>>803 続き
      
 「ほらっ、腰がふらついているよ。しっかり走れよ!」
  早朝六時、四時に叩き起こされて、顔や体を洗うと、さっそく人間馬としての訓練。
  約二時間の訓練で、アンドレイの体からは蒸気があがっていた。
 「は、はい、申し訳ございません、メーサ様」
  くぐもっているとはいえ、口を聞けるのは、今朝ははみをかまされてはいないからだ。
  ハミの代わりに革ビキニを猿轡にされている。
 「ははは、その革ビキニの主とずいぶん楽しんだようだからな。
  腰がふらつくのも無理ないか」
  そう。昨夜のまま、アンドレイはカーナの革ビキニを猿轡とマスク代わりにされているのだ。
  カーナ甘い汗の匂いと体臭にアンドレイの股間は、なぜか大きく起立するのであった。
 「け、決して、そのようなみだらなことは……。
  た、ただ、カーナ殿が、私を気遣って……」
 「咥えてくれたなんだろ」
 「………」
 「私が指示したんだよ」
 「えっ?」
 「他の男馬全員に奉仕する方がよいか、お前に奉仕する方がよいか、ふたつに一つを選べ、とね。
  カーナは迷わずお前を選んだのさ。
 「?!」
 「そりゃあ、そうだろう。惨めな奴隷の身分に落ちた自分に一番魅力を感じてくれた男だもの。
  さて、今朝の調教はこれで終わり。
  今日は、午前中は他の雌とペアで調教するからね。
  代わる代わる一時間ずつ。
  もちろん同じ人間馬とはいえ、お前の方がワンランク下の身分だから。
  練習後は、その舌で雌たちの汗拭き、性欲処理などのご奉仕をするんだよ!」