屈辱の美女アスリート 屈辱の三軍
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屈辱の美女アスリート 鈴野奈穂子(すずのなおこ) 屈辱の三軍
一
鈴野奈穂子(すずのなおこ)は、名門○○大学の女子陸上競技部の三年生である。
中等部、高等部時代から陸上競技部のエースとして活躍し、大学へ進学すると、一年生からレギュラーとして活躍していた。
二年生の時は補欠部員の教育係として面倒見もよく、才色兼備の奈穂は下級生からも慕われ憧れの的だった。
選手としての実力の点でも、人望の点でも、次期キャプテンは間違いないと言われていた。
実際、二年生の秋に四年生が引退すると、奈穂子は教育係から副キャプテンのひとりに選ばれた。
副キャプテンはふたりいて、ひとりは四年生、もうひとりは三年生から選ばれるのが慣習である。
陸上部の慣習として、三年生で副キャプテンになった者は、怪我などでリタイアせざるを得なくなった者を除いて
ほとんどが翌年キャプテンに選ばれていた。
しかし好事魔多し、ゴールデンウィーク明け頃から、何故か奈穂子の記録が伸びなくなった。
それどころか成績は低下する一方で、その後の大会は惨敗続きの結果となった。
個人のレースだけならまだしも、100mX4のリレーなどの団体競技でも、奈穂子が足を引っ張り、チームは惨敗してしまったのだ。
夏休み前のある日、奈穂子は、四年生の幹部たちに呼び出された。
「奈穂子、用件はわかっているよね」
「はい」
「あさってのミーティングで、『レギュラー組、鈴野奈穂子、特別補欠組(通称、三軍)へ降格』を発表するからね。覚悟を決めて、心身ともに準備を整えるように」
とうとうくるべき時が来たのだ。 >>468 続き
>地獄のシゴキメニューを……。
これといっては思いつかないですが、
夏休みになると、練習時間が長いので、半日でへとへとになります。
他のひとは朝八時から十二時ですが、
私は七時からです。
午後は、他のひとは一時から五時まで、もっと早くあがることもありますが、
私は、六時まです。
ペナルティーで、三十分から一時間延長されることもあります。
特にみんなが練習を終えて私の回りに集まってくる五時から六時、
日によっては、三時四時以降が、もっともつらいです。
ヨレヨレになっていると、遠慮のない罵倒が浴びせられます。
他のひとは三軍でも、三日に一回くらいは三時位にあがったり、
日曜日は休みだったりするのですが、
私にはそのルールはなく、日曜日だけが半日でした。
当然のこととして、疲労が蓄積され、
一週間から十日位経った月曜日、火曜日は、朝から体が重く、ヨロヨロでした。
練習後のミーティングでは、ぼろくそに罵倒され、
ペナルティとして、24時間ブルマ着用を命じられました。
>>454様
>転落してゆく友香さんの心理もさることながら、
>下級生たちの友香さんへの気持ちの変化も興味ありますね。
>先輩をしごくことに、元キャプテンをしごくことに抵抗はなかったのでしうか。
部員の構成は、強豪高二校からの出身者が多く、
私はそのいずれの出身でもなかったので、
あまり抵抗がなかったようです。
二校とも上級生・下級生の上下関係が厳しく、
それ以上に、一軍・二軍の上下関係も厳しいという校風がありました。
そもそも一軍から四軍までの制度、、
特に四軍部員を高校生以下の扱いとする制度も、
二つの高校出身の部員の中から自然発生的にできたそうです。
もちろん彼女たちは同じ高校出身者同士の間でも、
一軍〜四軍の上下関係は厳しく、
私の前に四年生で四軍だったひとも、そのうちの一校の出身者だったそうです。
>>471 続き
私が六月に四軍となった後、下旬におこなわれた大会ではそこそこの成績だったので、
私が主将でない方が、私が出場しない方が、成績が良いという事実が一応証明された形となったので、
戦犯の私が四軍に降格することも、四軍部員としてしごくことも、
抵抗がなかったようです。
それと大会の応援で、他の大学のひと前でブルマ姿(目立つ赤に白線のブルマエ)を晒し、
醜態を晒した私を完全に見下したくなったのでしょうね。
三軍以下はブラ禁止でタンクトップ着用義務付けとかはどうだろう。 >>471 続き
最初の二ヵ月ほどの期間では、
この大会の応援で、ブルマ姿を大勢のひとに見られたことが、
私にとって最初の大きな屈辱ですね。
それまでもロードワークで学内・学外の不特定多数の前で恥を晒しましたが、
大会の応援だと、顔見知りのひとも多いですからね。
何度も対戦しているライバル校のひとなど、私の姿を見てずいぶん驚いていました。
大学名、学年、氏名入りのゼッケンをつけているのも致命的でした。
誰が見ても補欠に降格したことはわかりますよね。
それもただの補欠ではない、おそらく補欠の中でも最下位の扱いということは。
それに主将だったこともみんな知っていますから、
私の大転落はまるわかりです。
>>471 続き
>>469 で、説明したように、夏休みの長時間練習で疲労困憊し、
日に日にもたつきが激しくなり、自分でも歯がゆい状態でした。
下級生たちも私のもたつきを馬鹿にしたくなったでしょうね。
だんだん遠慮なく罵倒するようになりました。
自分でも、どんどん落ちこぼれのような部員に転落してゆく自分が情けなくなりました。
教育係の下級生の足元に這いつくばるようにして基礎錬に励む自分の姿を思うと、
これ以上にない屈辱でした。
>>473 様
24時間ブルマ着用の時で、フリータイムの時はブラ禁止です。
みなさま、お早うございます。
四軍、○○友香、本日も一生懸命頑張りますので、
プライドがズタズタになるような屈辱的なシゴキをお願いいたします。
とはいったものの。。。
>>445様
>友香、今夜は除夜の鐘を聞きながらロードワークだよ。
>新年の参拝客にもお前のブルマ姿を見てもらえ。
申し訳ありません。
これは実行できませんでした。
