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「プレミアの巣窟」のセット裏。テーブルには、やっとできたフジテレビアナウンサーカレンダー。シックな出で立ちの彼女の立ち姿。卓上カレンダーも、アナウンサー勢揃いの中、後ろではにかんでる彼女。
「るりさん、何でそこばかり見てるんですか?他のアナウンサーも見てやってくださいよ。」あきれる彼女を横目に、このカレンダーの中の彼女を見つめる私。
「篠宮、これは大正ロマン輝くモダンガールだね。」「天野さん、これは今日取り上げる、例のアナウンサーカレンダーですよ。ところで、ショーパンやカトパンどうしたんですか?(笑)」さらにガッカリしてため息をつく彼女。
「にぃみちゃん、売り上げの方はどうなの?」「去年よりも好調で、評判ものく、お陰様で重版出来、はいいんですが・・・。」例のバッグから取りだしたるは、ランキング雑誌オリコン。
「女性アナランキングに、山崎さんしか入ってないんです。山崎さんより下の代は、未だに入れない状況で・・・。」
(私ならば、絶対にぃみちゃんに入れるのに、オリコンモニター何してる!)
怒りは腹の底にしまっておいて(笑)
「本来の目的は、みんなにフジテレビアナウンサーを興味を持ってもらいたいことなので、売り上げだけでは目的が・・・。」
「にぃみちゃん、一回だけでは効果がでないよ。この際毎年にぃみPでカレンダー作ろうよ。」「ええ!もう今年で矢折れ刀尽きてしまいました。来年やるかなんて白紙ですよ。」
「でも通しで見て、センスあるし、統一感があって、アナウンサーでありながらちょっと違う雰囲気が出てるよな、篠宮。」
「そうですね。これにショーパンカトパン入れば言うことないですね(笑)」
「もう、篠宮さんそればっかり。そもそも加藤さんフジやめてますよ!」
ふくれっ面して珍しく怒る彼女。「にぃみちゃん、次まで時間あるし、感想とか分析してみてから、もう一度やるか考えでもいいよ。でも・・・またにぃみPカレンダー見てみたい。でしょ、みんな。」
「そろそろ収録ですよ。」セットに向かうレギュラー陣。ん?彼女がさっきのカレンダーを手にしている。そして、セットの片隅にカレンダーをこっそり貼り付けていた。
「るりさん、番組見ている人にもアピールできるよう、ここに貼っておきますから。」そんな隅じゃ、アピール出来ないでしょ(苦笑)それにしても、早くカレンダーめくりたいな、大正ロマンの新美さん(笑)