鏡や窓に写る余裕無さすぎな自分の顔に苦笑する
「ははっ…お前、童貞丸出しだな」



――きっと今頃理樹は怖がっているだろう
何度か誘われて、その度に「恭介なら良い」と言われた
あいつは…「恭介なら大丈夫。怖くない」と自分に言い聞かせていた…

パンッ!と頬を両手で叩く
……
「ちくしょう…っ」
これから理樹が風呂から出てくるんだぞ?
ここまで余裕が無いと、出てきた理樹を即、ベッドに押し倒してしまうかもしれない
良いわけ無いだろ…

何か…

ふと、目がとまったのはテーブルの上、未開封のままの…
「酒…」
少しなら、緊張を解す為に有効か?
「……理樹に怒られないといいけどな」
グラスに注ぎ、一口飲む
それだけで気分が楽になった気がした

……よし、大丈夫だ
0559名無しさんだよもん2013/01/20(日) 22:58:08.90ID:cfyPVfbn0
バスローブなんて着たことなかったけど…ふわふわで気持ち良い…
ドアを開けると、大好きな人

「……理樹」
心臓をきゅっと掴まれるような優しい声と笑顔
恭介の声って、ズルイと思う…
「こっちの方が、やっぱり可愛いな」
しなやかな指が、僕の少しはねてるクセっ毛を掬う
整った顔が近づいてきて、そんな髪にキスされた
「俺も行ってくるな?」
「ぁ…っ」
離れて欲しくない
思わず恭介の服を掴みかけてしまって…
それは恭介にも気づかれたみたいで
僕は、頭をくしゃくしゃと撫でてくれる恭介の顔を、真っ直ぐ見れなかった



シャワーを浴びてるのを待つ間ってどうすればいいんだろ
ベッドに腰掛ける
さっき怖くなってたはずなのに、不思議とその不安は――無い
恭介って…すごいなぁ


――――そういえば

『理樹くんにこれを渡しておこう』
『何?コレ』
『中身はまだ秘密だ。袋も開けたらダメだぞ。恭介氏と事に及ぶ時に開けるんだ』
『事にって…!!』
0560名無しさんだよもん2013/01/20(日) 23:04:39.99ID:cfyPVfbn0
うーん…なんとなくわかるんだけどね…
袋を開けてみる
小さいボトルに入った…液体
「うわわわわわわっ!」
そっち!?僕はてっきり箱に入ったコンビニとかにも売ってるアレかと…
ていうか箱に入ったそっちは…無い
いやいやいや!着けさせるなってこと!?来ヶ谷さーーーんっ!!

「なんか今更だけど…オープンすぎるよ僕たちの事…」
とりあえずコレは、枕の下にでも隠して、と

はぁ…なんか一人で騒いでたら喉渇いた…
水飲も…
テーブルの上に置いてあるグラスを手に取り、入ってる水を一気に飲み干す
「ふう……」





あ……れ?
ふわーっとする…
コレ、この匂い―――――お酒!?
味とか気にしてなかった!

ぁ…

ちょっとやば…い…か……も…
0561名無しさんだよもん2013/01/20(日) 23:13:17.33ID:cfyPVfbn0
「すーーーー…」
――寝てるっ!!?発作…なわけないよな…
ベッドに寝てる理樹と仲良く添い寝している空のグラス
間違えて飲んじまったのか…酒さえ残しておかなければ、と思うがもう遅い
「はーー…生殺しだな…」
何度目だよ……おい
「可愛い寝顔しやがって…うりうり」
つんつんと理樹の頬っぺたをつついてみる
「ふ…みゃ」
その声と反応に思わず笑みがこぼれる
「俺が、ずっと守るからな」
もう、お前と離れる事を考える必要は無い―――もう…一人になんかさせない

愛してる
俺の…眠り姫



「ってなんじゃそりゃぁぁぁっっ!!!!」
三枝の叫びで耳キーン状態になる
「イブだったんですよっ?シチュエーションばっちりなこんなチャンスに…そんなオチ!?納得できるわけないですよーっ!」
「まぁまぁ…落ち着きたまえ葉留佳くん」
三枝をなだめる来ヶ谷。その隣にいる西園。二人の目は俺の言葉を疑っている
「本当に、それだけだったのですか…?」
「嘘は言わない。それだけだったさ。昨夜の俺と理樹はな」
「……フフ…そうか…」
「そういうこと…ですか……っ!」
「へ?へ??」

そう、それだけだった

昨夜は……な
0562名無しさんだよもん2013/01/20(日) 23:21:26.02ID:cfyPVfbn0
以上です
クリスマスなのにプレゼントネタは思いつかず省略してしまった…
続きは…いつか書きますw
0565名無しさんだよもん2013/01/21(月) 22:52:45.55ID:r0h1pBFHO
>>562
うぉおーーっ!新作首を長くして待ってたぜ
アニメも最新話恭理らしいしこんなに満たされていいのか
0566名無しさんだよもん2013/02/06(水) 22:00:42.88ID:M6LpToAt0
読んでいただきありがとうございます!
うーーーん…どうして自分の書く理樹はエロエロなんだw
もっと恭介からいってほしいんだけどな
0567名無しさんだよもん2013/03/01(金) 01:49:11.35ID:zBVaxszwO
何度読んでも最高だ!
恭介からというと風呂場での話はおしかったな
あの時真人と謙吾が来なければw
0568名無しさんだよもん2013/03/05(火) 00:58:44.29ID:VheWPbE+0
快晴
自然に囲まれた僕たちの学校に桜が舞う
去年はどうだったっけ?
まだ3月になったばかりなのに、桜も今年の異常気象にびっくりして早く咲いちゃったんだろうか

