合理性の欠片もないふざけた姿をした元実在生物を紹介する [無断転載禁止]©bbspink.com
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最初に紹介するのは先祖帰りして地面に降りてきた恐鳥類ディアトリマ
https://i.imgur.com/Ew8kt3W.jpg
https://i.imgur.com/whRvwJs.jpg
巨大なディアトリマを筆頭とした恐鳥類たちはまだ肉食哺乳類が弱かった頃に捕食者としてのニッチを獲得して繁栄してたけど
時が経って肉食哺乳類が進化してくると数を減らしていった
そりゃいくらでかくてもただの飾りと化した翼と不器用な嘴じゃ前足と牙のアドバンテージには勝てんわな
ちなみに恐鳥類はFFのチョコボのモデルでもある >>2
飛べないオウムだっけ?
ドードーみたいな環境で生まれてドードーみたいな理由で絶命しかけてる 次に紹介するのは珍しい鰓曳動物門に属するオットイアたん
https://i.imgur.com/NSUpgRK.jpg
ユーモラスかつ奇妙で動物的魅力に溢れた姿から想像する通りカンブリア記の生物だ
画像の通り地中にU字型の穴を掘ってそこにケツと口だけを出した状態で引き込もって暮らす生き物だったようだ
食事は肉食性で狩りの際も巣から一歩たりとも動かずに近くを通った小さな動物を捕食していたそうだ
ちなみにカンブリア記にありがちな失敗したスマホゲーの如く発生してはすぐに消滅する失敗動物門のように思える鰓曳動物門だけどなんと現代まで絶滅せずに生き延びてたりする(こいつのいた時代と比べると結構衰退してるけど)
こいつの末裔であるエラヒキムシは息子スティックに似てる事が評判で見た目に反して食えるとか
カンブリア記の動物はこいつみたいなふざけた奴ばかりだから頻繁にこのスレで紹介する事になると思う ドードーは航海時代船乗りたちが「あんま美味くねぇけど人見ても逃げねぇし沢山いるから食いやすいわ」っつって食いまくったのが原因だけどそのオウムも食うのか >>5
恐竜が滅んでこいつが生き延びたのが不思議でならない
まあ海はあのノロマなヒトデがそこそこ強い捕食者として君臨してるような魔境だから地上の尺度で強さは図れないんだろうな フキシャンフィアちゃん
https://i.imgur.com/gu8X2Nd.jpg
この悪魔のサソリダンゴムシムカデアノマロカリスモンスターとでも呼んで欲しげなクリーチャーは言わずもがなカンブリア記の生物
現生生物のダイオウグソクムシのように海底を這い回り腐肉に集っていたそうだ(生きた獲物を捕食する事もあったという説もある)
第二体節にS.P.A.s(specialized post-antennal appendagesの略)と呼ばれる爪のような特殊な付属肢を持っていたりもしたらしい リストロサウルス
https://i.imgur.com/EfshJLn.jpg
https://i.imgur.com/FeETIis.png
中生代の初期に唐突に現れ瞬く間に大陸を埋め尽くしたリストロサウルスは草食性の単弓類だ
こいつらが発生する直前には激しい火山活動によってなんとあの生存力お化けの節足動物を含む地球上の生物の九割が死滅するという稀に見るレベルの悲惨な大量絶滅イベントが発生していてこいつらはそれを乗り切った猛者の子孫たちなんだ
リストロサウルスは足が遅く戦闘能力も0に等しい貧弱生物だったけど当時は大絶滅の影響で捕食者も競合相手となる他の草食動物たちも壊滅状態だったから世界はリストロサウルスの天下だった
そういう訳でリストロサウルスたちはしばらく自分たちの楽園と化した世界で繁栄を極めていたけれどその繁栄は時が経つとあっけなく終わってしまったんだ
捕食者も競合相手もいない自分たちだけの世界で暮らしていたリストロサウルスたちは繁栄のあまり進化する事を忘れてしまっていた
進化して復旧を遂げた捕食者や競合相手たちが現れ始めると彼らの楽園は捕食者たちのバイキングへと変わりのろまで脆弱なリストロサウルスたちは成す術無く餌食となっていって終いには絶滅してしまいましたとさ
