【 屈辱のヒロイン 元エリート警視 黒木怜香 】
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一
元女性エリート警視、黒木怜香、33歳。
ある兇悪犯罪事件での捜査の失敗の責任をとらされ、
今は新人女性警察官にさえ顎でこき使われる見習警官の身分である。
警察組織からは暗に自主的な辞職を仄めかされたが、
凶悪事件の捜査の第一線に残りたいという怜香の願いは強かった。
結局、秘密の特殊捜査部隊(SS)への配属という形で現場への復帰が認められたものの、
東大法学部出のエリート警視の身分から階級章すらなしの新人女性警察官以下の
「終身見習生」の身分に大降格させられて勤務することとなった。
「それにな。君への処分は、単なる大降格だけでは済まされないぞ。それでもいいのかね。
元東大法学部出のエリート警視の君が新人警官以下の身分で入隊すれば、
ただでさえノンキャリアが多いSSの隊員たちからどんな扱いを受けるか、
想像がつくだろう」
「か、覚悟は、で、できております」
「男子隊員からセクハラまがいの行為や女子隊員からイジメまがいの行為をされても、
君は一切抵抗することは許されない。それどころか、君は懲罰として、
SS部隊内では一切の人格も人間としての権利も認められない扱いを受ける。
そのことにも同意のうえで勤務してもらうことになるが……」
「一切の人格も人間としての権利も認められない、といいますと」
「文字通り、君は奴隷だということだ、自由平等の世の中だというのに。
しかも東大法学部出の君が、ノンキャリアも多い隊員たちに奴隷扱いされるわけだ。
もちろん勤務内容と大いに関係があるがね」
「といいますと?」 二
「政財界の大物が出入りする秘密クラブがある。
表向きは合法的な風俗店や料飲店だが、政財界の大物や芸能人の特定の会員のために、
非合法な営業もしている。簡単に言えば、風俗嬢に売春やSMプレーなどを提供している」
「つまり私に風俗嬢に変装して忍び込めと」
「さすが理解が早いな。しかしその店の法律違反を暴くのが目的ではない。
出入りする政財界の大物や芸能人の暴くのが目的だから、
特定会員用のコンパニオンにまでなれるような腕が必要だ。
その腕を特殊部隊で磨いて欲しい」
「もし特定会員用のコンパニオンとなった場合の捜査の内容についてですが」
「それは指名してくれた贔屓の顧客による。
麻薬常用者の疑いのある芸能人の場合だと、その背後にある麻薬組織ということになるし、
政治家であれば汚職関係の捜査ということになる」
「なるほど」
「ただ、君はさほど深入りする必要はない。
特に君はM嬢になって潜入してもらうことになるから、
手足を拘束されたり、監禁されたりするプレーが多い。
もし身元がばれると逃げ出すのが難しい場合もあり、身の危険性もあるからな。
要はひととひとのつながりに気を配ってくれれば良い」
「秘密クラブで出会うような仲ということは、かなり親密な関係ということですね」
「そのとおりだ」
「君は当面特殊捜査部隊の訓練所で寝起きして、
M嬢として必要な訓練を受けてもらうことになる。
君は見た目ではS嬢向きなのだが、SMクラブではM嬢の方が不足しがちなのだそうだ。
特に君のような一見女王様タイプの女性を奴隷にして跪かせたいという要望が多いそうだ」
「………」 三
「訓練以外の時間は独房のような部屋で生活してもらう。
無論、部屋にはカギがかけられ自由に出入りはできない。
手足や身体を拘束されることもある。
これらは君が秘密クラブにM嬢として潜入したことを想定してのものだが、
一般の潜入捜査の中でも囚われの身になった場合、
刑務所に潜入捜査するような場合も想定した訓練の意味もある」
「わ、わかりました」
「そう簡単にわかってもらってばかりでも困る。
手足を拘束されていては、男子隊員に何をされても抵抗できないだろう。
そのことも忘れずにしっかりと覚悟を決めておいてもらわないと困る。
これもコールガールやSM嬢となって体を武器に潜入捜査する訓練もかねているがね……」
「は、はい」
「他の隊員はすべて君の上司だ。その命令は絶対だ。
命令されることはすべて任務もしくは訓練だ。
男子隊員から体を求められることも訓練のひとつだ。
ただ仕方なく受け身の姿勢で男の体を受け入れる、セックスをするというだけでは許されない。
君の方からも積極的に男子隊員に働きかけ、セックスの訓練を受けるという姿勢が肝心だ。
自ら積極的に慰安婦、セックス奴隷として務めるということだ」
「………」
「返事がないな」
「は、はいっ。すみません」
「それから、隊員の多くは君よりも若い。
君は、小娘や小僧のような隊員に頭を下げ、命令を受けなければならない」
「はいっ、か、覚悟はできております」 四
こうして黒木怜香の屈辱的な訓練と勤務が幕を開けた。
覚悟はしていたものの、実際は想像以上に屈辱的なものだった。
怜香は自分の覚悟の甘さを思い知らされることになった。
「うわさ以上の美人だなあ、元エリート警視さん」
「これなら上玉のM嬢として潜入捜査も楽だな」
「どうした、褒めてやっているのだ。返事ぐらいしたらどうだ」
「は、はいっ、申し訳ありませんでした、教官。お褒めにあずかってありがとうございます」
人里離れた山中にある特殊部隊の訓練所の中である。
ずっと目隠しをされたまま連れてこられたので場所はわからない。
しかし車で護送された時間や距離から考えると、信州あたりの山中のような気がする。
白のスーツ姿に身を包んだ黒木怜香は、
街を歩けば如何にもキャリアウーマンという風貌である。
怜香は数人の男の教官に囲まれていた。
もちろんみな怜香より年下で、以前なら怜香よりも階級は下である。
「お前のように、一見するとM女に見えない方が、見た目にはSっぽく見える方が、
本物のマニアのS男には、責め甲斐があるそうだ……」 五
「如何にもキャリアウーマンという白のスーツ姿は、プレーの必要アイテムでもある。
本格的なマニアは、最初からM嬢を裸にはしない。
最初は正装させておいて、少しずつ脱ぐように命令する」
「例えば、オフィスでセクハラ的な行為をするプレーや、
服を着たままスカートの下の下着だけ脱がせて凌辱するプレーも考えられるだろう」
「一番当たり前のようなプレーは、命令されて恥ずかしさそうにM嬢が脱ぐしぐさや表情を
楽しもうというものだ。わかったかな」
「はいっ、教官」
「すぐにでもできるポイントがある。ひとつはおずおずと服を脱ぐことだ。
ぐずぐずするなと叱咤されたり、尻に鞭が飛んだりするまでモタモタすればよい。
特に上着を脱いで、今度はスカートを脱ぐ時、
次は、ブラジャーとショーツだけにだけになった後だ。
一番躊躇するはずだろう」
「はいっ、教官。確かにそのとおりだと思います」
「下手にさっさと脱ぐと、捜査官と疑われかねない。
そこまでいかないにしても、相手が政治家や財界人の場合、
スパイと疑われかねない」
「はいっ、教官」
「もうひとつのポイントは、眼を合わせないことだ。
SMプレーには、奴隷の分際で御主人様と目を合わせてはならない場合が多いが、
御主人様が奴隷の羞恥の表情を見たい時は別だ。
服を脱がせる時はまさにそうだ」
「はいっ、教官」 六
「さてと、そろそろ服を脱いでもらおうか」
「どうだ、俺たちのような下っ端の前で、元エリート警視の怜香様が裸になる気分は?」
「正直に感想を言ってみろよ」
「だ、誰の前であれ、男のひとの前で裸になるのは、は、恥ずかしいです」
「だろうな。もっと恥ずかしい思いをさせてやろうか。
俺たち男だけでなく、女子隊員も呼んでこようか」
「そ、そんな」