桜が咲くと新しい季節に心が踊るものだけど。今年は…咲いて欲しくなかった
そうだ、この気持ちは僕が中学2年生のときと似てる
けど……今年は状況が違う
二人の関係が親密になるにつれて僕の心はもっとずっと強く訴えることになる
嫌だ
行かないで
…寂しいよ

「きっと卒業式にはここの桜、咲いてるぞ」
彼が言うのだから間違いない
現にそれは今、目の前で証明された
今日は卒業式。僕と恭介はいつもより早起きして学校の周辺を散歩していた

「キレーだな…」
まだ肌寒い中、心なしかぼんやりと恭介が呟く
「うん、綺麗だね…」
恭介の少し後ろを歩く僕の表情は恭介には見えないし、恭介の表情も、僕には見えない
「手、繋ごうぜ」
振り返らず、左手を動かして僕の手を呼ぶ
「ん…」
素直に恭介の手に自分の手を重ねた
「凄いね、こんなに早く…咲くなんて」
「知ってたか?早咲きの桜」
桜なんてソメイヨシノくらいしか知らなかった
そっか、ここの桜はその早咲きの桜なんだ…
恭介はいつもこうやって僕が知らないことを教えてくれる
0569名無しさんだよもん2013/03/05(火) 01:00:35.13ID:VheWPbE+0
気がつけば桜並木から外れて違う方向へ手を引かれていた
着いたのは川原の土手…
…いつも恭介と一緒に来てた、いつも恭介に悩みを聞いてもらった場所
「ちょっと座るか」
二人並んで腰を下ろすと、恭介は何故か手招きをする
「こっちこい」
自分の膝をポンポンと…
「って…えぇっ!?」
そこに座れってこと!?いやいやっ
「何驚いてるんだ。いつもしてることだろ?」
無理矢理引っ張られて恭介に捕まった
「いやいやいや!外だからっ」
「ダメか?」
「ダメ!人が通るかもしれないよっ?」
「関係ねーよ」
「有るよっ!大有りだよっ!やめてよっ離してってば!」

あ…強く言い過ぎたかも
「ダメか…そうか……」
あー…すっごく落ち込んでるし

幸いこの辺りは住宅地から距離がある。
もっと足場の良いジョギングコースもそちら側にあるため、人通りもほとんどない
「仕方ないなぁ…」
それなら…ちょっとくらいなら良いかな…と思い直し、凄く嬉しそうに後ろから抱き締めてくる恭介に身を預けた
この人は一度言ったらきかない人だからしょうがない……こうしてると暖かいし、ね
0570名無しさんだよもん2013/03/05(火) 01:02:24.88ID:VheWPbE+0
「……眠いな」
「そうだね…」
「理樹が寝かせてくれなかったからなー」
はいっ…!?
「俺はそろそろ寝るぞって言ってるのに『やだぁ…もっとしよう…』ってさ」
「い…言ったけどそんな言い方してないしっ」
その言い方だとまるで僕が淫乱みたいじゃないかっ
「耳真っ赤」
「う…っ」

「ずーっと喋ってたな」
今みたいに恭介に後ろから抱かれて…他愛もない話をしてた
その内会話は自然と恭介の就職の話になって…引っ越しの話になって……
そんなタイミングで「寝よう」なんて言い出すから…
「まだ寝たくない。もっとたくさん話、しようよ」
そう言ったんだ


「ったく理樹は甘えんぼだな」
からかうように笑う
そうだ…あまりムキになったら恭介の思惑通りになってしまう
……反撃開始だ
「恭介が好きだから」
「!」
よしっ驚いてる
「恋人に甘えたいのは当然だよね?」
こんなこと言ってるけど、実はいっぱいいっぱいだ…
「今だって…こっちに来いって言われて嬉しかった」
恭介が言葉を発する間を与えないように一気に…!
「僕は恭介とくっついているの、大好きだから…本当は外でだってしたいよ…」
0571名無しさんだよもん2013/03/05(火) 01:06:13.80ID:VheWPbE+0
―――あれ?
今の言葉……何かヤバい?
「そうか…そんなに……したかったのか」
「あ…いや……待っ」
雰囲気が変わる。この空気を、低く甘い声を僕は知っている。
すっかり慣れたもので、あっさりと僕の体は草の上に横たえられた。
「急に可愛いコト言ってきたと思ったら、こんなとこで誘うなんてな…まぁ、応えるしかないよな?」
手が僕の制服の上着の前を開ける
マズイっこのままだと早朝の土手で…!いくら姿勢が低くなってるとはいえ、人が通ったら丸見えだよ!?
「まっままっっ待って……!誘ってないからっ!ここじゃ…っダメ……」
「可愛いな…」
お腹の辺りに手が触れてきて…って!
わーっ!やめてよーーーっっ!!

「やっぱり俺のネクタイか」
「……へ?」
恭介は僕の着けているネクタイを見ていた
大剣の裏側。そこには持ち主の名前が入れられている
これにもちゃんと銀色の糸で「K.Natsume」の文字
それだけ確認すると、僕の上から恭介が退いた
終わり……のようだ。

……
がっかりしてないっ!してないんだからね!!?

