西武からFA宣言していた岸孝之投手(31)の楽天移籍が決定した。
17日に西武プリンスドームに隣接する球団事務所を訪れ移籍することを伝えた。

鈴木球団本部長は「力及ばず。地元(仙台)でやりたいという思いが、こちらが思うよりも強かった」と敗戦の弁。
「交渉するたびに条件は上乗せしていった」と4年総額13億円まで増額したものの、引き留めることはできなかった。

楽天はFA交渉に星野仙一副会長(69)が出馬し、4年総額16億円を提示。
ある西武幹部は「あれで岸が『考えさせてください』と言ったら、下の者は星野さんに『おまえら何やってるんだ! 俺に恥をかかせるのか! カネ積め、カネを!』と怒られる。そういうことだよ」
と“楽天マネー”の威力にお手上げだった。