このスレは西九条灯花先生が迷えるサブキャラや魔物の為に開いた教室です。
基本、Rewriteの個別スレを持たないキャラの総合スレって事でよろしく。


プロローグ
 ふく風も冷たい風祭の冬の夜、静流のストーキングに失敗しトボトボと帰路につく灯花先生の姿があった。
 細く薄暗い街路を進んでいくと道の端の方に、耳が餃子の様になっている巨漢がうずくまっていた。
 男から漂う殺気と悲哀をないまぜにしたようなただならぬ雰囲気に、一瞬ガーディアンの狩猟者としての本能が頭をもたげかえた。
しかし、かりそめとは言え教職に身をおくものとして、何よりも灯花自身の矜持として困っている様に見える人を放っておく事はできなかった。
「あの、おかげんが悪いのですか?」
 その問いかけに顔を上げた男は目を赤くして泣き濡れていた。
「…」
 灯花がどう言っていいのか分からず絶句していると、男が喋りだした。
「先生…毒が、毒が食べたいです…」
「食べたら、そこで人生終了ですよ」
 どこかの伝説の教師が乗り移ったように落ち着いて答えてはみたが灯花は戦慄した
 ― ダメだ、こいつ早くなんとかしないと!!

 こうして先生のダメサブキャラ達を更生させる生活がはじまった