ペナルティを頂戴したいと思います。
>>448様
>友香、ロードワークが終わったら、基礎錬に励め。
>正月三日間、24時間ブルマ体操服で過ごせ。
>ブルマも体操服も洗わず三日間着ろ。アンダーもだ。
お部屋で昨日から基礎錬に励んでいます。
24時間は厳しいですが、できるだけ下はブルマでいようと思います。
ロードワークはジャージの下に体操服とブルマを着ています。
ジャージを脱ぐのはまだ勇気がないのでお許しください。
3日間と言わず、しばらくブルマも体操服もアンダーショーツも洗いません。
現役時代の24時間ブルマはきつかったです。
近所に住んでいる部員も多くいたので、
時々チェックが入るので、誤魔化しがききませんし、
止まり込みに来る日もありますし。
現に、初日の晩も二軍の子がふたり泊まり込みに来て、
一晩中、言葉責めに遭いました。
>>479
24時間ということは文字どおり24時間ですか
寝る時もパジャマの代わりにブルマですか
練習以外の外出、買い物とかもですか
お店のひとの反応を聞きたいです
>>479
どんな言葉責めに遭われたのでしょうか
是非聞きたいものですね。 >>465
四軍降格後、引退するまでずっとそのままだったということですが、それは最初の降格時から決められていたのでしょうか。
もし最初から引退するまでという処分だったとすれば、それを受けいれるにはずいぶん勇気ある決断をなさったものですね。
友香さんの精神力に感服いたします。
友香さんの話、よく耐えたなあと感心する反面、
自分も後輩部員になって友香さんをしごいてみたい衝動も。
逆に自分も友香さんのようになってしごかれたい気もする。
ブルマ姿で走るところを見られる気分はどんなものかなあと。
ブルマに足を通す時の感触、通した後の太腿から下の足が丸出しになる感覚、
女性ではないからわからないけど、どんな気分なんでしょうね。
男の私は、昔のビキニ型の競パンを穿く感覚かなあと思ったりしてます。
友香さんは、ジャージの下とはいえ、今でもブルマ穿いておられるようですが、
やはり懐かしさからでしょうか、それともしごられ願望、屈辱的な目に遭いたいという願望からでしょうか。
お早うございます。
お久しぶりです、友香です。
ご返事できずにすみませんでした。
>>480 様
>24時間ということは文字どおり24時間ですか
>寝る時もパジャマの代わりにブルマですか
そのとおり24時間ブルマ着用です。
練習中は紺のブルマ、アフターファイブは赤(エンジ)のブルマです。
ふだんも夏休みとか祝祭日、日曜日等の休日は、家を出る時からブルマ着用
一軍〜三軍の試合の応援の時も練習時間と看做され、家を出て試合会場への行き帰りもブルマ着用です。
試合の時は、目立つようにわざと赤のブルマ着用を命じられます。
合宿中は、自宅を出発する時から、宿泊地への交通機関での往復も含めて、
24時間ブルマ着用で、アフターファイブの買い出しとかでコンビニやお店に行って、
ブルマ姿を晒すのはとても屈辱的でした。
同年代の女性店員さんの軽蔑したような視線が突き刺さるようにきつかったです。
>>486 続き
合宿の24時間ブルマは、知らない場所で知らないひとに見られるだけなので、まだましですが、
自宅での24時間ブルマはきつかったです。お店のひととかとも顔見知りになっているし。
寝る時ももちろんブルマです。
ただし自宅の時はブルマを汚したくないので、教育係が止まり込みに来ない時はパジャマを着ていました。
>>481 様
>どんな言葉責めに遭われたのでしょうか
具体的にこれといっては思いつかないのですが、
自宅でも24時間ブルマの罰を科された時は、四軍に落ちて一か月半位経っていたので、
下級生たちも私を四軍扱い、下級生扱いすることに慣れていました。
「友香」と呼び捨てしたり、命令口調で指示したりするのも、すっかり板についていました。
一か月半の間に、私抜きで部が好調を少し取り戻したことや、
オーバーワークで練習に落ちこぼれ気味の私の姿を見て、
軽蔑しきっていたのだと思います。
>>488 続き
「四軍、四年生、○○友香、これより24時間ブルマのペナルティを開始します。
○○先輩、△△先輩、明日の朝までご指導よろしくお願いいたします」
練習の後のミーティングでペナルティを言い渡された私は、
みんなが見ている前で、練習用の紺ブルマからペナルティ用の赤ブルマに着替えさせられました。
24時間ブルマだと大学の行き帰りも赤のブルマA着替えなくてはなりません。
当然、紺よりも目立ってしまうわけですが、こういう細々したところまで辱めを与えるは医療は、女同士ならではです。
最初の晩は、二軍の三年生と二年生でした。
わざとゆっくり人通りの多い所を駅まで歩かされ、電車の中でも女子高生や同年代の女性が多い車両に乗せられ、
駅から自宅へもスーパーや商店街を寄り道して買い物をして、ようやく帰宅しました。
食事をして、部活の後シャワーは浴びてはいますが、もう一度みんなで入浴しました。
私は下級生扱いなので、「○○先輩、お背中流させてください」などと言って、
ふたりの体を洗ったり、ご奉仕したりします。
お返しに私の体も洗ってもらったり、おもちゃにされたりします。
二軍部員のふたりにとっては、元主将の私の体をおもちゃにできるのは楽しいらしく、
「ほら、わたしの足の裏をお舐め!」
などと命令されます。
言う通りにすると、
「まさか、本当にするとは思わなかったわ」
と大笑いされました。
>>489 続き
お風呂からあがってから、ふたりの教育係はソファにくつろぐように座り、
Tシャツに短パンというフリーな格好なのに対して、
私は全裸のままで彼女たちの足元に正座、自宅だというのに。。。
「でも、まさか本当に足まで舐めるとは思わなかったわ」
「すっかり四軍根性が身についたようね」
「一応、褒めておくわ」
「ありがとうございます」
「でも、惨めだとは思わないの?
