両手両足の鎖を外し拘束具を脱がせてやっても二宮くんはまだ恥辱に震えてシクシクと泣き続けていた。
「今夜は楽しませて貰ったよ、二宮くん。例の君のグループの特番に付いてはいい答えを期待しててくれ」
「…本当に?」
しおらしい様子にふと仏心が湧く。真新しいタオルを渡してやりながらもう一つ新しい企画のことを思い出した。
「実は二宮くんに丁度いい企画があるんだが」
話してやると二宮くんが嬉しそうに笑った。さっきまでいやらしいことをされて感じていたのとは別人のように無邪気で可愛い笑顔だった。
「ありがとう。いい人なんだね。ねえ約束だよ?」
「もちろんだとも」