いくらその時成功していてもそれに慢心して進化する事をやめるといつか時が来た時になす術無く落ちぶれてしまうという社会という荒野に生きる動物たちにとってもいいお手本な生き物だね
ちなみにリストロサウルスは種によって頭部の形が大幅に異なるっていう面白い特徴があるんだ
https://i.imgur.com/iDedL25.jpg
https://i.imgur.com/zl2ISET.jpg
https://i.imgur.com/LDLxknO.jpg
https://i.imgur.com/IFNgb8t.jpg
これはそれぞれの種の生息地に生えている餌を効率的に食するための進化らしい
進化の方向性を摂食能力の強化なんかじゃなくて巨大化や俊敏性の獲得に変えていれば… 古生物に興味のあるピクミンが少ないようで俺は悲しいよ
今日の紹介はカンブリア記愛好家ならみんな大好きハルキゲニアたん
https://i.imgur.com/1RfQn7g.jpg
節足動物の祖先から分化して生まれたユーモラスで馬鹿げた姿のハルキゲニアは主に海綿動物や腐肉を主食にしていた葉足動物(カギムシなどの近縁)
その名前の意味は「おめー重度のヤク中が見る幻覚の中にでも出てきそうな姿してんな!」という意味
この動物は地球上の生物としてあまりにも異端でふざけた姿をしていたため発見された当時はどこが頭でどこが背中なのかすらもわかっておらず初期はトゲのような足で歩き背中の触手で捕食する謎生物だと考えられ上下逆の姿で復元されていた
https://i.imgur.com/9nyHdY7.png
研究が進むと従来の復元図は上下逆でありハルキゲニアは従来背中だと思われていた部分の触手で歩行しアグスティニアのように背中のトゲで身を守っていた謎生物である事がわかり新しい復元図が描かれた
https://i.imgur.com/1rOV741.jpg
だが時が経つとこの新しい復元図すらも前後逆の間違った物であり今まで(おちんぽのような)頭部だと思われていた部分はこいつが化石になる直前にひりだした山盛りうんこである事がわかったんだ
ちなみに復元図が前後逆な事がわかったのは発見されたのが1911年な事に対し2015年とかなり最近でありどれだけハルキゲニアが学者たちを困惑させ続けた問題児であるかがよくわかると思う あと間違った復元図は当時描かれた物じゃなかったと思うから注意 ( ^ϖ^)みてる
( ^ϖ^)こいつの名前遊☆戯☆王で見た気がする 某はこいつの名前見るたびに、ハルケギニア思い出すっちゃ
ゼロ使の作者はこいつを知ってて名前付けたのか、たまたま似てただけなのか… リストロサウルスはARKにハマってた時期によく調べてちゃ
( ^ϖ^)かわいい クーラスクス
https://i.imgur.com/cDVUN3V.png
こいつが属する迷歯類はイクチオステガを筆頭とした多くの古代両生類が属している。
名前にスクス(ラテン語でワニの意)と付いているが両生類で、白亜記の動物で主に魚や水辺を通りかかった小型の動物を食していたそうだ。
両生類としては2番目に大きい(ちなみに1番はペルム記に生息していた体長9mのプリオノスクス)体長5mもの巨体と異様に大きな頭部、そして体高30cmと体格に不釣り合いすぎる薄っぺらさが特徴(あと変温動物の癖に寒い気候にやたらと強かったりもした)。
こいつの発生から絶滅までの話をする前に、まずはこいつの仲間である大型両生類たちとクーラスクスの祖先であるブラキオプスの話をしよう。
大型両生類たちは古生代ペルム記(石炭記の次で本格的に地上に脊椎動物が増え出した時代)から現れ、ワニのような水辺の捕食者として生きていた。あの古生代末の大絶滅イベントも生き延びて三畳記では初期のワニたちと競合する事こそあったが、繁栄していたようだ。
しかし三畳記末の大絶滅が起こると彼らのほとんどは滅んでしまい、生き延びたワニたちがその役割を継承していきましたとさ。
めでたしめでたし、これで大型両生類たちのお話しはおしまい。 ブラキオプスは三畳記初期に生まれた大型両生類で、クーラスクスと同じような姿をしていた。
https://i.imgur.com/v0I8vqx.jpg