ついこの間までお前は主将だったんだよ。
それが今は、散々しごきまった二軍部員のわたしたちにあべこべにしごかれて、
先輩と呼ばされて、足まで舐めさせられてるんだよ」
「正直に自分の気持ちを言いなよ。
それとももう元主将のプライドはすっかり失くしちゃったのかな」
「元主将どころか、元一軍、いや上級生のプライドもなくしゃったんじゃない」
「いや、大学生としてのプライドも、人間としてのプライドもなくしたんじゃない」
「あ、あの、正直に言うと、この二か月ほどで、私のプライドというプライドはズタズタになりました。
でも、完全には捨てきれないものですね。どこかに主将として、一軍部員として、上級生としてのプライドが残っている気がします。
これからもっともっとプライドを捨てて頑張りますのでよろしくお願いいたします」
「主将時代、一軍時代は、おふたりのことを厳しくしごいたりして申し訳ありませんでした。
深く反省しております。
お詫びに今後とも私を厳しくご指導ください。
プライドというプライドなくなるまで、精神面、肉体面、両方で思いっきりしごいて下さい」
>>490 続き
「完全にプライドを捨てられても困るけど。
歯を食いしばって必死に屈辱に耐えるという姿の方が好感持てるし、見てて面白い」
「そうね。イジメがいがあるし、シゴキがいがあるわ。
元主将や元一軍のプライドは捨てて四軍で頑張ってもらわないと困るし、
上級生のプライドも捨てて素直に指示に従ってもらわないと困るけど、
人間としてのプライドや大学生としてのプライドまで無くなってしまったら終わりだとは思わない?」
確かに言われる通りだと思いました。
>>492
ありがとうございます。
でも、昔のこととはいえ、告白するのはやはり恥ずかしいです。
>>482
四軍降格については、特に期限を定められたわけではありません。
軍の入れ替えは、月に何度も行われます。
ただ、降格すると、最低でもひと月、レギュラークラスが二軍落ちとなると、二三か月が普通です。
私の場合、実力以外の謹慎という意味が大きいので、最低でも三ヵ月、普通は半年というところでしょうね。
半年だと完全に引退するまでということになるし、
三か月でも夏休みが終わってしまうので、基礎錬ばかりで秋の大会に出るというのは難しいですね。
ただ、最低でも四軍脱出はできるでしょうが。
>>482 様
勇気ある決断などといわれては、穴があったら恥ずかしいです。
でも、誰かが責任をとらないといけないし、
それは最小限度に留めないと、と思いましたし、
そもそもスタッフの責任、人間的なものとは思えないので、
責任をとるなら私ひとりだけで十分かと。
副主将や部長も辞任しましたが、選手としては一軍に留まり活躍しました。
選手としても処分を受けたのは私ひとりです。
そういう状況から考えて、四軍降格の期間も事実上無期限と解釈すべきだろうな、
と最初から覚悟は決めていまいした。
>>483 様
>友香さんの話、よく耐えたなあと感心する反面、
>自分も後輩部員になって友香さんをしごいてみたい衝動も。
でしょうね。
私の逆の立場になれば、そう思っていたかも。。。
じゃあ、友香へシゴキのメニューを是非下さい。
罵倒、言葉責めも忘れずに。
>逆に自分も友香さんのようになってしごかれたい気もする。
483 様は、どんなシゴキがお好みですか?
是非、お聞かせ下さい。
>ブルマ姿で走るところを見られる気分はどんなものかなあと。
女性の方であれば、一度、お試しになってはどうでしょうか。
ジャージの下に穿くだけでも被虐感がしますよ。
真夏でもブルマを足に通した時に、太腿にあたる空気が違うので、凄い露出感です。
それと、陸上競技のものと違い、デザインがダサいのと、現実に使われていないものなので、
補欠部員が見せしめで穿かされているという感覚が強いです。
>>484 様
>ブルマに足を通す時の感触、通した後の太腿から下の足が丸出しになる感覚、
>女性ではないからわからないけど、どんな気分なんでしょうね。
>>496で >>483 様 にお答えしたとおりです。
太腿が丸出し、足の付け根からが丸出し、で晒し者になった気分ですね。
しかも今は使われていないもの、明らかにペナルティで辱めるためにやらされている、
ということが外部の知らないひとにもわかってしまうことですね。
陸上競技のブルマや新体操のレオタードも見られるのは恥ずかしいでしょうけど、
競技のために着用するわけで、一軍の選手も着るわけですから、
恥ずかしさの内容が違うと思いますね。
>>485 様
>友香さんは、ジャージの下とはいえ、今でもブルマ穿いておられるようですが、
>やはり懐かしさからでしょうか、それともしごられ願望、屈辱的な目に遭いたいという願望からでしょうか。
ええっと、なかなか難しい質問ですね。
卒業して二三年は、四軍時代のことは悪夢として忘れたいという気持ちが強かったです。
しばらくして、仕事上や人生のことで落ち込んだ時に、
ふと四軍時代のように徹底的にどん底に落ちてみたいような感覚にとらわれました。
で、押し入れから四軍時代のブルマを取りだしてきて穿きたくなりました。
というのも、一軍時代のユニフォームとともに保管してあったからです。
短期間の使用とはいえ、猛烈なシゴキで、生地のところどころが薄くなっていたり、
汚れがど゛うしても落ちていなかったり、していましたが、
その中で元々昔の四軍部員のお古で一番ぼろぼろのブルマ、体操服、ショーツ、ブラをつけ、
スクワットや腹筋、腕立て伏せなどを部屋でしました。
今だ!500ゲットォォォォ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´
∧∧ ) (´⌒(´
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
 ̄ ̄ (´⌒(´⌒;;
ズザーーーーーッ なでしこを主人公のストーリーを書けば、スレタイそのもの キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
「……以上で、新入生のクラス分けを終わる。
今年の一年生は優秀なので、『三軍』はいなかった」
「これからしばらく三軍は誰もいないことになりますね、キャプテン」