同性の見守る前で命令されて裸になるのは、
気丈な怜香といえどももっと恥ずかしい。
男たちだけなら悲劇のヒロインの気分にも浸れるが、
同性がいるとか弱い女を演じるわけにもいかない。
「おいっ、入ってこい」
訓練室に入ってきた数名の女性教官は見覚えある人間ばかりだった。
特に、そのうちのひとりは同期入庁の竹内優香だった。
優香も東大法学部出のエリート警視で、怜香とは出世一位争いを演じた仲でもある。
怜香が降格するきっかけとなった事件では、捜査責任者である怜香の補佐をしていた。
つまり出世の勝負では怜香の方が勝っていたのである。
「久しぶり、怜香」 七
「お、お久しぶりです、た、竹内教官」
「今回、私があなたの訓練担当の教官のチーフを務めることになったの」
「そ、それは、よ、よろしくご指導願います」
「ええ、たっぷりしごいてあげるわ。
あなたのミスで私まで警視から警部補に二階級降格されてしまったし」
「も、申し訳ありません」
怜香が責任をとらされた事件は、上層部が強行策を指示したことが原因だが、
捜査の失敗の責任は怜香にあるとされ、屈辱的な大降格を受けたのである。
優香もそのあおりを受けたわけだが、表面的には怜香のせいとも言えなくはない。
ところで、怜香がぞっとしたのは、優香の格好である。
雑誌などで見るSMクラブの女王様そのままの姿である。
革のボンデージファッションに膝まであるブーツといういでたちに、
手にはプレーで使う鞭まで持っている。
「まあ、いいわ。この男たちが言ったように、
プレーで服を脱ぐよう命令された時には、
鞭が体に飛ぶぐらいおずおずとした態度の方が、御主人様はそそられるのよ。
奴隷は鞭を打たれながらでないと命令されたこともできないぐらいがいいのよ」 八
「そういうことだ。優香たち三人が御主人様役だ。
御主人様が男とは限らないからな。
複数の女性が御主人様役となるプレーが一番きつい」
と男性教官が言ったが、ボンデージ姿の女性教官は他にもふたりいた。
優香や怜香よりもはるかに若い。二十五歳ぐらいだろうか、怜香とも顔見知りだった。
直接の部下ではなかったが、例の事件の時はふたりとも合同捜査で怜香の指揮下にいた。
主に情報管理面でコンピュータ操作などを担当していた事務方の吉高恵梨香と戸田由里子である。
「黒木さん、お久しぶり、立場は逆転したけど、悪く思わないでね」
「私たちみたいな下っ端よりも下っ端になって気の毒ね」
「これでもふたりは、竹内警部補とともに都内各所のSMクラブで、
女王様として修行してきたのだ。
今回、お前に潜入してもらう秘密クラブの存在も、
同業者の噂から三人が突き止めたものだ」
「じゃあ、私たちに鞭打たれながら、裸になるのよ」
「裸になったら私たち足元に土下座して奴隷のご挨拶をするのよ」
「きちんとご挨拶出来れば、竹内警部のブーツはもちろん、
私たちのブーツも舐めさせてあげるわよ」
その言葉に怜香はぞっとした。
「では、訓練を開始しようか。
まず、服を脱いで素っ裸になったら、優香さんの足元に跪いて、
終身見習生の挨拶をしてもらおうか」 九
黒木怜香は、男性教官に指示された通りに、ためらいがちに服を脱いでいった。
当然、くずぐずするなと男性教官たちに叱咤され、
それを合図に優香、恵梨香、由里子の三人から二三発ずつ鞭を打たれた。
SMプレーに使うバラ鞭というやつなので、音の割には痛くはないが、
音の大きさにかえって屈辱感を煽られる。
第一、鞭打たれるためにわざわざぐずぐず服を脱ぎ、
遅いと叱咤されて、鞭を打たれるのでは割に合わない。
最後の二枚、ブラジャーとショーツだけの姿になったところで、
全身を良く見せるように指示された。
「黒の下着が、セクシーだな」
「完全に娼婦という感じだな」
男たちの言葉に自分が完全に見世物になった屈辱を感じながら怜香は耐えていた。
「元警視さんは、着やせして見えるタイプなのかな」
「なかなかのグラマーだな」
「竹内警部補よりもセクシーかも知れない」
竹内優香がイライラした様子で、怜香の尻を鞭打ちながら言った。
「うるさいわね、余計な口を利いていないで、さっさと素っ裸にしてしまいなさいよ。怜香、モタモタせずに後の二枚もさっさと脱ぐんだよ」 十
残りの二枚も指示通り躊躇いがちに脱ぎ、
脱いだ後も恥ずかしげに手で大事なところを覆った。
もちろん叱咤され、優香たちの鞭が飛ぶ。
大きく股間を開き、手を頭の後ろにやって、
しげしげと体を眺められた。
「綺麗な体だな」
「あまり遊んでいないようだな」
「東大法学部出ともなると、男も怖がって寄り付かないかな」
「まさか元エリート警視さんは、バージンでは」
などとお決まりのような言葉がかけられた。
過去の性体験を告白され、
大学時代に先輩学生と二三度セックスしただけで、
体験人数はそのひとりだけだと答えると、
「じゃあ、卒業してから十年間一度もセックスしていないのか」
「オナニーもしないのか」
と揶揄された。 十一
「良い格好だなあ、元エリート警視さん」
「エリート警視がスッポンポンの丸裸に犬のように首輪とは聞いてあきれるぜ」
「人間落ちぶれたくないなあ」
男たちが揶揄する言葉に黒木怜香はじっと耐えていた。
いや、それ以上に冷ややかで見下すような女たちの視線に耐えなければならなかった。
男たちの言葉通り、怜香は全裸に後ろ手に手枷を嵌められ、大事なところを隠すこともできない。
無論、足首にも足枷がしっかりと嵌められ、自由は奪われている。
さらに屈辱的なことに、首には首輪を嵌められ、後ろ手の手枷に鎖でつながっているため、怜香の手はやや高小手になる。
手枷と足枷は黒の革製でSMプレーなどに使用するものらしいが、首輪は真っ赤で正真正面犬用のものである。
教官のひとりである吉高恵梨香が怜香に首輪を嵌めながら笑った。
新品らしく、商品ラベルが紐で括りつけられていて、それを読みながら言った。
「こう書いてあるわ。大型犬用、犬以外には使用しないでください、だって」
「うーん、刑務所では元警察官は犬同様の扱いを受けるというから、
刑務所への潜入を想定した訓練としてちょうどいいじゃない」
やはり教官のひとりである戸田由里子が言った。ふたりとも二十代半ばで、怜香よりはずっと若い。 十二
「それじゃあ、まず、竹内警部の足元に土下座して、終身見習生としての挨拶をしてもらおうか。
まだ、プレー開始ではないから、奴隷としての挨拶は、もっと後だ」
怜香は後ろ手の不自由な格好のまま、竹内優香の足もとに土下座させられて挨拶させられ、
今の自分の身分をいやというほど思い知らされた。
土下座した怜香の頭の上に、竹内優香、吉高恵梨香、戸田由里子の三人のブーツが載せられ、
まるでSMプレーの女王様と奴隷のような姿で挨拶させられたのである。
つい最近までは警察で女王のように君臨していた怜香が、
奴隷のようにノンキャリアの若いふたりにまで跪かされているのである。
「竹内優香教官、吉高恵梨香教官、戸田由里子教官、
こ、これより終身見習生、黒木怜香、訓練を開始いたします。
特殊捜査部隊の隊員としては、まったくのかけだしでございますが、
一生懸命頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします」
「訓練というより、懲罰勤務だね」
「元エリート警視のプライドを捨てて頑張る所存です、が抜けているね」
「そうだね。自分ひとりではできないので、是非元エリート警視のプライドをズタズタにしてください、というのはどうかな」
「訓練というより、まるで刑務所に入れられた囚人ね。
もっともSMプレーでは、女囚をいたぶるプレーもあるそうだから、ちょうどいいかも」
