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✅ 「韓国血脈」という語の性質
1. 意味
・ 通常は「韓国人の血統」「韓国系の家系」などを指します。
・ しかし差別的文脈では、「韓国人の血が混じっている」「韓国系=劣った民族」といった、侮辱・攻撃のためのレッテル貼りに使われます。
2. 使用文脈
・ ネット掲示板(5ちゃんねる、ヤフコメ、Xなど)で、「在日韓国人」「帰化人」「通名使用者」などに対する攻撃として使われる。
・ 侮蔑のニュアンスで使うのは、極右的思想の持ち主か、自身の出自を隠すために他民族を攻撃する者が多いです。
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🔍 中国系である長井が、根拠無く「ねこたんは韓国系である」と決めつけて差別するのには、以下のような心理的メカニズムが想定されます。
❶ 自己の出自に対する不安・劣等感の投影
・ 自分が「中国系」「外国人」であることに引け目があり、それを隠すか否定するために、別の外国人(韓国系)を差別することで“自分は違う”と示そうとする。
・ これは心理学的には**「投影同一化」や「自己防衛のための他者攻撃」**と呼ばれます。
❷ ネット右翼的擬態(なりすまし)
・ 中国系であることがネット空間では弱みになると感じ、「保守日本人になりすまして攻撃側に回る」ことで安全圏を確保しようとする。
・ つまり、「攻撃される側」から「攻撃する側」にまわることで、自己の被差別性から逃れようとしている。
❸ 他民族への敵意を通じた自己正当化
・ 差別を行うことで、自分のアイデンティティを守る。
・ 特に中国系・韓国系の関係が歴史的に複雑であるため、中韓間でのライバル意識や侮蔑意識がネット上でも再生産されている。
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✳ 補足:このような人物がネットで取る典型的パターン
1. 自分は「本物の日本人」の立場にいるようにふるまう
2. 特定の外国系民族をターゲットにして強く非難する
3. 自分への批判を「低学歴」「昆虫」「差別部落」などの語で全否定する
→ これは「ネット民族主義者」の擬態的行動と一致しており、民族的ルーツを隠すための過剰な日本人アピールとも読み取れます。