「いや、違う。今回のクラス分けは最後にもうひとつある。
一軍、四年生、黒木さつき、
成績不振でチームの足を引っ張り敗戦の原因を作ったこと、
恋愛禁止の規則を破り、大会の最中に〇〇先輩とデートしたこと、
副キャプテンとして、チームの成績不振、規則違反の責任が問われること、
などの理由により、『三軍』降格を命じる。
黒木さつき、なでしこ女子体育大学、四年生、バレーボール部所属。
バレーボール部の選手としては、身長165cmと背が高い方ではないが、
敏捷性などの身体能力の高さから、一年生からずっと一軍選手として、
数々の大会でも活躍してきた。
三年生の秋に四年生が引退すると、副キャプテンにも選ばれた。
しかし秋の新人戦ではチームはまずまずの成績だったが、
三月からの春の大会やリーグ戦では惨敗続きだった。
さつきひとりのせいではないが、相手チームにさつきがマークされ、
低身長が狙われ、さつきがミスを犯し続けたことも事実だった。
さつき自身も、二軍落ちは免れないな、と思った。
また、副キャプテンが成績不振で二軍落ちでは話にならない、
こちらの方も辞任するしかない、
しかし四月の半ばに幹部のミーティングで、
「さつき、三月の大会の真っ最中に〇〇先輩とデートしていたそうね。
OGのひとに見られているのよ。
チームは惨敗続き、あなたの成績不振がかなり足を引っ張っているというに、
たるんでいる、かんかんに怒ってらしたわ」
「いえ、あれは」
さつきには遠距離交際してる二歳年上の男性がいた。
なでしこ女子体育大学と友好関係にある○○大学のバレーボール部の先輩だった。
恋愛禁止の規則はほとんど守られておらず、部員たちは適当に恋愛を楽しんでいたが、
大会中のデートというのはまずかった。
ただし先輩は自分の大学の応援や試合後の懇親会で時間がとれず、
さつきは勤務地に帰る列車を待つ間に駅で少し話をしただけである。
しかも自分やチームの成績不振へのアドバイスを求めたのである。
しかしやはりひとりで会ったのはまずかった。
デートをしていたと言われても仕方がない。
「でね、さつきは三軍行きだ、とOGのひとたちはいきり立っているの。
今の調子だと二軍降格は免れてないのは、自分でもわかっているわよね。
そこに恋愛禁止の規則違反のペナルティが加われば、三軍行は仕方がないでしょう。
チーム全体としてもあなたが一番足を引っ張っているんだし」
確かにそうだ。
主将や部長といった幹部は辞任や降格を口にしているが、
選手として二軍落ちしなければならないような状態ではない。
それと比較すればさつきが二軍落ちだけというのは責任の取り方としては甘い。
「四年生で三軍降格というのは、ちょっと厳しいから、進退については任せるわ」
部長や主将が言うのも無理はない。
三軍は単に二軍よりも下というだけではない。
懲罰的な身分なのである。
三軍の部員は、例え上級生であっても、二軍の一年生よりも下に扱われる。
運動部では、通常、上級生・下級生の上下関係が強い。
二軍の上級生といえども、一軍の下級生より下に扱われるということはない。
しかし三軍では、一二軍と三軍の上下関係が優先され、
上級生・下級生の上下関係は否定される。
一番屈辱的なのは、ブルマ全廃の時代に、三軍の練習着は、スクールブルマと体操服なのである。
バレーボールの全日本チームのユニフォームからブルマが廃止されて、すでに十数年が経つ。
しかしなでしこ女子体育大学のバレーボール部の三軍は、ブルマ着用なのである。
しかもバレーボール用のものではない、ただのスクールブルマ、
昔の中高校生が体育の時間に穿いていたものと同じようなものである。
つまり三軍に落ちると、一年生以下の扱いを受け、その象徴がブルマ体操服なのである。
しかしさつきは、三軍降格を受け入れた。
さつきが三軍降格を受け入れた理由は、
このまま終わりたくなかった、
一軍に復帰して秋の大会には選手として出場したい、
という強い願望があったからだ。
もうひとつ大きな理由は、大学院への進学が決まりかけていたからである。
大学院でスポーツを研究しようという者が、
途中で部活を辞めたというのでは示しがつかない。
「本当に良いの?
一年生以下、高校生扱いされるよ。
四年生で三軍というのは、おそらく初めてだろうから、
私たちも扱いに困るので、OGのひとにも相談するけど、
一年生や二年生よりももっと厳しい扱いを受けると思うよ。
さつきの場合、規則違反がひびいているから、しつけなんかも厳しくなるし」
部長をはじめ幹部はみんな心配した。
そしてその心配通り、さつきの扱いは元々の三軍の扱いに
さらに
部長をはじめ幹部はみんな心配した。
そしてその心配通り、さつきの扱いは元々の三軍の扱いに
さらに厳しい規則が加わった。
その分、さつきにとっては屈辱的なものになった。
そして、冒頭のミーティングのシーンに戻るわけだが、主将は言った。
「三軍降格については、さつきも納得のうえのことだ。
というより、さつきが自ら望んだことだ」
部員はみな、まさか、そんな馬鹿なことを望む者はいない、
ブルマ体操服を穿かされ、一年生でさえ、「先輩」と呼び、
顎で指図され、しごかれるのだ、
こんな屈辱を自ら望む者などいない。
空気を読んで、主将は一同を見渡してもう一度言った。
「副将という立場から、自分自身を一部員として見て、三軍降格は当然だと、
さつきが自分で判断したんだ。
不調でチームの足を引っ張ったから二軍落ちは免れないところに、
大会期間中にデートするという規律違反をしてしまった、
ペナルティとしてさらに二軍から三軍へと降格するのは当然だと」
確かにさつきは副将として部員にも厳しいが、それ以上に自分にはもっと厳しい。
練習も納得がいくまでただひとり遅くまで居残り特訓をしたり、
誰よりも早く来て早朝特訓をしたりしている。
部員たちもちょっと納得しかけた。
「後は、さつき自身から説明してもらおう」
さつきは深呼吸をすると、いつものきりっとした表情になって言った。
「まず、最初に私の成績不振からチームに多大な迷惑をおかけしたことを、
みなさんにお詫びいたします。大変申し訳ございませんでした。
また、大会期間中にもかかわらず、恋愛禁止の規則違反を犯したこと、
副将という立場にありながら恥ずかしいことだと深く反省しております。
