>>13
「・・・新美さん、それいいアイデアじゃない?服のブランドも、ポージングも。妄想で終わらせないで、手を挙げて私にプロデュースさせて!と言えば、いいんじゃない?フジなら絶対ノるよ。」
「そ、そうかなあ。みんなに笑われるかと思って隠してたの。」「そんなことないよ、もっと自信持ってさ。」そこに、いい香りのコーヒーが運ばれてきた。これがコピ・ルアクか。
カップに口を付けてみる。今まで飲んだことない味わい。「さすがは新美さん、センスあるわあ。で、これはどこ産の豆を使ってるの?」
すると、運んできたマスターが「これ、ジャコウネコが食べた豆を使って、焙煎したコーヒーだよ。」「えっ、食べたって、食べたら後は・・・」
「そう、フンになって出てくる。そうすると、発酵されていい味と香りになるんだよ。」
「新美さん・・・こんなにおいしいのに、私、どう反応すればいいの!」「小島さんには、まだアメリカンの方が良かった?(笑)」うーん、やられた。奥が深い新美さん(苦笑)