>>880
そうは言っても武具、銀食器、ワイン、馬や馬車、猟犬、庭の手入れは最後まで基本的に
男性使用人の領分だったんだけどね
現代でもホテルのドアマンとかは立場的にフットマンの末裔かな

一方、貴族の子女の周りに侍(はべ)って身の回りの世話をしていたのが侍女
これも初期には貴族の子女が花嫁修行方々やるものだったけれど後に専業化
お嬢様、奥様を引き立てる必要からお嬢様、奥様よりは地味な身なりではあっても
女性のファッションに詳しく、侍っていてもみすぼらしくないよう見目良い娘が選ばれた職業
英国ではフランス出身の侍女が珍重されたりした
チャンバーメイドがメイドから分かれたのとは違って
元々はメイドとは起源の違う別系統の職だったけれど女性使用人として
段々とメイドと一緒くたに認識されるようになったと
で、まぁこの侍女も飾りの側面があるので普通のメイドよりはオシャレな服を着てて
あんまり肉体労働はしない