「あら、そうでしたの。それは残念ね。
 それはそうと、こちらはヨウ子さん。
 ご覧のとおりのリアルムチムチプリンさんよ。」
あたし、ようやく紹介されたんです。
でもリアルムチムチプリンってどういうこと。
「やあ、よくおいでくださいました。有能です。
 本当に魅力的な方ですね。」
と言って有能先生、汗をかいた顔がニコニコして何だかかわいいんです。
あたしも
「お招き下さってありがとうございます。
 大きな賞を取ったり、官能小説を書かれたりするとうかがってましたので
 どんな方かと思っていたら優しそうな方ですのね。」
と返したんです。