相模原女性遺棄事件 被告の女に有罪確定へ
9月27日 20時21分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170927/k10011158761000.html

おととし、相模原市の墓地で女性の遺体が見つかった事件で、交際していた男とともに遺体を遺棄した罪に問われ、
無罪を主張していた被告に対して、最高裁判所は、上告を退ける決定を出し、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決が確定することになりました。
おととし6月、相模原市内の墓地で東京・新宿区の阿部由香利さん(当時25)が遺体で見つかり、
阿部さんの元交際相手の佐藤一麿被告(31)と、佐藤被告と交際していた秋山智咲被告(25)が死体遺棄の罪に問われました。

秋山被告は「シートにくるまれていたので人の遺体とは思わなかった」として無罪を主張しましたが、1審の東京地方裁判所と2審の東京高等裁判所は、
「相当な労力をかけて警察にわからないように埋めなければならない死体だと認識していた」として、被告の主張を退け、懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

これに対して被告側が上告していましたが、最高裁判所第2小法廷の山本庸幸裁判長は、27日までに上告を退ける決定を出し、
執行猶予のついた有罪判決が確定することになりました。

佐藤被告は、死体遺棄の罪で懲役1年8か月、執行猶予3年の判決が確定しましたが、その後、阿部さんを殺害したとして殺人の罪に問われています。