肛門を8回検査された米男性、公民権侵害で警察を提訴
ロイター
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE9A605Y20131107

[サンタフェ(米ニューメキシコ州) 6日 ロイター] -米ニューメキシコ州で
運転中に停止を求められた男性が、繰り返し肛門の検査を受けて公民権を
侵害されたとして、警察などを相手取り同州連邦地裁に提訴した。男性の
弁護士が6日、明らかにした。

訴状によると今年1月、デイビッド・エッカートさん(54)が同州デミングにある
スーパーの駐車場から出ようとしたところ、一時停止を怠ったとして警察官に停
止を求められた。その際、警察犬が運転席のシートに反応したことや、エッカート
さんの振る舞いから肛門に薬物を隠しているとの疑いを持ち、捜索令状を取った。

その後、エッカートさんは医療機関に連れていかれ、そこで浣腸を3回、X線撮影
を2回受けたほか、大腸内視鏡検査など合計8回にわたり肛門を調べられたという。

結局、薬物は検出されなかった上、エッカートさんは医療機関での検査費用を請求
されたという。

デミング警察の本部長は地元テレビに対し、警察はあらゆる面で法令を順守している
とコメントした。