身体を起こされ、向かい合わせに座る
「大切にしてくれてるんだな」
毎年恭介は僕に自分の使っていたネクタイをくれる
一年時の緑、二年の赤
僕は特別な日に恭介のネクタイを着けるようにしていた
「卒業式が終わったら、コイツもやるから」
三年生の…青いネクタイ
0572名無しさんだよもん2013/03/05(火) 01:10:17.51ID:VheWPbE+0
――――嫌だ
本当に恭介は…学校からいなくなってしまう
退寮まではあと数日あるけど、制服姿を見ることが出来るのは今日でおしまい

……声が出てこない
俯いて、恭介の顔も見れない
あぁ……ダメだな
僕は強くなんかなってない
いつまでも恭介を困らせてる
…笑うんだ。卒業おめでとうって言わなきゃ

「…寂しい」

え……

耳に届いたのは自分の声じゃない
「俺もお前を…お前らを置いて行くのは…寂しいさ。社会に出ると、辛いことだってあるだろうしな」

「それ…でも、恭介は……行っちゃうの?」
「あぁ。きっと楽しいこともたくさん待ってるからな!」
満面の笑み
恭介は―――なんでこんなに…
「俺は強くない」
「…っ!」
「俺だって一人じゃ弱いから…お前らと一緒にいたんだ」
始めは兄妹二人で手を繋いでいた。
鈴を守りながら、僕たちを導いてくれた恭介
それでも弱いって言うの?
「理樹に自覚は無いかもしれないけどな…お前の言葉に勇気付けられた事なんて一度や二度じゃ無いんだぜ?」
恭介…
0573名無しさんだよもん2013/03/05(火) 01:15:25.88ID:VheWPbE+0
僕にも出来るだろうか
いつでも恭介みたいに前を向いていること
その為に、言わなくちゃいけない
ううん…心から言いたい
いつも真っ直ぐなあなたを…真っ直ぐに見て

「恭介、卒業…おめでとう」
「あぁ!ありがとな、理樹!」



「よしっ!」
何かを思いついたときの恭介の表情
「一年だ。一年以内に、何かが起こる!!」
――それは予言だろうか?
「だから、待っててくれるか?…理樹」



そして、約束の一年後
恭介と僕に起きたある出来事

僕たちの関係は彼の予言通り変わることになる
0574名無しさんだよもん2013/03/05(火) 01:26:09.17ID:VheWPbE+0
というわけで今回は評判の良かった例の話に繋がるように書きました
OP曲は恭介視点なんだよなー
歌詞にある君っていうのは理樹のことだとどこかで読んだんで妄想してみた
0575名無しさんだよもん2013/03/08(金) 18:54:02.78ID:Ojd5FQ7M0
恭介、卒業しないで〜><
留年してもいいから理樹といっしょに!(マテ
0577名無しさんだよもん2013/04/18(木) 08:09:19.57ID:QUEZL7N6O
>>567
何度も読んでくれてるんですか!嬉しいです!…誤字に気づいて無いと良いなw
>>575>>576
こうやって感想もらえるとモチベーション上がります。ありがとう

自分はEXとクドわふは完全ノータッチなんでキャラの心情とか設定に矛盾があるかも
気にせず楽しんでいただければ幸いです

ラブラブな恭理が好きだけどそろそろ仮面の彼を書こうか悩み中…
恭理で無理矢理も良いなぁ
0578名無しさんだよもん2013/04/22(月) 05:59:50.99ID:+UCWdgif0
新作乙!

仮面ときいて真っ先に斉藤の方が浮かんでしまったw
0579名無しさんだよもん2013/04/22(月) 07:44:44.24ID:ttX+CSTLO
斉藤「うま〜う〜♂」
理樹「やめっ///」

また奥深いBLが生まれちまったな
0580名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:15:50.91ID:Q8/cTu0X0
新作投下しまーす
斉藤×理樹じゃなくてごめんw
0581名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:19:22.26ID:Q8/cTu0X0
―――僕の部屋の布団ってこんなに寝心地良かったかな?
毛布ふかふかだ…まだ…起きたくないよ
「…う…ん」
焦点が上手く合わないくらい近くに…恭介の寝顔
抱きしめられて眠っていた
そっか、恭介と一緒に泊まってるんだっけ

――ドコに?
…ホテル

―――なんで?
……クリスマスイブだから
「クリスマス…」

「…っ!!」

僕が先にシャワーを浴びて、その間に注がれていた…お酒
それを僕が…グラスに入っていたのを水だと思って気づかないまま

それからどうしたんだっけ?

「……寝ちゃったの?僕……」



「理樹…?どうした?」
「!!」
寝てると思っていた恭介に急に話しかけられて体がビクリと震えてしまう
「気分でも…悪いのか?」
二人ともまだ横になったまま、暖かい手が頬にあてられた
0582名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:21:26.24ID:Q8/cTu0X0
「きょうすけぇ…」
あぁ…もう……泣いたりしたら尚更情けなくなるじゃないか…
「ごめん……僕、こんなっ」
なかなか二人っきりになれない僕たちの為にみんながこの場を用意してくれた
始めは僕の勘違いで緊張して、でも恭介と一緒にいるのは楽しくて。
…ドキドキして…
だけどクリスマスイブはもう、終わってしまった
僕だって……

