『初めにトイレ行っておけばよかった・・・』
バレエのレッスン中、梨絵の頭の中は後悔で一杯だった。暑さのせいで、
麦茶を飲みすぎたのが今頃になって梨絵の下腹部をキュウっと苦しめ始める。
11歳の少女のまだ小さめな膀胱。チャプンとうごめく液体に満ち満ちた感じが
体のあらゆる感覚を伝わってくる。動くたびにまるで腫れ物があるかのように
じぃぃん と響いてくる。その度梨絵はキュウっと体のある部分に力を込める。
誰にもいえない秘密の部分を、ばれないようにそっと、しかし激しく締め付ける・・・。
その度に無心の表情になってしまっているのに、まだ少女の梨絵は気が付いていない。

「おしっこ・・・したいよう・・・。じっとしてたら出ちゃうかも・・・」
額に小さな汗粒が光る。先生の指示を待つ間、梨絵は誰にも見られてないか
左右をそっと確認してから思わず手でギュウ・・・っと押さえた。そしてパっと
離す。また誰も見ていないか、小さく確認をしてからぶるっと身震いをして
急いで前を押さえた。危なかった。
『ああ、もう漏れちゃう・・・。でもおしっこ我慢がばれるの恥ずかしいから言えないよう。』

梨絵の隣の子がこちらを向いた。急いで手を離す。じわあっと液体は出口を
押し広げようと自然の動きを見せ始める。『きゃ・・・』声にならない心の叫びと共に、
きゅっと足を擦り合わせた。くねくねとぶるぶるが混在した、おしっこの我慢特有の
動き。両太ももでぐねぐねと股間を押しつぶしながら涼しい表情を保とうとする
梨絵だった。 レッスン終了まであと30分ー。