「しかしこのスイッチ、使い道に困る」
「配信中に使って羞恥プレイ……は普通に楓ちゃん可哀想だし」
「かといって楓ちゃんの目の前で使ったら、怪しすぎてスイッチ取り上げられそう」
「となると……」
「……あ、もしもし？ 楓ちゃん？」
「なぁに、みとちゃん。何か用事？」
「うんうん、楓ちゃんに伝えたいことがあって」
「ええ？ 何？ 次のコラボの話？」
「ううん……『愛してる』」ﾎﾟﾁｰ
「んおおおっ！？ な……なんなん、突然！？」
「突発愛してるゲームをやろうかなって」
「なーんで！？ みとちゃ――」
「――『好きだよ』」ﾎﾟﾁｰ
「ひゅあっ！？ ……み、みとちゃ……」
「『いっぱいちゅき』」ﾎﾟﾁ
「んんんんっ……！？」
「ふへぇー……ｗ 楓ちゃん反応が可愛いなぁｗ」
「はぁ……はぁ……も、もう……そういうの、冗談でもイヤ……」
「えっ、あ、ごめんなさい……」
「もう切るね……そ、それじゃ」ﾌﾟﾂｯ
「あ……切られちゃった。……ふっふっふ、今頃楓ちゃんは熱くなった体を持て余して――あれ、モイラ様から着信……？」
「美兎ちゃんごめんなさい〜！ さっきのスイッチ、間違えて作ったみたいなの〜！ 楓ちゃんじゃなくて詩子ちゃんをイかせるスイッチみたいで……」
「……ええ？ あれぇ……？」
「みとちゃん……あんな言葉、突然囁いて……はっ……んっ……すきぃ……みとちゃぁん……」
「んおお！？ いやぁ……今のBL体験談素晴らしかったですね……。あっ！！！ これも見ただけでビビッと電撃が！ 次はこれ読みますねー」