かつてここに出入りしていたという専門学校生にも話を聞くことができた。
「あそこは上下関係が厳しく、年上の気分次第でよく全裸にされた。みんな
が集まる部屋の隅に『処刑椅子』というのがあって、そこに全裸でパックリ
と足を開いた状態で縛られて放置されてしまうことがよくあった。最悪だっ
たのは、サンドイッチの刑といって、アソコと肛門の両方にローターを入れ
られた状態で放置された子が、途中でお漏らししてしまって…。そしたら部
屋を汚したということで全裸のままAに無茶苦茶ムチで打たれた挙句に床を
舐めさせられて…。体中がミミズ腫れの状態で自分のおしっこを舐めさせら
れているその子を見て、みんなドン引きして。とにかく最悪でした」
こうした特殊な上下関係が築かれていたのだが、その頂点に君臨していたの
がAだった。Aは、童貞だという男子がいると、初体験させてやると言って、
仲間の女子の中から1人を指名し、全員が見ている前で性交をさせていたという。
専門学校生が続ける。「あそこに行けば童貞が捨てられると聞いて、セック
スがしたくてあの部屋に出入りするようになった男子もけっこういました。
でも、みんなの見てる前で緊張するのか、勃たない子もかなりいて、一定
の時間内に勃たないと、Aの命令で肛門にローターを入れられて『処刑椅子』
に縛られました。その状態で勃起する子もいて、みんなの笑い者になって
いましたね」。「処刑椅子」については、別の証言もある。Aと元同僚だっ
たという男性が言う。「Aはかつて映像関連会社で小道具のスタッフをして
いました。その会社はSM系が専門でした。Aは、そこで使う道具を自分の部屋
に出入りする連中にも使っていたようですよ」。この男性によると、かつて
首枷と手枷と足枷がついた椅子をある作品で使用したことがあったと言い、
たぶんそれが「処刑椅子」なのではないかと言う。「Aは、ポニー(三角木
馬)を作るために、20人以上の女に跨がせて使い勝手を実験したと豪語して
いたこともありましたよ」。