「バカだな…泣くことないだろ…ほら」
暖かい胸に抱き込まれて頭を撫でられた
呆れたり、責めたり。そんなことはしない
こうやって、恭介はいつも、優しいんだ

「俺がこっそり酒飲んでたのが悪いんだしな」
ポツリと呟かれる
「そう…いえば……駄目じゃないか…恭、す…」
飲酒を咎めようと顔を向けると予想外に凄く真面目な視線
「クリスマスの朝だな」
「うん…そうだね」
まだ外は暗そうだ。何時なんだろう?
部屋は壁際の一つだけ点いてる間接照明のおかげで、お互いの表情が見えるくらいには明るいけど
「俺のトコにはサンタが来たらしい。ちゃんと置いて行ってくれたぜ…」
「プレゼント?」
二人のプレゼント交換はもうしたし、今日のパーティー用のだって持ってきてない
まさか本当に…サンタが?
「大切にしなきゃな…こんなに、すげぇ…プレゼント」

不意に熱のこもった声
僕が声を出す間もなく…唇を塞がれた
0583名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:24:50.13ID:Q8/cTu0X0
起きてからまだ数分しかたってないのに、こんな…
「んん…っ待っ…て……」
「…嫌だ」
「きょぅ……」
唇を離されると、そこには見たことの無い恭介がいた
ううん…この前と似ているけどそれよりももっと
切なそうで、泣きそうな…

「…待てねぇよ…」
体制が変えられる
僕を見下ろす…赤い瞳

「こないだから散々お預けくらってるんだ……なぁ、頼む…焦らすな」

そんなの、僕も同じだ…

「もう我慢…できそうにない」

上がっていく、二人の熱


「理樹…………したい」

二人っきり。
この部屋には僕たち以外、誰もいない…入って来ることはない
邪魔なものがあるとしたら…二人が身につけている物だけだ

もっと近づきたい…

幸せに……なろう…
0584名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:28:27.09ID:Q8/cTu0X0
口づけを交わす
恭介が僕の着ていたバスローブを脱がし、身体に触れてくる
わき腹はちょっと…くすぐったい
僕も、恭介を肌蹴させて
どうすれば良いか悩んだけど…恭介を真似て触ってみる

肩や腕をただ撫でるだけ
…こんな触り方で良いのかな?
声に出すわけでもなく見上げる
同じく声には出さず、ただ嬉しそうに微笑む恭介
その表情に思わず恥ずかしくなって僕は目を閉じた

そして視覚を封じたことで触覚というのは敏感になる
こっちは…?と言うように腰をさすられる
「…っ」
体がビクリと跳ねた
目を閉じ、手の動きに気をとられてたせいで…胸に寄せられる唇に気づかなかったから
「ここ、弱いよな」
「ぁ…あ……」
僕の反応に嬉しそうな声
舌先で舐められ、吸われ、優しく噛まれる
その行為に、僕の手は恭介の頭を抱き寄せることしかできなくなって
下着に手をかけられるのを、拒めない
0585名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:38:38.15ID:GHu+c68f0
脱がされるときに…もうすっかり反応していることを僕に自覚させるように、下着がソコに…引っかかる
これ…!絶対わざとだ…っ
「……いじわる」
軽く睨んでみるけど逆効果だったらしい。凄く嬉しそうな顔をされてしまった
「恭介の………ばか…」
「あぁ…馬鹿さ」
もう…何を言っても喜ばせちゃうんだ…
引っかかった下着をそこからゆっくりと外し、下ろされると、全てがその眼前に曝された
指先で根元から撫で上げられると思わず声が出て…
気を良くした恭介の手は徐々に大胆な動きになっていく

僕だけ……ズルイよ

僕も――――恭介に……

僕だって恭介を、気持ちよくしてあげたい……

「っ……恭介も…」
直視できなくて、なんとなく…その位置に手を伸ばす
下着の上からそっと触れてみるとそこはもう苦しそうにしていて…
だけど手の中のものをどうしたら良いのかわからない
僕も男だ…気持ち良くする方法なんて解ってるのに…
自分からするのがこんなにも恥ずかしい……

すると戸惑っている僕の唇に指があてられ、優しく開かれた
その指は僕の舌を弄ぶように動く
「理樹…して…くれるか?」
0586名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:42:03.72ID:GHu+c68f0
……ちゅ……じゅっ…

キスよりも大きく響く、淫らな水音
男の僕が男の人のこんなトコロに…したい、って思うなんて
―――ううん ただの男の人 じゃない
恭介…だから…
恭介にお願いされて、断るわけないじゃないか

「ん…む…っ…」
見られている恥ずかしさに耐えて、恭介が気持ち良くなってくれることだけ考えて…
初めてだから上手く出来ない…。痛く…ないかな?
恭介が僕の頭を撫でる
良かった…嫌じゃないんだね
舌を動かしながら前後に動いてみる
大きくて、先の方しか咥えきれない…けどもっとしたい…

「んぐ……っ」
あ……また……大きく…
「理樹……っ」

良いよ…このまま…
0587名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:44:16.67ID:GHu+c68f0
「…理樹、離れ………っ」
「ん…んぅっ!」


「――ぅん……」
口の中に出されて無意識に飲んでしまっていた
「……」

……?