「怜香はもと上場企業のやり手の課長という身分を作って潜入してもらうけど、
プレーでは刑務所に潜入装置したエリート刑事が、看守や女囚たちから嬲り者にされる
というのもあるそうだから、怜香にはピッタリね」
「実際に刑務所に潜入捜査する時のための訓練になるかも知れない」
こういう会話の間中、怜香は土下座のままである。
三人のブーツは怜香の頭の上にのせられたままである。
これが今の怜香の身分なのである。 十三
挨拶のやり直しを何度もさせられた後、土下座のまま尻を突きだして、三人から鞭を打たれた。
命令は鞭を合図に行われ、怜香は言葉よりも鞭で指示を受ける身分なのである。
「さて、男たちが待ちかねているから、いよいよ身体検査だよ。立ってごらん」
「は、はいっ」
「SMプレーでの身体検査の意味はわかっているね。前の穴と後の穴を徹底的に穿り返すことだよ」
「は、はいっ」
「その前に、その邪魔な毛は全部剃ってしまおうか。
不祥事の責任をとって頭を丸める代わりに、大事なところの毛を丸めよう。
SMプレーでは怜香の黒髪は大事なアイテムだから、剃るわけにいかないし」
周囲から失笑が起こった。特に男たちの喜びようといったらなかった。
「いやなら、特殊部隊を辞めてもいいのだぞ。そしたら恥かかなくて済むし」
怜香が辞める気などさらさらないことはわかっている。
今度の秘密クラブへの潜入は、怜香が責任を取らされた事件の黒幕と目された人物も出入りしているとの情報があるのだ。
「怜香ちゃーん、俺に剃らせてくれるかい」なとど声がかけられる。
「ダメよ。怜香にとってもっと屈辱的な相手に剃らせないと」
「ほうっ」 十四
竹内優香の指図で訓練室に入ってきた人物を見て、黒木怜香ははっとした。
「あ、あなたは、比嘉愛(まな)さん」
「く、黒木先輩、いえ、黒木警視、お久しぶりです」
比嘉愛は、怜香の大学の五、六年後輩でやはりキャリアのエリート警察官だった。
「もう、警視じゃない。怜香は、今や最低身分の終身見習生だ」
「怜香、愛もお前のおかげで警部補から平巡査に降格させられて、ここでは一番下っ端だ。
今はお前がそれよりも下になったけどね」
「愛は怜香の謹慎中に由里子たちとSMクラブへ潜入捜査をして、
M嬢として修行してきたのでお前の指導員にはうってつけだよ」
怜香を慕っていた愛に責めさせることにより、怜香にいっそうの屈辱感を与えようという趣向である。
「怜香、あたしたちに責められるのと愛に責められるのとどっちがいい」
「……。あ、愛さんにお願いいたしと思います」
「愛さんじゃなく、比嘉教官だろ」
「は、はいっ、比嘉教官に怜香の大事なところの毛を剃っていただきたいと思います」
怜香の言葉に一同大笑いした。 >>17
遅くなりまして済みませんでした。
怜香の責め方にご希望がありましたら、遠慮なくおっしやってくださいね。
黒木怜香 十五
「さあ、愛、尊敬する元警視さんが、おまえに大事なところの毛を剃って欲しいとさ」
「恥を忍んで言っているのだ。くずくずするな」
「怜香先輩、許してください」
愛は、泣き出しそうな顔で、怜香の股間にシェービングクリームを塗り、
怜香の大事な股間に剃刀を走らせた。
怜香の股間が湯で洗われ、タオルで拭われると、丸出しになった。
怜香はその瞬間、血がすっと抜けてゆくような気がしたのと、
まるで自分の股間が無くなったような錯覚がした。
「怜香、邪魔な毛が無くなった気分はどうだ」
「幼稚園児になったような気分だろう」
などと散々揶揄され、さらに
「怜香、ぼやっとしていないで、比嘉教官に礼を言うんだよ」
と叱咤され、また尻に鞭を打たれた。
「比嘉教官、綺麗に剃っていただきありがとうございます。
ご挨拶が遅れて申し上げございません。
罰として鞭打ち三十発、よろしくお願いします」
優香たちに耳元で囁かれたとおりのセリフを言わされ、
そんなことできないと愛は躊躇したが、恵梨香たちに叱咤され、
ようやく鞭打ち三十発を終えた。
「自分を慕っていた元部下に鞭打たれる気分はどうだ」
「少しは元エリート警視のプライドを捨てられたかな」
「正直に言ってみろ」 十六
「も、もう、ズタズタです」
「大げさだなあ。まだ、剃毛しただけじゃないか」
「プレーは何もしていないぞ。まだ、準備段階だ」
「まあ、いい。愛、尊敬する元警視さんは、恥ずかしくて堪らないらしい。
少しは気持ちよくして、立ち往生させておあげ」
愛は大の字の状態で立たされている怜香の足元に膝まずつくと、怜香の大事なところを愛撫し始めた。
「怜香、お前は愛にとって尊敬する元上司である先輩なのだ。
簡単に乱れたりしたらみっともないぞ。
どんなに責められても快感を覚えてはいかん」
「そんなこと言っても無理だよな。
十年間ひでり状態の股間なんだからな」
愛ひとりではない。後から恵梨香と由里子も怜香の体に取り付いて、背中や胸に指を滑らせる。
さらに、愛は怜香の股間に口で奉仕を始め、恵梨香たちもそれぞれ怜香の胸を吸った。
同性だけあって、指の動きにせよ口の動きにせよ、急所を知り尽くしていた。
怜香は意外にあっさりと喘ぎ声を出し、何度も昇天させられた。
「だらしない元警視さんだね。尊敬してくれる愛ががっかりしているよ」
「そりゃあ、元警視さんだって人間だ。我慢できないものはできないさ」
「心配ない、これから毎日訓練してやるから、だんだん強くなるさ」
などとまた揶揄された。 十七
「怜香、これ何だかわかる?」
吉高恵梨香が奇妙な器具を怜香の目の前に突き付けた。
「い、いえ、わかりません、吉高教官」
その奇妙な器具が何であるかはわからないが、自分を責めるための道具であることは勘でわかるし、傍にいた比嘉愛の顔色がさっと変わったことでもだいたい見当がつく。
「東大出の物知りでもわからないことが、世の中にはあるんだよね。まあ、知らないのも無理がないけどね。愛、元警視様に教えてあげなさいよ。いや、怜香の方から教えて下さいとお願いしなさいよ」
と戸田由里子が言うと、一同もまた大笑いした。
笑う意味がわからないまま、怜香は言われたまま大きな声で愛に尋ねた。
「比嘉教官、この器具について教えてください。何をするためのものなのですか」
「そ、それは、ち、膣圧計といいます」
「ちつあつけい?」
「じ、女性のあそこ、膣の締り具合を調べるものです」
「膣の締り具合!」
「つまりこのひとたちは、黒木警視の大事なところの締り具合を調べようとしているのです……」 十八
「そういうことだ。覚悟はいい、元警視さん」
「私たちに調べられたい、それとも愛(まな)の方がいい、選ばせてあげるよ」
「……。ま、愛さん、いえ、比嘉教官、く、黒木怜香の股間の締り具合を、ち、膣圧計で計って下さい」
恵梨香たちに耳元で囁かれるとおりに、屈辱的な依頼を愛にさせられる怜香。
一方、依頼された愛も自分も経験のあることだけに、怜香の屈辱が痛いほどよくわかるのだった。
「ほら、愛、何とか言ってやりなよ。元警視さんが、プライドを捨て、恥を忍んで頼み込んでいるんだ」
「も、申し訳ありません、く。黒木警視。け、警視の股間の締り具合のチェックをさせていただきます」
「よ、よろしくお願いします。え、遠慮なく、黒木怜香の締り具合をチェックして下さい」
怜香にとって一番屈辱的だった。後々になって考えても、膣圧計を使っての検査は最高の屈辱だった。
後で股間に張形やバイブを突っ込まれたり、本物の男のものを受け入れさせられたりもしたが、膣圧計が一番屈辱的だった。
自分の股間がまるで品物のように品質チェックをされているようだからである。それも怜香のことを慕う愛の手でチェックされるのは、屈辱を倍加させる。
「どうだ、愛、元エリート警視様の股間の締り具合は」
