「…ふぅ、ふふふっ、随分とキス、上手いじゃないか。君の方からからめられた時は思わずどうなるかと思ったよ」
「そ、それ以上、い、言わないで…下さい…」

ぺたりと座り込んだグレイ。少しの涙ぐんだ瞳はライネスを方を直視できず、自分のすぐ横の壁の方を見ていた。

「とりあえず、レクチャーの方はここまでだ。…あぁ、なんなら

キスの、もっと先の、本当に愛する者同士の、愛の結晶作りのレクチャーもしてもいいんだけどねぇ」
「そそそそそそ、それは…っ、拙には…余りにも早すぎます…」
「ふふふっ、まぁ、それは今度にしておこうか。さぁ、君に名一杯いたずらが出来て、こちらも満足したし、ファッション再開といこうか」
「え、えぇ〜!?拙、また色々着るのですか…」
「このままじゃまだまだ交換条件を満たせていないからねぇ、まだまだ付き合ってもらうよ」
「ひ、ひぃ〜」

おわり