性別変更後「元に戻したい」 同一性障害、こんな悩みも

(前略)神奈川県茅ケ崎市の40代元男性は2006年、戸籍上の性別を女性に変えた。それをいま、強く後悔している。
家裁に再変更の申し立てを繰り返すが、「訴えを認める理由がない」と退けられ続けている。

幼い頃から吃音(きつおん)に悩んでいた。疎外感を抱いていた00年ごろ、性同一性障害の人たちと交流する機会があった。
「自分たちの存在を認めないのはおかしい」と訴える姿がとてもポジティブに映った。
「自分も同じ(性同一性障害)だ」と考えるようになり、03年にタイで男性器切除の手術を受けた。

(中略)だが、すぐに後悔に襲われた。男性だった時には簡単に見つかった仕事が、
女性になってからは断られ続け、性別を変えたためだと感じるようになった。
弁護士に再度の性別変更を相談したが、「今の制度では難しい」と言われたという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171029-00000046-asahi-soci