手足があかぎれだらけになり、
鞭の痛々しい跡をつけながら、倒れこむように
首都に到着。

いままで以上の罵倒と投石。額に血が滲む。

王城に着くと、地下の深い牢屋に入れられる。
自室は水牢。
手足を石壁に大の字磔にされ、太ももまで冷たい水に浸かり
ながらの就寝。

体が冷えて意識が遠のく頃に、おぞましい拷問官が
慰めにやってくる。
不快だが、体を温め生きるために、ただ抱かれる。

翌朝、震えながら起きると
拷問部屋での目覚め。

三角木馬や棘のついた椅子が並ぶ、おぞましい部屋。
地獄に近い毎日の始まり。