彼らは大型両生類で唯一三畳記末の大絶滅イベントを生き延びた種だったけど結局はワニたちからニッチを奪い返せずに子孫であるクーラスクスを残して消えてしまった。
これで仲間たちの絶滅からほどなくしてブラキオプスたちのお話しもおしまい。
めでたしめでたし、それじゃクーラスクスの話に戻ろう。
ワニというあまりにも強大な敵によって祖先ともども滅ぶ定めと思われたクーラスクスだけど、ここで意外にも持ち前の特技が役立った。
優秀な耐寒能力によりワニの生きていけない南極圏へと逃げこみそこで水辺の捕食者としてのニッチを手に入れたんだ。
生息地の気候が暖かくなりワニたちがやってくると、結局仲間と同じようにニッチを奪われ絶滅してしまったが、仲間が次々と倒れていく中でクーラスクスは大型両生類最後の一匹になるまで生き延びたんだから大往生と言えるだろう。 一見奇抜に見えるこの生き物だが、巨大な頭は獲物を水中に引きずり込むためのものであり、異常に薄っぺらい体は水の抵抗を減らし素早く泳ぐための適応であると考えられる。
そんな見た目の割に合理的で大往生を果たしたクーラスクスをこのスレで不合理な生物として紹介した理由は両生類のくせにワニと競合したからと言うに尽きる。
何故かというと両生類は肌が脆弱で病気に弱く、そのため環境適応能力も低い貧弱な生き物であり(現代で繁栄してるのがカエルくらいで、そのカエルも今や他の両生類と一緒に数を減らしつつある事を考えればよくわかるはず。)、
太古から現代まで姿を変えずに生き続けている猛者であるワニと同じ土俵で生きるのはあまりにも相手が悪すぎるんだ。
ワニがやってこない内に水辺の捕食者以外の生き方を模索していれば絶滅以外の道もあったのになあ。
生きていく上で大事なのは戦う事じゃなくて勝てない相手から逃げる事だという事を教えてくれる生き物でした。 ドロカリス
https://i.imgur.com/h9nfjeV.png
巨大な瞳が目を引くドロカリスは肉食性の節足動物。
ドロカリスは泳ぎが得意ではなかったため、巨大な複眼による視覚のアドバンテージを生かして、待ち伏せによる狩りをしていたようだ。
主な獲物は海老だったらしい。
ドロカリスの属する??頭綱はカンブリア紀に生まれ白亜記に恐竜とともに姿を消したらしい。
発見されたのは2016年とかなり最近でなかなか情報が出てこない生き物。
(おまけ)こいつと同じ??頭綱に属するアイニク トゾーンちゃん
https://i.imgur.com/vdYHJqQ.jpg ギリシャ神話の生殖(ちんこ)神から名前付けられたり
学名のプリアプルスは小さいちんこの意味だったり
英語でまんまペニスワームだったり
もうこれだけで俺のハートを鷲掴み
興味を持って鰓曳虫を調べてみちゃった俺も確かにこれちんこやんけと思いましたええ
>>4曰く一応食べられるらしいけどいろんな意味でちょっとやだなぁ タリーモンスター
https://i.imgur.com/vRh5uBN.jpg
アノマロカリスたんやハルキゲニアたんほどではないが
タリーモンスターはカンブリア記の怪物としてそこそこ有名な生き物なので、知ってるピクミンも多いかもしれない。
まず最初に驚くべき事は(最初の画像を見て驚かなかった場合に限るけど)
このいかにもカンブリア記初期の海を跋扈していそうな怪物が
自分たちのような現代の動物から見ても親しみの持てる外見の生き物が増えてきた時代である石炭記の生物だということだろう。
昔はイカのような軟体動物の仲間ではないかと言われていたが近年ではヤツメウナギなどの属する円口類の仲間ではないかとも言われている。
ただし他の円口類に見られない特長もあるようなので、円口類説も有力とは言い切れないようだ。
面白い話としてこの怪物をネッシーの正体とする説がある。
たしかに吻部をもたげれば水面から首を伸ばすネッシーのようにも見えるだろうが
全長10cm程度しかないこの小さな悪夢を首長竜の生き残りの正体と考えるのは無理があると思う。 オリキャラ描いて晒すとえっちなシチュの絵に改変されるスレ
http://open.o;pen2ch.net/test/read.cgi/oekaki/1558605821/
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