これらのことを総合しますと、今の自分には三軍降格が相応しいと判断いたしました……」
「私、黒木さつきは、今日から三軍で一から出直します。
三軍で心身ともにたるんで自分を鍛え直したいと思います。
三軍で、一年生以下の扱いを受けることも、ブルマ体操服を着ることも、
もちろん覚悟の上です」
最後に主将は言った。
「さつきの三軍での規則の詳細は、週末土曜日の練習前に発表するとして、
一応、それまでにもう一度三軍降格を受け入れるかどうか、
さつきは考えておいて。
もし受け入れるなら、土曜日の練習から三軍降格よ」
部員たちは、いったんはああ言ったものの、
プライドの高いさつきが三軍降格を受け入れるはずはないと思った。
土曜日までに辞表を出すのにちがいない、と思った。
しかしさつきはきっぱりと言った。
「いえ、考える時間は要ありません。
三軍降格を受け入れます。
土曜日からすみやかに三軍部員として練習できるよう準備をお願いいたします」
主将は、うーんと考えて、
「じゃあ、一日繰り上げて、金曜日の練習後、詳細を発表することにする」
金曜日の練習後、シャワーも浴び、いったん私服やジャージ姿に着替えた後、
ミーティングが行われ、さつきの三軍降格が正式に発表された。
「一軍、四年生、黒木さつき 本日より三軍降格を命ず」
「次に、三軍部員が守らなければならない規則を説明する。
同じ三軍でも、学年ごとに違うので、
みんなも知らないことが多いけど、よく聞いておくように」
「三軍部員のさつきは、二軍以上の部員を、例え入部したての一年生であっても、
『先輩』と呼び、敬語を使い、礼を尽くすこと。
現状、三軍部員はさつきひとりだから、
自分以外の部員は、すべてさつきの『先輩』ということになるわけね。
わかった?」
「はい」
「さつきの指導は、一軍全員で交代であたることにするが、
常設の指導員としては、一年生の一軍全員とするで。
これは、さつきが四年生で、副将まで務めた人物なので、
三軍と一二軍との上下関係をあらためてはっきりさせるためよ」
「はい」
「さらに指導員の責任者には、さつきと同じ高校出身の〇〇と△△に務めてもらう」
「はい」
なんという屈辱的なことだろう。
四年生で副将まで務めたさつきが、下級生、それも一年生に指導を仰ぐことになるとは、
しかも責任者は同じ高校の出身者の三歳も年下の一年生なのである。
しかし、「はい」としか答えるしかないさつきであった。
「三軍部員の練習着は、みんなも知っているように、スクールブルマと体操服。
ブルマの色は紺。体操服は同じ色の首や袖に縁取りのあるもの。
これは部で保管している元三軍部員のものがたくさんあるから、これを使用すること。
アンダーショーツやアンダーサポーター、スポーツブラもあるから、それも使用すること。
髪の毛はツインテールのように縛って、赤いハチマキをすること。
ソックスは白の無地のハイソックス。靴も白。
これらもハチマキ以外は、すべてお古があるから、それを使用すること。
ハチマキだけは新たに買っておいたわ。
体操服には、三軍、四年生、黒木さつき と書かれたゼッケンを前後につけること。
これも新たに作って、体操服につけておいたわ」
「なお、明日のような休日の練習の場合、わざわざ着替える時間がもったいないので、
自宅から練習着、つまりブルマ体操服姿で通学すること。
ジャージを羽織ることは認めない。
練習後の帰宅も、新しいものに着替えても良いが、ブルマ体操服姿で下校すること。
一軍の試合の応援なども、休日の練習と看做すので、
自宅から集合場所、試合会場までの往復は、ブルマ体操服姿になること。
合宿期間中は、自宅からの往復も含め、24時間ブルマを着用のこと。
練習時間以外のブルマは、赤」
発表される屈辱的な扱いの数々に、さつきの表情はしだいに青ざめていった。
それ以上に、部員たちも驚いた。
ブルマや体操服が元三軍部員のお古、ショーツやアンダーまでお古とは。
通学までブルマ体操服と覇は厳しい。
試合の応援までブルマ穿かなければならないなんて、まるで晒し者じゃない。
他校の学生にも見られるし、行き帰りの電車の中では、まったくの赤の他人にも見られるし。
三軍にそんなルールあったのかしら。
部員たちが知らないのも無理はない。
三軍の規則は学年があがるごとに厳しい。
三軍は部のお荷物だからだ。
四年生で三軍は、おそらくさつきが初めてだろうし、三年生でもまれだからだ。
練習着がブルマ体操服であるのは共通しているが、白のハイソックスや赤いハチマキのような、
如何にも小学生のような格好は、三年生以上のルールか、
さつきの降格に際して、新たに制定されたものもあるからだ。
「じゃあ、さつき、早速、三軍の練習着に着替えて。
そして、三軍部員としての挨拶や抱負を聞かせてもらえるかしら」
さつきはみんなの前で丸裸になった。
そして手渡された元三軍部員のお古のアンダーショーツを着け、
体操服に袖を通し、
ブルマに足を通した。
アンダーショーツや体操服は洗ってあるとはいえ、ところどころ黄ばみがあった。
体操服には洗っても落ちない泥の汚れが薄茶色になっている部分があった。
体操服もブルマも使い込んた゜せいで、ところどころ擦り切れていた。
洗ってあるとはいえ、他人のお古のブルマや体操服を、
しかもアンダーまで他人のお古をつかわなければならないのは、屈辱的だった。
一年生や二年生の三軍部員はここまでの屈辱的な扱いはされないのだ。
着替えが終わって、気をつけの姿勢をとったさつきの姿を見て、むしろ部員たちの方が唖然となった。
元副将、元一軍の花形選手の面影はどこにもなかった。
いや、四年生、上級生の威厳すら、もうどこにもない。
それどころか、大学生としての姿ですらなかった。
無理もない。
ブルマ全廃の時代となって久しい。
全日本のバレーボールチームがブルマを使用しなくなってからも、何十年も経つのだ。
今時、バレーボール部でブルマを使用する大学などない。
いや、中学高校ですらないだろう。
しかもさつきが穿いているのは、バレーボール用のものですらない。
昔の体育の時間に使用されたスクールブルマなのだ。
今や小学生すら穿かなくなったものなのだ。
おまけにさつきが着ているのは、使い古してよれよれの体操服とスクールブルマなのだ。
