「何黙ってんの?ちゃんと挨拶しなさいよ」
「し…失礼しました!達也様、今日から凛様の仮専属奴隷となった慶太です。これからは何なりと申し付けください。」
「へぇ、お前が凛の奴隷か。凛、なんでこいつを専属にしたわけ?」
「こいつは昔ちょっとした知り合いだったから安心かなと思って」
”こいつ”、”昔”、”ちょっとした”、”知り合い”……
凛の何気ない言葉のかけらが慶太に容赦なく突き刺さる。
「ふーん、凛の昔の知り合いか。おい、お前名前なんつった?」
「慶太と申します。」
達也はまるで初対面といった言葉だ。自分のことなどまるで覚えていないのか。
「凛、面白いもん見たくないか?」
「面白いもの?何?見たい見たい!」
「おい奴隷、ご主人様が面白いもん見たいってよ。とりあえず脱げ。」
「え、え……」
「2回も言わせんじゃねーよ。」
「す、すみません!今脱ぎます!」