カップラーメンにお湯をそそいで食べようとすると、キッチンと対面式のリビングから叔父がよぶ。
叔父 「ちょっとこっちに来なさい。」
私は黙って叔父のもとにいく。いつものとおり、叔父はソファー、私は床の絨毯の上に座った。
もしかしたら、また四つん這いで食べろ、とか言うのだろうか・・。

叔父 「昨日はすまなかった。お願いだからでていかないでくれ」
叔父の言葉は意外なものだった。
私  「・・。別にもうしないならいいよ・・」
叔父 「そうか、ごめんな。」
私  「じゃあ、コレもうとってくれる?」
私は手枷と首輪を指して言った。

叔父はすこしの間だけ考える素振りを見せたが
叔父 「・・・それはできない。」
私  「どうして!?ねえ、言うこと聞くし約束も破らないからこんなことはもうやめてよ」
叔父 「お前は私との約束を一度破っている・・だからダメだ」
なんとも理不尽な理由だと思った。
いくら約束を破ったからとはいえ、親代理でもこれはおかしい。

叔父はソファーから立ち上がり私の元へくると、無理やりリビングの隅まで腕をひっぱっていく
私  「ちょっと、ほんとうにやめてよ。痛いし!」
しかし、ずるずると半分座ったままの恰好で引きずられていく私。
叔父は昨日の夜のままになっていた大黒柱につないである鎖の端をもってくると、私の首につないだ。

叔父 「すまないな、しばらくはこのままで生活してくれ・・」
そして、私の足元に、カップラーメンをおいた。
叔父 「・・風呂やトイレは言えば、連れて行く。」
そう言い残して、叔父はリビングからでていってしまった