まるで長期間に渡る練習でくたくたになった練習着をきた部活の高校生のような姿なのである。
白いハイソックスと赤いハチマキをしているところなどは、中学生か小学生の姿である。
童顔ではないさつきの風貌とはミスマッチで、余計に滑稽さを与えている。
元一軍の四年生を高校生以下に貶めるには十分な姿である。
しかし無情にも部の幹部たちは次々と指示を出した。
「どう、ブルマを穿いた気分は?」
「今までブルマを穿いたことは?」
「これからずっとブルマを穿くんだよ」
「三軍降格を後悔しているのんじゃない?」
どう言われようともさつきの答えはあらかじめ決められている。
三軍で頑張ると言った以上、優等生のような答えをするしかないのだ。
「はい、ブルマを穿いたのは初めてなので、正直、パンツとあまり変わらないなあ、と。
昔の部活の高校生みたいです。
ただ、これが三軍の練習着だと思うと、気が引き締まりますし、
一年生のひとよりも下の身分になったことを自覚できると思います」
「そうね。よくわかっているじゃない。
今も高校生も部活で使わない、それどころかさつき自身もそうだったように小学生ですら穿かなくなったブルマ、
一年生以下どころか、高校生以下のような身分に落ちたことを、身に染みて思い知らせるためよ」
「じゃあ、早速、三軍部員として、みんなに挨拶してもらおうか」
「はい。部員のみなさま、三軍、四年生、黒木さつき です。
今日から三軍に降格となりました。
三軍で一から出直したいと思います。
一軍のみなさま、特に一年生のみなさま、特に責任者の○○さんと△△さん、
ご指導のほどよろしくお願いいたします。
下級生のみなさまは、私が四年生であることなど忘れていただいて、
徹底的に下級生扱い、いや高校生扱いしていただいて、
遠慮なくしごいてください」
「当面、さつきは基礎錬に徹してもらう。
特に下半身を鍛えて、さつきが売り物の敏捷性を取り戻してもらう」
「はい」
「だから練習は屋外でやってもらう。
屋外でロードワーク、ダッシュ、基礎錬などに励んでもらう」
部員たちは思った。
屋外で練習すれば、否応なく部外のひとの目にもブルマ姿を晒されることになる。
バレーボール部は専用の体育館を与えられているが、グランドまでは持ってない。
体育館の周囲の空き地や他の施設の空き地を使うしかない。
まだ学内は女子学生ばかりだが、
ロードワークとなれば、学外のひとにもブルマ姿を晒すことになる。
「じゃあ、今日は練習も終わった後だし、
軽くキャンパスの周囲をロードワークしてもらおう。
一種の居残り特訓ね」
「今からですか」
「そうよ。今日から三軍に降格しましたと挨拶したばかりじゃない。
練習も挨拶代わりに少ししておこうよ」
「この格好でロードワーク、キャンパスの周りを走るんですか。
部外のひと、いや学外のひとにも見られますが」
「そうよ。それがどうしたというの。
三軍部員になった惨めな姿をみんなに見てもらおうよ」
さつきは諦めたように意を決すると、
「三軍、四年生、黒木さつき
これよりロードワーク始めます」
と挨拶して、部室を出た。
キャンパス内を通って正門から最寄りの駅の方向に向かった。
すでにキャンパスの中で多くの学生の目に触れてしまった。
部活中や部活帰りの運動部の学生の中には、さつきの顔を知るものも多い。
「黒木さん、その格好、どうしたんですか?」
「さつき、いったいどうしたの?」
「いったい、三軍って何?」
「昔の部活の高校生みたいな格好で、何のコスプレ?」
「今時、バレーボールでもブルマ穿かないのに、どうしたのその格好?」
などと聞かれた。
黒木さつきの頭の中は真っ白だった。
ロードワークする周囲の風景や人々が目に入るのだが、
見えているようで見えていないのである。
男子高校生の驚きと同時に好奇の目、
女子高生の大きな驚きの表情と大声、大笑い、嘲り、
同じ大学や女子学生らしい女性の驚きの目、軽蔑の目、
とても耐えられなかった。
少しで早く終わらせたいという意識が働いて、
ロードワークのペースは滅茶苦茶になった。
最初に飛ばし過ぎで、最後の方はばててしまった。
「少し遅かったね」
「はい、申し訳ありません」
「お仕置きが必要ね。まあ、今日はもう遅いから、明日にしよう」
「はい」
黒木さつきの屈辱的な日々が始まった。
三軍降格を受け入れた時から、相当な覚悟を決めていたとはいえ、
その覚悟が甘かったことを、嫌というほど、さつきは思い知らされた。
部のナンバー2、副将という座から、最下位の三軍部員に転げ落ちたさつき、
しかもそのたったひとりの最低の三軍部員となったさつきに、
部員たちは手のひらを返したように冷たかった。
やはり成績不振でチームの足を引っ張ったこともさることながら、
恋愛禁止のルール違反が響いていた。
交際相手の男性はみんなの憬れの的であったからだ。
女の嫉妬心に火をつけてしまったのだ。
黒木さつきの三軍部員としての本格的な練習が始まった。
居並ぶ一軍の一年生の指導員たちの前に立ち、
さつきは大きな声で挨拶をした。
「三軍 四年生 黒木さつき です。
今日から三軍部員として、みなさまよりご指導、教育を受けることになりました。
一生懸命がんばりますので、私のことを上級生とは思わず、厳しくご指導ください。
遠慮なくしごいてください」
と屈辱的な挨拶とともに深々と頭を下げるさつきに冷たく指導員たちの言葉が飛んだ。
「本当に良いの? 昨日で懲りて辞めるかと思ったのに?」
「四年生にもなって三軍、一年生のあたしたちにしごかれて恥ずかしくないの?」
「ずっと一軍でやってきたひとなら、名誉のためにも三軍降格の時点で辞めると思うけど」
「しかも今や小学生も穿かないブルマ体操服姿、恥ずかしくないの」
「私なら耐えられない」
遠慮しないよう四年生や三年生が立ち会っているとはいえ、
指導員たちの言葉は辛辣だった。
「三軍で一から出直す。
三軍でシゴキを受け、高校生以下の扱いを受けても、
ペナルティとして受け入れ、歯を食いしばって頑張る。
頑張って再び一軍へ這い上がる。
自ら頑張る姿を部員のみんなに見せて、模範を示す。
それが今のさつきの副将としての仕事なのよ。
副将としての責任の取り方なのよ。
辞表を出して三軍降格から逃げるのではなくて、
三軍降格を受け入れて責任をとるのよ」
