学校近くのコンビニで、紗南と話してたらメールが入った
着信音で見なくても誰かはわかる
少し顔がにやけたらしい
紗南が笑いながら
「工藤くんから?」
と聞いて来た
否定は出来ないけど、肯定も出来ず、曖昧な表情でメールを確認する

「なに?あんまりいい内容じゃない訳?」
またも表情に出てたか…修行がまだ足りないのか私
この四ヶ月で随分ポーカーフェースも得意になったつもりだったのに

「ごめん、紗南…ちょっとガッコ戻るわ」
軽く、ゴメンに手を合わせ、紗南と別れてまた学校に戻った
卒業間近の三年のフロアに人影もなく
私はゆっくりと三組の教室を目指す
近づくと話し声が聞こえてきた

「?」
てっきり彼ひとりだと思ったのに…あてが外れ、
ひとつため息をつきながら教室を覗く

そこには、祐くんと…
見覚えのあるようなないような一年生の女子
…めんどくさい
湧き上がるこんな感情…ああ、もうどうにもならない
私は、木枠を軽く叩く
「お邪魔…します」
言いながら、我ながら本当に邪魔だわ、と思った
女の子が目に見えて驚いている
ゴメンね、本当に邪魔したみたい
【工藤くんへ とりあえず書いてみましたあwいつ、月音ちゃんが邪魔するかは工藤くん次第ですw】