続き

美人女子大生の名前はミク。つまらないゼミの食事会をすっぽかし、1人で夜の
ネオンを楽しみながら特にあてもなく歩き続ける。人一倍自立心とプライドの高い
ミクだが、一方で病的なまでにマゾヒストでもあった。
授業中でも、激しく犯されて昇天させられる妄想を楽しみ、大学のトイレでオナニー
をすることもあった。
セクシーに着飾ったミクは、ミニスカートからすらりと伸びるブーツを履いた細い
美脚が大勢の視線にさらされる快感を楽しみながら、自信に満ちた笑みを浮かべ
街を歩いた。何人もの男がミクに声をかけたが、待ち合わせがあるのといたずらな
笑顔で手をヒラヒラとさせた。
「今日は楽しいこともなさそうね」そう言いながら、いっそのこと路地裏で誰かに
犯されでもしないかと想像しながら、雑居ビルの間の細い路地裏を歩いてみることにした。
表通りからは全くの死角に入ったあたりで「ちょっと待ちなよ」と背後から声がかかる。
振り向くとそこには3人の女?がいた。皆が髪を派手な色に染め、華奢なスタイルのミク
とは比べ物にならない位の巨漢だったからだ。脂ぎった顔で険しい一重瞼の3人組みは、
誰が見ても善人とはとても思えず、ただの不良少女とは違う不気味さを持っていた。
ミクは平然としながら(うわ、気持ちわるいこの子達)と思いながら観察した。
1人が言う「そんな格好で1人でナンパ待ちかよ」声は低く、ドスが利いている。