と四年生のひとりが言った。
同級生の言う通りである。
さつきは建前上は三軍降格後も副将を解任されていない。
もちろん副将が三軍では、本来の使命を果たせないので、
もうひとり新たに副将が任命されて、本来の仕事は引き継がれていたが、
さつきが部活を継続し、三軍降格を受け入れる意思表明をした時に、
引き続き三軍担当の副将としての仕事を与えられることになった。
三軍担当の副将の仕事と言っても、三軍部員はさつきひとりしかいないから、
自ら進んで、三軍部員としてしごかれ、高校生以下の屈辱的な扱いを受けることを、
実践するだけなのである。
「おっしゃるとおり、私は副将として、部活を辞めるのではなく、
部活を続けながら、懲罰を受けながら、部活を続けます。
今の私は三軍部員です。部のすべてのみなさんより後輩です。
遠慮なく高校生以下の扱いをしてください。
三軍部員は懲罰的身分なので、徹底的に屈辱的な扱いをしてください。
練習着がブルマ体操服なのも、懲罰のひとつとして喜んで着用いたします」
「まあ、そういうことだから……」
また四年生のひとりが言った。
「……三軍担当の副将である青山さつきが、
三軍部員の青山さつきの扱い方として、
すべて妥当だと認めた懲罰なのよ。
副将の命令に逆らうわけはいかないわよね。
副将青山さつきの命令は、三軍部員の青山さつきを、
徹底的に屈辱的な扱いをして、懲罰的身分をわからせ、
部で唯一最下位の身分であることを叩きこむことよ。
先輩後輩の上下関係が逆転したことを身を持ってわからせること。
そのことを服装で示したのがねブルマと体操服の練習着よ。
それも代々の三軍部員の悔し涙と汗の染みたお古のブルマと体操服でね」
四年生の言葉に、二三年生の指導員たちも、
「そういうことから、仕方ないかもね」
「一軍時代の青山さんは、練習には厳しい姿勢で臨んでいたし、
他人に対して以上に自分対しても厳しかったし」
と納得した。
「でも、覚悟してくださいよ。
一切の自由はないですよ。
私たちより下の扱い、下級生、後輩として扱い、
徹底的にしつけますからね。
それに練習も厳しいですよ。
コートの中はおろか体育館での練習も一切なしですよ。
すべてグランドで基礎錬に励んでもらいますからね」
「じゃあ、柔軟体操は事前に済ませているようだから、
さっそくロードワークに出発してもらおうか。
ブルマ姿を色んなひとに見てもらうのよ」
こうしてさつきの屈辱的な三軍の練習が始まった。
休日とはいえ、運動部、文化部を問わず、部活やサークル活動で登校している学生は多い。
そもそも土曜日だから、一部の学部では講義もあるし、
ゼミ活動や自習のために登校している学生もいる。
さつきはたちまち彼らの好奇の目の餌食となった。
「えっ、何、あれ、ブルマじゃない?」
「陸上部かな?」
「陸上部はあんな小学生みたいなブルマ穿かないよ」
「うん、もっとビキニみたいなハイレグのやつ」
「第一、あんなダサい体操服、陸上部着ないよ」
「陸上部でなくても着ない。昔の高校の部活か体育の時間みたい」
「三軍って何かな」
「四年生でブルマ、恥ずかしくないのかな」
さつきのブルマ姿は、キャンパスの外を走ると、
さらに不特定多数のひとの目に晒されることになった。
時間的に部活に向かう途中の男子高校生に好奇の目で見られたり、
女子高生に大声をあげて笑われたり、指さされたりした。
「何、あれ、ブルマ?」
「○○大学の黒木さつきだって、大学生でブルマ穿くんだ」
「それも小学生が穿くようなブルマじゃない」
「大学四年生でブルマなんて、よく穿けるよね」
さつきは恥ずかしさを必死に堪え、ロードワークを続けた。
しかし予想以上に同性からの反応は厳しかった。
さつきの姿を見ると、最初は驚きだが、すぐに笑いに変わり、
やがて、蔑み、侮り、嘲り、憐み、ありとあらゆる軽蔑の視線がさつきに注がれた。
ロードワークを終えて戻ってくると、指導員たちから口々に質問された。
「どうだった、ロードワーク、大勢のひとにブルマ穿いているところ見てもらったかい?」
「は、はい。大勢の学生、高校生、同年代のひとに見られました」
「よかったね。恥ずかしかったかい」
「はい、正直、かなり恥ずかしかったです。でも……」
「でも、何?」
「ブルマが今の私の練習着ですから」
「そうだよね。三軍はブルマ姿を晒すのも練習のうちだからね。
三軍の練習は懲罰も入っているからね」
「はい、ブルマを恥ずかしいと思わなくなるように頑張ります」
「恥ずかしいと思う気持ちもなくなってしまったら、終わりだと思うけど」
夕方五時、ロードワークと基礎錬でしごかれたさつきの体操服は汗びっしょりだった。
濃紺のブルマも汗びっしょりに濡れて色が変わっていた。
おまけにさつきの練習時間は、他の部員よりも一時間早く始まり、一時間遅く終わる。
練習を終えたみんながさつきの回りに集まってきた時点で、
すでに一時間多く練習しているのだ。
「よし。最後は空気椅子だ。部員のみんなに座ってもらおう。
座り心地の良い椅子になるんだよ」
「はい」
元気よく返事したものの、さつきの体力はもう残ってはいなかった。
部員が代わる代わる体重をかけると何度も尻もちをついた。
「ダメだねえ。この椅子壊れているよ」
「お仕置きだね」
「指導員のみなさま、本日の練習のご指導ありがとうございました。
ご指示どおりの動きができず、誠に申し訳ごさいません。
深く反省しております。
明日からはこのようなことがないようもっと頑張りますので、
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします」
汗まみれ、泥まみれの体操服とブルマ姿で深々と年下の指導員に頭を下げるさつき。
昨日までの一軍部員の姿、最上級生の四年生としての威厳、副将の面影はもうどこにもなかった。
「ふん、何、最後の空気椅子の体たらくは。
先輩たちの前で、私たちの指導力が疑われるじゃない」
「も、申し訳ありません」
まわりを取り囲む四年生の幹部からも罵声がとんだ。
「副将の体力はあんなものかよ」
「副将としての責任を果たすため、三軍でシゴキを受けるというのは口先だけかよ」
「ブルマ穿くのを恥ずかしがってどうするんだよ」
主将が言った。
「空気椅子のミスのペナルティは何が良い?