「あ、あのう、黒木怜香さんの締り具合は、い、良いです。め、名器です」
「名器だってよ。よかったな、怜香」
「さすが、エリート警視さんは股間も抜群なんだなあ。恵梨香や由里子の使い古して緩み切った股間とは違うんだ」
「何言うのよ、失礼な」
「とにかく、明日から毎日締り具合のチェック。愛が責任者になってもらうからね」
「そ、そんな」
「いいの、男たちがみんなやりたがっているわ。尊敬する元警視様が、男たちから寄ってたかって股間を弄られるのをほっとおくつもり」
「そ、それは」 十九
「しかし元警視さんは男性経験があまりないようだから、使わないから締り具合が良いのかもね。むしろ男を受け入れるのに十分な締り具合ではないかもね」
「伸縮性が問題だね。その特訓をしようか、張形やバイブを使って、最初は細い奴から」
「その前に後の穴が先だね。プライドを捨てるには、浣腸が一番だからね」
「か、浣腸!」
SMプレーの基本のひとつだから、いずれはさせられるとは思ったが……。
「じゃあ、ナースプレー用の部屋に行こうか」
SMプレーではおなじみだが、ナースプレールームには、産婦人科で使う内診台が二台置かれていた。これからあの台に寝かされ、足を頭よりも高くあげ、大きく広げて、大勢の男女の前で大事なところばかりか尻の穴まで晒さなければならないのだ。
「なぜ、二台あるかわかるかい」
「い、いえ」
「怜香は初めてだから、手本を示してももらう人間が必要だろう」
「えっ。ま、まさか」
「そのまさかだ。愛に先輩として手本を見せてもらおう」
「そ、そんな。愛さんは、いえ、比嘉教官には、私に浣腸をしていただくのでは……」
「どうだ、愛。尊敬する元警視さんに浣腸を施すか、それとも一緒に浣腸されて、うんこするのを我慢するか」
「も、もちろん、一緒に浣腸を受けたいと思います……。うんこをできるだけ、が、我慢して、みなさんに見られている前で、た、垂れ流したいと思います」
「ま、愛さん」 >>20
ペースもちょうどいいね
毎日続きを楽しみにしてるよ 二十
黒木怜香と比嘉愛は、ナースプレー用のルームで、内診台に載せられ、あられもない格好で足を広げられ、女性として大事なところも尻の穴も丸出し手にしていた。
「どうだ。大勢の人間に見られる感想は」
「は、恥ずかしいです」
「そうじゃないだろう。M嬢として最高の喜びだろう」
「じゃあ、苦しい浣腸の前に楽しい思いをさせてやろう」
竹内優香が何事か指示すると、男の教官たちは蒸しタオルを用意してきて、怜香と愛の体を念入りに吹き始めた。
訓練開始の前にシャワーを浴びたばかりだが、緊張のせいか汗ばんでいたらしい。
ほどよい温度のタオルは気持ちがよかった。
「遠慮はいらないよ。大事なところもお尻穴のまわりも新しいタオルを使って拭いておやり」
「いいんですか」
「したくてしょうがなかったんだろう。役得だよ。
ひとりはあそこ、ひとりはお尻の穴、ひとりはおっぱいという具合に分担したら」
男の教官に大事なところをタオルで拭われ、顔が火照るような恥ずかしさだった。
ましてや尻の穴を丁寧に拭かれると恥ずかしさと幼児扱いされたような屈辱さだった。
しかしそれだけでは済まなかった。
「いつまでタオルを使っているんだ。口を使え、口を。
その方が元エリート警視さんも気持ちがいいだろう。
これから苦しい浣腸訓練を受けなければならないんだ」
怜香は耳を疑った。
次の瞬間、男たちの口が大事なところ、尻の穴、おっぱいと、体のあちこちを襲ってきた。
「男の場合、S男性でもフェチ願望はあるからね。
女性のSはM男にフェラチオしたりはしないが、
S男性はM女に局部奉仕したがる可能性は十分ある。
女体盛りなんかS男性だからね」
という優香の言葉を聞きながら、怜香は体中をナメクジがはい回るような男たちの舌の感触と戦っていた。
とりあえず、第一部「訓練編」第一章(完) 第一部 第二章
一
元エリート警視黒木怜香は、人里離れた秘密部隊の訓練所で、
あられもない姿を晒して、世にもおぞましい珍妙な訓練を受けていた。
これが果たして警察の訓練と言えるのだろうか。
黒木怜香は、SMクラブへの潜入捜査の訓練として、M嬢として調教を受けていた。
怜香はナースプレールームに連れ込まれ、内診台に寝かされると、
自慢の美脚をあられもなく大きく高く広げられ、股間も尻の穴も丸出しにしていた。
そして今、怜香は何人もの男性教官に寄ってたかって
股間といわず尻の穴といわず乳首といわず、舐めまわされていた。
浣腸で怜香のプライドを奪う前に、快楽による屈辱を与えようと言う趣向だろう。
しかし怜香にとっては、快楽よりも不快感だけだった。
体中を不潔なナメクジか何かが這いずり回っているようだった。 二
怜香よりも先に比嘉愛(ひがまな)が根を上げた。
愛は怜香の元部下で、大学の数年後輩でもある。
ある事件の捜査の責任を取らされ、怜香は平巡査以下の終身見習生に降格、
愛も警部補から平巡査に降格させられている。
だから、厳密に言うと、今は愛の方が階級では上なのである。
実際、愛は怜香が謹慎中にSMクラブM嬢としての初歩的な訓練を終えている。
プロのM嬢としての初歩的な技術は身に着けているのだ。
そういう意味では、怜香の先輩とも言える。 三
しかしM嬢として開発された愛の感覚は、怜香よりも敏感で、男たちの舌に簡単に反応してしまったのである。
「だらしないねえ。ベテランの愛の方が先に逝ってしまうようじゃあね」
「罰ゲームだね」
「わざと怜香に負けてやったんじゃないだろうね」
「まあ、いいわ。怜香の訓練が先だ。ほら、怜香、訓練開始の挨拶だよ」
「はいっ。終身見習生、黒木怜香、これより本日の懲罰勤務を始めます」
例によって恵梨香や由里子から指示され、いちいち大袈裟な挨拶をしながら、ひとつひとつの訓練に臨まなければならない。
改めて口に出すのは怜香の屈辱感をさらに増幅させた。
「ははは、元エリート警視さんが、たいそうな挨拶をしているよ。
大股を開いて、大事なところも丸出しでは、様にならないねえ」
と一同から大笑いされた。 四
「終身見習生、黒木怜香、SMクラブにM女として潜入したことを想定して、
浣腸の訓練を始めたいと思います。よろしくご指導ください」
「ご指導も何も、できるだけ糞を出したいのを我慢する。
後は我慢しきれなくなって、やむなく垂れ流す。たったそれだけだ」
「そんなこともわからないのか、東大法学部出の元エリート警視さんともあろうものが」
とまた一同の大失笑をかった。
「○○教官、一本目の浣腸をこの黒木怜香のお尻に注入、よろしくお願いいたします」
と浣腸一本ごとにわざわざ大袈裟に挨拶させられるのである。
「イケメンの○○教官の浣腸を是非受けたいです」
「二本目の浣腸もイケメンの○○教官から受けたいです」
などと言わされ、失笑を買うのである。
だいたいひとりの男子隊員から平均して三本ずつの浣腸を施され、
十人三十本の浣腸を注入された頃には、挨拶の声も小さく途切れがちとなり、
息も絶え絶えになっていた。
声が小さいと罵倒され、すみませんと謝りながら挨拶の声を張り上げようとするのだが、
大声を出そうと腹に力を入れると腹の中の浣腸液を洩らしてしまいそうなのだ。 >>37
続きです。
五
「腹には二リットルぐらいは入るはずだから、四十本は我慢できないと話にならないよ」
と何度も優香たちに罵倒され、怜香は必死に耐えていた。
しかしついに怜香が敗北を認めざるを得ない瞬間がやってきた。
初めてにしては意外に大量の浣腸に耐えた怜香だが、愛よりも先に洩らしてしまった。
実は、怜香の方が先に落花狼藉となるよう怜香の浣腸液は十本ごとに濃くされていたのだ。
四十五本目の浣腸液を注入された後、怜香は泣き叫ぶように懇願した。
