「僕が街中を歩いてもキャーってならないだろ」と思って
黒いキャップを目深にかぶって
ストライプのパンツのポケットに手を突っ込んで澄まして歩いてるコイツの正面から

「キャー二宮くん握手してください」と
思いっきりでかい声で叫んで
もう一人の相方が走り寄ってキャップをもぎ取って
周りの女達にキャーを伝染させて
一気にきゃーの人だかりに揉まれて
恐れおののかせてやりたい