三軍担当の副将として、だらしない三軍部員のお仕置きを考えろよ」
「は、はい。お尻を打ってください」
「それだけか? 明日から空気椅子は正門前でするんだ。
みんなに見てもらえ。
それからロードワークの途中で、高校や大学があったら、
そこの門の前でも空気椅子をするんだ」
「は、はい」
>>551
ありがとうございます。
もっともっと黒木さつきを貶め、辱め、惨めな境遇に追い込みたいと思います。
アイデアがあればよろしくお願いいたします。
>>554
黒木さつきを特訓に次ぐ特訓でもっと惨めで悲惨な境遇に追い込んでやってください。
しっかり三軍の躾をされて、黒木さつきが身体全体をよじって もがき苦しむ姿を
もちろん本人の苦しみなんて全く無視
というか、それを楽しむくらいで、肉体的限界まで特訓。
朝っぱらから夜まできっちりシゴかれたうえに
毎日、毎日すさまじい特訓で、さらに黒木さつきを
晒し者にしてください。 しかしどんなシゴキを受けても、どんな辱めを受けても、
プライドを捨てず、歯を食いしばって耐え、頑張るさつきの表情というのが、エロイと思う。
ブルマ体操服を何日も洗わずに着続けるとか。
年下の指導員が穿いたアンダーショーツやサポーターを洗わずに穿かせるとか。
男子高の正門前までスクワットや空気椅子をさせるとか。
連日の奮闘も空しく、無念にも黒木さつきは三軍のまま部活を終え、引退することになった。
しかし屈辱的な毎日であったが、四年間、部活を続けたご褒美ともいえる大学院進学の切符を手にした。
ところが、翌年の春、部員たちは信じられないものを見た。
何と、黒木さつきは、大学とも話し合って、もう一度受験し直し、
大学院一年生の資格とともに、大学一年生の資格もとったのである。
果たせなかった一軍復帰を果たすためと、
スポーツ心理学の研究のためであった。
三月一日、入試の合格発表も終わり、入学式まだ一か月もあるのに、
ただひとり「一年生」として入部が認められたさつきの三軍部員としての練習が再開された。
自分の学年は引退し、後輩部員ばかりが居並ぶ中、
黒木さつきは、真新しい濃紺のスクールブルマと白の体操服という姿で、
部員たちに挨拶した。
「新入生の黒木さつきです。これから四年間、部活でお世話になります。
よろしくご指導ください」
「大学院のスポーツ心理学の研究のために、
わざわざ入試を受け直してまで、再入学するとはね」
「そんなに後輩のわたしたちにしごかれたいの。マゾだね」
「ブルマ穿いている姿、男子に見せたいのじゃない」
「22歳にもなって、よくブルマなんか穿けるよね。恥ずかしいです」
「私はマゾなんかではありません。
ブルマ穿くのだって、物凄く恥ずかしいです。
でも、ペナルティだと思うと、気が引き締まりますし、
三軍部員としての自覚も高まる気がいたします」
「ふーん、まあ、いいわ。
他の大学院の先輩たちからも勧められているから、入部を認めてやるよ。
おまえ先輩たちとの共同研究で、これから四年間、24時間ブルマ生活なんだって。
自宅でも先輩たちが代わる代わるチェックに来るので、私服に泣けないんだってね。
講義はもちろん入学式にもブルマで参列するんだって」
黒木さつきにとって、人間崩壊ともいえる一日が終わった。
三月一日の夜、帰宅したさつきは、朝五時に起床した時から、
十四時間以上も穿き続けていた汗と泥に塗れた濃紺のスクールブルマと体操服を脱いだ。
24時間ブルマ着用といっても、練習の後は、シャワーを浴び、新しいものと着替えることが認められている。
しかしさつきは初日早々、大きなミスをしでかしてしまったのだ。
22歳にもなって大学一年生から部活をーやり直し、
高校生以下の扱いを受けて後輩からしごかれ、
小学生も穿かないブルマを穿く感想を聞かれた時、
「はい、ブルマを穿くと、後輩のみなさんを本当に先輩と思えるような気がします。
朝、ブルマ体操服に着替えた時に、気が引き締まる思いでした」
と失言してしまった。
「ちょっと待って、さつき、朝、ブルマに着替えたということは、
それまではブルマではなかったということ?
24時間ブルマなんだから、午前零時からブルマ体操服でいないといけないだろう」
「あっ」
「ペナルティだね。今日はシャワーを使わせない。着替えも許さない。
汗臭いまま電車に乗って、家に帰るんだ。
電車の中では空気椅子の特訓。
入浴はしてもいいし、着替えもしてもいいけど。
明日の朝は、今日のブルマ体操服を洗わないまま、着てくるんだ。
アンダーもブラもだ」
二軍の部員たちも立ち会いのもと、汗まみれ泥だらけのブルマ体操服姿で、
電車に乗り、空気椅子をして、乗客の好奇の目を誘い、
散々恥を晒して帰宅したのである。
やっと汚れたブルマと体操服を脱ぎ、入浴で一日の疲れを癒したさつきだったが、
しばらくバスタオル姿で過ごした後、何を思ったか、新しいブルマ体操服ではなく、
今日一日さつきの屈辱の汗をたっぷり吸って、まだ湿っているブルマと体操服を身につけた。
ブラもショーツも生乾きだった。
姿見の前に正座して、自分ひとりで反省会をするのだ。
「三軍、一年生、青山さつき 今日一日の反省をいたします。
初日早々、青山さつきは大きなミスをしでかしました。
一番大事な24時間ブルマのルールを破り、朝までパジャマで寝てしまいました……」
と、そこまで言いかけた時に、インターホンが鳴り、ドアを開けると、
大学院の先輩ふたりと一年生の一軍の指導員ひとりと二軍の一年生ひとりがやってきた。
「なかなか感心じゃない。
風呂を済ませた後で、わざわざ今日の練習の汗をたっぷり吸った練習着に着替えて、反省会をするなんて」
「それにしても臭いね」
「三軍の臭い汗だね」
「それにしても大学院一年生の身ながら、わざわざ大学一年生に戻って、シゴキを受けたいだなんて」
「さつきってSっぽく見えるけど、ほんとはどMだったりして」
大学院の先輩も後輩の指導員たちも口々に好き勝手を言った。
「三軍のまま、引退となったことが心残りだったからです。
自分に能力的限界があるとは思えないからです。
一軍に復帰してまだまだやれると思うからです」
「なるほど。
それにしても三軍に落とされて、一年生以下の扱いを受け、
今や小学生も穿かないブルマ姿。
普通の精神では耐えられないと思うけど」
「やっぱりさつきはマゾね」
「そんなことはありません。
部員を実力で一軍から三軍に分けるのは良いことだと思います。
でも、一年生以下の扱いを受けるのは、正直、屈辱的です。
ましてや、ブルマ体操服姿は滅茶苦茶に恥ずかしいです。
何日経っても慣れるものではありません。
特にロードワークに出た時、女子高生に馬鹿にされるのはつらいです。
私の人格がボロボロになってゆく気がします」
「でも、辞めずに続けてゆく精神が極度のマゾね」
「………」
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