ひらひらと
固まってる恭介の目の前で手を振る
無言
「きょう…」
「理樹っっっ!!」
ボフっ!!という音と共に思いきりベッドに押し倒された
「ちょっ…!?」
「理樹…好きだ…」
僕の首元に顔を埋めて、何度も…
「好きだ…大好きだ……もっともっと伝えたい…」

――大丈夫、いつも…伝わってるよ

けど、そうだね…
「僕も恭介が好きだ…大好きだ…もっと…伝えたいよ」
気持ちは大きくなりすぎて、もう、言葉だけじゃ…伝え切れない…

「ん…っ」
恭介が僕の身体を撫でる
「ひゃぅ…」
場所によってはまだくすぐったくて変な声が出てしまう
これがいつか…気持ち良くなったりするのかな?
0588名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:48:09.86ID:GHu+c68f0
「…音…なんだ…?枕の下か……?」
ガサガサと、袋のような音。僕が頭を乗せている枕の下から恭介が取り出したのは…

!!!!
わ…わ……っ!忘れてたっ!!
「あ…っ…ダメだよ!開けないでっ」
その言葉は好奇心旺盛な彼には逆効果
願いは虚しく
「これってローショ…」
「言わなくて良い!良いからっ!!」
…見つかってしまった……
そりゃあこういう物は使った方が良いんだろうけどっ…!
「…ふぅん…そうか」
あ、嫌な予感

「こんなモノまで用意してるなんて、理樹はエロい子だなぁ」
「ちがっ……!違うよ!それは来ヶ……ひゃぁっ」
ヌルリと塗りつけられ、前を擦られる
「別に誤魔化さなくても良いだろ?俺はエロい理樹だって大歓迎だぜ」
「はぁっ…やぁ…っ」
これ…さっきと全然違う…っ
上下に擦られるだけでも気持ち良いのに…濡らした手で包み込むと、そのまま手の平全体でぐるりと先端を刺激してくる
「だ…めぇっ!それ…ヤだぁっ……!」
「ん?強すぎたか?」
くちゅくちゅと…それのおかげで滑りの良くなった前を暫く弄られて、その指が後ろに触れた
「…や…っお願い…待って…!」

「…悪いな…止められない」
指がソコを濡らして…ゆっくりと…中に入れられる
「あんまり焦らされると…優しく出来なくなる」
俺だって乱暴にはしたくない…と
0589名無しさんだよもん2013/04/30(火) 01:54:46.72ID:GHu+c68f0
「ぁ……はっ…は…っ」
優しくする、と言ったその言葉通りに、本当に優しく愛撫され続けている
「だいぶ柔らかくなってきたな…指、二本入ってる。痛くないか?」
こんなにずっと…指でされてて……痛いわけ無いじゃないか…
「痛く…っない……」
「…そっか良かったぜ」
焦らすなと言っていた張本人に、こんなに焦らされてる

―――ダメだ……おかしくなっちゃうよ……
もう…ゆび、やだっ…
すると、その願いが届いたのか、恭介の目が細められた
「辛かったら…言うんだぞ?」
「はぁっ…うん…っ」
指を抜かれ、代わりに宛がわれた凄く熱いモノが入り口を往復する
背中がゾクゾクとして…
でも、なかなか入れられない

…早く…っ恭介ぇ…

「理樹…腰、動いてる」
「だって…っ恭介が…いじわるするから…!」
あぁ…きっと今の僕は…凄くイヤらしい格好で、顔で、自ら腰を揺らして擦り付けて…恭介を強請ってるんだ
満足そうに恭介が笑う
「ホント…お前は可愛いな…もう…俺も限界…」
0590名無しさんだよもん2013/04/30(火) 02:01:25.75ID:SirB5aWq0
「っ!!」
抱き締められて…体が密着して、そこに…指とは比べ物にならない圧迫感が襲う
「…んんっ!!んっぐ…ぅっ」
痛…いっ…苦し…い…!
でも……僕は…僕は、恭介を…っ

「理樹、愛してる」
―――あぁ…いつも先に言われちゃうんだ

「僕…恭介…っ」
愛してる、と…はっきり返すのはまだ照れくさくて
「ぃ…して…る」
必死に絞り出した声はちゃんと言葉になってくれなかった


挿入させる動きが止まる
全部……入ったんだ…僕のナカに、恭介が…
「ぁん…っ」
絡めた指に力が込められて、一度だけゆるく突き上げられた
不意に出た鼻にかかった甘い声
僕の…自分でも聞き慣れない声
「…痛くないか?」
二度…三度
「痛くっ…ない…でも、なんか変……っ」
「そ…っか」
本当は…痛みが簡単にひいたわけではないけれど……
それでも痛いだけじゃない、初めての感覚に、不思議な気分になってくる
「理樹も、気持ちよくなってるんだな…良かったぜ」
これが……気持ち良いって…ことなの…?
「ぁ……っあぁ…っ!」
自分の意思ではなく恭介が動く度に勝手に出てしまう声
こんな声…イヤだよっ……
0591名無しさんだよもん2013/04/30(火) 02:03:29.96ID:SirB5aWq0
「んっ…!ぐ…っ」
唇を噛んで声を抑える
けれど…
「ダメだ」
「んっ……んあぁっ!」
どんなに耐えても声が出てしまう
優しく、でも的確に、恭介がその部分を攻めてくる
「声、我慢するな……もっと聞きたい」
「ぁっ…あぁっ」

目を閉じる
聴こえる、恭介と僕が繋がってる音。
断続的に耳に届くスプリングが軋む音と僕の声
それに、恭介の息
あつい…
暖房の効いていない、真冬の早朝はとても寒いはずなのに…

薄く目を開くと、カーテンの隙間から朝日が射し込んで来ていたのに気づいた
明るくなってきたことで、さっきまでよりも恭介がよく見える
僕のことも同じように見えてるんだ…
「恭介ぇ…っ」
見られたくない一心で恭介に抱きついて、引き寄せる
恭介が僕の顔や身体を見ることができないように


