>>72からの続きです。

74.77.78は作者ではありません。

     三十二

「でも、綺麗な股間ですねえ」
 下級生たちの言葉に上級生たちも奈穂子の股間を覗き込む。
「本当ね。あまり使っていないみたいね」
「もしかして奈穂子は未だ処女?」
「そんなはずはないでしょう。○○先輩とつき合いも長いのだし」
「まさか、まだあげていないとか?」
 ○○先輩は男子陸上部のOBで奈穂子とは二つ違いである。
 結局、奈穂子は未だ処女で、○○先輩とはまだセックスもしないつき合いだと告白させられた。
ただでさえみっともない格好で股間を晒しているうえに、恥ずかしい告白までさせられ、
しかも代わる代わる下級生たちに股間をいじられ、とうとう奈穂子の股間には異常な反応が起きた。

「なんだか奈穂子さんの股間が濡れてきたみたいです」
「感じてきたみたいね」
「あまりの屈辱に下の方から涙を流しているのかも」
「いや嬉し泣きじゃない」
 男性からであればいざ知らず、同性に弄られて感じてしまうとは、鈴野奈穂子、一生の不覚だった。