例えば、最初期のSMクラブ、赤坂ブルーシャトーを作った葵マリーも、その前は赤坂の会員制の飲み屋さんの高級クラブとマッチング用の会員制クラブを運営していて、その後会員制クラブの方をブルーシャトーにしている。

出たてのビデオテープでのSMビデオを作って、会員向けに販売し、それで儲けて、更に日活のロマンポルノにも出た。
映画は当時は凄く影響力があったし、レンタルビデオ店も急増していたから、知名度上がったブルーシャトーには連日新規会員が殺到したそうだ。

赤坂の会員制高級クラブでは一回高額な金が取れても、客数が少ないから、売り上げはそんなにないが、事実上電話一本で会員になれるなら、飛躍的に売り上げは増える。

葵マリーの仕掛けは当たって、女の子の中で独立して、コルドンブルーなんかの別のクラブができた。今のエレガンスグループもこのつながりの中にある。

新宿のroo夢とかからも中野クィーンやレーヌなんかができて、80年代半ばには100件を超えるSM クラブが東京にできていたそうだ。