ジャンルならハードSF、社会派SF＝ユートピア/ディストピア
テーマはユートピア（ディストピア）と意識と自我について
概要は
21世紀後半、《大災禍》と呼ばれる世界的大量虐殺の混乱を経て、人類は政府を単位とする資本主義的消費社会から、構成員の健康を第一に気遣う《生府》を基本単位とした福祉厚生社会に移行していた。
《WatchMe》というナノマシンを体にインストールすることによって病気や不健康から解放され、人々はお互い慈しみ合い、優しさや思いやりが横溢する"ユートピア"。
そんな社会の優しさに息を詰まらせた3人の少女たちは共に死ぬことを選択した――それから13年。死ねなかった少女・霧慧トァンは、世界中で同時多発的に起こった大量自死事件の裏に、死んだはずの少女・御冷ミァハの影をみる――。
という感じだわ
サイエンスフィクションとしてのSFであると同時に、スペキュレイティブフィクションとしてのSFでもあるわね
ちなみに日本SF大賞、星雲賞、ベストSF国内篇一位という国内主要SF賞を抑えて三冠の偉業を達成していて、さらには英訳版がフィリップ・K・ディック賞も特別賞だけど受賞しているわよ
百聞は一見にしかずというし、是非見てくださると嬉しいわ