政務活動費の不正が相次いで明らかになった富山市議会で、新たに自民党会派の議員6人が102万円余りを不正に受け取っていたことがわかりました。
すでに辞職した議員の分と合わせて、2つの会派の議員が不正に受け取った政務活動費は3300万円余りに上る見込みです。

富山市議会で政務活動費の不正が相次いで明らかになったことを受けて、各会派は、過去3年分の領収書などを調べて、不正に受け取った額を議長に報告しました。

このうち、自民党会派の報告によりますと、すでに辞職した7人の議員とは別に、新たに6人の議員が、
過去3年間で、市政報告会の茶菓子代に酒の代金を含めていたことなどがわかり、6人が不正に受け取った額は、102万円余りだということです。
また、自民党会派で辞職した7人のうち、中川勇元議員と谷口寿一元議員が不正に受け取った額は、過去5年間で合わせて786万円余りに上るということです。

一方、2人の議員が辞職した民進党の議員などで作る会派は、2人が不正に受け取った額は1900万円余りに上ると報告しました。
このほかの公明党、共産党、社民党の各会派は、不正な受け取りはなかったと報告しました。

今回の調査では、自民党会派で辞職した5人の報告は間に合いませんでしたが、5人は、これまでに、合わせて540万円余りを受け取っていたことを認めており、
それらを合わせると、2つの会派の議員が不正に受け取った政務活動費は、3300万円余りに上る見込みです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160921/k10010702191000.html