「も、もう限界です。ト、トイレに行かせてください」
無論、トイレに行かせてもらえるはずもなく、簡単に排泄させてもらえるはずもなかった。
「奴隷のお前に使わせるトイレなどない」
「お前はここでうんこを洩らすしかない」
「大きな声で言ってみろ。『黒木怜香はうんこがしたいです』と」
「そうそう。大きな声でお願いするのだ。『みなさんの見ている前でうんこをさせてください』と」
「終身見習生、黒木怜香、みなさんに見られてうんこをしたいです。
まだまだ訓練が足りませんが、今日はこれで許してください。
私のお尻におまるをあてがってください」 六
怜香は、耳を塞ぎたかった。排泄の音というのは、あんなに大きくみっともないものだと思わなかった。
しかも大量の浣腸液が止めどもなく流れるのだ。おまけに大量の小便までもらしてしまったのだ。
「この馬鹿!」
「も、申し訳ありません。教官のみなさまに、お、おしっこの始末までさせてしまいまして」
「そうじゃないよ。おしっこを洩らしてはいけないとは言ってないんだ」
「えっ」
「おしっこを洩らす失態を晒して恥ずかしがるM嬢の表情、様子というのもまた、S男性の嗜虐願望をそそるのさ。
ただ、おしっこを洩らすなら断って、許可をもらう。
S男性は、許可する時に別の容器を用意して、M嬢のおしっこを集めたがる。
M男にとっての女王様の聖水と同じさ」
「はあ」
「愛がプレーしたS男性は、数人がM嬢の愛のおしっこで乾杯したそうだ。
S女性とS男性は違う。局部奉仕や飲尿は、男性の場合、Mだけとは限らない」 七
「さてと、怜香、浣腸で出し過ぎた水分を補給しないとね。
先に洩らしたお仕置きの意味も含めて、愛の聖水なら飲めるだろう」
愛が血相を変えて言った。
「そ、そんな、酷い。それなら局部奉仕で逝ってしまった私のお仕置きが先ではないですか」
「うるさいね。心配しなくとも後でちゃんとお仕置きをしてやるから」
「比嘉教官、す、水分補給に比嘉教官の聖水を頂戴したいです」
黒木怜香は、いつものように優香たちの指導によるセリフを言わされた。
「こぼさずにうまく飲めるようになったじゃないか」
「は、はいっ、大変おいしかったです」
心にもないことを言わされる屈辱を感じる暇はない。
「もっと欲しいだろう。私たちの聖水も飲ませてやろうか」
「は、はいっ、是非頂戴したいです」と答えることしか許されていない。
「ここじゃあ、ダメだね。便器に成り切ってもらわないとね」
「はいっ、黒木怜香、これより便器となる訓練を始めたいと思います。
ご指導、よろしくお願いいたします」
怜香は、シャワールームに連れ込まれ、女性教官たちだけによる聖水プレーを受けることになる。 八
半月ばかりが経った。今日も浣腸プレーの訓練の後、怜香は教官から注意を受けた。
「大分、長時間の大量浣腸に耐えられるようになったな」
「はい、教官。でも、何度やっても排泄する瞬間を見られるのは恥ずかしいです」
「それはそうだろう。その羞恥心が大切だ。
責める方もお前に羞恥心が無くなってしまったら面白味がない。
好きにしろ、というような捨て鉢な姿勢には絶対にならないことだ」
「はい、教官」
「それから、プレーでは、最後の最後の断末魔まで、できるだけ上品ぶって、
『トイレに行かせてください』と言い続けることだ。
責め手から『うんこをしたいです、と言え』と命令されても簡単に言ってはならない。
おまるや洗面器をあてがわれる時もそうだ。
最後の最後まで、『トイレで出させてください』とお願いしつづけるのだ」
「はい、教官」 九
もちろん怜香は内診台に括りつけられ、股を大きく開き足を高くあげた格好で、
尻の穴も大事なところも丸出しにする屈辱的な姿である。
そのみっともない格好で、教官の指示に、いちいち大声で返事する姿はまさに滑稽で、
周りを取り囲む男女の失笑を買った。
「と、特に私より若い男性の教官の方に便器をあてがっていただき、
見られながら排泄するのはものすごく恥ずかしいです。
後始末やお尻まで綺麗にしてもらう時はもっと恥ずかしいです」
感想を聞かれて怜香は答えた。
「しかし俺たち男の教官の方が扱い方は丁寧なはずだぞ。
男は怜香のような美女のうんこの後始末は喜んでするが、女たちだとそうはいくまい」 十
確かに言われるとおりだ。教官が女ばかりの方が扱い方は残酷である。
同性の排泄の後始末などやりたがるものはいない。
大量の浣腸を施された後、全裸、四つん這いで首輪に鎖をひかれて、屋外に出され、
訓練所の敷地か周囲の草むらで排泄するしかない。
排泄した後は、ホースで水をかけられるか、不自由な姿勢で谷川の水に尻を浸けるしかない。
今は夏だからまだいいが、冬場はどうなるのだろうと思うと、ぞっとする。
あるいは浣腸されたまま、マラソンをさせられたりする。
もちろん後ろ手に手枷を嵌められた不自由な格好で、全裸で走らなければならない。
国有林の中だから、人気はないとはいえ、迷い込んだ登山者に姿を見られないとも限らない。
四つん這い、マラソン、いずれにせよ浣腸を耐えるだけでも大変な怜香の尻に、遠慮なく鞭が打たれる。
そこで断りなく洩らそうものなら、厳しいお仕置きが待っている。 潜入捜査がばれて拷問、という期待をしてもいいのかな。 十一
「ほらっ、どうした。モタモタせずにさっさとカートを引くんだよ」
「これぐらいの訓練で根を上げてしまったのかい、根性ないね」
戸田由里子や吉高恵梨香に罵倒されながら一人乗りのカートを引かされる黒木怜香。
「いや、まだ元エリート警視のプライドを捨てきれていないんだよ。
いいかい、今のお前は、牝馬なんだよ。そのことを忘れるなよ。
時には雌犬、時には牝馬、時にはセックス奴隷、それがお前の仕事なんだよ」
そのとおりである。
竹内優香に言われるまでもなく、黒木怜香は奴隷どころか、牝馬の格好をさせられていた。
四つん這いにこそさせられてはいないが、体には馬具が取り付けられ優香が乗るカートにつながれていた。いわゆるポニープレーのスタイルにされているのである。
ご丁寧に頭から背中にかけてはたてがみが、お尻の穴には馬の尻尾が取り付けられていた。
口には本物の馬がつけるようなはみまで咥えさせられていた。 十二
このはみが意外に重荷になっている。
広い訓練所の敷地、そのさらに周囲を、カートを引いて歩くのはただでさえ大変である。
乗り手が由里子から恵梨香、そして他の女たちと一周ごとに替わり、すでにハーフマラソン位の距離を走らされている。
最後の乗り手の優香の時には、息も絶え絶えになっていた。
すでに尻は鞭で真っ赤になっていた。
乗馬鞭ではなく、SMプレーのバラ鞭が使われているので、さほど痛みはないが、
尻全体を広範囲に打たれることで刺激が大きく、音が大きく屈辱感は大きい。
さらに、尻に取り付けられた尻尾の先はバイブになっていて、常に尻の穴を刺激するのである。
もちろん股間を最小限に隠す革ビキニには、大きなバイブが取り付けられている。
カートを引くどころではないのだ。 十三
黒木怜香は汗だくになってカートを引かされていた。
「ポニープレーはまだまだだね。また明日、朝早くから特訓するからね。
後は男たちに任せておくから、指示に従って訓練を受けるように」
そう言い残して、優香たちは引き上げて行った。
残された怜香は、カートにつながれたまま、口のはみも外してもらえず、その下で苦しい息をし続けていた。
体からは蒸気があがるほど汗ばんでいるが、後ろ手にカートにつながれているため、汗を拭くことさえできない。
「美人は汗だくの姿も色っぽいなあ」
「美人だと汗の匂いまでいい匂いに思えるなあ」
「ぐずぐず言ってないで、口のはみを外してやれ。
息が苦しそうだ。ただし、手はそのままだ」 十四
