酒気帯び容疑
女を逮捕 歩行者の列に突っ込み1人重体
毎日新聞 2017年6月4日 20時05分(最終更新 6月4日 20時06分)

 4日午前2時半ごろ、千葉県白子町驚の県道で、歩行者の列に乗用車が突っ込んだ。
19〜21歳の男女4人がけがをして搬送され、このうち19歳の女性が意識不明の重体。
同県警茂原署は乗用車を運転していた同県八千代市島田台、自称アルバイト、勝間萌容疑者(21)を道交法違反(酒気帯び運転)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の容疑で現行犯逮捕した。

 茂原署によると、勝間容疑者は県道を南に向かって走行中、左側の路側帯を歩いていた10人のグループに突っ込んだとみられる。
「ビールなどを飲んで運転した。前をよく見ていなかった」と容疑を認めている。
10人は同じ大学のサークル仲間という。現場は海岸に沿って南北に走る片側1車線の直線道路。同署が詳しい事故原因を調べている。

 救急車のサイレンに気づいて現場に行ったという近くの女性(70)は「何事かと驚いた。被害者は担架に乗せられ、ぐったりと動かない状態だった」と振り返った。
週末は海を訪れる若者を中心に深夜まで出歩く人でにぎわう上、通行車両も多いといい、「いつか事故が起こるのではないかと思っていた」と話した。【斎藤文太郎】