妖怪殿はほんにさりとてはの者にござるな
主殿の刀をおさめ、きっと鯉口をかけてはずさない妖怪殿の鞘に滴り落ちる妖怪汁までもが手にとるように見えるでござるよ
なにやら今宵はひとり寝がちいと切なき夜にござるな
や、然らば