パイロットが消え「謎」と事故調査委員 カナダで15日に墜落したセスナ機

問題の軽飛行機は今月15日、デトロイトのすぐ西に位置する米ミシガン州アナーバーの「アナーバー市営空港」を飛び立ち、カナダの森林地帯で墜落したセスナ社の高翼式軽飛行機“Cessna(セスナ) 172”。
いまだパイロットが行方不明になっており、死亡、生存の確認すら取れていないという。

セスナはレンタル機で操縦していたのはミシガン大学の卒業生である中国国籍の男性。身元についてさらなる調査が進められているが、操縦の経験は豊富だったようだ。
その日はセスナに装備されているオートパイロットを作動させ、北方向のハーバースプリングスへ進路をとったことがわかっており、しかしその先のオンタリオ州のマニタウワッジの森林地帯に墜落した。
飛行距離は770キロで、墜落の際には燃料切れだったという。

ところがこの事故に関し、オンタリオ州警察のピーター・レオン氏、事故調査にあたったピーター・ロウンツリー氏は気になる報告をしている。
「墜落機の周辺はまだ雪深くパイロットが発見されていない。
しかし足跡も見つからないうえ、いくつか不明な点がある。
唯一の乗り降りの場所となるメインキャビンの2つのドアは、設計上パラシュートを着けて飛び降りるようには出来ていない。
脱出に成功していたとして、一体どのように外に出たのかが謎である」などと述べたのだ。
なお、墜落が自殺目的であった可能性については触れていない。

http://japan.techinsight.jp/2017/03/yokote201703251038.html/2