ロシア西部に位置するベルゴロド州スタールイ・オスコルにあるスラビヤンカ製菓工場で働いていたナターリア・ネメッツさん(Natalia Nemets、36)が、先月20日に死亡した。彼女の変わり果てた姿を発見した従業員はショックを隠し切れないという。
事故当時、ナターリアさんはカラメルの入った巨大なミキサータンクに上半身は埋もれたまま、両脚が突き出た状態だった。
このタンクは煮えたぎったカラメルが注ぎ込まれた後にミキサーが作動するものだったが、現場を見た女性従業員はこのように語っている。
「彼女はミキサーをきれいに掃除していましたが、私が気付いた時にはタンクにカラメルソースが注ぎ込まれ、彼女の脚がそこから突き出ていたのです。
カラメルはかなり高温ですから、もうあのようになってしまった以上、何もできませんでした。彼女の体はカラメルが取り除かれた後に、引き上げられました。」
しかし同僚の女性は、ナターリアさんの悲鳴や物音などがなかったことに触れ、こうも明かす。
「彼女の叫び声なども聞こえず、こんな状況になったことを誰も説明することができません。救出するチャンスも全くありませんでした。」
地元紙によると、ナターリアさんは工場内の高温で気を失いタンク内に倒れたか、もしくはつまずいたかのではないかと報じている。
http://japan.techinsight.jp/2017/11/masumi11010814.html