「谷田、病院へ連れて行きなさい」
「は、はい」
谷田達は片岡を発送口へと運び、谷田は準備していた車で病院へ向った。
「全身打撲ね」
美和は小さくつぶやくと、由里香に目で合図をした。
デザイン課の由里香は耳が隠れる位のショートヘアで気位の高そうな顔をしていた。
黒いタイトミニのスカートにハイソックス。上着は脱いでいるのでブラウス姿であったが、巨乳なのか
胸の膨らみでブラウスのボタンが、はちきれそうになっていた。
由里香は坂城の前に立った。
「ま、待ってくれ」
坂城は由里香に向かい手を挙げた。
「お、俺はじ、柔道はできないんだ。他のスポーツにしてくれ」