🎀チコちゃん:「ねえねえ岡村〜、蛆虫って見たことある?」
👨岡村さん:「もちろんありますよ…子供の頃はよくいましたけど、最近はあんまり見ませんね」
🎀「じゃあさ、蛆虫にゴキブリスプレーかけても死なないの、なんで〜?」
👨「なんで? …それって効かへんの? まさか…あれちゃう? ゴキブリスプレーって、夜の虫専用なんやろ?」
🎀「……うん?」
👨「蛆虫は昼に活動するから、時間帯がズレてるんやと思うねん」
🎀「……」
🎀😡💢🚂「ボーっと生きてんじゃねーよ」
🎙🎙森田アナウンサーのナレーション:『蛆虫にゴキブリスプレーが効かないのはなぜ?』街の皆さんに聞いてみました。
👩🦰20代女性:「うーん、蛆虫って小さいから、スプレーが当たらないんじゃないですか? 風圧で飛んじゃうみたいな」
👨🦱30代男性:「蛆虫ってほら、スライムみたいな体してるから、表面が薬を弾いちゃうんですよ、たぶん」
👩60代女性:「え? あれ効かないの? 私いつもシュッてしてるけど……気合が足りないとかじゃないの?」
🎙🎙(それはあなたの気合の問題ですね。)
🎙🎙ゴキブリ用のスプレーなら、どんな虫にも効くだろう…そう思い込んでいる日本人の、なんと多いことか。しかしチコちゃんは知っています。
🎀「蛆虫にゴキブリスプレーかけても死なないのは?…ゴキブリと蛆虫は、体のつくりも効く薬もまったく違うから〜!」
👨🔬「さすがチコちゃん、5歳なのにそんなことまで知ってるなんて……将来、害虫博士になるのかな?」
🎀「長井駆除業者〜」
👨🔬「蛆虫というのはハエの幼虫です。外見は白くて柔らかいですが、ゴキブリとはまったく違う分類なんですね」
👨🔬「市販のゴキブリ用スプレーには、ピレスロイドという神経毒が入っていて、これはゴキブリなどの成虫の神経を狙って効くように作られているんです。でも、蛆虫はまだ神経系が未発達な幼虫なので、同じ薬が効きにくい」
👨🔬「その上、体表が厚くて薬剤が内部に届きにくい構造になっているんです。しかも、蛆虫は気門と呼ばれる小さな呼吸孔から酸素を取り込むんですが、そこに薬が届かないと意味がない。だからピレスロイドを噴射してもほぼ無傷なんですね」
👨🔬「蛆虫に効くのは、ハエ用の薬、熱湯、漂白剤など。ゴキブリと蛆虫では駆除の常識が違うんです。つまり、大人のゴキブリに効く薬と、子どものハエに効く薬は、設計思想が違うんですね」
🎙🎙蛆虫にゴキブリスプレーかけても死なないのは、ゴキブリと蛆虫は、体のつくりも効く薬もまったく違うから、でした。
👨🔬「チコちゃんが好きな虫って、何かな?」
🎀「松茸の土瓶蒸し」
🎀「岡村、わかった?」
👨「確かにスプレーの缶には、ゴキブリに効く!とかハエに効く!とかダニ退治に!とか、虫の種類が書かれてますよね」
💁💁♀塚原アナウンサー:「ハエや蛆虫専用の殺虫剤には、成長ホルモンの働きを抑える成分、いわゆるIGRが入っていまして、幼虫が成虫になるのを防ぐことで、繁殖をしっかり止める効果があります。
また、殺虫成分が入っていない冷却ガスタイプのスプレーも販売されていますので、台所などでも安心してお使いいただけますよ。」
🎀「お風呂場の排水口とか、ぬめりと一緒に放っておくと蛆虫の楽園になるから、気をつけてね〜!」