「あ、ありがとうございます」
はみを外してもらって大きく深呼吸を続けながら、怜香は言った。
深呼吸するたびに怜香の大きな胸が揺れ、男たちの目の保養になった。
「で、できれば他も外していただけないでしょうか」
「手はダメだ」
「いえ、手ではなく……」
「ああ、尻の穴と前の穴か、ははは。おい、外してやれ」
ようやく怜香の尻の穴と大事なところのバイブが外された。
怜香がほっと息をつくとともに、辺り一面に怜香の牝としての匂いが漂った。
「ああ、元エリート警視さんの牝の匂いだ」
「クールで頭脳明晰な元警視さんには無縁の匂いだと思ったがなあ」
「健康的な汗の匂いと牝の匂い、いいねえ」
「クールで頭脳明晰な元エリート警視さんが、牝の匂いで誘ってらっしゃるのだ。
バイブの代わりに本物で相手をしてさしあげろ」
「いいんですか」
「ああ、これも訓練のうちだ」 ポニーガールとはいい趣味だ。
バカにするかのように制帽だけ着用させて引かせたい 十五
「お、お願いです。せ、せめて一度シャワーを浴びさせてください。
お相手はいくらでもします。いつもみなさんのお好きなだけ相手をしているでしょう」
「そして、いつもシャワーなしの汗まみれのまま、犯されているだろう」
「そ、そんな」
「そうだ。S男は怜香の汗の匂いが好きなのだ。プレーでは汗臭いまま、犯されると思った方が良い」
「その一方で、お前は牝馬扱いだ。簡単にシャワーなど使わせてはもらえない。そう覚悟することだ」
確かにそうだ。
いつもプレーで汗だくになった後、ろくに汗も拭かせてもらえず犯し抜かされるのである。
怜香は、奴隷、牝犬、牝馬扱いなのである。
「おい、怜香がつべこべ言えないようにしてしまえ」
カートに後ろ手につながれたままで馬具は外してもらえない怜香は、
せっかく外してもらったはみを再び咬ませられた。
胸と股間は、革ビキニをとられているのでポニープレーの時より酷い格好である。
そのスタイルでバックから男たちに犯されるのでする。
文字通り牝馬以下になったような気がする怜香であった。 >>56
>過去の性体験を告白され、
>大学時代に先輩学生と二三度セックスしただけで、
>体験人数はそのひとりだけだと答えると、
>「じゃあ、卒業してから十年間一度もセックスしていないのか」
10年ぶりの男根挿入の描写も無く、
>いつもプレーで汗だくになった後、ろくに汗も拭かせてもらえず犯し抜かされるのである。
に飛ぶのは展開が早すぎだと思う。
また、
>「おい、怜香がつべこべ言えないようにしてしまえ」
の台詞の後で口を塞ぐのはやはり男根でしょ。
はみを咬ませてあくまでも怜香を牝馬として扱いたいのなら、
バックから犯すのも男たちではなく牡馬でしょ。 状況説明は上手いけど、プレイ自体の詰めが甘い。
尻穴は尻尾の前に、愛にペニバンで犯させるとかしないと。 十六
「す、少し、や、休ませてください」
「さすがにタフな元警視さんも根を上げたようだな」
「す、すみません」
無理もない。
優香たちにポニープレーでハーフマラソン位の距離をカートにひとを乗せて走らされた後である。
もちろんその前には、早朝からランニング、スクワット、腕立て伏せ、ダッシュなどスポーツ選手並みのエクササイズをさせられている。
何よりも堪えるのは、朝起きるなり、男の教官たちに体を使われ、その後も訓練の合間に性の奴隷にされている。
怜香は刑務所か捕虜収容所の女囚という設定なのである。
何よりも堪えるのは、体を慰み物にされる屈辱感もさることながら、
体を使われると筋肉が弛緩したようになって、エクササイズに気合が入らず体のキレも鈍ってしまうのだ。そういうコンディションで長時間、長距離を牝馬扱いされたのである。
しかも牝馬の姿のまま犯され、やっと解放されて、男たちの手で丁寧にシャワーを浴びさせてもらったかと思うと、またその場で体を使われた。
再び、シャワーを浴びさせられ、再び使われようになったので、さすがに怜香は、待ってくれと懇願したのである。
「そうだな。昼飯を食べた後、ゆっくり怜香の体を賞味するか」
「しかし昼からはビーチバレーの訓練が残っているぜ」
「いや、今の疲労度を考えると、ちょっと無理だろう。実際のSMプレーでもこまでやるまい。優香さんに許可をもらって、明日に延期しよう。その代わり、怜香の女体盛りだ」 十七
「ほら、ほら、どうした、怜香。まだ三十分も経っていないよ」
「腰がふらついているよ。下半身の鍛え方が足りない!」
翌日の午後、訓練所の敷地に造られたビーチバレーのコートを、
炎天下の中、黒木怜香は必死でボールを追っかけていた。
竹内優香、戸田由里子、吉高恵梨香たちからは、次々とサーブが打ち込まれる。
三人ともカラフルで露出度の高いビーチバレー用の水着を身に着けていた。
これだけでも十分男の教官たちにとっては目の保養になる。
怜香ほどではないにしても、三人とも美人でなかなかのスタイルの持主だからだ。
一方の怜香は、三人よりもさらに露出度の高い白一色のビキニ姿である。
しかもビーチバレー用のものではないため、少し激しい動きをとると体からずれてしまう。
実際、特訓が始まってから乳首や股間が丸見えになっている時間の方が多い。
おまけに、昨日サボった罰として、革手錠、革足錠を着けてのプレーである。
手錠、足錠にはそれぞれ五六十センチ位の長さの鎖がついているので、
まったく自由がきかないというわけではないが、それでもスポーツをするには不便である。
大きく両足を広げたり、片手だけを伸ばしてレシーブしたりということができない。
それどころか体のバランスがとれず、無様に転んでしまったり突っ伏してしまったりするのだ。
それに鎖や手錠自体の重みも馬鹿にならない。じわじわと体力を奪うのである。 追いつきました。
サクサク進んで読みやすいのですが、
男に犯される時やポニープレーで鞭打たれながら走らされる所など、細かく(長く)やって欲しいです。
シチュエーションがいいのでもっとそれを楽しみたいです。
あと痛い・痛がる描写が欲しいです。 女性教官たちだけの聖水プレーの描写が次回あるのかな?と思うと無し。
怜香の女体盛りの描写が次回あるのかな?と思うと無し。 十八
すでにビーチバレーの特訓を始める前から、黒木怜香の体力はかなり奪われていた。
早朝からハーフマラソン並みのランニング量や、前日に続いてのポニーガールとしての特訓で疲労困憊していた。
そもそも前日から十分な睡眠がとれていない。
疲労からビーチバレーの特訓を一日延期してもらった罰として、
就寝時間の午後十時から朝まで鞍の部分に張形がついた木馬に跨らされていたのである。
怜香がビーチバレーの特訓をサボった罰は、代わりに比嘉愛が教育係としての責任を問われて、シゴキを受けることになった。
さらにビーチバレーの特訓でクタクタになった愛は、夕方からポニーガールの特訓を受けた。
「馬になるのは苦手のようだけど、馭者ならできるだろう」と竹内優香たちに言われ、
わざと怜香を馭者役にしてふたりを精神的にも痛めつけたのである。
「私にも罰を」と懇願する怜香に与えられたひとつが、木馬の刑だった。
無論、張形は電動で動く仕掛けになっているが、昼間から男たちに女体盛りをはじめとしてネチネチ体を責められた怜香には、動きは単純である。
だから見張りの教官が始終スイッチを操作して張形の振動を強弱させる。
そればかりか積極的に胸や尻、太股といったところを愛撫して、バイブの単純さを補っている。
さらに二時間おきに愛が連れてこられて、怜香の尻や背中を鞭打つように命令されたのである。
鞭の痛みよりも、自分を尊敬する愛から鞭打たれる屈辱で、精神的にも眠れなかった。
