レジの女性店員は淡々と会計を済ますが、やはり瑠璃子の容貌は興味を引くのか、ジロジロと見られるのがありありとわかった。
(早く帰りたい…)
瑠璃子は胸が高鳴り気が遠くなる気持ちを何とか抑え、お釣りをもらうとまるでロードワークのように寮までの道を駆け抜けた。
これには三軍も驚き、彼女もロードワークに参加する羽目になってしまった。

寮に着くと瑠璃子は一目散に自室へ戻った。
汗びっしょりの体操着。額に張り付いた前髪を指で払う。
(これも訓練…頑張らなきゃ…でも…どうしてなんだろ…)
ブルマの中のショーツは、また愛液にまみれていた。最近とみに練習後などに濡れが激しいのである。
(認めたくない…何かの間違いだよね…
まだまだ精神鍛錬がたりないんだわ)

瑠璃子は気丈に努力を続けるのであった。