今だけは
この世界にいるのは
恭介と、僕の二人っきりだよ


愛してるよ…恭介
0592名無しさんだよもん2013/04/30(火) 02:11:48.69ID:SirB5aWq0
てなわけで801の名に相応しいヤマなしオチなし意味なしのぬるいエロでしたw
これでこっちのシリーズも結婚させた方も一応完結になるかな?
気が向いたら書くかもだけど
あ、ID変えまくりでスミマセン…
05955922013/05/17(金) 22:37:07.73ID:EkFwNfMcO
文章うまうなんて言ってくださって…恐縮ですありがとう
ところで妄想力の問題で次の新作まで時間かかりそうなんだ
だからみなさんご自由に語り合って良いんですよー
寧ろ自分の書き込みばっかになっちゃってすまんです
0597名無しさんだよもん2013/05/18(土) 00:00:00.69ID:4v+hxJrE0
マスク・ザ・斉藤ですねわかります
最近このスレ見つけて一気に読んじゃいました
新作も楽しみにしてます
0600名無しさんだよもん2013/07/10(水) NY:AN:NY.ANID:lnaA+QelO
シックスナイン書こうとしたけど思いつきませんでした…
てなわけでただいま戻りました!お久しぶりです
某所に浮気…もとい恭理を広める旅に出てました
なんかPCが規制くらってるんで解け次第、また投下しにきますね
0602名無しさんだよもん2013/09/14(土) 13:22:00.06ID:iUV9BWRo0
ワクテカ
0604名無しさんだよもん2013/10/18(金) 03:19:58.05ID:4snAUFE8O
やっぱり恭介は凄いね!
そう言って、お前はいつも俺を見上げていた

迎えに来たよ
そう言って、お前は俺の手を引いた

もう大丈夫…大丈夫だ。お前は充分に強くなった

俺はもう行く。これ以上、お前の側には居られない。世界は、無くなる

理樹――――ずっと一緒にいたかった
「死」ということ。「消えてしまう」ということ。跡形もなく…想いと、記憶だけを…残して、「存在」が無くなる
誰がそんなことを願うもんか
だが…これはきっと俺の運命
そうだというなら、俺は俺の目的を果たすだけだ――――
0605名無しさんだよもん2013/10/18(金) 03:21:11.26ID:4snAUFE8O
背中に焼けるような熱さ。それとは逆に、胸の痛みはもう…感じない

「恭介っ!!」
声が聞こえた
理樹…っ
何をしに来たんだ…!逃げろと、鈴を連れて逃げろと言ったはずだ…!
俺の背後にある巨大な爆弾は、いつ爆発してもおかしくない状態だ
声は出ない。目も開けない。クソ…っ

「恭介…僕は…恭介を、みんなを助けるって…強くなるって…誓ったんだ!!」

あぁ…
そうか……
ずっと守っていたと思ってた
守られていたのは……
独りが寂しかったのは……
0606名無しさんだよもん2013/10/18(金) 03:22:14.30ID:4snAUFE8O
なぁ、理樹…お前は、凄いな

夏が終わる。秋が始まる。
「良いタイミングだろう?」
俺たちの修学旅行



そして―――俺達の関係が変わる

「理樹、迎えに来た」
0607名無しさんだよもん2013/10/18(金) 03:25:52.82ID:4snAUFE8O
長らくお待たせしました!短いですがこっそり投下しますwww
0609名無しさんだよもん2013/12/22(日) 23:12:24.30ID:UnUW20Jk0
>>608
亀ですがありがとうございます!
「強い恭介と弱い理樹」から「弱さを見せる恭介と強くなった理樹」へ変わるところが大好物です
0610名無しさんだよもん2014/01/26(日) 22:15:42.90ID:jA6ahwdX0
ほしゅ
0611名無しさんだよもん2014/03/01(土) 19:51:26.61ID:Y7P6iIl70
ほっしゅ
0613名無しさんだよもん2014/04/13(日) 22:22:16.96ID:XooNr1GNO
ほっしゅ
0614名無しさんだよもん2014/06/15(日) 22:55:47.68ID:Lc78WLM/O
ほも
0616名無しさんだよもん2014/11/22(土) 00:14:49.01ID:q9XaoAIE0
僕は今、とても居心地が悪い。
この状態はとても幸せなことなのだけど。
「寒くないか?理樹」
「う……うん……だいじょうぶ」
本当に心配してくれてるのがわかるから、その気持ちを無下には出来ないんだ。


外は冷たい風が吹く。もうすぐそこまで冬が来ている。僕はこの週末、いつも通り恭介の家に来ていた。好きな人と会って話をするのは受験勉強のストレス解消にもなる。
受験勉強の追い込みの時期、科目は数学。学生時代、成績が良かった恭介にわからない所を教えてもらっている時だった。

