嫉妬には、いわゆる愛情嫉妬と志向性嫉妬とがある。
後者は、地位、名誉、声望などを巡っての嫉妬である。
地位、名誉、声望などをめぐる嫉妬も含めて嫉妬妄想を定義しようとすると、
「嫉妬」も「妄想」もその定義については諸説あり、そんなにすっきりとは行かない。
一例として、「自分のものであると思っている何か重要なものを、ある競争者の存在によって失う恐れがある、
あるいは失ってしまったという確信が強く、他人からの合理的な説明によっても訂正することができない、
事実に相違する観念」ということもできる。