>>71
そこまでは考えておらぬし! ……まぁ、良いと思うけれども
妖怪にそんなきらきらした青春の一ページは似合わぬってぇ……
……んなァ、そう、線香花火。分かっておるではないか、主様
晩夏の締めには良いチョイスであるな、ふふ
火を灯して、どちらが長く保つかを競ってみたり
思わず先端がぴたりとくっついてしまったり、ね
地味だが、とても奥ゆかしい。火の花とは斯くも刹那に散りゆく定めかっ ……なんてね

手持ち花火大会ならば、他の妖怪も呼んで騒ぐのも良かったかもしれぬが
線香花火だけではな…? 頭数は少ない方が良かろう
ともかく、そのうちやろうね、ね… ゴロゴロ
今日のところはもう少し、身体を重ね合って、だね
床に就くとしようか…… ふっふ……
今度は我輩がマーキングする番だ…っ
簡単には落とせぬよう、入念にスリスリせねばな……
どこに匂いつけられたい?
腕? 足? それとも…?
立ったままであると、上手くキミを抱きしめられぬからなァ
ふふふ、愛いやつめ…… ムギュ