一週間振りに恭介の部屋に来たということは、一週間この部屋は掃除をしていないということ。空気の入れ替えはもちろん片付けや掃除が嫌いな恭介がわざわざ自分で、それも仕事のある日にやるわけは無い。
「くしゅん!」
ほら、やっぱり。しばらくムズムズしていた鼻は、やっとくしゃみが出てくれて少しすっきりした。
「くしゅんっ……くしゅん!」
連発。アレルギーなんかが有るわけじゃ無いけれど、きっとこの部屋の隅には薄っすらと埃が積もっているのだろう。大問題だ。これは絶対に明日掃除しなければ。
0617名無しさんだよもん2014/11/22(土) 00:26:26.32ID:q9XaoAIE0
「……寒いか?」
「え?うん、まぁ寒くなってきたよね。もう11月だもん。」
恭介には部屋の掃除の事を言ったところで無駄だとわかっているから、そんな言葉を返した。
「暖房、もっと強くするか?いや、あまりエアコンを付けるのは喉に悪いか。ちょっと待ってろ」
温度調節をしようと一度持ったリモコン。コトリ、と硝子のテーブルに置くと、恭介はおもむろにクローゼットの奥を漁り出す。
広いクローゼットの中にはセンスの良い私服やスーツがかけられている。下の段から大きめの箱を引っ張り出した。
この中身は知っている。恭介らしいボードゲームや野球のバットとグローブ。休日によく公園でやるバトミントンのセットなどだ。
その更に奥から取り出した物。
「加湿器?」
「夏に会社の行事でビンゴ大会をやった時に貰ったんだ。暫く必要無いと思って、しまい込んだまま忘れてたぜ」
本体を取り出し取扱説明書を流し読むと恭介はキッチンへ行き、容器に水を入れて来た。
水をセットしてスイッチを押すだけの簡単操作。すぐにもくもくと霧状の水蒸気が出てくる。
「よし、今日はもう寝るぞ。」
「へ!?もう?だってまだ九時だよ?」
「理樹、お前は受験生だろ。勉強も大切だがそれ以上に体調管理が一番大事なことだ。違うか?」
「いや、違わないけど……」
「勉強は明日でもできる。でも今無理をして体調を悪化させちまったら結果的に何日も無駄にするかもしれないぞ?」
どうしよう、恭介は僕が風邪をひきかけてると思っている。
0618名無しさんだよもん2014/11/22(土) 00:30:04.67ID:q9XaoAIE0
「ほら、ちゃんとパジャマに着がえろ」
真冬に僕が着ている起毛地のパジャマを出してきた。
先週、そろそろ寒くなるからと洗濯していたものだ。
この秋冬、洗剤メーカー一押しの柔軟剤を使って洗濯をしていたおかげ、生地の肌ざわりと香りが心地良い。
恭介は、あの事故の後暫く、あまり僕を甘やかさないようになった。それはちょっとだけ残念でもあったけど、恭介に一人前の男だと認めてもらえたようで嬉しかった。
けれどやっぱり恭介にはそんな複雑な気持ちを悟られていたのか、付き合うようになってからはほんの少しだけ、その中でもごくたまに、思いっきり甘やかしてくれることがある。
それは、今みたいに僕の体調が悪いと感じた時と……ベッドの中で……なわけで……
「どうした?脱がしてやろうか?」
全く他意のなさそうな声と優しい瞳でそんなことを言われても、僕はその時のことを思い出してしまう。
「だっ!大丈夫だよ!全然!重病人ってわけじゃないんだしっ!」
「お前……顔赤いぞ。熱あるんじゃないか?」
僕の肩を引き寄せて、恭介が自らの頬を僕の額にあててくる。
おでこ同士で熱を計る方法では良く分からないらしく、まだ小さい時に恭介が考えた、僕にだけしてくれる計り方だ。平熱もそれほど高くない恭介の頬はひんやりして気持ち良い。
「……熱いな」
頬と言っても微妙に唇の端が額に触れている。当然、そのまま喋ると息が額にかかる。
心臓がドキドキと早鐘を打つ。もうこれ、おでこにキスをされているのと一緒だ。
0619名無しさんだよもん2014/11/22(土) 00:33:39.37ID:q9XaoAIE0
……キス……したいなぁ
恭介が離れる前に、軽く袖を引っ張ってみる。
「ん?どした?」
僕からキスを強請るのはちょっと恥ずかしい。きっと自分がされたらあざといくらいの表情で恭介を見上げる。恭介だってこの空気で察してくれるはず。

……はず、だった。

おでこに熱冷ましのシート。ふかふか毛布と布団の中。
「理樹、寒くないか?」
「う……うん……だいじょうぶ」
ダメだ。完っ全に看病モードに入ってしまっている。
「何か飲むか?そうだ、薬……と、しまったな……夕飯食ってから二時間以上経ってる」
「薬は大丈夫だよ。実はもうこっそり飲んだんだ。ちょっと風邪っぽかったから持ってきてて」
嘘である。
「そうか、お前もちゃんと自己管理しようとしてたんだな」
偉い偉い、と頭をぽんぽんされる。あぁ……ぽんぽんは嬉しいけど、罪悪感が。
「理樹ももう、大人だもんな?」
優しい声、暖かい手、この手にもっと触れて欲しい。……触れたい。
土曜の夜。毎週この日から恭介の家に泊まりに来ている。普段なら明日も休みだということで、恋人らしいこと、つまりそういうことをする日……だったりする……
正直今日もそのつもりだったから、こんなことになっているのが意外なわけで。
あぁ、こんなに心配してくれている恭介を余所に、僕は何を考えているのだろうか。
「実は俺も今朝早くてな、一緒に寝るか」
「って!ちょっ!?」
0620名無しさんだよもん2014/11/22(土) 00:37:28.73ID:q9XaoAIE0
目の前で恭介が服を脱ぎだした。ベッドの上、僕の足元の方に今朝脱がれたまま放置されてたらしいトレーナーに手を伸ばす。
恭介って着痩せするタイプだよね……細身に見えて脱ぐとこう、筋肉がしっかり付いてて……最近また少し逞しくなったかな
「……あ」
せっかく見ていたのに、恭介はトレーナーを着てしまう。残念。

