リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるU−23(23歳以下)アジア選手権で1次リーグB組を全勝突破した日本は今日22日、
鬼門の準々決勝でA組2位のイランと対戦する。勝てば五輪に王手、負ければ歴史的敗退となる大一番。
14年のチーム結成以降、前回大会(オマーン)も仁川アジア大会(韓国)も準々決勝で敗れてきた。U−19時代も8強止まりだった世代が一丸となり「4強の壁」を破る。
ドーハの決戦へ、チームは試合会場で非公開の公式練習を行った。3枚の五輪切符をかけた決勝トーナメント。
冒頭25分の公開部分では引き締まった表情の選手たちが調整メニューに取り組んだ。この世代がかかわってきたアジアの準々決勝は5連敗中。
最終予選メンバー23人のうち、豊川と三竿を除く21人が敗戦に直面してきた。
チーム発足後も、14年1月の前回オマーン大会と同9月の仁川アジア大会で8強止まり。越えられない壁になっている。
14、15年は日本の全世代が準々決勝で散った。14年はU−16、19選手権で敗れてU−17、20W杯出場を逃した。
15年はA代表が、アジア杯でアラブ首長国連邦にPK戦で敗れている。A代表コーチを兼ねていた手倉森監督は「全滅」の言葉を使い、リオ世代で巻き返すことを目標としてきた。