「ねぇ!中にいるの誰?」大きな声で、扉を叩くのもいます。

とてもじゃないけど、出せる状況ではありません。絶望的な悠くんは、お尻ムキ出しのまま、いったん立ち上がりました。
だけど、もう漏れそうです。さっき、さあ出そうと力んだセイもあるのでしょう。
(ううう、ダメだ…)ウンチが肛門から頭を見せて来たようでした。
仕切りのすぐそば囃し立てる声々の中、半泣きで再び腰を降ろしました。
「あ!ケツが見えた〜」すごく興奮した叫びが扉のすぐ横の、下のほうかからしました。
思わず、自分のいる個室の左側後ろのほうの床のほう見た悠くんは凍りつきます。
悪童の一人が、仕切りの下に空いた、かなり広い隙間から覗いていたのです!
さすがに顔は見えませんが、手が仕切りの下に見え隠れしてたり、影やなんかで覗かれてるとわかります。