ただでさえ股間の動きで眠れないところに、
「許してください、怜香さん、これも訓練のひとつなので」
と半泣きになって言う愛の言葉が耳について、碌に眠れなかったのである。 十九
早朝、ようやく木馬から解放された黒木怜香は、
いつものように最初の日課である膣圧計による締り具合のチェックを受けた。
ただ、いつもなら男の教官が計るところだが、今朝の当番は愛だった。
男の教官数人に紅一点愛が混じっていた。
男に計られるより同性に計られる方が屈辱的である。優香たちよりも愛に計られる方が恥ずかしい。
怜香の心理を読んだ嫌がらせである。優香たちの差し金であろう。
「愛、大きな声で数値を読み上げろ」
やむなく、愛が数値を読み上げると、今度は前日比を答えさせられた。
「要するに、昨日よりどうなったんだ。大きな声で言え」
「き、昨日より、少し緩くなっています」
「ははは、さすがに名器の怜香も一晩中張形を咥えこんでいてはなあ」
「しかしこのひと月よく頑張ったぜ。毎日何十人もの相手をさせられていて、
日に日に締りが良くなっていったからなあ」
「処女同様だったからだろう。セックスの回数を少しこなした女の方が締りも良いというからな」
「まあいい、けさはフェラだけで許してやろう。その代わり、愛、お前が後ろから犯してやれ!」
「ええっ、そんな!」
愛に膣圧計を使って締り具合を図られただけでも恥ずかしかったのに、
怜香はさらにペニバンで犯されることになった。
朝一番から、同性に道具で犯されてよがるのは屈辱的だった。
それに正直なところ本物の方を欲しいのだ。
一晩中単純な動きの張形を咥えこんでいたので、ペニバンよりも本物の男のもので昇天したいのだが、
それを知ったうえでわざと愛から犯されるのである。 二十
一晩中、碌な睡眠もとれなかったコンディションでの訓練はきつかった。
そのうえ、中途半端に快感を与えられた状態では、何よりも集中力が欠けてしまう。
体力も集中力も失われた状態でのハーフマラソンやエクササイズは、さすがの怜香でもいつもより堪えた。
精神的にも堪えたのはポニープレーだった。
昨日の夕方とは主客転倒して、愛が馭者役、怜香がポニー役になった。
それだけなら罰として当然のことなのだが、怜香が身につけさせられた馬具も革ビキニも、
たった今まで愛がプレーで使用していたものなのだ。
ビキニや馬具には愛の汗と体温で湯気が立っているものもあった。
はみは愛の唾液でてかてかになっていたし、革ビキニに取り付けられたバイブも愛の愛液で滑っていた。
もちろん尻尾もついさっきまで愛の尻の穴に入っていたものである。
「どうだ。大好きな愛の臭いがたっぷりついたものをつけさせられた気分は」
答えようにもはみをかまされていては返事の仕様がない。口と鼻一杯に愛の唾液の味と臭いが広がる。いくら美人でも臭いものは臭い。
「バイブを通じて姉妹に成れたじゃないか」
といわれても、他人の体に入っていたものを洗いもせずに前後の穴に突っ込まれた不快感はどうしようもない。精神的にコンディションはガタガタになった。
「これからは奴隷としての調教の第二段階だし、怜香は一度愛が肌に通したものを洗わずに身に着けてもらうのも良いかも知れないね」と優香たちが言った。
「それよりも一度私たちが肌につけたものを愛が穿いて、その次が怜香だね」
などと好き勝手なことを言われた。 二十一
「怜香の場合、女王様タイプの女が最低の身分に転落するというパターンのストーリーで責められることが多いだろうからな」
「ポニープレーは、文字通り戦争に負けた国の女王様や王女様が、降伏条件として奴隷の身分に転落、それも最低の家畜奴隷の身分というのに相応しいからな」
「それにしても臭いな。いくら美人でも、昨日と今朝、愛の匂いを吸い込んで、たった今、怜香の匂いを吸い込んだばかり。どっちの匂いが臭いのだろうな」
「まあいい、午後の特訓はいよいよビーチバレーだ。まずはふたりともその臭いにおいを落としてこい。ビーチバレーには新品の水着を着せてやるからな」
といってもシャワーを浴びる前に、怜香と愛はお互いの体を味がしなくなるまで舐めまわさすよう命じられた。
美女二人が裸で絡み合う姿は見ものだった。
「とうとう本当の臭い中になったねえ」
ともあれ、ビーチバレーの特訓では真新しいビキニを着用できたのだが、前述のようにビーチバレー用ではない普通のビキニなのだ。
少し動くとずれてしまう。おまけに革手錠、足錠をつけられての不自由な姿である。
レシーブどころか、バランスを失って無様に転んだり、顔や体にボールが当たってしまったりする。
倒れ込んでいるとその体を目掛けて次々とボールが飛んでくる。痛みよりも屈辱感の方が大きい。ビキニがずれて丸出しになった股間に容赦なくボールが当たる。
「スポーツ万能な怜香が無様な姿だねえ」
と嘲られてもどうすることもできない。
「せ、せめて水着だけでもビーチバレー用のものに」
と懇願する愛に、
「じゃあ、お前が着ているのを脱いで、怜香に貸してやれ!」
結局、革手錠、足錠も外してもらえたが、怜香は愛の汗にまみれた水着で特訓を続けることになった。
怜香よりも前に愛はさんざん特訓を受けて汗まみれになっていたのだ。もちろん怜香の特訓の後で、愛が怜香の水着で革手錠、足錠という姿で特訓を受けさせられたことは言うまでもない。 >>63
訓練でたっぷり汗をかいたポニーたちに
スポーツドリンク聖水割を飲ませては。 逆に、竹内たち女性教官たちの経費使い込みや、麻薬横流しなどの悪事がばれて、黒木や愛に立場逆転し仕置きされまくるのもいいかも。
高飛車な悪女どもが、報いとして辱しめを受けるのがいい。
ちょっと黒木と愛が気の毒。 それをやってしまったらエリートを落とす楽しみが皆無じゃないか。
というか、スレ違い しかし怜香や愛の汗のしみこんだ革ビキニや馬具の匂い。
いいなあ。
男の教官になってみたい。 第二部 第一章
一
元エリート警視黒木怜香は、刑務所の長い廊下を歩かされていた。
怜香は全裸だった。
しかも犬のように四つん這いで歩かされ、首には大型犬が着けるような太く赤い首を装着されていた。
首輪以外は何も身に着けていない全裸で、鎖に引かれながら延々と歩かされているのである。
鎖を引くのは模範囚のひとりで、後から鞭を振るいながら怜香を追い立てるのも、
もうひとり模範囚である。看守はやや距離を置いて立ち会うだけである。
「ほら、ほら、グズグズせずに歩けよ」
と、模範囚から罵倒される怜香。
「返事ぐらいしろよ」
と、もうひとり模範囚がすかさず友香の尻に鞭をいれる。
「も、申し訳ありません」
とややくぐもった声で答える怜香。
「はっきり、大きな声で返事しろ!」
とまた鞭を打たれる怜香。
しかし黒木怜香はさきほどから迫り来る便意と必死で戦っているのだ。
怜香の腹にはたっぷりと浣腸液が注入されている。
そういえば気のせいか、スレンダーな怜香の下腹部が少々膨らんでいるようにも見える。
大きな声で返事をしたり、鞭の痛みに呻いたりする瞬間に尻の穴が緩み、
あわや大便が漏れそうな恐怖と格闘しているのである。
これは潜入捜査ではない。怜香が刑務所に潜入捜査しているわけではない。SMプレーなである。
怜香が潜入捜査中のSMクラブでのストーリープレーなのである。 そもそも懲罰メインであって潜入メインじゃないだろう。多分 二
怜香は潜入したSMクラブでオーナーやマネージャーの眼鏡にかない、
首尾よく特別会員向けのM女としてデビューすることに成功した。
怜香の容姿や雰囲気から、M女としてのプレー内容は、どうしても「屈辱のヒロイン」を演じるパターンが多くなる。
秘密の特殊捜査部隊(SS)の訓練所でも教官たちから事前に注意を受けた。