……ダメだろ!何を考えてるんだ僕はっ!!
「じゃ、電気消すぞ」
部屋の灯りが消え、加湿器の青いLEDだけが部屋の中を淡く照らす。器の中の水と一緒にゆらゆらと柔らかく揺れる光。
「寒くないように隣にいてやるからな。寝苦しくないか?」
とても苦しいです。いろんな意味で。
とは言えず、隣に入ってきた恭介の体温を感じながら僕は必死で目を閉じた。

少し眠っていた。どのくらい経ったのかわからないけれど、隣からは恭介の寝息が聞こえる。
湿度が上がっているからか。汗で剥がれかけた額の熱冷ましシートがうっとおしく感じ、剥がしてベットのサイドテーブルに置いた。
眠る直前までは抱きしめられていたのに、今は暖かい布団の中で手を繋いでくれているだけだった。いつも一緒に寝るときの恭介は、僕をまるで抱き枕かぬいぐるみのようにがっしりと抱きしめたままだから、僕が寝苦しくないようにだろう。
その優しさに嬉しくなって、僕は恭介に擦り寄ってみた。
……あれ?……えと、これって…………
0623名無しさんだよもん2014/11/23(日) 00:22:54.25ID:MBuFZsUi0
太ももに当たる違和感。固い感触。位置は恭介の脚の付け根付近。
恭介……た、た……っ!?
睡眠中に大きくなるのは男として自然なことだろう。解っている。解ってはいるんだけど……!
さっき、寝る前に感じていた熱が再び僕を襲う。主に顔と下の方に。
だって!一週間してなくて!最近は勉強ばっかりで、たしか、一人でもほとんどしていない。
し、仕方ない。とりあえず、トイレに……
「!?」
恭介の腕が身体に回された。相変わらずの規則正しい寝息。
僕がくっついたことで自然と抱きしめてきたのか。恭介って、意外と甘えんぼだよね……
こんなにくっつかれると、ベッドから抜け出すときに確実に恭介を起こしてしまう。

ーー片方の手は、自由に動く。
ティッシュも、すぐ枕元に有る。それを取るくらいなら、完全には起こさないだろう。

さすがに危険だろうか……でも、恭介は熟睡しているし……
試しにティッシュを何枚か抜き取ってみる。少し多めに。
そして一枚だけ使い、全く出ていない鼻をかむフリをした。
あぁ、もう僕は何をやっているんだろう……
情けなくなるけど、もう……がまんできない
0625名無しさんだよもん2014/12/07(日) 19:23:17.81ID:Gza97y6D0
大丈夫……恭介は起きない。
幸いなことに身体に巻きついてた腕が解かれた。恭介が寝返りを打ったからだ。
繋がれた手は左手。自由に動くのは右手。ズボンの上から自分のものをさすってみる。
それだけの快感で、もう止められなくなる。
下着の中に手を入れて、早くも先走りで濡れた先端に触れる。
これが、恭介の手だったら……どういう風に触ってくれるのかな。
繋がれた僕の左手と恭介の右手。そこに力を込めたりしないように。
気づかれないように、僕は右手を動かしていく。
お願いだから、起きないで……
もしも万が一、起きて気付かれて、そのまま強引にされても……僕は。
「……きょう、すけぇ……」
そんなことを期待してしまっているのだろうか。細く声を出す。
こんな声じゃ、きっと恭介は起きない。
0626名無しさんだよもん2014/12/07(日) 19:30:16.39ID:Gza97y6D0
恭介の寝顔を見る。
普段あんなにお兄さんぶっているのに、子どものようにあどけない寝顔。薄く開かれた唇から漏れる息。
ベッドから抜け出せるようになったのにそうしないのは、そんな恭介から目が離せないからで。

も、イきそ……
「理樹」
「っ!」
不意にかけられた声。
でももう手は止まらない。そんな、だって、今の今まで熟睡していたじゃないか。なんで?
や……だ
「恭介……みない、で……だ……めっ」
耐えきれない。
僕は、恭介が見ている前で……
「ぁ……で、る……やぁ……っ」

果てる直前、抱きしめられた。恭介の腕の中でその瞬間を迎える。
快感にビクリと震える身体、上げる声、全部、全部恭介は抱きしめてくれた。
「……ぁは……はぁ……っ」
呼吸を整える。達したばかりの真っ白な頭でこの状況を整理する。僕は、眠っている恭介の隣で、恭介を見ながら、恭介の名前を呼びながら……最後は恭介に抱きしめられながら……
「……大丈夫か?理樹」
羞恥に泣きそうになっていると、ふわりと瞼に唇が落とされた。ちゅっと音を立てては一旦離れ、別の場所へ繰り返しキスをされる。
「可愛かった」
僕のあんなところを見たのに、全然動揺した様子も無くそんなことを言うもんだから……
「いつから……起きてたのさぁっ」
口から出るのは泣き声に近い。
「ん?理樹が鼻をかむフリをしていたとき、だな」
全部バレている!
「ところで…風邪は大丈夫か?」
意地悪な声。勘違いしてたんじゃないの!?

死にたい。穴があったら入りたい。いや、穴を探す時間すら惜しい。すぐその場に穴を掘って入って蓋までしてしまいたい。

「僕を…………生き埋めにして……」
やっと出た言葉がそれだった……
0627名無しさんだよもん2014/12/07(日) 19:32:25.31ID:Gza97y6D0
途中で規制くらって書き込めなくて時間かかってしまった。すまぬ…
今回も読んでくださってありがとうございましたー
0629名無しさんだよもん2015/01/30(金) 01:06:49.54ID:oUqZnCQcO
乙乙!
恭理は可愛いな
ところで続きはどこで読めますか
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