息も絶え絶えになりながら、呼吸を整える夏希に、女子高生たちの笑い声や話し声はいつまでも消えずに耳に残った。

「あれ、ブルマ?」
「本当だ、ブルマだ」
「〇〇体育大学のひとみたい」
「大学生であんなブルマ穿くんだ」
「まさか、昔の中学生が穿くようなブルマだよ」
「今時、あんなブルマ、小学生も穿かないよ」
「三軍って、書いてあるよ」
「補欠以下の補欠だから、ブルマ穿かされているんじゃない」