「特別会員には、単純に鞭を打ったりロウソクを垂らしたりという趣向の人間よりも、
高学歴でキャリアのお前のような美人のプライドをズタズタにしたいという人間が多い。
キャリアや身分の高い人間を最低の地位に転落させて楽しもうというわけだ。
プライドをズタズタにされるような扱いを受けても、
プライドを捨てきれず必死に屈辱に耐えるという姿を見たいという嗜好の人間が多い。
パターンとして、
@気丈な女戦士が戦争に敗れ、降伏条件として奴隷の身分に落とされる。ポニープレーなんか最適だな。
A文字通り女王様や王女様が、奴隷の身分に落とされ、身分が逆転して、平民たちから馬鹿にされる。
Bキャリアのエリート管理職が、理不尽な理由で最低社員に降格させられて、高卒の新入社員にも顎でこき使われる。
C生徒の成績不振や非行の責任を取らされて、自ら生徒の身分に落ち、再教育を受ける女教師。
Dもっとも現実の怜香の姿に近いのが、エリート刑事が潜入捜査に失敗して悪人どもの手に落ちて嬲り者になる。
といったところかな」
SMクラブのマネージャーからも同じようなことを言われたが、
まさかプレーでもさっそく刑事役をさせられるとは思ってもみなかった。 三
黒谷レイ(これが黒木怜香のSMクラブでの源氏名である)は、刑務所に女囚として潜入した元エリート警視役を演じている。
罪状は買春容疑である。もちろんコールガール組織の黒幕を暴くために、フリーのコールガールを装って捜査していたのだが、それは組織の知るところになったらしい。
タレ込みをされ、あべこべに刑務所に入れられる破目になったというストーリーである。
黒谷レイの屈辱の始まりは、秘密捜査である以上、悪の組織にばれかけているとはいえ、
はっきりそれを認めるわけにはいかないことである。
他の潜入捜査員の安全確保もあるからである。
所轄の取り調べでも本当のことを言えず、
あくまでもプライベートな趣味で売春行為に至ったと嘘の供述をする他はなかった。
ふだんエリート警視として振る舞っている反動から、気分的なストレス解消のため、売春行為に至ったと供述したのである。
それは上司の指示でもあった。
あくまでも個人の嗜好でコールガールになりすましてセックスを楽しんでいたということにして、
たれ込みをしたコールガール組織に見込み違いだと思わせるためである。
「それにしばらくはコールガールとして潜入捜査するのは無理だ。
黒谷君は組織に名前も顔も覚えられてしまったからな。
このまま、刑に服して刑務所に潜入してもらいたい。
どうやらそちらにも組織の大物がいるらしい。
その正体をつかんで欲しい」
「かしこまりました」 四
ただ、しょせんSMプレーだから現実離れしていることもたくさんある。
例えば、取り調べの時も、拘置所でも、裁判で出廷中もレイは娼婦姿なのである。
理由は、この姿が一番落ち着くという建前からである。
レイとレイの弁護士の言い分は、エリート警視の仮面をかなぐり捨てたかった心情を理解してほしいというものだった。
コールガールとして客を取りながら、最低の女に落ちてしまいたいという屈折した心理を訴えたかったのだ。
しかしレイの格好は、逆に裁判官や陪審員の印象を悪くしてしまうのである。
黒谷レイは、まず拘置所に移され、ここで「警察官の恥さらし」と
拘置所の女性係官たちから苛め抜かれるのである。
「これでも親切で苛めてあげているんだよ。
刑務所に入ったら、現役の警察官、それも東大出のエリート警視とあれば、
看守たちも囚人たちも手ぐすね引いて待っているだろうからね」
「警察官は、刑務所では文字通り、犬扱い。
東大出のエリート警視さんだと、もしかすると犬以下の扱いかもね」
「もう警視さんじゃないんだよ」
「ああ、そうか。平巡査以下の再教育訓練生だったね」
そう。レイは、まだ裁判中であるが、警察内での処分として、
現実と同様にSMプレーでも平巡査以下の身分に降格されてしまうのである。
懲戒免職にならないところがミソである。
警察組織内で飼い殺し、懲罰勤務にかけられるところが屈辱的なのである。 五
ともあれ、黒木怜香扮するSMのヒロイン「黒谷レイ」は、早朝の刑務所の長い廊下を全裸、四つん這い、首には犬の首輪という屈辱的な格好で引き回されている。
通常SMプレーは、マンションの一室やスタジオのような狭い空間で行われる。プレーヤーは想像力豊かにして、その場が刑務所であることをイメージするしかない。
しかし今日は野外プレーで特別会員の所有する廃墟のような建物を使ってプレーしているので、本当の刑務所の気分を味わえる。どうも昔は精神病院だったらしい。
しかも24時間プレーなので、昨日の昼から開始して、本当の刑務所のように、早朝叩き起こされた。
まず排便というわけで、たっぷり浣腸され、その苦痛に耐えながら、刑務所の長い廊下を引き回されているのである。最後に庭に出て排便という予定が、廊下の途中で漏らしてもらうというパターンである。
看守や囚人たちに罵倒され、笑いものになって、おまるの代わりにバケツをあてがわれて、挙句の果てには小便までもらすというおちになる。
不思議なことがある。怜香の場合、複数プレーをする時には、常に怜香ひとりがM女役である。クラブの他の女性が加わる時も、女性会員や会員の女性パートナーが加わる時も、必ずS女である。M男が加わることもあまりない。
「レイさんは、高学歴、キャリアのイメージが強いからな。男性から見ても、女性から見ても、高い地位から引きずり降ろしたくなるタイプだからな。その代わり自分ひとりだけだから、何人もの会員さんからのプレー料金をひとり占めできるじゃないか」
実際、今日のプレーだと、男性会員三名とその若い愛人らしい女性三名の六人のすべてがS役である。男たちは看守、女たちは看守と模範囚の役で、怜香は全員から苛め抜かれることになる。
料金は六倍支払われるが、入れ替わり立ち代わり責め続けられることになる。
六
ピシッ、ピシッ、必死で便意を耐える黒木怜香の尻に無情にも鞭が打たれる。
怜香の腹にはたっぷりグリセリン溶液が注入されている。
鞭の痛みに思わず痛いと声を上げそうになり、
つい尻の穴を締める力が緩んでしまいそうになる。
今日の怜香は、潜入先のSMクラブのM嬢『黒谷レイ』として、
クラブの特別会員たちとプレー中である。
会員の一人が所有する建物を刑務所に見立てて、
役柄の黒谷レイは、部下の過剰防衛による殺人の罪を問われ、
服役中の元キャリアの警察官という設定で、
役を演じる怜香と境遇が似ている。
怜香も一つ間違えば今頃塀の中にいたかも知れないのだ。
元警察官が刑務所に入れば、どういう扱いを受けるか。
ましてや美人でキャリアの元警視である黒谷レイが、
他の囚人たちからどういう虐めに遭うか。
そこがプレーの主眼である。
七
ピシッ、ピシッ。
容赦ない鞭に追い立てられて、黒谷レイは刑務所の廊下を歩かされていた。
迫り来る便意につい立ち止まってしまうと、鞭はいっそう激しくなる。
「ほらっ、ほらっ、ぐずぐずするんじゃないよ」
「それにしても良い格好ね。元キャリアのエリート警視が、まるでメス犬ね」
若い女性看守役の吉高恵梨香と戸田由里子が嘲笑う。
ふたりもまたS嬢としてこのSMクラブに潜入しているのだ。
ふたりの言う通り、いやふたりの若い女性看守の言う通り。
黒木怜香は、いや黒谷レイは、
全裸、四つん這い、身に着けているのは、犬用の首輪だけという姿なのである。
早朝、五時に叩き起こされ、顔だけを洗うと、
用を足すことも許されず、浣腸をほどこされ、
刑務所内を全裸で晒し者にされているのである。
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